どんもす~。ウェルです。
さて、本日はウェル帆布社謹製、ラシーン幌(カーソントップ)を
ご紹介致そう。
そろそろロゴも出来上がるのだが、このカーソントップとは
一体どんな意味で製作されたのか、という所からご説明致そう。
『日産社内で新車種を造り出すというプロジェクトがあり
ラシーンのコンセプトは1992年の春頃からスタート。
そして、今回ご登場頂いた平林氏を含めプロジェクトチームが
ラシーンのエクステリアなどの案を出すため
1週間の合宿を山梨県の清春芸術村で行った。
そして、この中にラ・リューシュという建物が有り、
ここでラシーンの初期スケッチが描かれたのであった』
そのときのスケッチがこれだ!
そう、リヤの荷室部分をキャンバストップで覆う提案がなされていた。
この山梨県の清春芸術村ではラシーンのデザイナー(インテリア、エクステリア)
が両者ともラシーンのモデルを描き、皆が描いたデザインから
平林氏のデザインが一番評価が高く、後にラシーンという形が
出来上がっていったのである。
しかし、この幌仕様。
もちろん製品化はされなかったという夢の仕様。
なんとも面白い発想ではないか。
という所からスピードウェル社がオタク度を高くして製品開発を行ったという。
合言葉は『ラシーンにアウトドアを乗せて走ろう』だ。
今回は荷室部の左右の窓は埋めてしまう事となる。
内張りを剥がすとガラス部がはっきり解かるようになる。
このガラス部はラシーンの内装に一番近い色の生地で覆う事となった。
こうしてガラスより一回り大きく生地を切り、
接着してゆく。
これに内張りがはまればこのセクションの加工は終了だ。
ご覧の通りの出来栄え。
事実、この場所の窓は走行中見ることはなく、あっても無くても
苦にならないだろう。
もちろん、荷室部分を隠すというプライバシーには万全である。
リヤガラスが取り外された様子。
これはプロトタイプゆえ、この際の部分は車両そのもののスチールで製作するのだが
製品はFRPで模られるのだ。
さらにこの部分は幌の留め具が取り付けられる事になるため
鉄板が溶接された。
そして、中央をご覧頂こう。
これが幌を留めるための金具だ。
金具自体にギミックがあり、見ても楽しめ触れても楽しめる。
というのがスピードウェル社のコダワリ。
左側と右側の金物が合わさり、左側の頭をクにゅっと回すと
閉まる構造だ。
こういう風に!
さて、この金具は幌を留めるために使用するのだが、
天井にも装着された。
よくよくご覧頂かないと解からない位置に装着される。
これは幌をめいいっぱいあけたときに押さえるための金具だ。
こんな具合だ。
さらにこんなギミックも付く。
そう、左右で巻いてベルトで固定も出来るという。
キャンプをして車内でお泊りも可能だ。
プラス蚊帳をたらしても風情があるだろう。
幌の左右はジッパーで固定され、下部は先ほどごらん頂いた金具で固定される。
アナログなところが心をくすぐる。
この個性はスピードウェル社の一つの形かもしれない。
幌のカラーは色々とあるため、どのカラーのラシーンでも
ばっちり決まるであろう。
夢の仕様
『ラシーンカーソントップ発進。』
価格は幌の仕様にもよるのだが、4万円~6万円までで製作が可能。
気になる方はトップページからお問い合わせ下され。
今日はコレまで~
本日の名言
人間、一度に二歩は歩けない
そう、これはですなぁ~
千里の道も一歩より起こる、一歩ずつ前進すればよい
ということでしょうか。
まああわてず、しかし一歩ずつ着実に夢まで歩みたいものですな。