本日は静岡県富士市にお住いのT様が元へお届けに上がられた
ラシーントラベラーをご覧頂きたい。
カラーは杉緑(シダーグリーン)であり、ラシーンでは特に希少性の高いモデルが
今回のベースモデルである。
なぜ希少化と申せば、綺麗なカラーではあるが、当時はホワイトとサンドベージュが
良く売れたのだろう、杉緑はただただ数が少ないからにほかならない。
丸目型グリルがおごられたファサード
ラシーンの純正にはその丸型と角型が合致した未来型ヘッドランプが印象的だが、
丸目型のヘッドランプもそのノスタルジックな方向性の仕上げでは群を抜く。
一時期は丸型=旧いというパラダイムにより自動車メーカー各社は丸型の
ヘッドランプのデザインを捨てきったかのように思えるから、今あらためて丸型デザインが
新しく感じるのは面白いかもしれない。
しかし丸いヘッドランプのクルマしか乗りたがらないあたしのような偏屈者の考えを持った
人々は実は大勢いらっしゃることはメーカーは知る由もなく、
このまま国産車の異形ヘッドライトはエスカレートし星形になる日も近い。
丸目型ヘッドランプ用グリルの上空より撮影
ヘッドライトリムの成形はグリルに続くのが伺えるが、今回のはリムと
グリルを同色でラッカーフィニッシュが施している。
また、お客様の好みによって、リムだけ他色にラッカーフィニッシュを施すことも可能だ。
しかし、この仕様はバンバーも同色にすることにより可愛さがあふれている、と言える。
謹製ウェル帆布 ラシーン用ダッシュマット
こちらもシートに使用するマテリアルと同じものを使用して製作される。
このダッシュマットの発祥はやはりアメリカだろうか。
どうやら自動車のモディファイを行う文化にはどうやら国境は無いようだ。
外装は丸型ヘッドランプやバンバーの同色、ダッシュマットと国別で表すなら
今回のそのモディファイはオールドアメリカであるとあたしは思うが、T様如何だろうか。
謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー
アイボリーにピンク色のシートはおいしそうなアイスクリームを想像するのは
あたしの今食べたいものかもしれないが、とても可愛らしい女性らしいカラーリング。
男性陣には想像はできないその色味がキュートなのだ。
スペアタイヤを装着しているステーには
ボディーと同色でラッカーフィニッシュが施されたことにより、
後方正面姿見はとてもやわらかな印象に。
今までの製作の視点からは機能部品は色を分けて製作し、より機能的パーツですよと
主張してきたような流れはあったが、硬く見せたり、やわらかく見せたりと
色の使い方で印象が大きく変わることが伺える一枚であり
こういう色使いも是非とも参考にしてもらいたい。
そして今回のラシーンではドアミラーやトップのルーフレールなどは純正色にとどめている
ところがマイナス一の定義にあたり、全体的に自然に見せている訳だ。
ラシーンちゃんとT様をご自宅前でガシャ!!
この度はT様ラシーントラベラー納車おめでとうございます。
またまた、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。
これからは相棒として楽しく一緒にお出かけください。
今日はコレまで~。
本日の名言