Post date / 2025年11月8日

大阪府池田市のT様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオのハンドル
クラシックな風景

ナルディクラシックは、時代の中ですこしづつカラーが異なる。最近は赤みの少ないダークマターなカラーでわたしは好みである。時代を遡ると、初期は飴色、中期は黄色、近代は赤色、そして現代はダークマターである。日常の会話の中で、言葉にプラスアルファーする言葉遊びという行為は、江戸時代以前でもあった訳である。たとえば、ありがたいという言葉は、ありがた山のとんびからす。どうもかたじけ茄子。などもある。たしかに、今放送している大河ドラマ、べらぼうでもこのような言葉が飛び交っているとおもうが、今回のはダークマターであって、宇宙の27%を占めるの暗黒物質の事である。たまにはこうような四方山話もありがた山。

パオトラディショナル
パオのフロントフェースレストア

この度は、大阪府池田市にお住いのT様に納車されました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。毎度の事ですが、ボディーはしっかり塗装がほどこされ、美しく輝いております。フロントグリル、ヘッドライトリム、バンパーそれらも当時の純正色を踏襲して製作が進められました。

ウェル60デザイン 
ウェル60デザイン

ウェル60デザインシート張替えは、国内の最上級の自動車専用生地にて張替えが行われております。一般的にはPVCレザーといわれる合革でありますが、それらは耐久性も悪く、それ以上に風合いがでません。SWで張替えが行われますシート生地は、長くの使用に耐え、味わいが深くなってゆきます。

パオの内装
コップ&缶受け

パオのジュースホルダーは、専用にて製作いたしております。あみあみしたものがどこか懐かしく、そして実用的であり、ペットボトルも装填が可能。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はT様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。長らく製作にお時間を頂きましたが、美しく出来上がりまして、お喜び頂き感謝申し上げます。それでは、これから長くお乗り頂けますように。

今日はコレマデ。

本日の名言

大切なのは、どれだけたくさんの ことをしたかではなく、

どれだけ心を込めたかです。

byマザーテレサ

Post date / 2025年10月26日

千葉県君津市のS様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

一枚の写真からはじまるパオの塗装
一枚の写真から始まる
パオの物語
パオの物語

一枚の写真を基にカラーサンプルを作り上げて、製作さしあげました今回のPAO。オーナー様はPAOを2代目という事で、初代のフロントグリルのエンブレムをピンク色に塗装して、2代目のPAOのグリルにセットするという。なんとも、オーナー様だけの物語がこのPAOには存在する訳であります。男性にとってのパオというクルマと、女性にとってのPAOというクルマは、同じであるようだが、実に同じではない。その特別で繊細な香りを意識しつつ、今回は製作に励みました。

日産パオ
パオのエンブレムを取付

仏教的に開眼法要、神道的には遷宮祭である。まずは、新しいパオに以前のパオのグリルバッジを取り付けるという儀式から始まる。この瞬間オーナー様からこれ以上ない笑顔が現れる。

パオ
パオトラディショナルレストア

この度は、千葉県君津市にお住いのS様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。S氏は以前もPAOをお乗りであったという事で、そのエンブレムだけが手元に残っていたことにより、今回、サプライズさしあげました。

パオの内装
パオの内装モケット張替え

内装は、モケットの王様カネカロンにて張替えを行う。シート座面のアンコも調整を行い、碁盤の目の仕様。

パオの内張り
パオの内張り

ドア内張りのポケット部の色分け。今回のパオは実にピンクを3色使用して、事細かく塗り分けをおこなっている。
ポケットは濃いピンク、ポケットのグロメットは明るいピンク。ホイールは一番濃いピンクに中央はボディーのピンク色に。

パオのマフラー
デュアルマフラー PAO専用

限定で準備しているヂュアルマフラー。音質のすこしの余裕と見栄えの美しさは逸品である。ドライでふくよかなサウンドは、アクセルを操作する人を魅了する。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はS様、パオトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。ピンクのPAOはとても美しく、可愛らしいですね。お土産も沢山頂き恐悦至極に存じます。それでは、今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

