質感は大切
最近のクルマの内装はどうも、質感が悪いと感じるのはあたしだけではないだろう。樹脂成型はローコストで安易であり、そこにエネルギーが全く詰まっていない。熱量が全く感じられないのである。先日ヨウツベで、マツダ車とトヨタ車の同価格帯の内装の造り込みが紹介されていたが、それも新車価格ではラシーンの3倍ほどである。それでも、マツダ車よりトヨタ車より、ラシーンのほうが断然質感が良い訳である。さらに昔に遡れば遡るほど質感はどんどん良くなっていく気もするのであるが、これは現在もう何がおこっているのか解らない。一つは消費者の質が低下したのか、一つは開発者の質が落ちたのか、世の中の風潮なのか、どちらにせよ、良い意味ではないため、この先が不安なのである。
ラシーントラベラー 前方姿見
この度は、愛知県岡崎市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。オーナーの思いのカラーにオールペイントを施し、内装もカスタマイズ。良くあるカスタムしましたよ的なクルマではなく、あくまでもさりげなさを演出するために、細部にこだわり製作差し上げました。
SPEED LEATHER ラシーン専用50スタンダード
巷の安価な素材ではなく、最高品位のマテリアルを使用して張替えが行われた、ラシーンのレザーシート。ディープイエローのカラーはブラウンのボディーカラーにマッチする。
タイヤカバーの製作
高級外車のオープントップに使用するマテリアルを使用して縫製をおこなった、タイヤカバー。安価なビニール製では到底かなう事の無い高耐久、高耐候性を実現している。また、素材感、風合いも程よい。
ラシーンと記念撮影
この度はK様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。カラーの打ち合わせは何度も行い、ご足労おかけ致しました。少し時間が経つとまた赤みが抜けてきて味わい深くなると思います。出来上がった色より数年後のカラーもカッコよくなりますので楽しみにしてください。また、お土産まで頂き感謝申し上げます。
今日はコレマデ。
本日の名言
逃げない、はればれと立ち向かう、それがぼくのモットーだ。
by岡本太郎