岐阜県岐阜市 T様 ラシーンT仕様納車おめでとう御座います☆

どんもす~!ウェルです。
さぁ~て本日のお題は岐阜県は岐阜市にお住まいのT様が
オーナーとなられたRASHEENちゃんをご紹介致そう。
まずはT氏とラシーンをガシャ!!
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ラシーンちゃんが後ろからの撮影であったが、その訳は
ただ単に駐車場に頭からつっこんだだけだが、
そのおかげで背面タイヤとステーを外してスムーシング加工を施した
のが伺える。
スピードウェル社のボディーワークがさらにあなたの思いを実現すること
だろう。
さらにこのラシーンちゃんはT仕様という事で、いろんなところを加工して
いるから目が離せない。
まずはフロント廻り。
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すぐ解かるであろうか、フロントバンパーがボディーのシーダーグリーンと
同じ色にラッカーフィニッシュが施された。
ラシーンのどこと無く無骨な印象が取り払われ、シティーライフといった感じ。
あっさりしているからこの仕様は好きな方も多いはず。
純正はガンメタリックのようなカラーにラッカーが施されているが、
ウェル的にはどちらも好む。トータルでのバランスが取れていれば良い
という事になるわけだ。
さてお次は。
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ラシーンちゃんの側面からの撮影。
あれれんれ~あーれあれ~(アラレちゃん風)
わかったかな?
そう、ドアアウターハンドルやドアミラーでさえもシーダーグリーンに
ラッカーが施された。
それではもっとじっくり見てみよう。
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ほら、シーダーグリーンだ。
ドアハンドルのラッカーフィニッシュは全てを分解して行われるため
かなりの時間と労力を消費して行われた。
T氏のこだわりゆえ、スピードウェル社が断ることなど皆無。
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ドアミラーも限定仕様のように純正色と同じ色でラッカーが施された。
しかしながら、施工費用は一般的な塗装屋さんなどの価格の
約半額といったところ。
最初の整備の段階であれば、無駄な工賃も省け、お財布にとってはエコである。
もちろん納車後の施工であってもリーズナブルには変わりは無い。
自社でラッカーを施しているからこそ出来るわけでもある。
さて、お次に内装に参ろう。
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ウェル50レザーシートが鎮座するが、パネルラッカーというオプションに
加え、なんとナルディのハンドルもおごられた。
途轍もなくオーナーのこだわりを惜しみなく投入。
ナルディにはなんと60アニバーサリーという。
ボスキットを含めると10万円は下らないシロモノ。
しかし、そこはスピードウェルの部品調達部があの手この手で
調達し、ハンドルでさえリーズナブルな物となった。
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パネルラッカーフィニッシュは無限大の可能性があり、
どのような色にも製作可能。
フロントメーターパネル、ドアパネルとも同色でも異色でも
可能である。
様はスピードウェル社の基本方針、フルオーダーメイドが
あなたラシさを演出するのである。
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今回のパネルラッカーはレザーシートと同色での仕上げが施された。
この車両は後期式のため、パネル左側にエアバックの装置が
取り付けられているため、パネルラッカーはし難いのだが、
抜かりはない。
中途半端な造り込みであればせっかくのラシーンちゃんを台無しに
してしまうことになる。
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人気のナルディ60アニバーサリーモデル。
直径が38パイと純正よりも一回り大きいモデルだが、
この大きさと、グリップの細さ、スポーク部のローレット加工などが
ナルディの官能の美学が追求されているという言葉にふさわしい。
ハンドルを握るだけでもお茶碗にごはん3杯は食べれるという
つまりはそういうことなのである。
T様、ラシーン納車誠におめでとう御座いました。
末永くお乗り下され~。
と、今日のラシーンちゃんのようにどのようなカスタマイズでも
スピードウェル社は可能とするため、色々なご質問など
あればどしどし、お問い合わお待ち致し候。
今日はコレまで~
本日の名言
何もかも失われた時にも
未来だけはまだ残っているのである。

