日産ラシーン ラジオオート(電動)アンテナが動かないの巻!!

どんもす。〜ウェルです。
さて、今日はラシーンのラジオのオート(電動)アンテナが
動かない、という症状をお抱えの方には朗報というブログを
ご覧頂くことに致そう。
まず、ラシーンにはレイディフォ〜(ラジオ)を起動させると
電動でアンテナがヴィヨォ〜ンと伸びるという装置が取り付けられている
のだが、これがまた壊れやすいのだ。
そう、壊れてしまえばどうなるかと申せば、アンテナが伸びない
もしくは縮まないといった症状がうかがえる。
縮まないといふ症状であれば、まだレイディフォ〜(以下ラジオ)
の電波をキャッチ出来るだろうが、
伸びないとなるとガッカリ、ほとんどラジオは聞けないのである。
ラシーン電動アンテナ。
これが、あの噂の電動アンテナの正体だ。
アンテナを上下させるためにモーターが装着され、室内の
アンテナ用のリレーがこのモーターに電流を供給する。
また、今回は良質の中古を使い修理する事となった。
なぜなら、このアンテナはアッセンブリーでしか部品の供給がなく、
日産から送られてくる新品パーツであれば、NANAなんと
24,045円という高額な商品ゆえ、これは少々痛い出費になってしまう。
さらに工賃がはいってくれば3万円近くまでなってしまうというのだから
修理したくても出来ないのである。
という事で、今回はスピードウェル社の中古部から提供された良質な
中古パーツを使い、11,550円で修理が完了したのであった。
めでたし。
それではその一部始終をご覧頂こう。
ラシーンの電動アンテナ外します。
フェンダーとアンテナを留めているパーツを外す。
このパーツは専用工具がなければ外しにくいのだが、極細の
マイナスドライバーやらで対応可能だ。
対角線上に2箇所細い穴が開いており、そこにドライバーなどを
突っ込み、ネジを緩める方向に回せば取り外しが出来る。
アンテナ上部を固定していたパーツだ。
これが取り外されたパーツだ。
↑この右のパーツが、左のパーツをフェンダーに押さえ込む形で
取り付けられているのである。
上部の固定していたパーツが取り外された。
先ほどのパーツを取り外すとフェンダーに対してアンテナがフリーになる。
上部は先のパーツでフェンダーに固定されていたのだが、
下部の取り付け位置をご覧頂き候。
フェンダーのインナーカバーを取り外す。
インナーカバーは各所にネジ留めされている。
そう、このネジが各所に取り付けられていて、タイヤが邪魔で
取り外すのが面倒だ。
モーターを外している様子が伺える。
遂にアンテナのアッセンブリーが外された。
そう、さほど難しいことは無いように思えるのだが、
配線類を室内から引き直さないといけないという非常事態が
待ち受けているのだから、DIYでは不可能だろう。
これをDIYでされる方がいらっしゃるようであれば、是非とも
スピードウェルに入社を期待する。
これがモーターの鎮座する。
アンテナの一式が納められている状態での写真だ。
室内からはアンテナの配線を引き出さないとアンテナ一式が
引き出せないので、先にオーディオを外し配線を助手席側
グローブボックスまで手繰りよせなければならないのである。
室内は左グローブボックスを取り外す。
グローブボックスが取り外された。
↑このグローブボックスの取り外しはボックスしたの左右に
プラスチックのピンがあり、それを抜き取れば完了する。
以上、取り外しの一通りをご覧頂いたのだが、組付けは
その反対の反対の反対なのだ。(天才バカボン風)
電動アンテナがのびのびた。
遂に念願のアンテナが伸びた。
工場長は言った。これで、ラジオが聞こえます。
静かな工場に軽快なラジオの音が響きわたった。
オーナーは、喜んだ。『プロジェクトX風』
スピードウェル社の修理には新品パーツに限らない。
良質な中古をもちい修理を施すことも可能だ。
明日にあきらめずお問い合わせ頂きたいのである。
末永くラシーン、パオにお乗り頂けるよう今後も
努力し精進する。
今日はコレまで〜
本日の名言
やっている 姿を感謝で見守って 
信頼せねば 人は実らず

by山本五十六
さてさて、本日も素晴らしい名言で御座いますが、
企業は人なりで御座るという所を掘り下げると、こういうところに
たどり着くということですなぁ〜。
上司の皆様には是非ともこの言葉を肝に銘じて仕事をしてもらいたい
ものです。

