マハトマ・ガンジー
バーミヤンの石仏
PAO カールヴァーン
日本の中でも有数の砂丘地帯といえば、鳥取県だとは皆
が膝をたたく。私は鳥取に由縁があり正月3日に出雲にお
とずれ、その後鳥取砂丘の方へ足を進めてみたら丁度20
20年の1月5日まで鳥取砂丘の横にある砂の美術館で南ア
ジア展というものが開催されていた。これは何かの思し
召しだと感じて足を運んでみたら(これは納車の以前の
出来事である。)砂の美術館では、毎回題材を変えて砂
の彫刻作品展を行っているが、題材が南アジアといえば
アフガニスタン、印度、パキスタンなど、そもそも砂漠
地帯が多い地域であるから、リアリティーが半端ではな
いだろうと、そう思い込んで館内に入場したのである。
先にあらわれたのが、マハトマ・ガンジーだ。もう本当
に素晴らしいの一言であるが、ぐるりと回ってこれは凄
いと息を飲んだのが、バーミヤンの石仏である。シルク
ロードを旅して、絵にしたためた平山郁夫氏も描いた同
石仏。実は現在はパキスタンの武装勢力が偶像崇拝を廃
止させるために、近年爆弾ですべて破壊してしまったの
である。イスラムの過激派の恐ろしいのは、他を認めな
いと言う事だろう。仏教では宗論はどちらが勝っても釈
迦の恥と言って、争い自体認められないし、そもそも仏
教は宇宙の心理であるため、宗教という言葉にするのも
おかしい訳である。と話は逸れたが、このバーミヤンの
石仏の面白い所は、顔や衣、手などもある程度残ってい
るところにある。それはどういう事かと言えば、紀元5世
紀から6世紀にバーミヤンの石仏が完成し、既に1500年
経つ訳であって、平山郁夫氏が描いた石仏は、すでに顔
や手も崩れ落ちてしまっていたのだから、この鳥取の石
仏は概ね1000年ほど前くらいの物をイメージして製作さ
れたと言っても良い。そう、わたしはココで1000年前に
タイムトリップをした気分になったのである。般若心経
を編纂した、玄奘三蔵も630年前後にこの地を訪れており
、その頃は美しく装飾もされ金色に光り輝き、数千人の
僧が居住していたそうである。まさにPAOに乗ってシルク
ロードを旅したら、出会えそうな光景である。
PAOと記念撮影
この度は、鳥取県倉吉市にお住いのN様の元へお届けにあ
がりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アイ
ボリーのまさにカールヴァーンが使用する移動式住居、パ
オ。程よくレストアが施され、新車に近い存在。以前はフ
ィガロにもお乗りになられていたという事で、オーナーは
パイクカー通である。
ウェル60 レザーシートの張替え
特別なシート生地を用意し張替えが行われている。より長
持ちして、耐候性も十二分である。
ダッシュ上下の張替
上面には装飾のダブルステッチがほどこされ、ステッチに
関してはカラーも選択が可能だ。
PAOトラディショナル 右舷前方姿見
PAOトラディショナル 後方姿見
この度はN様、PAOトラディショナル納車おめでとうご
ざいました。納車時には晴れ間が出て本当に良かった
です。またご当地のお土産もどれもすごいものばかり
ご用意して頂き、本当に脱帽致します。これからも、
お付き合いどうぞよろしくお願い申し上げます。
今日はコレマデ。
本日の名言
成すことすべて、考えていることの結果です。
心がすべてなのですから。
byブッダ