
パオのボディーカラーは4色が存在する。アイボリー(生成色)にアクアグレイ(水色)、テラコッタ(茶色)、そして今回のはオリーブグレイ(緑色)である。中古車雑誌ではアイボリーの事をベージュ、アクアグレイの事をアクアブルーと掲載されているのに少しのややこしさを感じる訳であるが、ざっくり意味が解ればそれはそれでよい。スピードウェルのでの販売車両はこれから長くお乗り頂くため、ボディーは塗装をやり直して製作している為、納車時は新車のような輝きを保証する。これからパオに乗る方への最大限のおもてなしである。

この度は、大阪府堺市にお住いのT様へ納車されましたPAOトラディショナル、オリーブグレイをご覧頂きたいと思います。キャンバストップはシートと合わせてモカブラウン色に。内装も塗装をやり直してぴかぴか。ウッドハンドル等オーナーの好みを織り交ぜて仕上げが行われております。

ナルジウッドハンドルを装着して製作。ダッシュパネルは純正をリペアを施し、アンダートレイのみをシートのカラ―に合わせて張替えを行う。

シートは最上級のマテリアルを使用して製作が行われる。この生地自体は一般的な内装関連の業者にも卸される事の無い物である。安価なPVC素材の経年の割れのような劣化もせず、また使い込んだ風合いが美しい。こだわりのある方にはこのマテリアルの良さはすぐに理解できる。

パオにナビの取付は今回のような黒い縁で覆うと目立たなくなる。このような細部のこだわりはスピードウェルにはある。

ボディーの下回りは防錆塗装を施し、美しく仕上げられている。下回りにさえ、ワックスをかけたくなるような、そんな宝物になるパオの製作を努力している。

この度はT様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくの製作期間を頂戴いたしまして、御礼申し上げます。それでは、末永くお楽しみくださいませ。
今日はコレマデ。
本日の名言
新しい自分が見たいのだ 仕事する
by河井寛次郎