Post date / 2026年8月19日
注目

GarageSpeedWell YouTubeチャンネルを更新!!

皆様、残暑お見舞い申し上げます。お盆休みもひと段落いたしましたが、如何お過ごしでしょうか。さて、久方ぶりにガレージスピードウェルのYouTubeチャンネルをアップいたしましたので、ご覧くださいませ。
今回は、パオを新車で購入してから37年、現在まで大切にお乗りになられておられました丹波様より、一本の電話がスピードウェルに入りました。まずは、丹波様とお会いするところから始まるのですが、とてもとても大切にされていて、こちらまで涙。このまま、買い取りだけで終わってしまいますと、どうも最後があっけないものになってしまうのではないかと考えた末、思い出になる動画を撮影しましょうという事になりました。

出会いあれば別れあり。別れがあるから、また新しい出会いがあります。スピードウェルでは、買い取りをさせて頂きましたオーナー様の思いを、次に大切にして頂けます方に紡いで頂けます様に日々努力致しております。この度は、丹波様お忙しい所ご協力頂き誠に有難うございました。

Post date / 2026年9月10日

東京都調布市のU様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

ヘラ―コメット500イエロー
ヘラ―コメット500イエロー

ヘラー社のコメット500イエローと云われるフォグランプを装填したパオである。実にイエローカラーのフォグランプは現行の自動車は禁止されており、ある種の特権であって、お洒落なグラスカットを愛でるのは乙である。今回のコメットは直径が17㎝ほどあり、少しばかりか大きいのであるが、パオのフェイスを特段邪魔をするわけでもなく、ルーカスのフォグランプのようにフォグ自体が誇張される訳でもなく、バランスは良い。昨今ではヤッホーオークションやカリメロなどでたまに出品されている事もあるが、手に入れる事は少し難しく、今回のフォグは、わたしが蒐集した秘仏である。

フォグライトのパオ
パオのフロントフェース

この度は、東京都調布市にお住まいのU様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたいと思います。アイボリーのボディーは、一度全部をばらし、ボディーワークの後こだわりの塗装を行い再度組み上げられました。ヘッドライトのまつ毛や、フォグランプ、インパネの時計等、オーナー様のこだわりもふんだんに注ぎ込んだモデルとなります。

モトリタハンドル
Moto-LitaフラットMK-2ウッドハンドル15INCH

室内もオーナーの思い描いた形にデフォルメが行われ、Moto-LitaフラットMK-2ハンドルや、クロック等のインストールにより、よりモノモノしくなっております。

パオの内装張替え
パオの内装張替え

アイボリーとキャメルカラーのツートーンで張り替えられたシート。運転席の硬さも調整を行い、乗り心地は良い。内張りや、インパネ、ピラー、キックボード等すべてが塗装されてピカピカな仕様である。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はU様、PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます。長らく製作にお時間を頂きましたが、お喜び頂き嬉しく思います。また、お土産も頂き恐悦至極に存じます。どうぞご家族様と長くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

このまま行けと、僕の中の僕が命じるんだ。

byゴッホ 

Post date / 2026年9月5日

埼玉県羽生市のA様 ラシーンフォルザレストア納車おめでとうございます

稲荷山古墳
稲荷山古墳と金錯銘鉄剣

埼玉県行田市にある埼玉古墳群、そのうちの一つに稲荷山古墳がある。1968年におこなわれた後円部の発掘調査により副葬品とともに複数の鉄剣が出土したのである。そのうちの一振に両面に115文字の漢字が金象嵌されていた。実に115文字という字数は日本のみならず他の東アジア地域から出土する物からみてもとても多く、この金象嵌の銘文は日本古代史における確実な基準点となり、その他歴史事実の実年代を定める上で大きく役に立つ事となるのであるわけであるが、そこにはこの鉄剣をこの埋葬者に送ったとされる大王の名が刻まれており、(獲加多支鹵大王)ワクカタキル大王、とある。これは古事記の中の大長谷若建(若建)ワカタケル、日本書記にある大泊瀬幼武(幼武)ワカタケル、どちらにも合致するのである。このワカタケル大王とは、第21代雄略天皇の事を表しており、西暦に直すと概ね400年代の大和(古墳)時代の出来事であり、この雄略天皇陵(古墳)がスピードウェルの社屋のすぐ近くに鎮座しているという事に、時空を超えた繋がりを感じさせてくれる。