byボビー
そう、未来は常にやってきます。
未来に向けて色々と考えた者勝ちですぞ!!
まずは明日、目標を立てましょう。
そこから始まります。

香川県観音寺市 K様 パオ納車おめでとう御座います☆

どんもす~!ウェルです。
さて本日は納車おめでとう御座いますという事で、
香川県は観音寺市『銭形』の町にお住まいのK様がオーナーの
PAOちゃんをご紹介致そう。
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K様とPAOちゃんをガッシャ!!
ハレテ納車の日を迎えられたのだが、すんごく長くお待ち頂いた一台であった。
今回はヘッドライトピーク(通称まつげ)もぱっちり装着され、
可愛らしい仕上がりになっている。
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どうだ、可愛いだろう。
スピードウェル社が装着するヘッドライトピークはステンレス製のため
錆はこない。
安価なものであれば買ってすぐに錆びてしまうので、取り付けても
残念な結果に終わる。
少し値は張るが愛用して頂くにはこのステンレス製で間違いは無いであろう。
そして、グリルとバンパーのカラーをご覧頂こう。
おお~解かる人はパオリストだ。
それは発売当初のグリルとバンパーの色に限りなく近く再現しているところ。
コダワリのかたまりである。
仕上げ方に、プリ~んとした艶々塗装をするのではなく
半艶加工(社内用語でセミグロス加工)を採用し、
限りなくパオの元のオリジナルへ近づけれるか
というところに命をかけている。
専門店でないところではバンパーやグリルなどを
缶スプレーなどでペイントしている所もあるので注意が必要だ。
スピードウェル社では塗料に、二液性高級ウレタン塗料を採用しているため、
ボディー塗料と同等の高耐候と高耐久性を実現している。
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アイボリーのホイールがPAOにノスタルジックなかほりをプラスする。
カラーはスタンダードにシルバー(純正再現)か
アイボリー(スピードウェル社オリジナル)もしくは
あなたの思う色にペイントが可能だ。
ペイント代はかからないゆえ、是非ともお洒落な足元を演出できるよう
思案してほしい。
お次は内装をご覧頂こう。
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ウェル帆布社謹製 ウェル60張替えレザーシートだ。
今回はトップにハンドルと同じアイボリー、サイドにボディーと同じ色に、
さらにパイピングに茶色が入るという。
ウェル帆布ではどのような配色も可能。すべてはフルオーダーメイド。
あなたの思いを実現するわけだ。
頭で構成したイメージは実際出来上がらないと
確認することは出来ないのだが、出来上がりの楽しみの一つでもある。
色選び時に不安であってもウェルは数々のシートを手掛けて来たゆえ、
注文時点でおかしい物はきっちりお伝えするため安心だ。
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内装を後ろからガシャ!!
純正よりひとまわり小さいポケットが装着されている。
このポケットはあみあみタイプとレザータイプ、ポケット無と
3タイプお選び頂けるから、なやましい。
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あみあみコップ&缶受はスピードウェル社のトレードマーク。
永久にキャンペーン価格でのご奉仕となるか?
カタチにもこだわり、3タイプが用意される。
500ml用 丸口型。 350ml用 丸口型。
500ml用 角口型。
この3タイプだが、500ml用、350ml用どちらも
270ml~500mlまで許容可能。
ほぅすぃ~方はお電話にてお問い合わせくだされ。
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クラリオン製DUB275MPというCDコンポだ。USBなどの
接続もOKなので、拡張性はかなりあるだろう。
詳しくはメーカーホームページを参照して欲しい。
DUB275MP
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PAOのオプション時計が鎮座する。
そう、電池を交換すればまだ動くのであります。
動かない場合は町の時計屋さんに持っていけば修理もして頂けるというから
びっくりである。
今後はスピードウェル社でオーバーホール出来る体制を整えることだろう。
また今回K様の職場まで納車にお伺いしたのだが、
素敵な子供服店を営まれていた。
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取り扱いブランドはCHIP TRIPとDENIM DUGAREEなどなど。
香川県内でも随一の子供服店だろう。
店舗にはお洒落な雑貨屋さんや家具屋さんなどと併設しているので
つまりはお洒落なところでもあります。
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そのお店の名は、CHIME。
香川県は観音寺市にある。
気になる方はWWW.K-CHIME.NETをご覧頂く事に致そう。
またまたK様には観音寺の市長宅が作られている、観音寺饅頭を
お土産に頂いた。
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感謝感謝で御座います。
このたびはK様、PAO納車誠におめでとう御座いました。
末永くお乗り頂けます様今後共努力いたします。
今日はコレまで~
号外!
さてさて、納車おめでとうブログだが、去年からのお客様のアップが遅れており、
随時アップするゆえ、今しばらく我慢くだされ!陳謝陳謝!!
本日の名言
世に生を得るは、事を成すにあり。
by坂本龍馬
さすが、坂本先生でございますなぁ。
小さなことでも、大きな事でもかまいません。
そこに自分があるのでしょうなぁ。

