電柱がヤシの木に見える
パオというクルマは、そのデザイン性能によって、気分を味わえる訳であるが、電柱がヤシの木に見えるくらいリゾート気分を満喫させてくれるのである。それが、山や海のそれらしいところに持って行けばどんぴしゃであるが、日常の買い物やドライブで非日常を味わう事が出来るから面白い。これは重要な事であって、そもそも人間は幸も不幸もあくまで気分次第であると言える。ただし、その気分にさせてくれるという力がPAOには存在する。
PAOフロントフェース
この度は、愛知県名古屋市にお住いのY様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アイボリーの美しいパオはボディーの内外装をレストアを施し、こだわりのパーツを装填して製作が進められた。
PAOトラディショナル 内装
キャンバストップと同色のダッシュパネル上部の張替えに、モケットシートの張替えに合わせ、アンダートレイもモケットをおごる。ハンドルはナルディクラシックウッドと、とても美しくてかわいらしい印象。
モケットシートの張替え
高級なモケット生地により張替えが行われたPAOの内装。辛子色がアイボリーのPAOにとてもマッチしている。
貿易風を感じるPAOのある風景
どこに置いてもモニュメントのようにその場の空気の振動を美しい物にする。これが、プリウスやったら観れません。ってプリウスに求めても仕方がない訳であるが、やはり昨今のクルマは醜くて。
PAOトラディショナル左舷後方姿見
果たして、このような大胆な形のクルマは今後出てくるのであろうか。
PAOと記念撮影
この度はY様、PAOトラディショナル納車おめでとうございました。美しいPAOの製作には沢山お時間を頂きましたが、お喜び頂き幸いです。また、お土産も沢山頂き、重ねて厚く御礼申し上げます。それでは、PAOちゃんとの生活をお楽しみ下さい。
今日はコレマデ。
本日の名言
楽しまずして何の人生ぞや
by吉川英治