Post date / 2026年6月11日

富山県舟橋村のO様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

フロントグリルの塗り分け
丸目2灯の仕草

丸目2灯のフロントグリルは神奈川県にあるラシーン専門店ブルームの人気商品を、スピードウェル社に融通していただいている物である。このグリルは好みに合わせてカラーリングは可能であって、巷では全部を黒く塗りつぶしたものが主流で、外側と内側の塗り分けを行う際にはざっくりと塗り分けが行われていたのである。そこでラシーンオーナーO氏のラシーンからグリル下にひとつボディー色を追加する事とした、まさに世紀の瞬間の一台であった。この流れは、当時ラシーンデザイナー平林俊一氏とのお話のなかで、この下にボディー色をいれたら、さらに良いのではないか、という講評を頂いたことが事の発端である。さらに、中央部には日産の純正フロントエンブレムを白ごはんの中に梅干しをチョンと添えるが如く装填して、バランスを取ったものが今回の形である。流石はラシーンデザイナー平林氏考案カラー。雰囲気は上々である。

ラシーントラベラーカスタム
ラシーンレストア

この度は、富山県舟橋村にお住いのO様よりラシーンのレストア依頼により車両をお預かりいたしまして、製作さしあげました。元色はライトブルーという純正カラーで納車さしあげましたが、経年の劣化と錆びによるボディーの傷みを直すべく、どうせならカラーを変えたいということで、純正カラーのサンドベージュが選ばれました。

ラシーンマフラー
ウェルリプレイスメントマフラー

ボディーの錆びに加え、下回りも錆びが生じ、マフラーは穴が開いてしまいましたが、純正リプレイスメントを製作して修理。下回りも強力な錆止めペイントを塗布。これからも長くお乗り頂けます様に取組ました。

ラシーンのリヤエンブレム
ラシーンエンブレム在中

塗装を行うと、リヤエンブレム類が無くなってしまいますが、スピードウェルではリペアデカールをインスタグラムにて発売いたしており、今回のリペアデカールにより純正と同等に復元されております。

ラシーンレストア
ラシーンレストア

ワイパーアームやワイパーカバー、ドア水切りモール等の黒いパーツ達もリペアが施され、美しい仕上げがほどこされております。

ラシーンと記念撮影
ラシーンと記念撮影

この度はO様、レストア依頼誠に有難うございました。長らくのお時間を頂きましたが、お喜び頂きまして恐悦至極に存じます。それでは、今後ともラシーンを宜しくお願い申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

楽しいことがしたいんだったら、

楽はしちゃダメだと思うよ。

楽をしようと思ったら、

楽しいことは諦めなきゃダメだね。

by甲本ヒロト

これは釈迦の言葉かなと思うくらいの素晴らしい言葉でありますが、昨今の便利なクルマが

楽しくないのは、この言葉の通り。自動車デザイナーはデザインを勉強すると共に、仏教(真理)

も学べば、もっと素晴らしクルマがデザイン出来ると思いますなぁ。

Post date / 2026年6月4日

長野県松本市のN様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

松本の街並み
松本の街並み
松本の杉玉
松本の杉玉

杉玉といえば、酒蔵や酒を販売している屋敷の軒に新酒をしらせるシンボルである。別名サカバヤシともいわれるこの杉玉の飾りは元々、奈良県のお酒の神様を祭る大神神社で毎年11月14日になると「おいしいお酒ができるように」という願いを込めて杉玉を飾ってきた風習が江戸時代の初期頃から全国の酒蔵に広がった。また本来は大神神社の御神体である三輪山の杉で作られた杉玉を飾ることが習わしであり、今でも大神神社より全国の酒造関係者に授与されている。この松本の杉玉ははたして大神より授与されたものなのかは知らないが、たいそう雰囲気の良い物であり、古来からの風習は、やめることなく受け継いでゆくのが、未来人への使命でもある。

パオ
パオと松本の街並み

この度は、長野県松本市にお住いのN様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。純正アイボリーにレストア塗装がおこなわれたボディーに、エンジンのオーバーホール、補器類の交換、足廻り、ブレーキ廻りのOH等、並々ならぬ整備を行い整えらえる。フロントガラスは新品に交換を予定し、なんとも頼もしい仕上がりである。

パオのフロントグリル
パオのグリル廻り

バンパーやグリル、さらには牽引フックまで塗装を行い仕立てられるスピードウェル製パオ。グリルを覗くと、コアサポートが見る事ができるが、コアサポートまで塗装を行って製作しており、表面からは見えない美しさが存在する。