北海道函館市 S様 パオ納車おめでとう御座います☆

どんもす〜。ウェルです〜。
さてさて、本日は北海道は函館市にお住まいのS様がオーナー
のパオちゃんと道中記をご覧頂くことに致そう。
スピードウェル社は北は北海道から南は沖縄までどこでも
どこまでも全国に納車しているのであるのだが、
今回は福井県の敦賀港からフェリーで航路21時間という長旅の末
北海道は苫小牧港から陸に上がり函館まで納入するという。
敦賀港から出発する。
出発は定刻の午前1時半だ。
このフェリーは毎日出港していないので、なかなかチャンスがなく
S様とも納車のお日にちをあわせるのが大変だったのだが、
ようやく仕上がったパオをフェリーに載せた瞬間、ウェルはほっとした。
フェリーにパオが搭載された。
遂にフェリーにパオが搭載された。
もちろんS様とは面識はなく納車当日に始めまして〜となるわけだが、
S様もどのようなパオが仕上がってくるのか心配だが、ウェルも
絶対に喜んで頂かなくてはならないという、プレッシャ〜が
重くのしかかる。
全ては納得がいくまで作業が進められるわけだが、
一番目指しているのは、新車である。
また、あーだーコーダー言いながら、次の日の午後8時半に
苫小牧港に着いた。
それからは、ひたすら高速で函館まで南下するのだ。
途中サミットが開かれた洞爺湖を横切り北海道の最南端まで
南下すれば、はるばる〜きたで函館〜である。
背景は、はるばるきたで函館山。
函館山とパオちゃんをガシャ!!
そう、今回はスタッドレスタイヤでの納入となった訳で、
ホイールもスタッドレス用とラジアル用が用意され
ラジアル用にはレトロペイントが施された。
せっかくスタッドレスタイヤなのに
まだ雪が積もっていない。と、納車の次の日は雪が降り積もったと
S様がご一報があり、あと一日納車が遅れればウェルは
雪でスピンしまくりで到着できなかったであろう。
これも日ごろの行いのせいか?(それはないだろう)
ヘッドライトピーク(通称まつ毛)
愛らしいまつ毛がパオの魅力を引き立たせる。
スピードウェル社のこのまつ毛はかなりの大人気商品だ。手前味噌。
まず、サイズが大きくなく、小さくなく、丁度良いと
皆に言われる。これは実話。
しかも錆びない。これはウェルが気に入っているところ。
全ては英国で製作されている。
MK-1仕様のライセンスプレート。
可動式ライセンスプレートだ。
色々なパーツがおごられたSオーナーのパオちゃんだが、
外装だけでなく内装もご覧頂き候。
パオ用 ウェル帆布社謹製レザーシートが鎮座する。
ウェル帆布社謹製60スタンダードシートが鎮座する。
今回はアイボリー(ハンドル類)と同じトーンの生地を全面に
使用し、オレンジのパイピングで仕上げている。
オリーブグレイのパオにはとてもお似合いだ。
もちろんヘッドレストもシートと同色に張り替えられた。
全てがオーダーメイドで製作されるだけあって、
全く同じパオもないのだが、個性の強いものからベーシックな
物までどのような形でも製作できるゆえ、シートのカラーは
トコトンこだわってもらいたいところでもある。
パオちゃんと料亭木はら
納車後、木はらという料亭でSオーナーと妹様と共に昼食をとった。
いや〜パオの話も尽きることは無い。S様もパオ好きである。
さらに北海道の海の幸が最高であるのは言うまでも無い。
さてさて、番外編ではあるが、Sオーナーの自宅に搬送中に
なにやら五角形のものが見えてきたので、寄ってみた。
これがジャパンペンタゴンだ。
そう、戊辰戦争集結の地、五稜郭だ。
土方歳三もこの地を走り回ったのであろう。
新政府軍と幕府軍が最後の最後に戦った終焉の地でもある。
五稜郭案内
明治維新という日本の夜明けがココにある。
色々な戦争がおこり沢山の犠牲者がおり、その上にこの現在の世の中が
成立しているという事を、やはり感じ取らなければなりますまい。
ぼけ〜としていては申し訳ないのである。
ノドンとテポドンの発射台ではない。
地対空ロケット発射台ではない。
いやはや、この頃の大砲はおっきい鉄の玉を飛ばしていたのであろう。
ボーリングの玉がごんごろごんごろ飛んできたらあぶないで〜。
(なんじゃそりゃ)
昨今北朝鮮からテポドンが飛んでくるともっぱらの噂だが、
日本におちたらどうすんべか。
この大砲で撃ち落すべ〜。
(冗談ではない)
五稜郭タワ〜だ。
ココにもタワーがはえていた。
五稜郭の堀だ。
土木作業は大変だっただろう。五角形に整形するところが。
バカな事ばっかり申したが、本題に戻ろう。
Sオーナーとパオちゃんの記念撮影。
S様と可愛いパオちゃんをガシャ!!
この度はS様納車誠におめでとう御座います。
北海道の地で元気に走っている姿をまた見てみたいものです。
帰りの飛行機はANA。
大阪へは約2時間というフライトで到着する。
感謝感謝。
お土産まで頂き本当に感謝感謝で御座います。
と言うわけで、今日は北海道函館市のS様のパオをご覧頂きましたが、
かなりかなり納車おめでとう御座いますブログが遅れており、
納車が完了されましたお客様にはまだブログに載らないの〜
という声が聞こえて参りますという事で、来週は
納車ブログうぃ〜くで御座る。
今日はコレまで〜
本日の名言
日に新た
毎日毎日、新しいことを考えて実行できたとするならば
一年365個も新たな発想、出会い、生き方が出来るはず。
なかなかむずかいし事では御座るが、日に新たと思い
生きて行きたいものですなぁ〜。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(完結編)!!

どんもす〜ウェルです〜。
さてさて、今日帰って着ましたが、どこからと言えば大分県。
今回の完結編は大分県は由布市湯布院町までの納車をご覧頂くことに
致そう。
まず、スピードウェル社の全国納車だが、基本的にはキャリアカー
に載せて全国各地へとお届けに参る仕組み。
しかしながら、調整やならし運転を施しご自宅にお届けする車両から
フェリーに乗せてお届けする物までケースバイケースでお届け致し候。
サンフラワー 大阪南港発 大分別府着
サンフラワーがそびえたつ。
そう、今回は大阪は南港から、大分は別府までの直行便のフェリーに
載せて航路を使い納車するという。
大阪の現地時間PM6時50分発だ。
全国納車の中で、航路を使う場所は決まっており、北は北海道から宮城県
南は九州から沖縄県、どれも半日以上乗船するゆえ
船酔いにはウェルも敵わない。
遂にフェリーに乗る
そろそろフェリーに乗る順番だ。
今回はチープな旅なため2等客室という、一番エコノミーな
客室(ざこね)を選んだのだが、さすがに若者の乗船客が多く、
客室は個々の足のかほりが充満し、入室したらいなや鼻がもげたのである。
ウェルの足もついでに臭かったのであろう。
もうこれではお手上げだ。
そんなこんな約11時間の旅が終わり、フェリーから降ろしたところで
ふらふらになりながら記念撮影が始まる。
日産ラシーン 
遂に全貌が明かされる。
今回の特徴だが、外部的には丸目二灯のヘッド廻りと、ペイントの
切り返しだ。
オーナー曰く、最初はホワイト一色にまとめようと考えていたらしく
しかし、この出気栄えはさすがだ。
ウェルのおっさん臭さが乗り移ったかのように玄人好みに仕上がった。
ラシーンの良いところが生かされているとでも申そう。
さらに前後ホワイトにペイントされたバンパーが
玄人好みのグリルに対してさわやかな風合いをかもし出し、
重たくなくしかし落ち着きのある印象に一役買っている。
そう、このグリルのカラーではバンパーが純正色であれば
コテコテであっただろう。
日産ラシーン スピードウェル仕立て
タイヤカバーにはオーナーの思いが刻み込まれた。
そう、知る人は知るあの柄がタイヤカバーにはプリントされたのだが、
どんどんこうしてラシーンがオーナーの色に染まっていくのが
手にとって見れるから面白いところでもある。
日産ラシーン ウェル帆布社謹製レザーシート
ウェル帆布社謹製レザーシートは60タイプを選択。
シート単体で見ると張りのあるオレンジのカラーが印象的であったの
だが、車内に持ち込まれて以来、パネルラッカーフィニッシュと
調和しおとなしく鎮座するのだ。
ウェル帆布社謹製60デザインレザーシート。
このシートにはいろんな思い入れが込められている。
そう、ウェル帆布社が謹製のレザーシートだが、
生地のマテリアルから、縫製や張り方まで一からこだわり、
オーナーの思いの色で製作するというのだから、
ラシーンも蘇えるのである。
4月中にはウェル帆布ページのシュミレーターもリニューアルされる
という事で、ますます楽しみが広がること間違いない。
パネルラッカーフィニッシュだよ。
パネルもシートと同色のカラーがおごられた。
スピードウェル社のラシーンの一つの形にもなった、
パネルのラッカーフィニッシュだが、やはりシートと同色が
一番多いだろう。その他はボディーと同色がそれに続く。
注文時にオーナーが悩みに悩むところでもあるがゆえ、
慎重に吟味した上でくいの残らないよう選定して欲しい。
という事で、大分県に上陸し陸運支局へむかう途中に
通天閣ではない。大分タワーだ。
通天閣ではない。大分タワーがそびえたつ。
一瞬、大阪の通天閣かなと思わせるそぶりをしていた大分タワーだが
ビルの上からそびえるという、京都タワーにも通ずるたちかたが
独特だ。
オーナー宅に無事納入された。
遂に納入された。
いやはや、大分県までの道のり(海のり)は長かったのだが、
関西から湯布院行きであれば、是非ともフェリーをオススメする。
しかし2等客席だけは間違っても立ち入らないで欲しい。
足、すごいのである。
また、ウェルのへたっぴな写真もご覧頂こう。
日産ラシーンフォト募集なのだ。
ガシャ!!
ただ今スピードウェル社では、パオ&ラシーンのお気に入り写真を
だいだいだい募集なのだ。
まとめて月刊スピードウェルに載るという、企画も立ち上げられる
訳なので、ふるって参加して欲しい。
撮った画像はスピードウェル社のメールまでお送りくだされ。
今日はコレまで〜
本日の名言
昨日が今日をつくり
今日が明日をつくる

