スピードウェル社謹製 パオ 復刻生産仕様 ボディー編

皆様 グッドモブナイトで御座います。
ウェルです!
さてさてグッドモブナイトの意味はと申しますと、モーニングと
イブニングとグッドナイトが全て凝縮するという。
アラレちゃん英語版のようなもので、ぜったいこれは流行しません。
今日はスピードウェルがなみなみならぬ気持ちでお造りする
(全ての車、同じ気持ちで造っておりますぞ)
復刻生産仕様のボディー編をご覧頂きましょう。
スピードウェル社では整備にもこだわっておりますが、それだけでは
御座いません。という事で早速ご覧頂きましょう!

ただ今下地処理中!!
ボディーの歪をとる作業を施し、新車のような仕上がりに近づける
という。
しかも塗料などもコダワリ、下地にも2液性のサフェーサーを使用。
下地が悪いと、これから上塗りする塗料の質がどれだけ高級だった
としても品質が落ちますなぁ〜。

フロントフェンダーの様子。パオのフロント廻りは樹脂製パネルなのだ。
そうフェンダー、フロントマスク、ボンネットは樹脂製パネルって
皆さん知っていましたか?鉄じゃ御座いません。
オーバーフェンダー部分を鉄をプレスして造るのが難しかった
のでしょう。

ドアパネルの歪も落とし、2液のサフェーサーでしっかり下地処理!
ドアアウターハンドルや三角窓なども取外しペイント致します。
分解するだけでもひと苦労ですが、付塗りなんて野暮な事は
致しませぬぞ。

リヤクォーターの側面はどのパオも歪が多いが、良い感じに!!
コレだけの作業だけで一週間以上は費やすという。
オールペンするという事は、簡単な事ですが
ココまで下地を処理してオールペンするという事は
途方も無く手が掛かり、大変で御座います。
しかし、この見えない所の努力が5年10年、はたまた20年
というスパンで考えると重要なことで御座いましょう。
まさに良質が生まれる瞬間!!

リヤピラーは天井への接合部分も一度塗装を剥がしサイド下地するという
どこまでこだわれば良いのか、ココには答えなど御座いません。
考えられる事をやれるだけやって、納得いくかも解かりません。
誠に不思議な物で御座います。

エンドパネルもトランクパネルも一面に手を施す。
まだまだご覧頂きましょう。

フロントガラスモールも外し、きっちりペイント致します。
↑そうそう、ココのモールを外さずペイントするとモールが
劣化して縮んできた時に塗装の段が出来ます。

天井のルーフレールだって取外し溝の中までペイントをする。
↑ここは水が溜まりやすい場所なので、絶対に手を入れたいところ。
ウェルが10年以上のレストア経験で培ってきた技術を
発揮するところで御座います。

ヘッドライトリムやバンパー、ホイールキャップは先にペイント済み!!

ドアアウターハンドルもこのようにピカピカ!

ルーフレールまでしっかりペイントされるという!

これが幻のフッ素樹脂塗料!寿司のネタで言えば大間産マグロの大トロ
↑スピードウェル社では最高級のフッ素樹脂塗料を使用して
お造り致します。
一般的な塗料などと比べても比にならないくらいの
良質な艶、硬さ、耐候性が得られるというかなりプレミアムな塗料!
この塗料はちまたの板金塗装屋さんでも
なかなか使用された事は無いでしょう。
皆様、ボディー編楽しんで頂けましたでしょうか。
スピードウェル社ではパオ、ラシーンのメカニカルにとどまらず、
インテリア、エクステリア、トータル的にメンテナンス致しまして
お造り致しておりますが、ご意見ご要望など
御座いましたらどしどしお聞かせ下さい!
それでは仕上がりはまた来週ご覧頂く事に致しましょう。
本日の名言
これを知るをこれを知ると為し
知らざるを知らずと為せ 
これ知るなり

今回は少し難しいですが、中国の孔子の教えで御座いますが、
知っているものは知っている、知らないものは知らないと
する事が、本当に知るという事だという。
そう、知ったふりをしたらその場で終わってしまいますものね!
いやいや勉強になりますなぁ〜。