この世のあらゆるものは、ただ己の心が外にあらわれたもの。

by無箸・世親

Post date / 2025年10月22日

千葉県流山市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます。

ラシーン×ラシーン
ラシーン×ラシーン
新撰組
近藤勇との別れ

明治維新とは聞こえは良いわけであるが、徳川の幕藩体制260年の天下泰平は未だ世界に類をみないのである。おりしも高市新内閣が発足し、新しい国造りが行われるかどうか、わたしは武田鉄也以上に期待はしているわけであるが、やはり戊辰戦争以前260年続いた江戸時代の社会構造はとても理にかなっており、その時代に憧れるのである。時に参勤交代は大名が通る道として整備され、宿場町はいよいよ活性化し、特に地方の経済が潤うという効能があった。たとえば、防衛相などは沖縄に移転し、東京は分相化。そして沖縄と東京を参勤交代。さすれば、地域の肌感も感じる事が出来、亜米利加に頼るところも少なくなるのではなかろうか。福島県には環境省、青森県には財務省。という様な事を、江戸時代はパッと行えたわけでる。それぞれの藩から江戸に行き来する事により日本中の肌感を大切に出来るシステムに悪い事はなかろう。というわたしの愚策はさておき、新撰組局長、近藤勇がこの流山で土方君と別れた後捕縛された事に、胸が犇めいた今日の一枚である。明治新政府の成れの果てが現国会であり、明治以前戊辰戦争まで、命と引き換えに泰平の世を夢見た大名や侍、日本人の魂はしっかり引き継いでもらいたいものである。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は、千葉県流山市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。トップ画像をご覧いただければ、なにやら同じラシーンが2台。そう、N様は、以前別の専門店で購入されたラシーンから、SW謹製のラシーンにお乗り替え頂いたのである。

ラシーンのフロントグリル
ラシーンのフロントグリル

ボディーは外装をレストアを行い、フロントグリルも美しい。バンパーはボディーと同色とする事で、前回のラシーンの面影である。

ラシーンの内装張替え
ラシーンのレザーシート張替え

前回のと比べるのは如何なものであるが、被せるタイプのシートカバーから、SW謹製のしっかりしたレザーシート張替えをおこない、ぶかぶか感も皆無。パネルラッカーフィニッシュの艶感なども拘り、ハンドルやシフトレバーなどもリペア。毛足の長いフロアマットを敷いて気分は上々である。

ラシーン用ステンレスマフラー
リプレイスメントマフラー

リヤマフラーには、ステンレス製のSWリプレイスメントマフラーを装着し、リヤビューと音質が高級化。下回りは少しボケて醜いが、サブフレーム、フロアーなど錆止め塗装がしっかり行われ美しい仕上がりに。

ラシーン左舷後方姿見
ラシーン左舷後方姿見

純正以上の塗装を目指してペイントの肌艶を整える。ホイールはアイボリーのタイヤカバーも準備したが、ホイールのブラックペイントも行い、見えないところまでしっかりカバー。タイヤカバーのカラーはしっかりパネルラッカーに反映されているという、細かな配慮がおこなわれている。

ラシーンのデカール
ラシーン用デカール

レストアやオールペイントが行われると、無くなってしまう、ラシーンのデカール。こちらのデカールはオリジナルを完全に再現。SWのインスタグラムより購入が可能である。

ラシーンと記念撮影
ラシーンさんと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。これからも長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

忘れてならぬものは恩義

聞いてならぬものは人の秘密

捨ててならぬものは義理

通してならぬものは我意

繰返してならぬものは過失

笑ってならぬものは人の失敗

ひとにあたえるものは人情

by近藤勇

Post date / 2025年10月14日

埼玉県さいたま市のS様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます。

背面タイヤ ラシーン
ラシーンの背面タイヤ

ラシーンには大きくは3種ある。一つはルーフレール、背面タイヤ無。二つはルーフレール、背面タイヤ有。三つはルーレール、背面タイヤ、サンルーフ有。である。今回はその二つ目のルーフレール、背面タイヤ有のモデル、いわゆるタイプ2という形状のラシーンである。純正では背面タイヤにはタイヤカバーが装填されており、タイヤそのものが露出する事は無い。また、一般的な4×4のようなロードタイヤを装着しているのではなく、ラシーンはテンパータイヤが装着されるという、とても珍しいカタチである。テンパータイヤとは応急タイヤであり、形状も小さく、タイヤもバルーンのようなものである。そして今回は、オーナー様がタイヤを露出したいという事で、そのバルーンのようなテンパータイヤではなく、少し雰囲気のあるようにという事で、特別にサイズの似合うラジアルタイヤを装填した。ホイールも純正の塗装は弱弱しく、ボディーと同等のウレタン塗装で仕上げ、耐候性を向上。さらに見栄えを良くするため、21㎜の貫通どんぐりナットではなく、19㎜の鍍金ナットで引き締めている。こうした細かな配慮がSWの仕事である。