そう、しかしながらこれは毎日努力している人に当てはまるお言葉。
だらだらしていたらだんだん悪くなっていくばかり。
さて、皆様は明日はどうつくりましょうかな。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(組立編)!!

どんも〜ウェルです!
さて先日バンパーやグリルなどのペイントを行っていた、
あのラシーンの組立編と題して中編をご覧くことに致そう。
話はさかのぼるが、MTで走行15000km台のラシーンは
そうめったと御座らぬが、オーナーが待ちに待ち、
ウェルが探しに探し現実の物となった一台である。
日産ラシーンの製作風景
各部の調整などにより分解されている。
スピードウェル社では、各部の調整や、点検、部品交換などなど
日常のメンテナンスではなく、手の届かない場所を整備して
お届けする訳だが、このお車もまた手間をかけた一台だ。
日産ラシーンの内装ばらばら事件
内装は外され、いろんな部品が飛び交っている。
どれがどのボルトか、など聞かれてもお答えする事が出来る。
それぐらい分解しても解かるのが当社の職人達だ。
ウェル自信、整備士でもあるわけだが、今は最終の調整や点検も
行うわけだが、ウェルがここはちょっと〜と言う前に
工場長が修正しているから頼もしい。
日産ラシーン シート張替え
もっぱらウェルはシートの張替えに従事している。
それぞれの人間がそれぞれの持ち場で責任を持って作業しているのだから
効率は良いのだが、同じ気持ちで作業しないと決して佳き車は
出来上がらないのだ。
バンパーがおごられた
遂にバンパーが装着された。
ラシーンのバンパーは取り付けボルトが多く、ボルトも折れやすい。
経年劣化や錆で外れにくくなっているので、DIYで外される場合は
注意が必要だ。
ぼき〜と折れてもウェルは責任は持たない。
バンパーが付いたという事は、遂にグリルが装着される瞬間も
迫ってきたのである。
グリルが装着された
工場長はどSである。
そう、またしても全貌は明らかにならない。
この車両は3月23日に大阪からフェリーに載せられ、大分県の
オーナーに24日には納入されるという。
全ては24日以降に明らかになるというわけだが、
部分的なショットをまとめてご覧頂こう。
ラシーン 網グリル
グリル中心部。
そう、ただ網の部分を撮っただけではあるが、ココにもウェル的な
仕上げの美的感覚が存在する。
良くご覧頂きたいのだが、綺麗に網が上下のラインにぴったり
平均的に装着されているのがわかるだろうか?
ただ単に取り付けただけでは、このラインは出せないのだ。
一つ一つの部品の組付けにもスピードウェル社では
細かな配慮が万全だ。
ラシーン 網グリルの違ったショット
ラシーン 網グリルのまた違ったショットラシーン 網グリルのまたまた違ったショット
イメージは沸いて来ただろうか。
こうして、バランスを整えられながら製作を進めていく訳だが、
そう、こう、しているうちにパネルのラッカーフィニッシュが
用意された。
ラシーン メーターパネルラッカーフィニッシュだ
平成9年式なので、左側のダッシュポケットは御座いません。
今回はシートのカラーと同色にパネルのラッカーが施された
のだが、組付ける前の単体での状態では、かなり鮮やかな
印象だ。
内装が取り付けられていく
ドアパネルなども綺麗に取り付けられた。
だんだん形になってきたのだが、まだまだ仕上がりにはほど遠い。
一つに作業ごとにクリーニングが行われるゆえ、
組付けには一番労力がかかるところでもある。
見えない部分でも、綺麗でありたいでしょ。
また、この部分の手を抜くと全てが、妥協の仕事となり
スピードウェル社のクラフツマンシップに違反する。
エアバック部分。
エアバック部もラッカーフィニッシュが施された。
おぉ〜次から次へと主役が揃ってきたのだが、
またクリーニングだ。
ルームクリーニングが施された。
全席外され、内装をクリーニングされるのだから、
気持ちも良くてたまらない。
ウェル帆布社謹製60レザーシートが組付けられていく。
遂にシートが搬入された。
ラシーンが組み立てられている最中、ウェルは隣で
シートを張り替えていたのだが、ようやく完成したので、
ココで、組みつけられるのだ。
シートは後部座席のお尻の部分から組付けが始まり、
後部座席の背もたれへ続く。
ラシーンの後部座席は6対4での分割シートになるため、
今回は左側からの組付けとなった。
パネルがおごられた。
パネルが遂に完成した。
ココまでくれば、最後に前部座席を取り付けて終了となる。
この時点で、灯火類、メーター廻り、オーディオ系などの
最終の点検が行われる。
スピードウェル社の製作には必ず点検が2度行われるのだ。
前部座席が鎮座する。
内装は落ち着きのあるオレンジに染まった。
遂にこのラシーンは完成したわけなのだが、
少しだけオーナーのコダワリもご覧頂こう。
塗り替えられた訳だが、そのガンメタリックが
グリルの廻りと、ワイパー、さらに背面タイヤステーに
おごられたのである。
背面タイヤステーはバンパーの色がおごられた。
ご要望があれば、どのようなカラーにでもアレンジ可能。
これで、ラシーンのドアアウターハンドル、ドアミラーとも
同じ色になった。
統一感が増した訳だ。
さらに、背面タイヤカバーにはプリントが施される事となった。
タイヤカバーにオーナーの思いが込められた。
熱い思いが刻み込まれる。
こうして、オーナーの色に染まるラシーンの製作をご覧頂いた
のだが、完結編は3月25日にアップ予定で御座るゆえ、
超ご期待あれ。
今日はコレまで〜
本日の名言
おもしろき こともなき世を おもしろく
by高杉晋作
いや〜素晴らしい、辞世の句では御座いますが、
やはりただ者ではこういう発想にはなりますまい。
世の中、自分で変えるのだと思っている方には心打たれる言葉でも
御座いましょう。

日産ラシーン 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(前編)!!

