

岸和田と言えば全国の山車、曳山でも名を轟かせている、だんじり祭りがある。それは、4トンを超える山車を数百人で走らせるものであって、特にやり回しといわれる走りながらコーナーを攻めるのが見どころである。成功であれば大拍手。失敗してひっくり返ったり、電柱を破壊すれば、悲鳴と共に大歓声。なんとも成功しても失敗しても非日常の極みであって、曳手も観客もアドレナリンが全開のお祭りである。そんな中、年から年中だんじりを修理するのが、岸和田の宮大工である。今回はその中でも、北本工務店の棟梁にお話しを頂いた。スピードウェルでは、モノづくり、手づくりの精神を第一に考えており、こうしてお話を聞く事が出来るのは嬉しいかぎりである。棟梁は云う。だんじりは屋根。屋根の形がどれだけ美しいか。そこで全体が決まる。この話は実にわたしの叔父も宮大工であって良く聞かされた話であって、『大工と雀は軒で泣く』の口伝である。まさに、突合せた角はどちらも一かんな掛具合によって分が違うことになる。実に超絶技巧。しかしながら岸和田のだんじりは、毎度電柱や家屋に突っ込んで屋根を壊してくる。祭りの最中は各だんじりのなんと大工も走ってついていく。こんなお祭りありませんね。という事で、ちょいと書きかけで申し訳ない。つづく
