藍と呉須
アオとアオとそう読む訳であるが、藍色の染物や、呉須で描かれた陶磁器
の色は、日本人の感性に訴えかける色合いであって
今日でも染物に使用されていたり、食器などの彩色で使われていたりする。
石川県の伝統工芸である、九谷焼の山本長左氏はこの呉須の色合いに
こだわっているというのは、以前パオチーフデザイナーの古場田良郎氏に
窯元まで案内して頂いた時のお話である。
最近ではアーティストデザイナーのハイメ・アジョンが呉須を用いて
斬新な焼き物を製作しているのにも興味はあるが、
今回は、スピードウェルが思う藍色をオーナーと打ち合わせして
リミテッドモデルとして製作させて頂いた。
藍色のパオ
この度は、石川県金沢市にお住いのM様の元へお届けにあがられた
パオ『SW-LTD』をご覧頂く事に致そう。
オーナーM氏が思う、今回のPAOのコンセプトは、遠州好みであって
石畳DESIGNの古袱紗を元にフロアカーペットなど製作をして
敷いてみれば、風流である。
solo
金沢駅のアパホテル脇にあるsoloという喫茶店の
暖簾もまた、藍色にこだわって何度も染めて
使用されていると、女将さんより聞く。
やはり、長く使えるもののほうが、愛着も湧くし
それより味が出てきて、それがこだわりになってくる。
フロントフェース
往年のレイヨットドライビングランプを隠し持っていたので、
この時ぞばかりに、リミテッドモデルに装填。
中央部が丸く残る光の影が特徴であり、味わいである。
現代になぜこのような癖のある物が
生まれないのか不思議で仕方がない。
右舷後方より
藍色とテールライトのコントラストがとても美しい。
bd-1 メイドインジャマニー
昨今ミニベロブームもあってヨーロッパの自転車がたくさん輸入され、
わたしもこだわって乗っている自転車があるが
M氏は自転車にもこだわりをもっておられ、
なんとbd-1に乗っておられるという。
さすがにドイツ製は特徴のある物で、
機能美の塊と言えばよいだろうか。
実に美しい自転車であった。
PAOとBD-1と記念撮影
この度はM様、PAO納車誠におめでとうございます。
自転車と同じく、末永くお乗り頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
君が其処に生きているという真実だけで
幸福なのです
by椎名林檎
そうなんです。我々は、日本という国に生まれた、ただそれだけで
本当に幸せなんです。
それでは、なぜ幸せでないかというお話ですが、日本という国を
自分たちが知らない、ただ住んでいるだけだからなのでしょう。
日本という國を知って、真の日本人になりましょう。