どんも〜ウェルです!
さて〜本日はスピードウェル社が日常製作している
ラシーンをご覧頂くことに致し候。
毎度毎度整備のブログや、納車の風景などブログでアップ致して
おるので御座るが、さてさて今日はどうなる事やら。
今回のベースとなるラシーンのスペックだが、平成9年式で
なんとMT車である。おお〜もうMTなど存在すら忘れかけていたのだが、
これまた熱いオーナーからの要望で現実の事となった。
しかも走行距離はなんと、15000km台と、
まさしく日本で一番走っていないMTのラシーンではなかろうか。
車内はまだ新車のかほりが漂っているのである。
日産ラシーン スピードウェル社の製作風景
自社塗装ブースでお化粧直しが施される。
スピードウェル社では、背面タイヤのステーやボディーの各部分の
仕上げなど、全てが自社で行っているゆえ、コダワリが
惜しみなく投入されるのである。
このコダワリはまた下のほうでご覧頂こう。
↑でもバンパーが着いていないのに気づかれたかな?
日産ラシーン バンパーやグリルもペイントが
バンパーや、あれれグリルなどもラッカーフィニッシュが施された。
そう、先日もご覧頂いた、ラシーンのバンパーにはボディーと
同色でラッカーフィニッシュが施されたわけだが、今回は
また一味違った物が装着されるのだ。
今日のブログの冒頭写真が後ろ向きだったのはこういう事なのか。
ウェルはドSなので、ぎりぎりまで見せたくは無いのだが、
皆様も気になると思うので少しだけご覧頂こう。
日産ラシーン 丸目二灯ヘッドライト
丸目二灯がおごられる。
おいおい、グリルを取り付けて写真を撮ってよと、皆の声が
聞こえんばかりの勢いなのだが、そこはドSのウェルちゃん。
まだお預けなのである。
今回は、外装と内装をメインにご覧頂くことになりそうだが、
丸目のヘッドライトをも少しご紹介致そう。
そもそも、丸目は昔から存在し、既製品(汎用)で存在する物。
古くは1950年代からその形は変えておらず、スピードウェル社が
取り扱うクラシックMINIにもこの丸目は装着されている。
(メーカーは違う)
丸目ライトは既製品だ
このライトはIPF製で御座る。
ウェル的なセンスでは本当は昔のルーカスあたりをおごりたいのだが、
時代がそうさせない。
まあ、IPFが妥当だろう。しかし、今後オーナーが丸目のヘッドライトを
コダワリ出したら、色々と丸目をご用意できる引き出しはある。
早く装着してみてみたいのだが、今日はほんとにお預けだ。
さて、今回のコダワリだが、それは塗装のお話。
スピードウェル社の塗装に使われる塗料は必ず2コートが施される。
この2コートとは一体何ぞやと申されれば、
まずベースカラーとなる色が物体に吹き込まれる。
綺麗に色が染まるまで、3回ないし4回くらい吹き込まれた後に
トップコートのクリアーが巻かれるのだ。
そして、今日のその時をご覧頂こう。
グリルの塗装にはコダワリが見え隠れする
グリルの色の切替しが今日のその時。
普通であれば、というよりコダワリをもって塗装しない限り、
この場合、まずベースとなるホワイトを塗られる。
そして、次にホワイト部をマスキングして切替されたシルバー部を
塗ると言う工程になるはずだ。
しかし、その工法は楽ではあるが、ばち〜とホワイトとシルバーの境界に
塗装の段が出来てしまい、
スピードウェル的には納得がいかない。
そして遂にその時スピードウェルが動いた。
日産ラシーン 丸目二灯ヘッドライト用グリルが鎮座する
グリル一つにしても製作にコダワリがある。
今回の工法は時間と手間もかかるゆえ、なかなか成しえないのだが、
まず、シルバー部を塗る、ベースのみだ。その次に。シルバーのベース
塗料の部分を乾かし、マスキングを施す。
乾ききっていないとマスキングテープに塗装が奪われる。
次にホワイトの部分を塗装する。
まずベースコートの二色を塗り上げるわけだ。
そして最後に一気にホワイトとシルバー部分にまとめクリアー塗料をグルリと巻くのだ。
こうして、ホワイトとシルバーの合わさる部分が滑らかなつながりと
艶のある仕上がりになる訳だ。
一つ一つをとっても些細な事だが、ひと手間を惜しむことなく、
製作してゆけば、本当に輝きのあるお車になるはず。
また、その思いが新たなオーナーの車に対する思いを
さらに大きくする事は間違いないところであろう。
さて、明日は、内装がどういう風に変化するのか
超ご期待あれ。
今日はコレまで〜
本日の名言
進歩とは反省のきびしさに正比例するである
by本田宗一郎
さすがおやっさん。どれだけじっくり自分に厳しく反省するか、
その裏側に進歩が待っているのでしょう。
ウェルは反省しまくりですが、一向に進歩しません。
もっと厳しく反省しなければならないという事なのでしょう。