ラシーンフォルザ
ラシーンフォルザレストア

この度は、埼玉県行田市にお住いのA様の元へお届けにあがりましたラシーンフォルザレストアをご覧頂きたいと思います。ボディーはレストアにあわせて、クォーターパネルの小窓をスムーシング加工を行い、バンパーやオーバーフェンダー、ドアミラーやそれらの突起物にはこだわりのブラックペイントを行い製作。

フロントグリル
フォルザのフロントグリル

フォルザのフロントグリルは丸目4灯の部分と中央との3分割により構成されている。そのすべての側をブラックでペイントをする事も可能であるし、今回のようにグリル中央のフィン部のみブラックアウトする事も可能。

フォルザの内装張替え
フォルザの内装張替え

フォルザのシートは両脇のいわゆるサイドサポートが大きくせり出しているのに、フィット感があり良いものであるが、そのサポートを低くしてゆったりした乗り心地を再現すべく張り替える事が可能である。

真空管オーディオ
球管オーディオ

松下電器がこだわりをもって製作した球管(真空管)オーディオを装填。今回は球や受光部も交換、いわゆるオーバーホールして取付られている。

ラシーンフォルザ
ラシーンフォルザ後方姿見

タイヤカバーの張替えであるが、フォルザのスペアタイヤは通常は走行用と同様の大きさであり、少し大きく感じられることから、今回はテンパータイヤにて製作を行っている。よりしゅっとした雰囲気がCOOLである。

ラシーンフォルザと記念撮影
フォルザレストアと記念撮影

この度はA様、ラシーンフォルザレストア納車おめでとうございます。各パーツをこだわって頂き、製作させて頂きまして嬉しく思います。どうぞ長くお乗り頂けます様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

天は無常無自性、私は一所懸命

Post date / 2026年9月3日

東京都調布市のT様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

デラックスシート
縫目が無いDeluxシート

全車、シートの張替えが着いてくるというムーブメントはスピードウェルから始まったと言っても過言ではない。オーナー自ら事細かくカラーや縫製を選定し、その思いを実現出来るのである。今回のDeluxという仕様は背もたれのクラシックな縦格子の縫い目が、折り返し鍛練によって縫い糸が見えない手の込んだ仕様となる。特別なマテリアルを使用して、さらに無縫目仕様はDeluxという最高品位の証である。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー

この度は、東京都調布市にお住いのT様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きます。既に製造より四半世紀が経つボディーはこれから長くの使用に耐えうるよう、外装を分解して、再度純正品質以上の塗装を行い組付けを行います。今回は、バンパーやグリル、ドアミラーやアウターハンドル、ルーフレール等、オーナーの好みの恰好にてカラーリングを行いました。

Moto-Litaフラットウッドハンドル
Moto-Litaフラットウッドステアリング

圧倒的な存在感。エゲレスが誇る、Moto-Litaハンドルはその往年のデザインが悠久に踏襲され続けている。ハンドメイドで仕上げられた姿は、一本ずつ表情も変わり、それ自体が唯一無二の存在である。特殊なスペーサーを取り付ける事により、パオやラシーンにも装着が可能である。

ラシーンのデラックスシート
Deluxシートの張替え

Deluxシートの張替えが行われた内装。ウッドハンドルと合わせて気品が高い仕様となる。あえてパネルラッカーやウッドパネルが無いのはバランスであって、お洒落の神様は、マイナス1というやり過ぎないところに存在する。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラーレストア

