
全国の有数の港にある赤レンガ倉庫の中でも、特に象徴的な倉庫が横浜にある。明治末期から大正初期に国の模範倉庫として建設されたレンガ造りの歴史的建造物であり、煉瓦建築の頂点を極めた倉庫である。レンガにもいろんな積み方があるのはご存じであろうか。大きくはフランス(フレンドル)積、そしてエゲレス積であるが、この浜の赤レンガは煉瓦の同じ段に長手と小口を交互に並べるエゲレス積みの変形であり、主に強度を高めるための積み方(オランダ積み)が一部採用されているのである。見た目も美しく、そして強度はヨロシク、1989年、パオの発売当初まで倉庫として現役で活躍していたというのだから、なんとも感慨深いものである。屋根は瓦で葺かれ、壁は煉瓦で覆われ、このような折衷建築にパオをそっと留め置くと、貿易風漂う文明開化の匂い増しマス、とでも表現すれば良いのである。

この度は、神奈川県横浜市にお住いのN様の元へお届け差し上げました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。今回の車両、エンジンはピストンから新調、オーバーホール。ボディーはフロントのコアサポートから新調ス。足回りも新品であり、マフラーも前後ステンレスという。三角窓のゴムやフロントガラスゴムモールも交換され、なんとも過激なレストアPAOちゃんである。


ダッシュパネル上下の張替えに、マグノリアクロックを装填。文字盤はパオのオリジナルメーターに整合させるためにリダンを行う。手の込んだ造り込みが一枚上手である。

ウェル60スタンダードによるシートの張替え。オーナーみずからカラーとデザインが選定する事が可能である。生地カラーにあわせて、パイピング、ポケットの仕様、さらにはステッチ(縫い糸)まで選ぶことが出来る。

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。日産グローバル本社で記念撮影と、なんともド派手にさせて頂きましたが、とても楽しかったですね。どうぞ、末永く、そして安全運転で宜しくお願い申し上げます。また、お土産も沢山頂きこの場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。
今日はコレマデ。
本日の名言
信念はかたくなに、そして実行するときは柔軟に動くことが肝要。
byカルロス・ゴーン