パイクカーのすんごいお話(お宝画像)の巻!!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日はパイクカーのすんごいお話ということであるのだが、
先日パイクカーのチーフデザイナー、古場田良郎氏に御接見したおり
頂いた貴重な情報の数々であるのは言うまでも無い。
そもそも、ウェルはパオ(パイクカー)を専門として
日夜仕事に励んでいるのだが、色々な疑問が生じてきた。
今造っているモノはパオの行くべき道なのか。
本来のパオの良さを損なってはいないのか。
突き詰めていけば行くほど謎が深まるばかり。
そこで直接お会いして話を聞くことにしたのだ。
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古場田氏には色々と当時の貴重なお話を頂き恐縮する。
パイクカーの元祖Be-1は発売されてから20年以上も
経過し、パオも今年で20年目を迎えるにあたり
スピードウェル社としては、真相を知りこれを皆に伝え
パイクカーというものを風化させてはならないという義務があった。
という事で、それではお待ちどうさま。
ココからは一般的には知られていない数々の品々とお話をご覧頂くことに致そう。
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パオのフロントグリルバッジ(エンブレム)だ。
なぜ二つ写真に写っているのか。
それはよくよくご覧頂ければ解かるはず。
なんと上が正式に採用されたバッジで下がプロトタイプ(試作)となる。
前回でもこの情報は発信したのだが、写真を見せただけで御座ったな。
今日はさらに一歩踏み込んでのご紹介致そう。
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これが正式採用されたグリルバッジだ。
PAOという文字の下には 『PRODUCED BY PIKE FACTORY』
と刻まれている。
そう、ココでやっとPIKEという言葉が出た訳だが。
ではプロトタイプ(試作)はどうだろう。
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おお~『PRODUCED BY Be-1 TEAM』と刻まれているではないか。
そう、Be-1製作チームがパオを製作して行くに当たり
Be-1 TEAMと刻まれたわけだが、パオを試作段階では
パイクファクトリーという言葉はまだ存在しなかったことになる。
という事は、パイクカーという括りはパオが発売された時点で
出来た言葉なのであろう。
さらに、新たな情報。
このパイクファクトリーというのは東京の勝どきに
パオとエスカルゴの最先端情報スペースとしてオープンしたお店の名でもある。
当時のパンフレットにはこう書かれていた。
『日産の、新しいオモチャ箱です。』
PAOとS-Cargoの最先端情報スペース、(パイクファクトリー)
料理がおいしい、お酒がおいしいレストラン・バーがある。
日本初の”サーキュラードーム”を採用したAV環境。
そして、PAOやS-Cargoのグッズもある。
早い話が、ショールームの域をはるかに超えた
過激なクラブスペース。
東京ベイエリアの新名所なのであります。
以上。
それがパイクファクトリーの全貌だ。
要するにパオとエスカルゴという全く違うモノを
同じ場所で展示し展開するために出来た言葉なのでもあった。
これがPIKEの源流だ。
それからパイクカーという言葉が出来たといっても良いだろう。
これで皆も通かもしれない。
話は戻るのだが、先ほどのグリルバッジ(エンブレム)のまだ
さらにプロトタイプ(試作)が存在する。
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それが上のモノ。
こちらはビニール素材で出来ているため経年劣化が激しいだろうと推測し、
パオの考えでもある3,4,5オーナーになっても乗れるという観点から
古場田氏が却下したモノ。
しかし、グリルバッジ(エンブレム)一つとっても色々とプロトタイプが
存在し、コダワリが見え隠れするのだ。
さて、お次はPAOSIDEについて。
20090526f.jpg
これがPAOSIDEの商標だ。
パオのグッズはこのPAOSIDEという商標でパイクファクトリーを
通じて販売されたのだ。
そこにはPAOという文字で商標が取り辛かったという逸話が存在する。
でもPAOSIDEってカッコ良いでしょ。
だって、ウェルは直訳しか出来ないのだが、『パオ側』『パオのほうから』
みたいな。『パオのほうに立って』とか、そんな感じなのである。
パオをこよなく愛する方々にはこの気持ちは良く解かる。
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これはPAOSIDEがプロデュースするサングラスだ。
当時、サングラスやブルゾン。さらにトートバックや
大物であれば自転車までPAOSIDEブランドで販売されていた。
20年たった今日でも持っている方はお宝であること間違いない。
ウェルはキーホルダーだけ所有しているのよ。
うらまやしいでしょ!!
さて、お次に参ろう。
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これはパオのシート脇に着いているタグだ。
右が正式採用されたタグ。左はプロトタイプとなる。
タグ一つとってもプロトタイプ(試作)が存在する。
デザインも大きく変わり洗練されている。
本当にパオのデザインはコダワリが凝縮し
デザインは性能であるという古場田氏の言葉通りだ。
それでは今日のその時をご覧頂こう。
20090526i.jpg
この書籍(パンフレット)が今日のその時。
実はこれがパオの元素であった。
ウェルはやっぱり勘違いをしていた!?
皆も勘違いしていた!?
かもしれないという現実を目の当たりにすることだろう。
次回、『パオを知る』でアップされるゆえ、乞うご期待である。
さて、パイクカーのチーフデザイナー古場田良郎氏だが、
パイクカーをデザインした後に独立され
今もなほ工業製品などのデザインを手掛けられているのだ。
前回、古場田氏の元へお邪魔させて頂いた時に
ウェルは衝撃的なモノに出会ってしまうのであった。
それがコレ。
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桐箱になにやら入っているのが伺えるだろう。
それではこの桐箱を開けてみよう。
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九谷焼ウォッチだ。
石川県加賀市の旧地名、大聖寺藩で始まった九谷焼。
古場田氏は九谷焼という伝統工芸と工業製品をコラボレーションし、
新たな焼物の道を開かれたのである。
カタチのあるものばかりでなくビジネスモデルまでデザインされていたのだ。
さすがに古場田氏のモノへのコダワリは凄く熱く、
このウォッチは限定100個で製作され、しかも一点ずつデザインされたもの。
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『古九谷写人物文』
作家は山本 長左氏。
宮内庁より依頼を受け、天皇 皇后 両陛下御紋入の器を製作するなどの
素晴らしい作家。
このように伝統工芸士級の作家たちが焼いた文字盤を
ステンレスの削り出しのケースに入れ、サファイヤガラスを使用し
ベルトには本革が使われ素晴らしい仕上げを施すという時計を
プロデュースされた古場田氏。
裏側にもコダワリが隠れていた。
20090526m.jpg
加賀は前田家の家紋(梅鉢紋)が彫られ和のテイストがたまらないのだが、
ちゃーんとココに『 JAPAN MADE 』と刻印されていた。
日本製ということが本当に熱いところでもあります。
まさに逸品であった。
この模様は下記アドレスをご覧頂ければ良く解かる。
http://www.takamatokei.com/index.html
いやいや50年後のお宝鑑定団が楽しみだ。
それは冗談だが、スピードウェル社はもっと、
ものづくりにこだわって今後も精進しないといけませんなぁ~。
今日はコレまで~
本日の名言
成功するまで続けて成功
By松下幸之助
これはなんとも最上級ですな。
その下には継続は力なりでしょう。
継続は力とは申されても、漠然としておりますが、
成功するまで続けて、成功!と言われれば、続けるしかほかありませぬなぁ!!

兵庫県三木市 U様 ラシーン納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです!
さて、本日は兵庫県は三木市からお越し頂いた、U氏がオーナー
となられたラシーントラベラーをご覧頂くことに致そう。
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U氏とラシーンちゃんをガシャ!!
さて、今回はフォグランプ付きという事で、よくよく
見るとフォグにノスタルジックなカバーまで取り付けられたのである。
それはまた後でご覧頂こう。
U氏はお若いかたなのだが、往年のデザインが何気なく好きな様子なので、
ウェルが用意したナルディクラシックのハンドルを取り付けられたのだ。
このハンドルはもちろんU氏が生まれる前からあるデザイン。
時代を超えて愛される逸品なのである。
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室内はウッドパネルとナルディクラシックをおごる。
これだけでもたいそう玄人な方向性。
もっとアップでご覧頂こう。
20090524c.jpg
これがナルディクラシックだ。
外寸は36,5CMだ。俗に言う36,5パイ。
これより大きなハンドルも存在し、ウェルがたまに薦めるナルディアニバーサリー
60であれば38パイ。アニバーサリー50であれば、39パイにもなる。
合言葉は 『バスのようなハンドル』だ。
そう、バスぐらい大きなハンドルでもベストマッチする。
純正ではエアバック付きハンドルという。
なんとも時代の流れがそうした訳だが、
どうだろう、エアバック付きハンドルにはムードが皆無である。
しかし、ラシーンの内装にはラシーンの純正ハンドルは合っている。
どうしても、製作していく上でとんがった方向性になるゆえ、
そういう場合にはムードが欲しくなってくると言う方が合っているだろう。
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ウェル帆布社謹製、ウェル60レザーシートに張替えられたのだが、
カラーは外装を一段と濃くしたカタチ。
熟練のクラフツマンが熱心に縫製し、組み上げてゆく。
乗り心地は、ウェル的で少し硬くアレンジが成される。
ここでひとつ注目していただきたいことがある。
「シート張替」と「シートカバー」はまったくの別物である
ということである。
ちまたで出回っているのは安価なシートカバー。
シートカバーは通常のシートの
上から被せるだけのいわゆるカバーである。
それに対し、ウェル社謹製はレザーシートの張替え。
古い生地を全て剥がし,新オーナーが選んだ生地を縫製しシートを張替えてゆく。
まさに熟練のクラフツマンがシート一点一点を一から縫製し
質にこだわって張替えているということなのである。
被せるだけの安価なシートカバーであれば、ぶかぶかでシワシワな様子。
シート張替えであれば、確実にフィットし質の高さが伺えるのである。
ということを踏まえると「シート張替」と「シートカバー」
では乗り心地に差が出るのは容易に想像できるだろう。
せっかくのこだわりの車、乗り心地で台無しにしたくないものだ。
20090524d2.jpg
↑これが本邦初公開の製作現場だ。
「ホフマンという特別な高温の蒸気発生装置でシワを伸ばしていく様子」
張替えシートにはオーナーの想うカラーに変化させ、ウェル社がこだわる
視覚上最も安定した、黄金比(ゴールデンレート)を採用したデザインの
ため、見た目や室内の居住性の向上にも一役かっているだろう。
全てはオーナーの最高の至福を追求するがため。
さてラシーンタイプ3に標準装備のカンガルー避け。
20090524e.jpg
フォグガードにはあみあみを採用。
これだけで玄人度大な訳だ。
ラシーンの良さを本当に追求したいが為、日夜製作を行ってのだが、
ウェルものめりこむが、オーナーの方々もかなりのめりこんでいる様子だ。
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ウェル帆布社謹製タイヤカバーだ。
こちらもタイヤカバーもカバー自体のカラーも選べるのだが、
パイピング(縁の玉紐)までカラーが選べるのだから、
オーナーの心を揺れ動かすのだ。
ココまでカスタマーサービスが施される理由は、
全てのオーナーがラシーンを末永く大切にして頂く想いに比例する。
そう、気に入った道具であればずっと使うだろうという発想だ。
20090524g.jpg
生地はかなり分厚く強固なものを採用している。
この生地はスピードウェル社を介さないと、手に入らないモノなのである。
それほどコダワリのあるモノゆえ、噛めば噛むほど味が沸いてくるのだ。
この度は、U様ラシーントラベラー、納車誠におめでとう御座います。
末永く可愛がってあげて下され。
今日はコレまで~
本日の名言
当たり前のことを
当たり前に行うのである

