どんもす=ウェルです。
さて皆様11月に近づいて参りましたが如何お過ごしでしょうか。
本日は、号外ということでありますが少し真面目なお話をご覧頂く。
『大阪府は11日、大阪港から東南アジアに輸出される予定の中古自動車から、
1時間あたり110マイクロシーベルトの放射線量が検出されたと発表しました』
中古車輸出業者は10日、放射線を府職員が立ち会って計測。
福島県で自動車登録を抹消した車で、それ以前の使用状況は不明だという。
朝日新聞より抜粋
これは1時間あたりの放射線量が胸のX線検査2回分にあたり、知らず知らずこの車を買った
人は毎時、それだけの放射線を浴びコトとなるから大変だ。
ECOTEST製 放射線量測定器
スピードウェルでは全国よりパイクカーを入荷し、そして全国の新しいオーナーの元へ
お届けしており、新しいオーナーに本当に安心してお乗り頂くためには
入庫車両に対して、事故検査・走行距離検査に加え、放射線量検査を行うことが
必要であると判断致しました。
『ECOTEST MKS-05 TERRA-P+』最新版
この放射線量測定器はチェルノブイリ原発のあるウクライナ発であり
ヨーロッパの世界的な品質基準である「ヨーロッパCE規格」をクリアした高品質な製品。
高性能でありながら小型軽量で簡単に扱えるプロ仕様の放射線量測定器である。
放射線量測定器の装置の故障や不具合が起こる、など想定の範囲にいれ
スピードウェルでは来月より日立メディカル製の放射線量測定器を追加し
放射線量検査を行うコトにする。
ワイパー周辺の放射線量を測定 0,11マイクロシーベルト/毎時 OK
大阪府都市整備部港湾局は、「中古自動車及び中古建設機械」の
放射線量測定について暫定措置としながらも、公的証明資格を有する検査機関で、
日本発・大阪港発の全ての中古車及び中古建設機械の放射能検査を実施し、
測定値は0・3マイクロシーベルト/時間以上5・0マイクロシーベルトと基準を設定、
『測定箇所はタイヤハウス、フロントグリル、ワイパー付近としている。』
エアクリーナー周辺を測定 0,12マイクロシーベルト/毎時 OK
スピードウェルでは測定場所をさらに細分化し、吸入空気が激しい
エンジンルームのエアクリーナー周辺や、外気導入口に加え、
室内では空調システム(エバポレーター)周辺の放射線量を測定し
毎時0,3マイクロシーベルト以下であるコトを確認し入荷を行うコトとした。
エバポレーター周辺を測定 0,13マイクロシーベルト/毎時 OK
エバポレーターは内気循環、外気導入に問わずエアコンから吹き出る
空気の通り道であり、特にクーラー作動時には結露することから、
空気中の塵がたまりやすい場所である。
ホットスポットと呼ばれる周辺で地域活動されている車では、こうした箇所に
放射線物質がたまる可能性があるようだ。
そして、その放射線物質がセシウム137などであれば、半減期が約30年であり
車に乗っている間中、ずっと放射線を浴びてしまうコトになるだろう。
ということで、本日は放射性物質の検査をご紹介したわけだが、
国は食品などには基準を設けているが、中古車販売には基準を設けておらず
スピードウェルでは国に先立ち企業内で検査を行うコトとした。
間違っても放射線は安全だ、安心だ、自分は大丈夫だ、などと過信しては駄目であり
もっとも正しい情報と知識が必要だ。
スピードウェルでは現在は国や府が定める暫定の基準値に照らし合わせた形で
合否を判定し、入荷や作業に努め、一層の安全対策を施すコトに努力する。
今日はこれまで~と言いたいがあまりにも重いお話であったため、
EV‐FIGAROの製作を少しご覧頂こう。
EV-FIGARO プロダクト バイ 大阪電気自動車
遂にフィガロにエレクトリックモーターが搭載された。
来る10月27日28日29日と東京ビックサイトにて『2011電気自動車産業展』に
出展されるプロトタイプである。
エンジンルーム もとい モータールーム
今回はATミッションによりシフトチェンジが行われるが、制御が複雑となるコト必至。
実際モーターとなれば、ミッションは不要となり(デファレンシャルは必要)
MTミッションの2速固定などで製作されているわけだが、現在の自動車はAT限定がほとんどであるため、
ATミッションを使用し制御のデーター取りなども行う予定である。
今回のモーターショーの出展では、忘れられた自動車の魅力というものを
大手自動車メーカーサイドに見てもらいたい。
ということで、EV-FIGAROは20年前の東京モーターショー出展時のほにゃららとなる!?
それでは、乞うご期待あれ。
今日はこれまで~。
本日の名言
気に入らないなら変えればいい。
変えないのなら好きになれ。
byトーマ ダンサンブール
頭のやわらかい素晴らしい名言でありますなぁ。
それでも変えないようであれば、それは自身の愚かさかもしれません。