丸と四角
これが、PAOとRASHEENの形状を端的に表している言葉であ
る。PAOはヘッドライト、テールランプ、メーター、全体的
なボディー形状が丸く、RASHEENはボディー形状は四角と表
現される事がある。だが、これら両者とも、只の丸ではなく、
ただの四角でもなく、新しい丸と四角を創造して造られたも
のであるという事に、インテリジェンスさを感じる事が出来
るのである。たとえば、PAOのヘッドライトは丸くても、上
部が飛び出しており、既存の丸型ヘッドライトではなかった。
ラシーンのヘッドライトに関しては鍍金リムが復活し、内側
が四角、外側が丸というデザインで斬新だった。両者はただ
単に時代に焼き増しされたレトロなクルマではなく、新しい
時代にむけて創造された未来感たっぷりなクルマだったので
ある。そのお陰で現在でも古いのに古くない佇まいを感じで
新しいファンを増やし続けている。
PAOトラディショナル 新しい丸
この度は埼玉県さいたま市にお住いのO様の元へお届けにあ
がりました、PAOトラディショナルMTをご覧いただきます。
アクアグレイの車体は、なんと走行4万キロ台のMT仕様で
現在では本当に希少車となりましたが、RASHEENからのお
乗り換えということで、他のクルマにめもくれることが出
来ずPAOとなったというオーナーの御話。
オリジナルを基調に整えられたボデー
発売当社のカラーに復元がほどこされたボデーカラー。ホ
イールも当時の趣のまゝである。
レザーの張替え
内装に関しては、オリーブグレイ系のレザーで張替えが行
われ、カラーイメージとして純正風をアピール。
PAOのメーター
夜の帳が下りると、PAOのメーターはいよいよ薄明りに照ら
されて、雰囲気が増すわけである。これを、明るいメーター
球に交換される方もおられる訳であるが、それらは好みのも
のであるが、デザインされた光量である事だけは理解してい
ただければ幸いである。
パオ威風堂々
パオとラシーンと記念撮影
この度はO様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうご
ざいました。ラシーンも大切にされていたようで、新しい
PAOも末永くお乗り頂ければ幸いです。また、駅までお送り
頂き、恐悦至極に存じます。
今日はコレマデ。
本日の名言
雲の上はいつも晴れ