大分の秘境
初めて大分に来たときは、別府温泉方面であった。
湯煙が山肌のいたるところから噴出しているのを見て地球は生きていると感じたものだ。
その向こうには美しい山並みが広がる湯布院という温泉のランドーマークが存在し、
だれしもが大分と言えばおんせん県であると思ふわけである。
帰りには大分駅から特急で小倉まで出て新幹線で大阪というスタイルではあるが
車窓から眺めていると途中にUSAという駅が存在する事が確認できる。
それはUSAであって宇佐という地名なのである。
だからこれは日本の欧米化では全くない。
むしろ日本の交番の屋根にPolice Officeと派手に書かれているほうが問題である。
この宇佐ではあるが、全国にある八幡宮の総本宮である宇佐八幡が鎮座している。
平安時代より、仏教と神道とがハイブリットした六郷満山とよばれる文化が形成され
国東半島の険しい山に入る山岳信仰も盛んであった。
しかし現代ではそこまで信仰する人も少なくなったようである。
国東でPAOに乗れば、その信仰される自然の力をキャンバストップを開ければ感じれる。
PAOは空気も土の匂いも、風もすべてが感じれるクルマであると再確認できる。
そして人間はもっと自然と向き合って生きたほうが幸せであると、思ふ瞬間がそこにあった。
PAOトラディショナル 前方正面姿見
この度は大分県国東市にお住いのY様の元へお届けにあがられた
PAOトラディショナルをご覧頂くコトに致そう。
今回のPAOのは半年という時間を頂き、足回りからミッションから
組み直して製作が行われている。
ボディーワークでも、フロントグリル周辺の修正から行われ、
ある程度のレストア状態である。
PAOのフロントフェース
バンパーやグリルにはセミグロス(半艶塗装)の純正風で仕上げ、
パオらしさを全面に押し出した。
PAOトラディショナル 側面姿見
ホイールはアイボリーにラッカーフィニッシュが行われ、トラディショナルな
イメージに仕上げられている。
築200年という味噌屋の前でもPAOの余裕の表情がうかがえる。
PAOトラディショナル 右舷前方姿見
このまま江戸時代にタイムスリップしても問題はない。
時代を超えて愛されるのには訳がある。
PAOと記念撮影
この度は山中カメラ様、PAOトラディショナル納車おめでとうございました。
また、帰りにはお土産もいただきさらにはUSAまでお送り頂き、
何から何まで甘えてしまいました。
山中カメラ氏
アーティストの山中カメラ氏。アート活動はもちろん、最近はボンダンス(盆踊り)を
作詞、作曲されて日本中のイベントで活躍中である。
曲作りなさる時は地域に1カ月も住み込まれ、その土地の風土を感じながら
インスピレーションをかき立てられるという。
ぱぱんがぱん、ぱぱんがぱん。
このリズムは欧米人にはないらしく、日本人のDNAには刻まれているようだ。
吹上砂丘音頭のサビがたまらなく美しい。
ボンダンス 時祭(ときのまつり)
来る10月19日、午後四時より 場所は旧西武蔵小学校グラウンドで
時祭(ときのまつり)が開催される。
『カメラ うたう あなた おどる くにさき ボンダンス』
是非ともご来場ください。
株式会社 アキ工作社 が製作する アートクラフト
山中カメラ氏の同アトリエになんと、段ボールで作るアートクラフトの松田氏が。
ディズニーなども手掛けられている。
世界で有名な段ボールクラフトのデザイナー松田氏。
動物や、ディズニーなどのキャラクター、はたまたアートなオブジェや
モニュメントなども手掛けられる。
段ボールを組み立てて立体的でアートな造形物になるところが
デザイナー松田氏の美しい世界である。
ということで、とてつもなく内容の濃い納車でございました。
皆様ご協力ありがとうございました。
今日はコレマデ。
本日の名言
やれないと思うのは、したくないからだ。
そんなことを考えれば、出来るわけがない。
byバールーフ・デ・スピノザ
その通り!!