姫街道
東海道は東京の日本橋より始まり、京都三条大橋で終わる。
というのは、一般的であるが実は終点は大坂の京橋までで
続いている、というお話はなかなかの玄人好みである。
そして、東海道には裏街道というものが存在し、俗に姫街道
と呼ばれるそれは、当時女人は自由に街道を往来することが
許されておらず、関所を通行しない難所を進む道の事である。
池田の渡しは、天竜川を浜松に向けて渡る際に、輿に乗せて
川を渡るのだが、江戸時代の文献を見るに、雨が降ると2,3
日渡れなくなるようである。なので、川近辺には宿場町が
存在する。この磐田の池田周辺もそのような街の景観が見て
取れるから、PAOに乗って400年前を思い起こしながら走るの
も味わい深い。写真を撮影していると、その渡しの角にある
髪きり屋の5代目亭主がPAOを不思議そうに眺めながら近寄っ
てきて雑談がはじまった。人を魅了する車、PAOはそれである。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
この度は静岡県磐田市にお住いのK様の元へお届けにあがられ
たPAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。アクアグレイ
の走行距離6万キロとすでにPAOとしては、非常にめずらしい
個体は、約1年ほどかけて製作が行われた。
PAOトラディショナル フロントフェース
バンパーやグリルはPAOの純正カラーで復元がなされており、
特にグリルのメタリック色の仕上げ方によって、黒味がまし
引締まる印象を受ける。ヘッドライトには通称まつ毛が装填。
少しのリメイクにより女性らしい可愛いPAOに。
ザ モケット パオ専用
最高級のモケット生地を使用しはりかえられたシート。乗れば
乗るほどシートに輪郭がついて味わいが増すのが特徴。
お母様と娘さまと記念撮影
この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうござ
います。末永くお乗り頂けますように、定期点検もご来店ど
うぞよろしくお願いします。また、沢山のお土産も感謝致し
ます。
今日はコレマデ。
本日の名言
寝る時間を犠牲にしていた連中は、
早々とあの世に行ってしまった
by水木しげる
昨今、電通の問題により長時間労働のニュースが何かと話題に
なってはおりますが、まず日本人は幸せが何かという定義を
しっかり行うところから始めないといけませんなぁ。