SWでは、背面タイヤを装着するステーのカラーリングや、スペアタイヤのカバーまで、カラーの選定が可能である。またそれぞれにこだわりのマテリアルを使用して行われる。

ラシーンと記念撮影
ラシーンとご家族の記念撮影

この度はT様、ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。製作には長らくのお時間を頂きましたが、ボディーや内装の美しさに感動して頂き嬉しく思います。ご家族共に長くお乗りくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生を楽しむコツは、 どれだけ馬鹿なことを 考えられるかなんだ

byルパン三世

Post date / 2026年8月27日

埼玉県さいたま市のF様 パオレストア納車おめでとうございます

パオのレストア
パオのレストア

スピードウェルではパイクカーのレストア、ラシーンのレストアを行っている訳であるが、このレストアという言葉は、レストレーション(復元という)という意味である。もう一つの言葉にオーバーホールという言葉が存在するが、レストアとオーバーホールの大きな違いは、作業の対象範囲と目的(見た目まで復元するか、機械の機能だけを回復させるか)という違いによって言い換えられる訳である。
この度は、埼玉県さいたま市にお住いのF様より、購入したPAOの修理のお話を頂き、レストアを行わさせて頂きました。

パオちゃん
パオレストア車両

不具合として、エンジンのオーバーヒートがありました。調べてみると、室内にありますヒーターの装置(ヒーターコア)より冷却水漏れが起こり、エンジンを冷却する事が出来なくなったのが原因であります。そのため、ヒーターコアを交換し、エンジンの圧縮圧力を測定して、なんとか行けるだろうかと頑張ってみたものの、エンジンのヘッドがほんの少し熱で変形してしまったようで、圧縮された混合気がエンジンのウォータージャケット内を通り、ラジエーター側へ吹出てしまいました。という事で、ヘッドのオーバーホールを行い、再度補器類の不具合チェック等も含め修理をさしあげます。

パオの内装
パオの内装
クーラーの吹き出し口等交換
クーラーの吹き出し口の交換

室内は各箇所のリペアと合わせてクーラーの吹き出し口の交換を行い、灰汁洗いで清掃。シートの経たりもあり、アンコを継ぎ足して乗り心地も良くしました。また、ドアパネル等のシルバーパーツもリペアを行いぴかぴかに。

パオのフロントフェース
パオのフロントフェース

ボディーも各箇所塗装色が異なった状態(前オーナーの加修)によりモザイク画のようでしたので、気持ちよくお乗り頂きたく、ペイントを行いました。当画像をご覧頂く時に、かなりアップにしてご覧ください。その美しさがみてとれます。

ステンマフラー追加
ステンマフラー追加

マフラーは錆により穴が開いておりましたので、純正を踏襲したデザインによりますSW謹製ウェルリプレイスメントマフラーを装着。こちらのマフラーはパオデザイナー古場田氏のパオにも装着させて頂いております。下回りも錆止め塗装を行います。リヤエプロンの塗装の映り具合、如何でしょう。ぴかぴかです。エプロンを留めている赫々のネジもステンレス製に全て交換しております。たまに鉄とステンレスが合わさるとそこから錆びるのではないかと仰る博学の方が居られますが、相手は樹脂に固定ですので、問題はございません。

パオ左舷後方姿見
パオ左舷後方姿見

もちろん、ルーフレール、リヤグラスの蝶番、クォーターグラスの蝶番、ドアハンドル、ドアミラーの付け根、バンパー等シルバーパーツも一つずつ丁寧に塗装を行い、間に挟まっている樹脂のスペーサーまで洗いにかけて組み上げております。ココまで手間をかけて製作出来るのはスピードウェルのクラフツマン達の手しごとによるものだと、感謝しております。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はF様、パオレストア納車誠におめでとうございます。これから末永く大切にお乗り頂ければ幸いです。今後とも宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

美を追はない仕事 仕事の後から追つて來る美

by河井寛次郎

わたしは、この河井寛次郎が好きで、この仕事の座右の銘にいたしております。