普遍的な対峙
日本人のモノの見る目は、伝統工芸などを見て解るように
本来は素晴らしものであったと想像するが、ご維新以降、特に
敗戦後GHQによる日本の解体後、新しい物が良くて、
古い物が悪いというのが社会的な風潮となった。
この風潮は現在は国が率先して未だ市井の人を洗脳させており、
たとえば新しい家は、担保されるが古い家ではたとえ明治、大正時代の
素晴らしい木造建築であったとしても無価値とする、そのような風潮である。
このような考え方では、価値のあるモノでも、古いだけで無価値化されてしまい
結果、良い物が残らなくなってしまう。
端的に言えば国は、消費を伸ばして新しい物を買ってもらって経済を
無理やり循環させようと必至になっているのである。しかし、この行動には
落とし穴があって、そうなると、消費優先で結果良い物を造っても、新しい物が
出てくる、もしくは時間が経過すればゴミと認定されてしまう訳であるから、
どうせ長く残らない訳であるから、良い物自体を造る行為自体行わなくなってしまう。
これは今後日本人には多大なる負の概念となる事は間違いない。
世界を見渡せば、ヨーロッパは価値を見極め高める社会を形成し、
亜細亜では、大量生産大量消費のゴミ社会に発展しており、
今後日本が、ものつくりで世界に通用する時代は間違いなく無いといって良い。
普遍的でも価値のあるモノを作れば、消費が減るから出来ないという
のはジレンマではなく、永続的に発展させようとするならば、
今、大量消費をやめて、価値を高めたものづくりにスイッチしないと
本当に取り返しのつかない時代に突入してしまうだろう。
トヨタはフォルクスワーゲンに負け、世界2位に墜落
してしまったのは、ドイツと日本のその国策の違いであって、
『ドイツは30年経てば、自動車の税金はタダ、日本は13年で重税。』
モノを造る者たちが、30年残そうとして必至に考える精神性と、
モノを造る者たちが、13年でゴミになるからという精神性、
ただただ、この違いである。
ラシーントラベラー 前方正面姿見
この度は、兵庫県加古郡のM様の元へお届けにあがられた
ラシーントラベラー、シダーグリーンをご覧頂く事に致そう。
走行5万キロと、このシダーグリーンのカラーは、すでに国の
重要文化財に認定されてもおかしくはない。
普遍的なDESIGN ラシーン専用 ザ・モケット
飽きの来ない、普遍的なスクエアDESIGNザ・モケットシート。
使うほどに風合いが増す様には、本当に驚かされる。
拘りのモノに囲まれる。
ただそれだけで、その時間が美しい物になる。
ラシーンとご家族の記念撮影
この度はM様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。
ランクルとラシーンという永久に不滅的なDESIGNにかこまれて
とてもうらやましく感じます。
それでは、やまやうみ、日本中旅をお楽しみください。
今日はコレマデ。
本日の名言
不可能の反対語は可能ではない。
挑戦だ。
素晴らしき名言でございます。