埼玉県秩父市のH様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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ホットスポットな秩父館

3.11に起きた悪夢のような原子炉の爆発以来、ホットスポットという言葉を使うこと自体が

何やら闇黒めいた雰囲気を漂わせているのではあるが、こちらは明治時代初期に建築された

商人の宿「秩父館」を、昔の姿を留めながら地域の交流・観光拠点として商店街振興組合が

運営している「ほっとすぽっと秩父館」と前に泊めた納車寸前のPAOである。

秩父の山間にある秩父館のにぎわいを見ていると、ココは確かにホットスポットであると

謳っても問題は無いはずだが、その言葉自体が問題のような感覚に襲われてしまうのだから、

原子炉の事故以来、秩父館にとっては飛んだ迷惑だ。

内部では地場でとれたお野菜だとか、観光のお土産だとか

いろんな物品が販売されており、秩父の名所となっている。

もちろん地元の人が通う事もあれば、観光人がふらりと立ち寄るわけだから

休日に、東京あたりからPAOに乗って無農薬のお野菜などを買い付ける、

などすれば楽しいロングドライビングにもなるだろう。

PAOの使い方は日常の通勤の移動手段などでも楽しいが、

こうした旅的感覚はもっと素敵だ。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は埼玉県秩父市にお住いのH様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。

今回のトラディショナルは天井はノーマルルーフのオリーブグレイ色。

ノーマルルーフはアクアグレイ以外の色は本当に台数が少ないようで

スピードウェルにあるPAOポケットブックによれば、レア度5の希少3ヶ月に1度の出現とある。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザーに張替え

ウェル60(ロクマル)デザインレザーシートは運転席と助手席の座り心地を変えている。

それは、特に運転席を少し硬めに調整が施され、

長時間の運転にも支障のないようにしている。

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オートマチックのエンブレムを装着

内外装の大きな変更点はないように見えるが、オートマチックエンブレムなど

ポイントに装飾が施されており、オーナーの静かなこだわりが彷彿とさせている。

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PAOトラディショナル 右舷後方姿見

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PAOちゃんと新築をガシャ!!

この度はH様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

大変長らくお待たせ致しましたが一生懸命製作させて頂きました。

また、たいそうなお土産まで頂きまして恐悦至極に存じます。

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秩父名物のお土産

秩父味噌とお肉を絡めた風情のあるお土産を頂きました。

お気遣い本当にありがとうございます。

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秩父神社の信仰

秩父は12月に行われる、お祭(秩父の夜祭)が特に有名であり、

その舞台がココ秩父神社である。

拝殿や本殿には素晴らしい彫刻がほどこされており

それを目当てにカメラを片手に散策されている方が私が数えた限りでは

20人くらいは居たであろうか。

信仰は篤い。

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左甚五郎 作

巷で有名なのは日光東照宮の眠り猫である。

将軍秀忠が甚五郎ともう一人の名工に同じ猫を彫らせ、

差し出したならもう一人の名工の方が彫も写実的で深く立派だったが、

左甚五郎の猫を門の上に据えたとたん、彫物の猫がニャーと鳴いたというのだから

本物の猫と間違えるほど素晴らしい伝説の名工である。

(これはだんじり大工の北本棟梁に聞いたお話)

※甚五郎は岸和田のだんじり造りで有名な泉州の出であるといわれている。

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秩父飯盛山

秩父といえばセメントと思いつくのはわたしだけだろうか。

砕石工場もあり、良く見れば大きな山がどんどんけずられていっている。

おもしろいのが、地図にはすべての山には標高がちゃんと記載されているが

この飯盛山は標高が記載されていないことに気が付いた。

そりゃ毎日ショベルに削られて高さが変わるのだからと、納得がいくわけだ。

今日はコレマデ。

本日の名言

危険に立ち向かえば危険は半分になるが

背を向ければ倍になる

byウィンストン・チャーチル

そうですわなぁ。人間には勇気が必要です。