日産RASHEEN なんだかガソリン臭がするの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はRASHEENのガソリン臭がするというお話。
ガソリンを満タンにするとどこかしらからガソリンの
かほりが、ほのかに漂うという現象。
もしかしてガソリンがもれているのでは?
と言う事でガソリンタンクを車体から切り離し詳しく調べてみよう。
切り離されたガソリンタンク
これが、本邦初公開。
ラシーンのガソリンタンクだ。
材質はなんと樹脂製。
本来はガソリンは鉄製のタンクが主流ではあるのだが
鉄で作ると重たくなるので(それでなくても車両はけっこう重い)
樹脂製で製作されたのではないかと、推測する。
切り離されたガソリンタンク
これはガソリンタンクが備え付けられていた場所だ。
簡単にみえるだろうが、実は
リヤアクスル(サブフレームごと)取り外さなければ
タンクが外れないという、かなり重量級の作業が待っていたのだ。
リヤアクスルアッセンブリー
これが、リヤアクスルアッセンブリーだ。
ラシーンは実はサブフレームの上にボディーがのっかっているという
クルマらしい造りがなされている。
一般的なクルマはモノコック構造と申し、ボディー自体でフレーム
(モノコックフレームという)をなしている為、
ラシーンのような構造より、ボディー剛性は劣る。
ラシーンの足回りはかなり剛性が高いのであった。
恐るべし。ラシーンの4WDとしての実力の高さが伺える。
以前ラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏にお話を頂いた折、
こういう地味なところでラシーンの性能が良いというコトを
『知るひとぞ知るという感覚』で楽しんでもらえればと言う事であった。
サブフレームの取り付け位置
太いスタッドボルトが2本見えているが、
この位置にサブフレームがドッキングされる。
こうした剛性の良い造りはより良い走りが可能となるのだ。
また日産の技術陣の拘った作りがラシーンの付加価値なのである。

このふたのカプラー下部からガソリンが漏れていた!!
カプラー自体も樹脂製であり、耐用年数が
もしかして近づいているかもしれない。
今後ラシーンの修理箇所として多く発生する箇所の候補でもある。

なんと、ガソリンタンクにクラックが入っていた。
そう、先ほどのカプラーからガソリンが漏れていて、修理し終えて
やっとひと段落着こうとおもった矢先、
ガソリンを満タン状態にすれば、なんともタンクにもクラック(亀裂)が。
このガソリン臭の原因はなんと2箇所で行われていたものであった。
新品タンク
と言う事で、これまた本邦初公開!!
ラシーンのNEWガソリンタンクだ。
タンク単体の価格は税別28,500円也
これに付属のゴムホースなど組み込みアッセンブリーでは35,000円ほどになる。

これは、なんぞやと申せば、ガソリンの燃料計のセンダユニットだ。
筒のなかにウキが入っており、ガソリンの量を計測している。
今回はこのセンダユニットも交換となった。
このセンダユニットの不良で起こす主な不具合内容だが、
燃料計の針が急にストーンと下まで落ちる。
燃料は残っているのに、残量がわからなくなるのだという。

これは先ほどガソリンが漏れていたカプラー部だ。
それぞれに交換を施し、ラシーンのガソリン臭は止るのであった。
今日はラシーンからガソリン臭がするというお話だったが、
今後、ホースの劣化などにより漏れやすくなってくる可能性があるゆえ
このブログを是非とも参考にして頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
すべては心から始まる
by井深大
さすがSONYの創始者。
何事も全ては心から始まりますなぁ。
皆々様もなにか心を持って明日より生きて参りましょう。