スピードウェル社の日常(完結編) こだわるブリタックスイエロー パオお披露目の巻

どんも〜ウェルです!
いやいや〜少しブログの更新にお時間頂きましたぐぁ〜
あのブリタックスイエローのパオちゃん、略してブリパオの
本日はお披露目にあずかろう。
まず、前回から前編、中編ときておいおい後編(完結編)は
まだか〜という沢山のお声に本日はお答え致し候。
この車両の発注は昨年の12月20日という事で、どえらい位
時間はかかっておるのであるのだが、それは1から
組みなおすという作業から始まった。
ブリタックスイエロー パオ
ほんぽう初公開、これがブリパオの雄姿だ。
ちょっと〜望遠で撮りすぎたのか、雄姿とは言うものの
可愛すぎる。
鮮やかなイエローが太陽の日をいっぱいに浴び輝いている。
ウェルもこの光線をあびてかして、目がちかちかしているのは
そのおかげだろう。
街で走っていると必ずあれ〜ブリパオやで〜と
一目でわかるところが良いのである。
さて、室内へと移ろう。
スペシャルだよ
スペシャル仕様のダッシュパネル張替えだ。
そう、この仕様は今後封印の可能性もある。
というのは、かなりの時間と労力がかかるゆえ、
ウェルの心をおおきく揺るがす事件が起こらなければなし得ない。
まあ、気まぐれと言えばそうなのだが、
本当にパオを愛してやまないと説得されれば、いざ仕方なかろう。
お造りするスペシャルである。
長崎カステラカラー
カステラとオーナー曰く。
そんなところから沸いて出てきた、カラーリングも
ベストであった。
パオやラシーンも十人十色であるのだが、
こうして一台、また一台と製作していくと、色々な
オーナーの思いがあるのだなと、つくづく感じる。
たまにウェルの主観的にこの色が良いですよとか、
こうしたらどうでしょうなどなど、オーナー様にお伝えする
事もあるのだが、やはり一番はオーナーの思いなのだ。
これからももっとオーナーとなられる方々の思いを
形にする事に全力を尽くすだろう。
ノスタルジックと普遍性
NEWウェル60シートがノスタルジックなかほりを演出する。
パオの神様、古場田氏もノスタルジックな物を造ろうとは
思いませんでしたと、某専門誌で語られて居られましたが、
ウェルも妥当な言葉でノスタルジックという言葉を
使って説明しているのだが、これは本当はノスタルジックでは無い
と思うのだ。
それは、普遍性のあるおもむき。
100年経っても1000年経っても通用する、普遍的な良さがココに在る。
音楽でいえばビートルズだろう。
ロックの原点ともいえるビートルズは古いとかノスタルジックな音
とかではなかろう、100年経ってもビートルズは音楽では普遍的である。
だから、一つのいわゆる形としてパオは君臨しているのだ。
と、ウェルの主観である。
ウェル帆布社謹製の数々もその普遍性を求めて製作されているのだから
他に比べようが無い。
ウェル60レザー
ヘッドレストが取り付けられた。
ヘッドレストもカラーをお選びする事が可能なのだが、
まずシートと同じ風合いがベターであろう。
ベストはオーナーの心の中に秘められている。
今回のシートの製作にも数々の改良点が加わり、
まろやかな風合いになったのだが、今後も断り無く
良い方向へ改良が加えられていくのだ。
パオ用トノカバー
トノカバーまで張替えられたのだ。
そう、トノカバーは純正品の枠がなければ製作不可能であるのだが、
今後スピードウェル社製の枠も発売予定だ。
価格面だけが今後の課題ゆえ、しかし来月末にはお披露目と
あいなり申す。
パオの道は続く
こうして新たなオーナーの元へ旅立つのであった。
早くも4月の月刊スピードウェルにノミネートされたわけだが、
それも楽しみの一つになるはずだ。
パオをこれからご購入される方々も一度はご相談下されば
パオと共に新しい風に出会う可能性があるだろう。

本日の名言
努力は
必ず実る

そう信じて頑張る事、それが一番大事ではなかろうか。
努力せずして何も実らず。
全ての人にチャンスが与えられているのだろう。
やるか逃げるか、それは自分次第だ。

日産パオ 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(中編)!!

どんも〜ウェルでしゅ。
さてさて〜本日もブログをカキカキ致しますが、
本当に皆様がお楽しみいただけているでしょうか?
今回このブログをご覧頂いた方々、一度は〜コメントして頂きたいのよ。
感想でも〜こんなんしてほすぃ〜などなど、カキコよろしく〜。
ブリタックスイエロー パオ
ブリタックスイエローに塗り上げられたパオちゃんが鎮座する。
そう、なんとこのブログは後編となるはずであったのだが、
あまりにも気になり中編が作成された。
オーナーとなられる方、そうこのブログを見てドキドキしている
事であろう。皆の注目の的である。
今回は、グリルやバンパー、ホイールに至るまで、すべて
シルバーにリペイントが施されたのだが、異質ではない。
この場合はノスタルジックカラー路線の色味ではあるのだが、
少しキリッとしたスタイルとでも申そう。
通称まつ毛 ヘッドライトピークはウェルのお気に入り
ヘッドライトリムまでリペイントが施される。
スピードウェル社で販売時にヘッドライトピークをオプションで
取り付けられる方々には、このリムのリペイントがサービスで
付いて来る。
それは、どういう事か?と申せば、せっかくピークを取り付けたのに
ライトリムが汚れていては
なんのこっちゃ抹茶にラムだっちゃ。(うる星流)
スピードウェル社の小さなコダワリでもある。
ビール瓶カラーのスモークがたまらない。
なにもいえね〜。
スモークだからといってあなどってはならない。
そう、昨日ご覧頂いたスモークガラスを取り付けたのだが、
ほうら〜すかしてみればビール瓶を彷彿させるのだ。