by松下幸之助
そう、人間当たり前のことが一番おろそかになって
いるような気がしますなぁ~。
一度振り返って当たり前のことが出来ているか
検討する必要が御座います。

ホットワイヤープラグコードがエコな訳(号外)の巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日はスピードウェル社がサン自動車工業と
コラボして製作している特注製パオ用ホットワイヤーの実力をご覧頂こう。
まずこのホットワイヤーとは特別なプラグコードであるのだが、
ノーマルのプラグコードと比べ燃焼効率を格段に上げるのであった。
という事はだ、馬力も上がり燃費も良くなるという事。
つまりエコなプラグコードなのである。
実際、そんなのつけても変わらないよ!!
って思われる方々にも今回は排気ガステスターを使い、
排気ガス中のガソリン(HC)炭化水素の量をご覧頂ければ
良く解かる。
それでは 始まり~ 始まり~
20090522a.jpg
販売車両にはノーマルより良いといわれる、NGK製のプラグコードを
スピードウェル社では採用致しておるのだが、このコードを使い
まずはノーマル時の排気ガスの測定を行う事にしよう。
その前に、パオは電子制御的燃料気化器であるため、
排気ガスの酸素の濃度などにより電子制御部が動き燃料を補正するため
きっちりとした測定が不可能なのである訳だが、
その電子制御をキャンセルする配線が実は存在する。
それがこれだ。
20090522b.jpg
このカプラーを外すと、気化器(キャブレーター)の補正は一切されない
ため、きっちりとしたデータが測定できるのであった。
エンジンは適温にまで温め(電動ファンが回る)その後に
アイドリング状態で測定は開始される。
20090522c.jpg
これが測定値だ。
CO(一酸化炭素)5,95% HC(炭化水素)537ppm
という結果に終わった。
この測定値はあくまで燃料の電子的な補正を一切解除して行っている。
特に今回ご覧いただくのは、このHCの濃度だ。
HCの濃度が減るという事はそれだけエンジン内部で
より完全燃焼に近づいているという事であるため、
馬力も燃費もアップするという。
20090522d.jpg
お次にあつ~い線。ホットワイヤーを装着した。
ホットワイヤーにはアースコードなるものが巻かれ、
エンジンブロックもしくはボディーにアースしてあげれば良い。
今回は実験という事でこだわった取り付けは行っていないのだが、
こんな感じ。
20090522e.jpg
アース線ががっちり固定された。
果たして、ホットワイヤーが実力を現すのだろうか?
排気ガス中のHCの残留濃度が537ppmより減れば確実に成功だ。
アイドリング状態での測定のため、これが
実際走行し、エンジンに負荷をかけるとますます
HCの濃度は上がる。
特に加速時などは出力空燃比が1:8ぐらいになるため、
ガソリンを確実に燃やしきることが馬力&燃費向上のカギになる。
それでは、測定結果をご覧頂こう。
20090522f.jpg
ぱんぱかぱ~ン。
実験は成功である。
COは5,95%から5,53%へ  HCは537ppmから481ppmへ
全ては減少した事になる。
これであれば、地球にも優しい、つまりエコである。
遂にスピードウェル社が地球にやさしいという事を考え出した。
パオ、ラシーンにのれば地球はエコだ、というところまで追求。
そんな風でありたい。
しかしこの実験結果は確実に馬力&燃費をもアップさせている
のだ、まだまだ『しんじられな~い』という方には
遂にウェルマガジン特集で明らかになる。
それがスピードウェル社がこだわるホットワイヤーであった。
またキャンペーンも行う予定。
ほすぃ~方はキャンペーンまでお待ちくだされ。
本日はコレまで~
今日の名言
下手は上手の下地なり
by寒川
そうそう、下手は上手の下地であるとウェルも思うところであります。
最初から上手な方もおられましょう。しかし下手であれば上手になる
努力が必ず経験となり上手な人には成しえないものまで得る結果となりましょう。

日産パオ 燃料計の針が急に落ちるの巻!

