
かの写真家、ロバート・キャパが発表した崩れ落ちる兵士という報道写真は1936年のスペイン内戦の一部であり、LIFE誌を通じて世界に衝撃を与えた訳である。その撮影現場であるエスペホの丘は白い壁の家が固まって建っており、今日この白い壁や煉瓦造りの洋風建築が立ち並ぶ丘の上で撮影しているパオ写真は、エスペホの丘の所以である。スペインやフランスは陸続きで隣り合った場所にあり、フランスから国境を越えてスペインで撮影されたパオとしても良い。桜田ファミリアが昨今完成をしたという事で、スペインに観光に出かけたパオでも良い。兎に角、そんなウマシカな話をして楽しめるのもパオの一部である。

この度は、岡山県倉敷市にお住いのK様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナルレストアをご覧頂きたい。テラコッタ(素焼きの土器色)と云われる一癖効いたカラーはPAOの中では特に目立つ。今回はボディーのレストアも合わせて製作行っているので、写真をズームにしてしっかりご覧頂きたい。

バンパーやグリルは純正を踏襲したカラーに塗装を行い製作。ここ数年はこのオリジナルのカラーから変更される方は皆無であるが、塗装のカラーは選ぶことが可能だ。

ダッシュパネルの上下の張替えと、クーラーの吹き出し口の交換等を行い製作されたインナー。スイッチ一つも欠品しないように組み付けられている。また、内装の内張り用のプラスチックピンは全てを新品に交換している。

本革より革と謳われる、特殊な自動車専用のレザー生地は、世界的にも最高級である。この生地はSWでしか手に入らない特別なものであり、20年経っても生地自体はへこたれないであろう。

絶妙な形状の丸型テールランプは一つずつ独立しているのがCOOLであり贅沢である。こちらも一つずつ丹念にリペアを行い、再度組み付けられる。
この度はK様、パオトラディショナルレストア納車おめでとうございます。モンキーやカブにも囲まれて、雰囲気のあるカーライフをお楽しみ頂ければ幸いです。
今日はコレマデ。
本日の名言
努力出来る人が、天才
by黒沢明