いやぁ〜ビール瓶て本当にノスタルジックな雰囲気になりましたなぁ。
昔は、みんな家にビンビールのケースが有った様で、
酒屋さんが取りに来ては新しいビール瓶を置いていった。
そんな時代をも思い浮かべるのだが、懐かしい輝きでもある。
ビール瓶カラードスモークだ。
裏からすかしてもビール瓶カラーだが、見にくいことは無い。
パオだからといってスモークが必ずしも似合わないとは
限らないのだが、ウェルはこのノスタルジックな輝きを
放つビール瓶スモークを推奨する。
パオ トランクパネル
トランクパネルも塗り込まれた。
さすがに20年という歳月がながれたパオのトランクには
色々な模様の穴が開いているのがほとんど。
少しの錆などはご愛嬌でもあるのだが、綺麗でありたい場所でもある。
スピードウェル社のオールペイントは内部の見えないところまで
塗りが入るのだから万全だ。
パオ ドアハンドル類が装着された
昨日はもぬけの殻だったのだが、ハンドル類が鎮座する。
そう、このドアハンドル類も中古車になれば、正直手垢など
で真っ黒くろすけであるのだが、特殊な溶剤で
アイボリー部に輝きも復活させるのだ。
また、今回はシルバー部もリペイントが施されているのである。
やりだしたらキリが無いもの。それが、パオのレストアというもの。
しかし、好きだからやめられない。
パオ トノカバーリング
空中ブランコ。トノカバーのリングだ。
この自社ブースで塗装が日々行われているのだが、
ど真ん中に鎮座おわしますのが、トノカバー用のリングだ。
今回はハンドルやシートのアイボリー色と同色に調合された
塗料でラッカーフィニッシュをおごられるのだが、
パオ 空中ブランコではない
ペンキ塗るたて注意。
おお〜触ってしまいそうだが、こうして一日放置プレイが待っている。
気が気ではないが、早くトノカバーを張りたい気持ちでいっぱいだ。
この仕上がりは明日以降の気まぐれブログでご覧頂こう。
パオ 内装が組付けられていく
おお〜内装が組みつけられていく。
かなりのテンポアップだが、しっかりと内装が組みつけられていく。
本来ブラックなところまで、ブリタックスイエローに。
スピードウェル社ではいろんなカスタマイズも可能だが、
答えはオーナーの心の中にあるのだ。
価格はかなりリーズナブルゆえ、どんな事でも相談したもの勝ちである。
ウェルはウ〜ンとは言うが出来ないとは言わないであろう。
パオ ATシフト類もオーナー色に染まる
ATシフト廻りも熱くオーナー色に染められた。
こんなに手間がかかるなんて!!ていうのが心境だが、
手間を惜しまず仕上げたいのだ。
ただの自己満足かもしれないが、本当に時間が許せればなと思うので
御座る。
もちろん全てをペイントするためには全てを分解せねば
成しえないのだ。
安易なマスキングでの処理はスピードウェルのセンスではない。
パオ 純正オプションのデッキホルダー
オーディオスペースが黄金郷である。
色々なカスタマイズがあるのだが、スピードウェル社の考えは
こうだ。
純正を形を変えず、どこまでスピードウェル社流にこだわれるか。
そのコダワリは物造りにあり、手間にある。
整備にせよ、内装、外装にせよ、実用的はもちろん、
純正のよさをもっと表に出し、それ以上に見ても楽しめ、
触れても楽しめ、常に五感で感じれる車造りに徹したい。
昨今の車は五感で感じれなくなってきたのも事実ではなかろうか。
昔は車好きが車をデザインしていたのだが、今はデザイナーさんが
デザインされているので、オイルのにほいなど、
デザインしてくれない。
往年の名車のエンジンルームはウェルにとっては遊園地のように
楽しく感じるが、今の日本車のエンジンルームは、
ゴーストタウンだ。
さびしすぎる。
考えれば考えるほど本当にパオをデザインされた古場田氏は神様だ。
パオは往年の名車に確実に仲間入りを果たす事であろう。
話は脱線したのだが、今回はデフロスターのルーバーなども
手間暇をかけた。
ルーバーまでレザーの色に合わせ塗料が調合された。
レザーのカラーにあわせ塗料が調合された。
そう、こちらは今まではブラックのままだったのが、
今回はダッシュパネルの張り替えたレザー色に染め上げられたのである。
作業中にはどうしようかなぁ〜と悩んでいたのだが、
やはりウェルの心の中で出た答えがココにある。
ウェル帆布社謹製 ダッシュパネル張替えスペシャル
スペシャルだよ。
もう、全てが一点物だな。
全てはこれからオーナーになられる方の心の色でもある。
しかし、良い眺めでは御座らぬか。
パオ メーターのツバまで塗料が調合された。
おいおい〜メーターのツバまでラッカーフィニッシュされた。
まったく、想定範囲外でゴザ〜ルであるが、
喜んで頂ければそれでいいのだ。(バカボンのパパ)
今回は特別な仕様ではあるのだが、スタンダードなナンバーに
なってゆく事であろう。
スピードウェル社のダッシュパネル張替えの起源は
大阪のN氏のコダワリでも在ったのだが、これが今では
暴走機関車のように受注が入っているのだから、
手間暇かけて製作するのウェル右衛門ダッシュ張替え
といったところだろう。
あまり意味が解からない事ばかり言っているのだが、
昔の人はこだわりが有ったという事でウェル右衛門と改名しただけである。
スピードウェル社はクラフツマンシップにのっとる。
カステラカラーとオーナーは言う。
長崎カステラメーターパネルと命名いたそうこのパオのダッシュは。
とにもかくにも、パオの本来の持つ魅力は素晴らしい事は
皆も疑わない事実なのだが、
こうして皆が皆の色に染まるパオの総称が
パオインディビジュアルだ。
これからもますます加速する
スピードウェル的世界とオーナーの熱い心を
コラボレーションすることを約束する。
さて、出来上がりはまた後編という事で明日後日にご覧頂こう。
今日はコレまで〜
本日の名言
夢は逃げない。
逃げるのはいつも自分だ。