どんもす~!ウェルです。
さて皆さん、本日のタイトルは燃料計の針が急に落ちるや
ぶれるといった故障の修理をご覧頂く事に致そう。
なぜ燃料計の針がE『エンプティー』へ急に落ちたりするのか、
と申せば、ガソリンタンク内のフューエルセンダユニットという物
(摺動抵抗器)の断線や接触不良によりレシーバーユニット(バイメタル式)
に電流を送ることが出来なくなり
燃料計の針がEの位置に落ちてしまうという。
まずは燃料計の仕組みを簡単にお話致そう。
ガソリンタンク側(フューエルセンダユニット)というものが燃料の量を
電流信号(摺動抵抗器により電流量を変化させている)に変え、
燃料計(レシーバーユニット)がその電流信号を
使いバイメタル(温度変化により曲がる金属の板)で出来ている
燃料計の針を動かしているという。
言葉では解かりにくいので、それでは写真をご覧頂くことに致そう。
20090518a.jpg
これがフューエルセンダユニットだ。
このユニットがタンク内に埋め込まれており、
ガソリンの残量をはかるフロートが着いているのが伺える。
もっとアップでご覧頂こう。
20090518b.jpg
右上の丸いのがウキだ。
燃料タンク内のガソリンの液面にぷかぷか浮く。
そして、そのウキの軸部に摺動抵抗部が取り付けられている。
ちなみに、ストレーナーも見えるが、このユニットにはガソリンを吸い上げる
部分とアッセンブリーになっているのだ。
それでは摺動抵抗部をもっと間近でご覧頂こう。
出ました本邦初公開。
20090518c.jpg
これが摺動抵抗器。
写真で見れば軸が上部の方向にあり、これが下がってくると
抵抗値が変わるという仕組み。
F 満タン位置で抵抗は8,5Ω
E ガス欠位置で抵抗は88,5Ω
バッテリー電圧12Vをこの抵抗値で割ると電流量(A)が割り出せる。
F (満タン時)
12÷8,5=1,41 約1,4Aという電流(電流信号)が
燃料計(レシーバーユニット)に送られる。
E (ガス欠時)
12÷88,5=0,13 約0,1Aという電流(電流信号)が
燃料計(レシーバーユニット)におくられる。
そう、この電流が燃料計の針に『バイメタルという物質』
に巻かれているヒートワイヤーを温めバイメタルを湾曲させて
燃料計の針が動かされているのだ。
動きとしては電流値が高いほどヒートワイヤーが温まり
バイメタルを湾曲させる量も大きくなる。
燃料計の針をご覧頂くと、キーをオン時ゲージの針は下から上へと動くのが解かる。
バイメタルが温められて燃料計の針が上へ反り返っているからだ。
そこで、疑問が生じる。なぜバイメタルを使っているのか。
それは以下を読めば納得でいるであろう。
クルマは常に走行中揺れている。
もちろん燃料もちゃぽんちゃぽん揺れている。
という事は、フューエルセンダユニットのフロートも
いっしょに揺れるのだが、
燃料計の針は揺れない。
それはなぜかと申せば、バイメタルの特性は熱で湾曲する仕組み。
急激な振動などを受けて電流量が変化しても熱自体は
急激に反応しないため急な反応はしないのだ。
こういう物質の特性が燃料計には生かされているのである。
さらにメーターには特殊な装置が取り付けられている。
それはセンダユニットからレシーバーユニットへ
続く配線の間にボルテージレギュレーターという装置。
このボルテージレギュレーターは1秒間に70から80回も
流れる電気をON,OFFを繰り返し電圧を安定させているから、
エアコンやヘッドライト、その他の電気負荷が原因で
電圧が変化してもレシーバーユニットの電圧は一定に保たれてるのである。
今日は難しいユニットのお話となったが、そんな感じだろうと
思って頂くだけで結構である。
そろそろ、技術のスピードウェルと謳い出してもよかろうか?
20090518d.jpg
後部座席の下にフューエルセンダユニットが埋蔵されている。
すでにインスペクションホールカバーが取り外した後の写真だ。
燃料タンクからフューエルセンダユニットを取り外すには
ロックプレートをマイナスでコつけばぐるりと回り
すぐ取れるのであった。
20090518e.jpg
配線は運転席脇(センターピラー下)にカプラーで接続されている。
取り外しはいたって簡単だ。
という事で、今回は燃料計の不具合をご覧頂いたが、
ちょいと難しいかったかな。
ウェルは国語がだめなので、ちゃんと伝わったかは疑問だ。
まあこういうものだと理解して頂きたい。
※レシーバーユニット=燃料計 である。
今日はコレまで~
本日の名言
世の中に無神経ほど強いものはない
by勝海舟
これは良い意味での話。
なんでも気にしていたら前に進めないというところでしょう。
度が過ぎるほどの無神経では困りますが、、、
つまりはそういうものです。

パイクカーゴールデンウィークイベント 日本自動車博物館 オフ会の巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、今回ごらん頂くのはゴールデンウィークに
石川県は小松市で開催された日本自動車博物館でのオフ会を
ご覧頂くことに致そう。
今回の集合場所は、開催地でもある石川県は小松市。
そこには日本で最大の自動車博物館があるという。
自動車の歴史が目で見て楽しめるのだからウェルも
勉強する気満々で行ったのだが、なんと500台にも及ぶ
車両が展示されており、目の充血は必死。
それ以上に今回もビックゲスト
パイクカーの生みの親、古場田良郎氏が参加され
特別な説明などを受けれるというかなり貴重なものでもあった。
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自動車博物館でパイクカーたちをガシャ!!
そう、中心のBe-1が古場田氏所有。それを囲み兄弟たちが並ぶ。
いっそうこのまま自動車博物館に展示してもらえても良い。
まだまだ現役バリバリなクルマゆえそう急ぐことは無いが、
パイクカーは必ずこの博物館に名車として展示される日が来るであろう。
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右から古場田氏、中心に重鎮ブチ氏。
なにやらマニアックなお話中かもしれない。
貴重なお話はいろいろとお話して頂けるのだが、
え~なるほど~とうなずける話でいっぱいだ。『参加者の特権』
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これがパイクカーの幕開けとなったBe-1のボンネットエンブレム。
しかも写真は古場田氏の車両のものだ。
これだけでもありがたい。
ウェルのオタク度は加速する。
さて、集合してからは早速自動車博物館に入ったのだが、それはそれは
目をうたがわんばかりの名車ぞろいで、クルマの聖地と化していた。
今回は全てをお伝えする事は到底不可能なので、抜粋して
ご覧頂こう。
まずはこちらの名車。
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プリンススカイライン2000GT(S54A-1型)だ。
当時GTカーの公認を取得するために同一車種を100台以上生産しなければならない
という条件があったため、大急ぎで生産することになって生まれたのだが、
後に正式に発売されのがGT-AとGT-Bだ。
主にキャブレーターの仕様の違いにより2000GT-A(S54A-II型)と
2000GT-B(S54B-II型)が存在する。
さらに細かなところを言うとGT-Aは青のGTエンブレム(通称;青バッヂ)
GT-Bは赤のGTエンブレム(赤バッヂ)を装着したというところ。
この名車にはいろんな神話が残っている。
1964年5月、第2回日本グランプリが開催された。
プリンス自動車のスカイライン2000GT-Bが
当時の最高峰のマシン、ポルシェ・カレラ904GTSに食い付き、なんと
中盤の7周目にわずか一周ではあったが抜き去ったのである。
この瞬間、観客はおおきくどよめく。
その後惜しくも総合2位に終わったわけだが、
今でもスカイラインブランドは『羊の皮を被った狼』 と、
当時の快挙が「スカイライン神話」として語り伝えられているのだ。
この神話の裏側には、前年の第1回日本グランプリに
「スカイライン」・「グロリア」の2大ブランドを擁し、トヨタ・日産・いすゞ等に挑むも
グロリアがやっと9位という惨敗に終わったという事件があり
チーフ櫻井眞一郎率いるプリンスチームは奮起。
翌64年のグランプリにスカイラインのボディを20cm延長させ

