パイクなどという言葉すらなかった
本年はパオが発売されてから25年の節目にあたる。
四半世紀を生き延びた(※1)パイクカー達はそれぞれに
ワンオーナーは非常に少なく、当時の原型をとどめているものは少ないといえる。
スピードウェルでもシートの張替えや外装、内装の塗装など、もちろん純正に準ずる
仕上げもあるが、現代のオーナー達の思ひのカラーにアレンジが施されている。
特に本来のコンセプトからかけ離れたところも多く目立ちはじめたコトにより、
当時の精神性をもう一度再確認し、気持ちを新たにするというコトとが必要だとわたしは思う。
また本来のコンセプトの同一線上のカスタマイズはクルマがさらに輝きを増すには間違いはなく
『ノスタルジックモダン』や『レトロフューチャー』『後ろを振り返りつつ前に進む』
などの概念と、単なる『懐古趣味』との決定的な違いを勉強する機会が
今、訪れようとしている。
(※1)パイクカー 1987年のBe-1、1989年のPAO、1991年のFIGAROは
日産自動車の(高感度戦略車)三部作の通称である。
パイクカープレミアムアート
デザイナー古場田良郎氏が皆様が所有するパイクカーを水彩画で
描いて頂けるというパイクカープレミアムアート。
お気に入りの場所でガシャ!!っと写真を撮って頂き
専用申込みページより画像をお送り頂ければ、
素敵な水彩画にしてもらえる。
http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/
1980年代後半から90年代にかけてのバブル景気の時代は
今よりもっとデザインが生き生きしていた。
開発された頃の知らない世代も増えとうとうクルマ離れも加速している。
しかしその生い立ちを全くしらない人たちにも受けいられるパイクカー達。
そもそもなぜ四半世紀生き続け、これからまたさらに人気を集めるのはなぜだろうか。
それは単なるデザインという言葉だけでは言いあらわすことの出来ない
何かがパイクカーに秘められているからに違いないとわたしは思う。
今日はコレマデ。
本日の名言
止まりさえもしなければ、
どんなにゆっくりでも進めばよい
by孔子
昔の中華の方は偉かった。素敵な名言ですなぁ。