機械遺産
2007年6月、日本機械学会の設立110周年を記念して設けられた
機械遺産という制度がある。国内の機械の中でも特に我々の生活に
大きな影響を与えた機械・機器、関連システム、工場、設計仕様書、
教科書などを記念物として認定するものである。
「機械遺産」の選定基準は社会発展に貢献した機械であること、
現存していて実際に動かせる状態であることであることであるが
すくなからず、Be-1では日本中がBe-1現象なるもので圧巻し
PAOではクルマとして、そして道具として、ファッションとして、
新しい価値観を創出したと言える。
このようなクルマはパイクカー以降は生まれてはおらず、
機械遺産として認定されては如何であろうか。
PAOトラディショナル 右舷前方姿見
本日は茨城県鉾田市にお住いのT様の元へお届けに上がられた
PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。
外観のカラーリングでは、ワイパーを除き、オリジナル(純正)仕上げで
製作が行われており、一見すればフルオリジナルに見える。
特に、ホイールのシルバー色が純正であるわけだが、
純正オプションのアルミホイールではアイボリー色となる為、
シルバーでもアイボリーでもどちらも似合う事には間違いはない。
謹製ウェル帆布 60デラックスレザー
今回はダッシュ上下の張替えなどは無く、シート単体でデラックス仕様での
張替えが行われている。
デラックスは表面にはステッチ(縫い糸)が見えない恰好であり
上質さをアピールした仕上がりとなるわけだ。
PAOトラディショナル 右舷後方姿見
シルバー色(純正色)のホイールで仕上げたPAO。
アイボリー色ではノスタルジックが強調した仕上げとなるが、
シルバーではそのPAOの冒険心が彷彿とされる。
カラー一つをとってもとてもイメージ(意味)は奥が深く
トータルでバランスを整えると、決まって見える。
T様とPAOちゃんをガシャ!!
この度はT様、PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。
また、お土産まで頂き本当に恐悦至極に存じます。
これからもどうぞよろしくお願い申しげます。
今日はコレまで。
本日の名言
技術には歴史がある。
しかし、技術者には過去はない。
ただ創造あるのみ。
by稲葉清右衛門
そう、これはいろんなことに当てはまるとおもいますが、
常に創造することで道が開けるわけであります。