グロリアの6気筒エンジンを積み込みレースに挑んだという。
このスカイラインGT以降、6気筒エンジンを搭載するスカイラインブランドに
「GT」の名を冠する歴史が始まった。
日本の車で「GT」を冠した最初の車である。(アートワークス抜粋)
それぐらいな名車である。
さてお次はいすゞの117クーペだ。
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イタリアの巨匠、ジウジアーロの直線的な折り紙デザインだ。
ウェルもこのデザインが大好きな人の一人であるが、
実はジウジアーロは初代マーチのデザインも手がけていたのである。
しかし~現在の車にはないくらいのフロント廻りの造りこまれようは
惚れ惚れする。
現在の新車にこれぐらい惚れ惚れするものなど無いと言い切ってもよかろうか。
先ほどのプリンススカイラインにしても、いすゞ117クーペにしても
鉄バンパーがなんともいえない。
パオも鉄バンパーであるがゆえ名車。
鉄バンパーは名車の第一歩とウェルは勝手な想像をする。
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ミスターCVCC、本田のシビックである。
このクルマも偉業を成し遂げた車両なのだが、CVCCという機構がそれ。
正式にはCompound Vortex Controlled Combustion
1972年に発表した本田技研工業の低公害エンジン。
複合渦流調整燃焼方式の略称である。
これがなぜ偉業かと申せば、
当時世界一厳しくパスすることは不可能とまで言われた
米国のマスキー法という排気ガス規制法(1970年12月発効)の
規制値を、最初にクリアしたエンジンなのである。
さすが、本田のエンジンの技術は今もなほ世界一である理由が伺える。
世界でクルマとしてはトヨタが生産台数トップであるわけだが、
実はエンジン単体であれば本田が世界一の生産台数を誇っているのである。
どちらにしても日本の技術は凄い。
さてさて、お次は日本初のマイカーだ。
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そう、ご存知の通りてんとう虫という愛称で親しまれる
スバル360。
このクルマは日本で一番最初に大衆車になったという偉業をなした。
マイカーという言葉の発祥でもある。
しかし1958年から1970年までのべ12年間に渡り、
約39万2,000台ものてんとう虫が生産されたのだから驚く。
しかしなぜてんとう虫という愛称になったのかといえば、
当時の一般大衆車フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)の
あだ名となっていた「かぶと虫」との対比から
そのコンパクトにまとめられた軽快なデザインが対比され
「てんとう虫」の通称で庶民に広く親しまれたのであった。
ほ~今日は旧車の勉強会みたいだな。
まだまだ博物館には、いろんな名車が軒を連ねている。
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ダットサンブランドであったクルマたちだ。
旧きよき時代が彷彿してくるのだが、
おお~っと凄いクルマを発見してしまった。
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1962年4月 発売のスカイライン・スポーツだ。
日本初のスペシャルティカーといわれる。
つり目4灯ヘッドライトの特徴的なスタイル、クーペとコンバーチブルの2タイプの設定
がありなほ、ボディの殆どがイタリアの職人の指導によるハンドメイド
(ジョバンニ・ミケロッティとアレマーノ社の手により製作)であった。
製造台数は60台ほどというからココにある事が素晴らしい。
搭載するエンジンはGB4型。
どうだ、凄いだろう。
日本自動車博物館はかなりオタク度が大である。
ウェルもココへ来るまでは拝んだことが無い名車がぞろぞろあるのだから。
っと独り言を言っているまに、
おお~
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ダットサン フェアレディ(S310型)だ。
ダットサン・フェアレディは、日産自動車が製造しダットサンブランドで販売した
由緒あるスポーツカー。日産・フェアレディZの源流であるのは皆もご周知の通り。
直列4気筒 G型エンジン(71PS/5000rpm)を搭載。
当初は左向きの後部座席が備わる3人乗りであった。
しかし後部座席に横向きの乗るのが大そうらしく、
結局は1964年8月のマイナーチェンジで2シーターに変更される事になった。
逆に今この3シーターの車のほうが希少であろう。
いやぁ~本当に素晴らしいクルマたちをご紹介したのだが、
ココで日本自動車博物館のアドレスをお伝えいたし候。
〒923-0345
石川県小松市二ッ梨町一貫山40番地
℡0761-43-4343だ。
入館には大人1000円、子供500円が必要だが是非とも足を運んで欲しい。
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語りつぎたい車がある。その時代のロマンがある。
今日はコレまで~
本日の名言
たった一歩だけ向こうを目指す
byデヴィッドソン
そういうことでしょう。
それは常に。
積もれば人一倍になります。
皆様も明日は一歩向こうを目指しましょう!!

