スピードウェルワークスのPIT
当時は話題沸騰の6年連続マーチレースシリーズチャンピオンになった
オレンジ色の初代マーチ。
当時の大口スポンサーはオートバックスということで、その色恋
オートバックスカラーに染め上げられた初代マーチレースカーの製作は
F1のメカニックを務められている、そしてあたしの恩師、城野氏の腕によるもの。
スピードウェルの技術力向上のための教材にと実は最近、城野氏より譲り受けた。
6年連続のシリーズタイトルを獲得
数々の名ドライバーにより、1989年から1994年まで6年間
常にトップを独走し続け輝かしい栄光がもたらされたJOHNOマーチ。
その素晴らしい技術はボルト一本にあり、不要な長さを一つずつカットするなど
細かな積み重ねで仕上げが施されている。
まあ、あたしの鈍間な運転では豚に真珠のようなこのクルマ。
実はここで、今年の熱い7月に岡山国際サーキットで開催される
Tipoオーバーヒートミーティングで昨年1100㏄にボアアップした
PAOレーシングカーと一緒に走らせようと、すでに復活のノロシを上げている。
巨匠ジウジアーロによる折り紙デザイン
初代マーチはニッサンがジウジアーロのデザイン事務所に依頼して
製作されたものだとそう伺う。
なにか今になってこの角ばった感が、あたしの心を非常にくすぐるのは
最近の流面形の新車ばかり見ている、もしくはユニバーサルデザインですよと
個性の無いクルマが売れるデザインだとすりこまれているせいだろうか。
Be-1、PAO、FIGAROとそしてRASHEENの個性あるクルマが
生産されてはや四半世紀がたとうという時代の渦中、
現在はめっきり個性のない車があふれかえっているというのは
単なるあたしの持論かもしれないが、Be-1、PAOなどチーフデザイナーの
古場田良郎氏は日本のいや世界の自動車デザインの巨匠であったことに
そしてあることに間違いはないと確信している。
本日の名言
いかなる人の知識も
その人の経験を越えるものではない
byジョン・ロック
そうですなぁ。もっと勉強しないととおもってても、それと同じく
経験もしないといけません。大人ってすばらしい。