-速報-大阪バネ工業と共同開発!!日産PAO用 乗り心地と姿見にこだわったスプリングの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、今日は速報という事で日産PAO用のスプリングをご覧頂くことになる
のだが、なぜスプリングを開発しているのか、と言うところを
掘り下げてご覧頂こう。
ノーマルのスプリング時
これがノーマルのスプリング時の現在のPAOの格好だ。
フロントとリアを良く見れば解かるように、
車高の落ち込み具合が大きく前のめりしているのが良く解かるであろう。
その差(フェンダーでの測定)6cm。
これは大きな誤差だ。
もちろん経年劣化ゆえスプリングも経たり、エンジンなど重たい物が乗っかっている
フロントが下がるのはいざ仕方が無いところ。
しかし、これでは姿見(すがたみ)があまり良くないという事で、
今回スピードウェル社はスプリングのパイオニア、大阪バネ工業と
共同でスプリングを開発しているという。
プロトタイプ
遂に試作が完成した。
このスプリングのデータは極秘であるためお教えはできないのだが、
実はPAOで良く交換されるモンロー製のショックアブソーバーに
一番相性が良いよう設計を施しているのだ。
そう、ショックが経たりモンローに交換はするけれど、
スプリングは純正のままであれば、実は減衰力のほうが
勝ってしまい、ゴツゴツした乗り心地が生まれてしまう。
フロントスプリング
色がまた宜しかろう。
なんてったって黒でっせ。
本当に玄人好みかもしれないのだが、ウェルのオヤジ度がばれる瞬間でもある。
いやいや、この色の答えはただ玄人好みであるというわけではないのだ。
実は、PAOのインナーフェンダー(タイヤハウス)は
黒で塗装、または黒色の樹脂パーツで覆われているのであった。
普通であればこういう部分はボデーと同じ色になったり
中途半端な色がかけられているのである。
実は、PAOチーフデザイナー古場田良郎氏がわざわざ
この部分をブラックにペイントして生産するように指示されたのであった!
古場田氏から伺った話なのだが、デザイナーはあくまで
デザインを企画するだけであって、本来こういう部分まで
設計や指示する事などほとんど無いという。
しかし、古場田氏は違った。
それほど古場田氏が情熱を込めた部分に他の色を入れる余地などなかった。
そういったほうが早い話なのだが。
こういうデザイナーのコダワリをスピードウェルは主張する。
リヤスプリングだ
これが試行錯誤されたリヤのスプリングだ。
そう、一般的な不等ピッチの形状ではない。
乗り心地や走破性、モンローショックアブソーバーとの相互性の
向上を狙い、あらたなスプリングが出来上がったのである。
車両に取り付け試験を繰り返し、製品となるにはまだ時間はかかりそうだが、
その模様は随時アップしていく所存。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~。
本日の名言
昨日の我に飽きたり 
by森川許六
うぉー言ってみたいことばではありますが、
こういう気持ちが成長を促すのでも有りましょう。