竹垣
竹垣(垣根)とは主に庭のなかの仕切りや縁取りのために
造られたいわゆる日本の美の塀である。
御簾垣、四つ目垣、茶筅垣、矢来垣、鉄砲垣など形状からなるものや
建仁寺垣、金閣寺垣、銀閣寺垣、大徳寺垣など寺院や所在する場所によるもの
大津垣、沼津垣など地名によるもの、利休垣、遠州垣など人名からきているものなど
すべてに由緒があり、独特なデザインであるのだから
それらは垣根本来の塀としての機能性だけでなく、
垣根が門や家と共に景観を演出するという、重要な意匠でもあることが伺える。
今回はPAOのボディー側面のリブ(骨)の意匠が、
鉄板に対する骨の役割を果たす機能性だけでなく、
デザインにより装飾されたというところがとても日本的で趣があり
竹垣と並べたら、それはとてもお似合いだから、日本で一番保存状態の良い
千葉県佐倉市地区の武家屋敷で写真を一枚頂戴した。
※今回のその竹垣は四つ目垣である。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
本日は千葉県佐倉市のI様の元へお届けに上がられた
PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。
アイボリー色はすでにかなりの希少性があり、市場ではほとんど
出回ってはいない。それは、販売台数から少ないことに加え
オーナー(保護者)が現在大切にされている、からである。
謹製ウェル帆布 ダッシュ上下張替え
今回はその特別はレザーを使用し張替えが行われたが、
その家具に使用されたゴツゴツしたレザーはある種
昭和のテキスタイルのような、デザイン性のある生地である。
謹製ウェル帆布 50スタンダードレザー
まさに昭和の応接間にあるソファーをそのままPAOに持ち込んだ感覚。
ギザギザカットのガラス製の大きな灰皿なんかがあればまさにその時代のものである。
あたしにとってはとても懐かしく思えるわけだが、平成生まれの諸君達は
もしかしたらこれが新しく感じるのかもしれない。
PAOトラディショナル 後方正面姿見
PAOのテールランプから読み取れるのは、そのコストがとても
かかっていることである。
昨今のテールランプはコンビネーションランプと言い
ブレーキ、スモール、ウィンカー、バックのそれぞれが
一つのユニットとして存在する。これには製造コストがかからない。
PAOはだから値打ちのあるクルマなのである。
I様、この度はPAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。
末永く大切にして頂ければ幸いです。
今日はコレまで。
本日の名言
心を平らにし気を和にす。
これ身を養い、得を養うの工夫である。
by 貝原益軒
いつもイライラして、愚痴をこぼしていれば
得など養うことは出来ませんなぁ。