どどども〜ん ウェルですぅ。
本日も真夏のような天候で、暑いですが、ウェルは滝のように汗が
流れ、ただ今汗臭い中ブログを書いております。
しかしながら自分の汗のかほりというものは麻薬みたいなもので
こそっとクンクン臭いながらほげほげ〜とするのはウェルだけでしょう。
さて、今回はエンジン整備、リヤクランクシャフトオイルシールの交換編
という事で、スピードウェル社ではエンジンの中まで分解して
整備も致しますが、今回はまずこのリヤクランクシャフトシールの交換から
見てもらいましょう!!
エンジンを降ろし、エンジンとミッションを割ったところ!
まずクランクシャフトとは何ぞやと、申しますと〜エンジンの主軸
で御座いますが、役割は簡単に申しますと、エンジン内部の
ピストン運動(上下運動)を、回転運動に変換し動力をミッション側
に伝える物で御座います。
でですね、今回リヤクランクシャフトオイルシール交換という事で
なぜリヤってつくの?みたいな感じで御座いますが、その反対側は
フロントと申します。
これは時代背景にあり、昔々は縦置きエンジンから始まったので、
縦置きエンジンの場合ミッションはエンジンの後ろ側についておりました。
なので、シリンダーの順番もフロント側から一番、二番って数えるので
御座るよ。皆様、勉強になりましたでしょ!
今は横置きエンジンが主流なのでわかりづらいかもしれませんが、
要はミッション側がリヤ側という事。
新品のリヤクランクオイルシール!
そう、このクランクシールも新車時のオイルシールと少し形状が
変っておりましたので、何か進歩したのか、日産が何かのエンジンの
部品を代用したのかでしょう。
リヤクランクオイルシールを外したところ。
↑この真ん中の大きな軸をご覧下さい。
ココにトルクコンバーターという流体クラッチが取り付けられるのである
そう、このエンジンはオートマチックミッション用です。
このリヤクランクオイルシールを交換するだけでは別にエンジン
まで降ろす必要は御座いません。(ミッションを下ろすだけでOK)
それ以上に整備するために今回は降ろしております。
オイルシールの裏側!
↑オイルシールとはこのような構造になっております。
表側からはわかりませんが、裏側から見ると、中心の軸にゴムが
きっちりあたるようにスプリングのワイヤーが入っているので御座る。
しかしながら凄い技術ですなぁ〜。
このオイルシールでオイルが漏れてこないなんて、ゴムも
なかなかやりますなぁ〜。
リヤクランクオイルシールを交換したところで御座る。
基準面が当初着いていたものと異なりますが、クランクシャフト
とオイルシールのあたり面は同じで御座った。
お古のリヤクランクオイルシール!
今回のリヤクランクオイルシールから
オイル漏れがしておりました。
なので、ミッションケース内にオイルが充満しベトベトに
なっていたので御座る。
ミッションケース内を清掃したところ!!
↑このミッションケース内がオイルでギトギトになっておりましたが
綺麗に清掃し、組み付けると言う。
いやはや、ブレーキクリーナーが何本有っても足りませんが、
見えないところも綺麗に拭いてやると、気持ち良いで御座ろう。
また、このミッションケース内にギザギザしたラインが切られたシャフト
が見えておりますがスプラインという溝が切られており、
この溝にトルクコンバーターが勘合されるので御座る。
外側のスプラインにはトルクコンバーターの中にあるステータを
留めているシャフトで御座る!
ちなみに↑の写真の中心のシャフトの一番中がミッション側への
インプットシャフト!
トルクコンバーター(流体クラッチ)がセンターに
ぶちこまれ、エンジンの回転をインプットシャフトに
伝えると言う。
トルクコンバーターの内部につきましてはまた機会があれば
特集する事に致しましょう!
まさに機械らしい部分を本日はご覧頂きましたが、
スピードウェル社では毎日こんな事ばかりやっておりまして、
連日連夜、皆様のお車を仕上げて行くので御座いますが、
その中でもまだまだ足りない事ばかり。
もっともっとこだわり上質のパオ、ラシーンをお造りするべく
精進致します。
今日はコレまで〜
本日の名言
あとじゃできねんだよなあ
いまのことは いまでしか
by相田みつを
そう、今の事は今でしかできませんなぁ。
以前にも今という言葉が気になる名言がございましたが、復刻
致します。
今今と 今と言う間に今ぞなく
今と言う間に 今ぞ過ぎ行く
という事で今〜と言っている間に今は過ぎていくという
無常なもの。
その今を大切にしないといけませんなぁ〜。