いやぁ〜半年に一度はこの名言を口ずさんでおりますぐぁ〜
逃げまくっています。
すたこらさっさ〜と言わんばかりに。
しかし、皆様と共に毎日努力して夢をつかみたいものですぞ。

日産パオ 日常の製作秘話を丸ごとご紹介の巻(前編)!!

どんも〜ウェルです!
さて、本日は日産パオのスピードウェル社的製作秘話を
丸ごとご紹介という事で、騒々しいのだが、いったいどんな風にして
造られているのか、丸ごとご紹介致そう。
パオ専門店 ガレージスピードウェル
内外装のレストアが完了し、組み立て前の様子!
そう、今回のパオには純正ではない黄色!!
オーナーとの相談の結果、この黄色が選択されたのだが、
前回に黄色のパオを製作したことは2台ほどあるのだが、それは
フォルクスワーゲンのビートルのイエローを模した仕上がりだったのだ。
しかし、今回は塗料の配合を変え若干色濃くブライトな仕上がり。
スピードウェル社ではブリタックスイエローと呼ぶ。
パオ 内張り類
内張りも全てばらばらに分解されてペイントされる。
全てを自社で行っているため、コダワリを随所に発揮し
製作が進められるのだ。
パオ ダッシュ張替え
ダッシュのトップパネルを組付ける。
今回もスピードウェル社では当たり前となったダッシュパネルの
張替えを施した車両となるのだが、かなりの手がかかるゆえ
本当はかんべんして欲しいのである。
しかし、この部分をカスタムする事により
オーナーのコダワリがパオにプラスされるのだ。
だから
やめられない。
パオ 三角窓
三角窓のゴムやガラスまでも新品に。
昨年末に一度は日産部品が生産終了!と言われたパーツだが、
まだ少し在庫があるようだ。
しかし、ここ数ヶ月で姿を消す可能性は否めない。
三角窓ゴムとガラスの交換は今後、末永くパオを愛するためには
必項であろう。
パオ ダッシュ張替え
ダッシュの上下張替えが鎮座する。
ダッシュパネル自体を外さなければダッシュ上部パネルにレザーを
張ることは出来ないのだ。
もちろんDIYでは難しいであろう。
しかも、普通にレザーをノベーと張っても面白くなく
ウェル帆布社の職人気質的にはこの部分、ダブルステッチをかまし
上質に仕立ててあるのだ。
これが、物造りの醍醐味でもあろう。
手間をかけるほど輝きが増すというスピードウェル社の社訓でもある。
パオ ダッシュ張替えアップ
今回はステッチを同系色で雰囲気を抑えた。
こちらもオーナーと協議した結果なのだが、ステッチのカラーも
お選び頂けるのだ。しかしウェルの今までの経験上での
アドバイスもそれとなく申すのだが、やはりオーナーの
思っているカラーが一番納得いくものであろうか。
迷う時もある。しかし、本当にこの色はだめ〜と言うものは
お伝えしているのであるから、失敗は無い。
パオ リヤスピーカー
パオにはリヤしかスピーカーは存在しない。
前回にフロントにパオの七不思議、スピーカー取り付けのなぞを
ご紹介したのだが、まずはリヤスピーカーを交換して
満足できないようであればフロントも追加するといった方法も
あるだろう。
でも、純正のリヤスピーカーは経年劣化ゆえにエッジが剥げ落ち
音が出ないなどの弊害がしばしば存在するのだ。
中古車を購入時、音を聞かずして交換しても
間違いは無いところであろう。
パオ スモークガラス
リヤ3面にはビール瓶のようなブラウン色のスモークがおごられた。
お洒落な雰囲気漂うブラウン色のスモークだが、
スピードウェル社的にはオススメしている。
まあ、内装を見せたくて仕方が無いウェルのような方には
必要はないのだが、実用性もかね、お洒落さがあるのがこの仕様。
スモーク名はダルブラウンだ。
パオ NEW60レザーシート張替え
黄金比をふんだんにおりまぜたシートがNEWウェル60。
シートの製作風景だが、全てが手作業で仕立て上げられる。
安価な被せるタイプのシートではなく手間に手間をかけ
張替えられた逸品である。
材料にもこだわり、汚れにくいやら、触り心地がよいやら
丈夫やら、どこの内装よりも考えてある。
最良の居心地を求めた結果がココにあるのだ。
パオ シートポケット
ポケットにはウェル帆布社のタイプ1を選択。
ウェル帆布社にはポケットの仕様は合計4タイプ存在する。
まずはポケット無し。すっきりしてリヤからの眺めは最高だ。
次に、レザーポケット。これは内容物が見えないという利点がある。
それから、タイプ1(アイボリー網)とタイプ2(グレイ網)だ。
網タイプはシートの色合いに応じてチョイス出来る。
オーナーのセンスもいかんなく発揮されるのだ。
パオ レザーシート仕上げ
生地を特殊な装置をもちいて調整している。
そう、スピードウェル社の内装はいろんなショップのオリジナル
シートと見比べてもすぐにわかる。
それは、この秘密兵器に隠されているからだ。
本当の張替えというのは、ただ生地を張り替えただけでは言えまい。
職人としてのこだわりが見てとれるところでもある。
パオ シルバーパーツ
内外装のシルバーパーツもリペイント済み。
スピードウェル社のオールペンにはこういうサービスも付いて来るの
だが、こないだ納車させて頂いた方のパオは本当に失敗したので
ある。
もう一度預からせて頂き精魂込めて作り直す予定だ。
といのも、一台ずつ固体としてのベースが全く同じではないゆえに
どうしても差が出てくるのは否定できない。
しかし、スピードウェル社でそれをどれぐらい良く出来るのか
また、仕上げれるのか、オーナーが楽しみなところなのである。
時間との戦いもあるのだが、じっくり製作に打ち込む
という事が大切なのであろう。
毎日が反省の繰り返しだ。
パオ 水切りゴム類
モール類も清掃が施される。
ゴムモールには水垢やホコリ、汚泥が蓄積されているのだ。
せっかく綺麗にお色直ししたパオちゃんにそのまんま東
取り付けては〜無意味であろう。
販売車両には全てこのモール類の清掃は含まれているのだから
安心である。
パオ ルーフレール
ルーフレールを取り付けている。
きっちりシールも施して組付けていかないと雨漏りする場所
でもあるのだ。
天張りをめくると取り付けボルトが目前にあるゆえ、
DIYでは取り付けはずしは出来るパーツでもあるのだ。
パオ パーツ類
いまかいまかと組付けを待ち望むパーツ群
センターコンソールやハンドルコラムまでが、
カスタマイズされた、今回のパオちゃん。
仕上がりが非常に楽しみである。
ブリタックスイエロー パオ
日は落ち、されどなかなか作業は進まない。
なぜ作業が進まないかと申せば、一つずつ取り付けしていく
為に、清浄し形を整え組付けを行っているゆえ、
ウェルの魂が移るぐらい磨き倒しているのだ。
それほど一生懸命に作業を進めていると一日が本当に短く感じる。
しかもこれ、3人がかりで付きっ切りでしてこの進み具合なのだ。
どんだけ〜て言うぐらい手間をかける。
パオ用 ヴィトラジャックナイフキーレス
今回はヴィトラジャックナイフキーレスが装着された。
車も上質に仕上がったなら、カギも上質にしたいところ。
純正のカギも今にはないノスタルジックさで非常に好きなのだが、
スピードウェル社が用意するジャックナイフ型キーレスもお洒落だ。
今回は、スペアーまで用意された。
パオ ドア内側
見えないドア内も清掃やグリスアップまで施される。
まず組み付けまでにすでに時間がかかる。
なぜなら、ドア内部の機構に全てグリスアップを施し、
清掃も済ませないと、組付けが始まらないからだ。
見えない部分だから良いと考えるのはスピードウェル社では
失格だ。
なぜなら、コダワリがなくなるから、ただそれだけである。
パオ 内張り
ドア内張りを組付けた。
このドア内張りの組付けなのだが、初めてされる方には非常に
難しいものであろう。
取り付けかただが、まずインナーハンドルに内張りを通す。
次に三角窓近辺の内張りをドアのつめに引っ掛ける。
ココが難しい。少し力をかけて引っ掛けないといけないので、
インナーハンドルが壊れるんじゃなかろうかと心配する。
この三角窓近辺の内張りがドア側の爪に噛めば、それから後ろへと
するるる〜とドアの爪に入れていけばバチンとはまるのだが、
言葉では説明する事はこれ以上は難しいゆえ、お越し頂ければ
どなたでもお教え致そう。
パオ 内張り組付け
やっと組付けが始まった。
シルバーにリペイントが施されたパーツ達はいまかいまかと
待ち望んでいた自分のポジションへと組付けられていくのである。
パオ コラム
ハンドルコラムにもペイントが施されたカバーが鎮座した。
どんどん組付けがほどこされるのだが、
パオ NEW60ノスタルジックレザーシート
はやくはやくと言わんばかりにシートがパオを見つめている。
シートの取り付けは最終のクリーニングが終了までお預けだ!!
今回はなおさらに特別な仕様が待っていた。
パオ用 サンバイザー
サンバイザーまでも、内装色と同じく張替えられたのだ。
明日は、仕上がりまでの(後編)をご覧頂くわけだが、
本当にウェルもそれ以上にオーナーも楽しみである。
こうしてオーナーの夢を実現するため日夜明け暮れているのであるが、
今日は本当に長いブログで御座った。
この辺でご容赦あれ。
本日の名言
アンテナは高く、頭は低く
世の中の変化や技術革新に乗り遅れないために、
政治家でもなく、評論家でもなく、
常に商人のセンスで、情報をできるだけ収集せよ。
by鈴木 三郎助
という事ですかな。
常に大阪の商人のセンスですなぁ〜。

大阪府南河内郡 Y様 ラシーン納車おめでとう御座います☆

どんも〜ウェルです!
さてさて、今回もやって参りましたブログのお時間が!
本日は南河内郡の千早赤坂村(大阪で唯一の村)から
お越しのY様がオーナーとなるラシーンをご紹介致しましょう!!