ラシーンを埼玉県さいたま市にお届け
ラシーントラベラーレストア

この度は、埼玉県さいたま市にお住いのS様の元へお届けに上がりましたラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。S氏は以前はフォルザにお乗りという事で、今回は1500㏄タイプ2をボディーをレストアを施し、さらに足回り、エンジン廻りの必要パーツを交換を施して、上質に気持ち良くお乗り頂ける仕様に製作。

飴色のウッドハンドル
ラシーンに装着されたウッドハンドル
ラシーン内装
ラシーン内装張替え

シートや、ダッシュパネルのカラー等をチョコレート色にしたことにより、どこかさし色を入れて雰囲気あるようにと、準備を差し上げた飴色のナルジウッドハンドル。往年の雰囲気が漂う。匂い立つ何かが、オーナーの気持ちを高揚させる。

ラシーンのステッカー
ラシーンのバックパネルステッカーのレプリカ

純正復元用に製作をおこなった、バックパネル用のラシーンデカール。純正同等ヘアライン加工が施された仕様であり、純正と寸分たがわぬ形状である。SWでは、カスタマイズはオーナー様の思いに合わせて行うが、純正のオリジナルには最大限に敬意を払う。小泉構文。

埼玉県にラシーンを納車
ラシーンと記念撮影

この度はS様、ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。めちゃくちゃお喜び頂けまして、恐悦至極に存じます。これから、大切に長くお乗り頂ければ幸いです。また、駅までお送り頂き、感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい

by孔子

Post date / 2025年10月3日

島根県松江市のI様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオ 島根県
パオ オブィエークト

パオに感じられる、そのモノらしさとはいったいどのような所から匂い立っているのであろうか。今回は島根県松江市中にあるオブィエークト前での撮影である。モノが持つ熱量(エネルギー)、そういうものがあると仮定してみる訳であるが、それは、そのモノ作りに対する情熱であったり、時間であったり、さらにはその素材自体が持つ原子のおもさであったり、デザインという言葉だけでは図る事の出来ない、その熱量やおもさが匂い立っていると考えるわけである。むかしの人は、迷ったら重い方を買え、という。この言葉は一つの匂い立つ言葉であって、重い方が所有欲が増すのには間違いないであろうし、重い方が一般的には頑丈である、と思い込んでいる。解りやすく言えば、ガラスのコップとプラスチックのコップのような違いのような、ただただ重量というものではなく、たとえば言葉の重さ、責任の重さ等、いろいろある訳であって、登り窯で焼いた器と、ガス窯で焼いた器の違い、これは妙である。これが解る人はオブィエークトに精通する人間だと言える。パオブィエークト。

パオ 内装
パオの内装風景

この度は、島根県松江市にお住いのI様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。アイボリーのそのパオはボディーはレストア塗装を行い、金ぴかに。内装は半年以上お待ち頂いたMK-2ウッドステアリングやマグノリアクロックを装填。こだわりを持って製作を行いました。

パオの内装張替え
パオの内装張替え

特別な生地で張替えが行われた、PAOの内装。ダッシュパネル上面はダブルステッチを入れて装飾を施し、さらにステッチのカラーをオーナー様のセンスで付け加えている。また、糸の太さなどは長年の経験則にのっとりSWで選定している。

パオのキャンバストップ
パオのキャンバストップ張替え

キャンバストップの張替え

パオのお尻
パオのお尻

パオのリヤヴューは特に美しく、縦三連奏のテールランプは表面処理を行い、さらにクリア―塗装仕上げによりリペアが行われている。

パオを松江市にお届け
パオちゃんと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございました。ご自宅にはジムニーとラシーンまで生息されているという事で、駐車場がカオスですね。素敵なお土産もいただき、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

不落不昧

by松平不昧

物事に動じず、邪欲に捉われないという、松平不昧公の精神ですわなぁ。