ナルヂクラシックウッド
ナルヂクラシックウッドハンドル

PAOの三種の神器とは、ジュピターハンドルにダッシュパネル上下の張替え、そしてマグノリアクロックの装填である。

パオのシート張替え
ウェル60デザイン・パオシート張替え

一般的なPVCではなく、最高級の生地での張替えはスピードウェルならでは。シート上面、側面、そして上面と側面を繋ぎ合わせるパイピングのそれぞれにカラーも選ぶことが可能である。

パオシート張替え
ポケットの装飾

ポケットの装飾として、蓋と袋を留めあわせるベルトのカラーは遊び心でもって選定。ハンドルのカラーと合わせてお洒落とす。

パオと松本の街並み
パオと松本の街並み

ボディーレストアの製作では、フロントガラスゴム、三角窓ゴム、ドア水切りモール、クォーターモール等の樹脂ゴム関係もすっきり新品にすることが可能である。絶対的に美しいパオを製作するという信念に基づき日夜努力して製作をおこなっている。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。信州で美しいパオが走る姿、街並みに溶け込み風情が御座いますね。撮影中も道行く市井の人達も同じくカメラを向けておりました。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

一生懸命だと知恵が出る

中途半端だと愚痴が出る

いい加減だと言い訳が出る

by武田信玄

Post date / 2026年5月20日

静岡県浜松市のO様 PAOトラディショナルレストア納車おめでとうございます

パオとホンダカブ
パオとカブ

日産パオに移り込むホンダカブである。この両者に共通する点、はたしてそんなものが存在する訳があるのであろうか。たとえば、デザインである。カブは本田総一郎が片手運転して配達するそば屋が運転しやすいようにと、工夫をこらしたとても実用的なデザインに対し、パオは冒険心をくすぐる気分を求めて、あくまでも気分を大切にしたデザインであって、デザインは関係なさそうである。しかし、ぱっとした見た目は両者共ある種に洗練されており、時代が変わっても変わる事の無い感覚を持ち合わせている。あー、と色々遠まわしにつらつらわたしの戯言を書き連ねても退屈だとおもうので、もう答えである。実にエンジンの燃焼室の形状が同じであって、いわゆる2バルブの半球型がそれである。この燃焼室形状は特に燃費に優れており、日産初オールアルミエンジンと謳われた日産マーチに搭載されるエンジン(MA10S)の設計思想が、この燃焼室形状からも伺う事が出来る。マーチのみならず、以降Be-1、パオ、フィガロに継承されていったのである。いまでもしっかり整備をしてあげると、1リッターあたり16㎞、MTであれば19㎞ほど走るほどであって、優秀なエンジンである。

パオ浜松市
スタバパオ

この度は静岡県浜松市にお住いのO様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きます。ボディーはレストア塗装が施され、各部パーツにはオーナーの思いのカラーにて製作。10万キロ以下のMT車両という事で、なかなか世に出回るクルマではございません。

パオの内装
パオの内装
パオの内装
モケットの内装

アメリカンクラシックなバーガンディ色のモケットシートを調達して張替えられたシート。さらに一癖を利かすべく、遠州好み※の市松模様のフロアマットを製作して装填。アメクラ感が半端ない。
※遠州好み(小堀遠州)とは戦国から江戸時代の遠州流の祖、大名茶人である。静岡の遠州を好んでいる訳ではない。しかし、きれいさびと云われる言葉を生んだ遠州の感覚にパオは近いと感じる

パオのマフラー
SW謹製ヂュアル出しマフラー

マニュアルならだれしも憧れるデュアル出しマフラー。限定販売にて製作した物である。音質は整数次倍音を多く含みドライなサウンドが異国感。

パオトラディショナル
パオトラディショナル左舷後方姿見

ホイールキャップはボディーと同色ということで、今回はオリーブグレイが配置。スピードウェルでは、ホイールだけでなく、キャップ、ワイパー、バンパー、フロントグリル等、それぞれにオーナーの思いのカラーにより塗装を行っている。別途費用は掛からないゆえ、是非とも夢を膨らませてほしい。

パオ静岡県浜松市
パオと記念撮影

この度はO様、PAOトラディショナルレストア納車誠におめでとうございます。ボディーの製作から長くお時間を頂戴いたしましたが、お喜び頂き嬉しく思います。相棒としてパオを大切にして頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

勤謹和緩

by小堀遠州

『きんきんわかん』「勤=真面目に、謹=慎み深く、和=和やかに、緩=ゆったりと心に余裕を持って」行うべきだという、遠州が定めた心得。)

Post date / 2026年4月16日

石川県野々市市のI様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーントラベラー
ラシーントラベラー
バハキャリアと古総湯の欄干
バハキャリアと古総湯の欄干