愛知県名古屋市 Y様 ジョルジェット70ラシーン納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです!
さて、本日は愛知県は名古屋市にお住まいのY様がオーナー
ジョルジェット70ラシーンをご紹介致し候。
まずジョルジェット70とは一体何ぞやと申せば、
スピードウェル社が誇るデザイン(仕様)で御座る。
直線を大切にするというコンセプトの中出来上がった物でもある。
そう、ラシーンには直線が多く存在しており、
そのイメージとクロスオーバーさせた訳だ。
つまり良いところ取りである。
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奥様と仲むつまじくガシャ!!
レッドのラシーンだが、平成8年式のタイプLという特別仕様だ。
フロントドアには羅針盤をもじったデザインのステッカーが貼られているので
あるが、外されているものがほとんど。
この車両も外されていた(仕入れの時点で)。
今日は先に内装をご紹介いたそう。
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これがその名はジョルジェット70レザーシート。
昨今いろんな中古車屋さんが、被せるタイプのシートカバーを販売されて
いるのだが、当社のレザーシートは被せるタイプのシートカバーなどという
安価なものでは無い。
熟練クラフツマンたちがお客様のご要望通り仕立てる、テーラーメイドなのである。
今回のシートはブラックを全体に使っているのだが、このレザーシートには
市販されていない特殊な生地を採用。
ジョルジェット70の名に恥じないための演出でもある。
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センターには直線の凹凸のあるデザインのなかにこれまた
細かな凹凸のあるウェル帆布社のコックスレザーを採用するのがセオリーだ。
味わいぶかいシートであるが、シートの座り心地が
さらにオーナーに衝撃と感動を与える事となる。
20090514d.jpg
今回はオーナー曰くレザーのハンドルが良いという事で、
ウェルが用意したのはナルディのブラックレザー、ステッチは赤色という
これまたクルマのコントラストをあわせた仕様。
ウェルのささやかなコダワリである。
ハンドル、シートはクルマに乗ったとたん常に肌身に触れている場所である
がため、手を抜くなどは絶対に許されない。
純正のエアバック付きのハンドルは、悪いとは思わないが、
このジョルジェット70レザーとの組み合わせは今いち。
是非ともナルディと合わせて欲しい。
20090514e.jpg
ピアノブラックを選定した理由には上質を意識している。
スピードウェル社の人気でもあるパネルラッカーフィニッシュ。
お手ごろなオプション価格で、シートのカラーや車両カラーなどと
あわせるとバッチGOOだ。
20090514f.jpg
これが室内の景色だ。
全てはブラックで統一されている。
今回は、何度も言うが上質というのが一つのキーワードでもあった。
なれこれ構わず製作するより、
一台ずつキーワードやポイントを考えて製作するほうが、
確実にまとまった仕上げが可能となる。
全て新たなオーナーとなる方が、ウェルに
あーだーこーだー詳しくお伝え頂ければOK牧場である。(ガッツ石松風)
20090514g.jpg
足回りはラシーン純正ホイールカバーのリペイントが施されているのだが、
スピードウェル社ではペイントの仕上げが今熱い。
全ては純正の風合いを求め色を調合し、吹き付けるという仕上げ方を
開始したからだ。
これぞまさしく復刻ラッカーフィニッシュ。
前回のタイヤカバーのページにもチョコっと話題になったのだが、
背面タイヤのステーなども新車当時のカラーに調合し
復刻ラッカーフィニッシュを行い、本来のラシーンの良さを追求する。
そう、結局はラシーンがあってこそ、スピードウェル社が色々と
カスタマイズ出来るわけなのだから、もっとも純正のラシーンを大切に
しないといけないであろう。
実際ラシーンを手掛けたデザイナーの意図があり
色なども、いろんな考えの上で決定されたのだから、そこは
外してはいけないところである。
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ウェル帆布社謹製のフロアーマットだ。
昨今販売されているマットの原産は中国や東南アジア圏内だが、
ウェル帆布は質や風合いを重視するゆえ、生地はアメリカから輸入する。
生地一つとっても雰囲気はガラ~と変わる、という事を言いたい。
このフロアマットの縁の仕上げには2種類存在する。
一つは『オーバーロック』という仕上げ。
もう一つは『ヘリ』である。
細かな部分なので、また後にこの仕上げをご報告いたし候。
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名古屋限定のえびのせんべいだ。
今回はY様がお土産をご用意されたという事で、
本当に感謝感謝いたしております。
このたびはY様、ジョルジェット70ラシーンの納車誠におめでとう御座います。
末永くお乗りいただけますよう、努力致します。
今日はコレまで~
本日の名言
恥ということを打ち捨てて世の事は成るべし
by坂本竜馬
絶対に成し遂げないといけない物に恥など無いものですなぁ。
厳密には何かに恥じている暇も無いので御座います。