Y様とラシーンちゃんをガシャ!!
この車両はご覧の通り、人気のあるサンドベージュというお色
だが、平成9年式以降に標準であるカラーで御座る。
ラシーンには年式によりある色無い色と様々なカラーリングがあり、
それがまた楽しい所でもあるのだ。
特にこの平成9年式(後期)のカラーの中で
サンドベージュとシーダーグリーンは人気があり、
手に入れることもままならないのだ。

グリルもリペイントが施される。
そう、ラシーンのグリルはなんといっても水垢が
溜まりやすく、黒く汚れが溜まっているのがほとんど!!
スピードウェル社ではそれはグリルラッカーフィニッシュで
お顔も綺麗になるのだから驚き桃の木あんときの猪木っだ。

綺麗な茶色のウェル帆布社謹製ノスタルジックレザーがおごられる。
このほんわかした雰囲気が至極の居心地に変化する。
だれしも、あの懐かしい雰囲気に浸ると、心休まる事
間違いないだろう。
今の若者にもこの気持ちは通じるのであろうか?

ダッシュパネルも綺麗にパネルラッカーフィニッシュが施された。
パネルラッカーはご要望に応じてどのようなカラーでも
お選び可能だ。
しかし、ベーシックに決めるならシートのカラーと
あわせるのがオススメ。
まずやって間違いないだろう。
冒険するのはオーナー次第だ。
お手つきは無しなので、気張ってご注文頂きたい。
また違ったアンゴ〜でご覧頂こう。

運転席助手席ともエアバックは付くのだ。
このパネルラッカーフィニッシュだがオプション設定の
車とパネルラッカー付きで販売しているラシーンも存在するので
逐一ご確認して下され。
ちなみに価格は19,800円である。
艶有り、無しもオーダー可能だからじっくり考えて見ては如何で御座ろう。

背面タイヤカバーも内装色に合わされる。
そう、このタイヤカバーは一切縮まない。
純正や市販されている生地はビニール系なので太陽光(熱)に弱く
日が経つにつれて縮み、ギューギュになるのだが、
デラックスカバーは縮まない。
プラス高耐久性なので、末永くお使い頂ける。
しかし、気分に応じてカラーを変えても楽しい物で御座るなぁ。
今後はそんな着せ替えれるようなタイヤカバーや
たとえば〜リバーシブルタイヤカバーなんて造ってみたいものだ。
おいおい〜誰か先にリバーシブルタイヤカバー造っても
ウェルのマネだぞ!!
今後の出来上がりが楽しみである。
この度はY様ラシーン納車誠におめでとう御座いました。
本日の名言
才能には限りがあるが
努力には限りがないのである

そう、才能という言葉にだまされてはいけませんなぁ。
もちろん持って生まれた感性は人それぞれ違いますが、
それも努力せねば宝の持ち腐れともあいなりましょう。
どちらにせよ努力せねば才能にも限りがあるのだという
だとウェルは思う次第で御座います。
って〜そんなに私は偉く有りません。

日産ラシーン スピードウェル社がこだわるバンパーのカスタマイズの巻!

ども〜ウェルです!
おはこんばんちは(アラレちゃん風)で本日もやって参りましたが、
今日は日産ラシーンのバンパーのコダワリをご紹介致そう。
まず、ラシーンの純正バンパーはガンメタリック的なカラーで
いかにもラシーンですよ〜といった風合いであるのだが、
今回はバンパーをボディーと同色にラッカーフィニッシュを施すのだ。

施工前(イメージ)のラシーンだ。
バンパーには左右ウィンカーランプが装着されているのだが、
前期モデル(平成6年末〜平成8年末)まではランプがオレンジ色だという。
これも今回後期型に変換してみるのでご期待あれ。

ラッカーフィニッシュを施したバンパーが鎮座する。
特別の加工を施したわけではなく、ボディーと同じ塗料を使う。
バンパーの脱着について先にご説明するのを忘れていたのだが、
フロントバンパーを外すにはまずヘッドライトを外し、
さらにグリルも取る。
この時点でDIYはもーむり〜と思う方はプロに任せたほうが無難だ。
それでもやる〜という方には少しのアドバイスだが、
ご覧頂こう。

バンパーは上下から2種類のボルトで10箇所ほど留められている。
このボルトを外すのも一苦労だ。
なぜなら錆び付きまわらないやら、ボルトの頭がねじ切れるなどの
不具合が生じるからだ。
作業する場合は556などの潤滑油を先にボルト付近に塗布
しておけば手っ取り早いであろう。

この2種類のボルトが使われている。
↑写真でご覧頂ければ解かりやすいのだが、左は主に
フロントバンパーと下部のリップを引っ付けあわせているボルトだ。
右のボルトはフロントバンパー、リヤバンパー共、
ボディーとバンパーを留めているボルトになる。

この穴の部分には先ほどの右側ボルトが装着されるのだ。
そう、ボルトの入る場所はこのバンパーの形でも解かるように
なっている。

これは先ほどの左側ボルトが取り付けられるわけだ。
間違って他のボルトを入れてもきっちり取り付ける事は不可能なので
ボルトを取り外したらちゃ〜んと付いていた位置を確認しておくこと、
それが必要だ。

プラスチックのクリップのような物にナットが引っ付いている。
ナンバープレートのボルトの装着や、リップ部とバンパーの
つなぎ合わせる部分にはこのクリップナットが存在し、
ボルトを介して物体同士の結合が図られる。

出来上がり!!ウィンカーランプは後期(透明をおごる)
さて、今回のコダワリの点だが、まずラシーン自体にフォグランプと
カンガルー避け(グリルガード)が装着されたもの。
この仕様は確実に4WDを意識している形である。
今までは4WDを常用車のように見せるために、
バンパーをラッカーフィニッシュすると同時に、
バンパー下部(リップからサイドシルパネル)にかけて
も同じ色で仕上げていたのだ。
これはどっしりとした印象を受けるという事で間違いはないのだが、
今回はより4WDという事を念頭に置き作業を進めていった。
どうしたかと言えば答えは簡単である。
4WDであるらしくリフトアップしているような感覚にするという事。
この話に行き着けばコダワリも増し、自分の車でもやってみたいな〜
と思うのだが、
リップ部からサイドシルパネルにかけては純正色でとどめておくのだ。
そうすることにより、本来のラシーンの良さは残しつつ、
少しもっさりしたところも省けて今風になるのだ。
これはスピードウェル社の一つの形だと確信したのである。
さて、今回は前後バンパーのコダワリのラッカーフィニッシュを
ご覧頂いたのだが、バンパーだけペイントして欲しいなどの
ご要望も受け入れれるから安心だ。
今後もお気軽にご相談して欲しい。
今日はコレまで〜
本日の名言
ため息一つで、寿命が1年縮み
笑い一つで、寿命が1年伸びる。

by中谷彰宏
いやはや、そんな気が致します。
人生山あり、谷あり。いろんな困難を乗り越えてこそ
笑いもあるのかもしれませんなぁ〜。