ルーフキャリアの取付により映え方が気になる訳である。ラシーンのその内に秘めた四駆感をどのように表現すればよいのであろうか。今回はその形状によりバハとなずけられたキャリアをシルバーに塗装して装着している。バハとは、バハカリフォルニアの略称であって、北アメリカ大陸西岸に南北にのびた半島で、メキシコ合衆国の領土である。サボテンが所々しげる、砂漠地帯があり、そこではバハ1000というデザートレースが毎年開催されている。F1
という映画をご覧になられた方なら冒頭とエンディングにそのお話があるわけであるが、バギーに乗って砂漠を走る競技の事である。このオフロードのイメージから名づけられたバハキャリアは転じてアウトドアの印象となり、今回は左右に懸けるルーフレールの末端を少しアレンジして無骨なスタイルとした。

ラシーンのデカール
ラシーン用デカール

この度は、石川県野々市市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーレストアをご覧頂きたいと思います。今回はオーナーI氏のご要望によりバンパーやルーフレール、アウターハンドル、スペアタイヤキャリア、ホイール等すべてをサテンシルバーにて塗装をおこなっている。純正より明るい印象はそのシルバーのアクセントにより薫り立つ。

ナルジステアリング
ナルジステアリング

ナルディではなく、ナルジステアリングである。言葉をつまんでご理解頂きたい訳であるが、ナルディウッドハンドルは現在8万円以上と高額ゆえ、風のステアリング。たぶん風。飴色のウッドハンドルはナルディと同等の直径によるが、グリップは本の少しだけ太い。しかしながら、純正のエアバックハンドルより握りは良く、見た目もCOOL。概ね1/3の価格で仕上がる事も人気の所以である。

ラシーンの内装張替え
内装張替えサプライ

特別なマテリアルにより製作されるスピードウェルのシート張替え。一般的な安価なPVCは使用せず、スピードウェルが用意する特別なマテリアルは世界的にも優れている素材であって、これを真似する事は中々できない。今回は一色により製作。

ラシーントラベラー
ラシーントラベラータイヤカバー

スペアタイヤに丁度に設計されたタイヤカバーの張替え。オーナーI氏よりベージュ色での製作と承り、適当な生地ではつまらないということで、独断と偏見によりジャーマン生地のベージュを選定。そもそも幌生地であるため、耐候性は群を抜く。

という事で、この度はI様ラシーントラベラーレストア納車、誠におめでとうございます。納車が日没になり記念撮影写真がアップできず、残念であります。また、駅までお送り頂き感謝申し上げます。それでは、末永くお乗りくださいませ。

今日はコレマデ。

本日の名言

きんかんなまなま

こちらは、金沢、野々市あたりの方言で冬に凍りつく道路の事を指しているようである。

Post date / 2026年4月2日

富山県砺波市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオの内張りピン
パオ用内張り取付ピン
内張り装着図
内張り装着図

平成元年1月14日より3カ月という短い期間での限定販売となったPAO。製造から37年という歳月が経ち、内張り等に使用されるプラスチックピンも劣化している。スピードウェルでは、販売車両の内装の仕上げを行っている訳であるが、分解の後組み付けにあたり、プラスチックピンを新品にて製作を差し上げている。たかだかピン一つであるが、実に内張りだけで48個も使用されており、その一つはカップラーメンが買える価格である。昨今の世界的な石油の流通不安によりいろいろな物の価格が上がっており、このようなサービスは可能な限り続けて行きたい。

パオと桜並木
パオトラディショナル桜

この度は富山県砺波市にお住いのM様の元へお届けさしあげました、PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アイボリーのノーマルルーフの車体はボディーは外装は塗装を行い、これからも長く美しくお乗り頂ける事と存じます。下回りは強力な錆止めブラックを塗布。ボディー外板と準外板の隙間にはワックスをくまなく塗布し、内側から錆びないように努力致しました。

パオの内装
ウェル50デザイン内装張替え

ウェル50デザイン、内装の張替え。シート座面の硬さを調整して張替えられた50シート。最高級のマテリアルは、どちらにも販売は無く、スピードウェルの特別仕様。

パオの後方姿見
パオトラディショナル後方姿見

テールランプのすべてもリペアが行われ、美しくインストール。パオのテールエンドは特に可愛らしい。

パオと記念撮影
パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。今回はフロントガラスも交換を行い、テール廻りもしっかり組み付けておりますので、しっかりしたパオが出来上がりました。長くお乗り頂ければ幸いです。また、ご当地のお土産も頂き、この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

われ死なばすなわち天下自ら統一して太平ならん

by前田利長

私が死ねさえすれば天下の争いは治まり、自然と統一されて太平の世となるであろう、という

何とも戦国時代は熱い時代であったことでしょう。