日産パオ 足回りからゴトゴト異音がする(ロアーアーム)交換編の巻!!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日のお勉強はパオの足回りの異音。
この異音を修理するだけで新車のような乗り心地に変化する事さえ
あるのだから、ほっとくわけには行かない。
走行中ショックを地面の凹凸を吸収するたびにゴトゴト~ゴトゴト~と
足回りから音がするというのがその異音。
まず、異音の場所を測定、計測するには色々な方法があるのだが、
異音のレゾナンスを聞き分ければ簡単に計測が可能である。
まず、パオに一番ありがちなのが、ショックアブソーバーの軸部からの異音。
フロントショックはストラット(ストラットというオジサンが考えた)
構造であるがゆえショックアブソーバー自体がアッパーアーム代わりに
なっている。
それゆえ、軸には縦方向、横方向からの力がいやおうなしに加わり、
劣化したショックアブソーバー内ではゴトゴト音がなりやすい。
この場合、走行中足元先から上にかけてゴトゴト~と
音がなっている様子が伺える。
それでは今回のタイトル、ロアーアームのブッシュから音がなる場合は、
どちらかと言えばボディー下のシフト下辺りからゴトゴト~と
音が鳴るのだ。
走行中、足をシフト横あたりに置くとなにか振動が伝わってきたらまさしく
このロアーアームのブッシュを疑え。
走行中にブレーキをチョンチョンと踏めばゴト、ゴトと反応もするのである。
20090512a.jpg
これが噂のロアーアームだ。
ロアーアームはゴムブッシュを介してボディーに装着されるのだが、
このゴムブッシュがへたると隙間が出来、そこでゴトゴトと異音を発するわけだ。
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これがゴムブッシュである。
本来であればロアーアームに圧入さてれおり、ロアーアームから外れる
ことはないのだが、すでに経たりきっており、スルッと外れてしまった。
それでは、新品を装着したものをご覧いただくことに致そう。
20090512c.jpg
下から撮った様子。
ウィッシュボーンだ。鳥の胸の叉骨の意味である。
高級車やレーシングカーに採用されているのは上下にこのアームが
着くのでダブルウィッシュボーンと呼ぶ。
話はそれたが、写真をご覧の通り、ボディーに
2箇所、ハブに1箇所。合計3箇所で成り立っている。
もう少し詳しく見てみよう。
20090512d.jpg
これはハブナックルに取り付けられているところ。
ボールジョイントを介して装着される。
よくこの部分のブーツが破れているものもある。
ブーツが破けると中に封入されているグリスが飛び散りグリス切れを起こし
ガタが出る場合がある。
締め付けトルクは5,0~6,0Kg-mでしゅ。
20090512e.jpg
これはロアーアームとボディーのジョイント部(前側)だ。
ブッシュ自体はロアーアームに圧入されており、
ボルトナットを介してボディーに締め付けられるわけだが、
このブッシュ自体にも取り付け時に位置を調整する必要があるのだ。
それがいわゆるプレロードをかけて調整するという。
これは、地面にタイヤが接地し安定した位置がゼロ点とするため、
要はロアーアームに1Gをかけて締め付けてあげればOKだ。
締め付けトルクは7,9~10Kg-mである。
20090512f.jpg
これはロアーアームとボディーのジョイント部(後側)だ。
締め付けトルクは3,7~4,8Kg-mだ。
という訳で、今回はロアーアームの交換をご覧頂いたわけであるが、
価格は一本16000円、交換工賃は3,000円である。
ショックアブソーバーを交換しても、なんだか足廻りがふにゃふにゃ
するとか、音が鳴るなどの症状があれば、ロアーアームの交換をオススメする。
今日は少し専門用語が多すぎて難しかったかな?
何度もよく読み勉強して頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
偶然は準備のない者に微笑まないのである。
byパスツール
偶然も自分の実力のうちとはそういったことから成り立っているのでしょう。

日産ラシーン スピードウェル社がとがったタイヤカバーを発売するの巻!

どんもす~!ウェルです。
今日は遂にラシーンにとんがったイメージで製作された
ウェル帆布社謹製のタイヤカバーをご覧頂くことに致そう。
そもそも、本当はゴールデンウィークにお披露目となるところ
だったのだがお待ちどうさま。
今回は迷彩柄が3色も用意され、しかもフェイクではなく
生地は本場アメリカ製。
20090509a.jpg
上記カラーは三色用意され、どのような陸地でも適応可能なのだ。
右から『砂漠の嵐』『ジャングル』『サファリ』となる。
ではご覧頂いたカラーでタイヤカバーを作り車両に取り付けたら
どうなるのかごらんあれ。
まずは砂漠の嵐!!
20090509b.jpg
これが砂漠の嵐だ。
湾岸戦争の作戦にも使われた作戦ネームだが、関係は無い。
しかし、軍用の生地であるが為とんがったイメージになった。
ラシーンの各色にどれも似合うカラーがこれだろうか。
側面から覗くとこんな雰囲気になった。
20090509c.jpg
マテリアル的にはかなり自信があるのだが、さらに
この生地に3層という構造を採用する事により
経年劣化による色あせ、縮み、腐食を排除することを試みている。
今回は車両にもコダワリがあふれ、目を凝らしてみると
背面タイヤステーが新車販売当時のカラーを復刻してペイントを
施している点がなんともオタクなのである。
次はサファリだ。
20090509d.jpg
これがサファリという迷彩色。
一番軍隊(自衛隊)と言えばこの色がまずあたまに浮かぶのだが、
オーソドックスな迷彩色である。
林や山の中にラシーンを留めていたらあれ、あれあれ、
タイヤ着いてないのじゃない、と言うぐらいカモフラージュ満開な仕様。
斜めからのカットだ!
20090509e.jpg
今後このタイヤカバーにはラシーン固体のコーション番号
(エンジンルームにある)をプリントして
自分のラシーンというアピールを行う予定。
これは見逃せない。
スピードウェル社では量産はするが一品主義でもある。
そういうところで全てに区別はなされる。
次はジャングルだ。
20090509f.jpg
一番色濃い密林仕様である。
ベトナム戦争でも米軍が、、、おいおい尖がった話は止せ。
今や世界はラブ&ピースに向かっている。
お洒落の一つとして考えて頂きたく
あくまでも戦場では使わないで欲しい。
斜めからのカットだ!
20090509g.jpg
今回はホワイトなラシーンでご覧頂いたのだが、シーダーグリンや
サンドベージュ等に取り付けると、さらに尖がった印象だった。
今後チラッと取り付けてまたアップいたし候。
ウェル帆布社が道具として末永く愛用出来るようにこだわっているのが
耐久性。
今回の生地は戦場でも活躍できるぐらいの強度を保有する。
それはフェイクではないという証。
もちろんお洒落ではあるが、ココでフェイクであれば
モノとしての存在を超えられない訳だ。
20090509h.jpg
生地は厚手の3層構造を採用。
外生地にはUS仕様の迷彩生地を。
中生地には外生地と内生地とを接着する役目と防水性を向上するため
ゴム化接着剤を塗布。それによりジャーマントップ生地のような
防水性を確保する事に成功。
内生地には厚手のナイロンの編みこみ生地を採用。
これで縮みやタイヤの油分等に対応。
3拍子揃って一つの製品となるのだ。
20090509i.jpg
これがスピードウェル社的素材の開発であった。
当社のパーツには一つずつ思い入れがある。
それはモノが宝物に変化できるかどうか。
大切に使い続けれるかどうか、末永く使い続けれるかどうか、
使っていて良い風に劣化するかどうか。
ただ被せといたら良いなどという、
安易な気持ちでは作っていないのである。
無駄な本物志向はこれからも続く。
しかし無駄か無駄ではないかは時間(トキ)が教えてくれる。
さて、今回のとんがった3タイプ。
初回は10ロットずつの限定であり本日から電話だけでの
予約となる。
10ロット×3=30コ
価格は15,800円送料+税込みだ。
さてスピードウェル社のパイクラシーンというカテゴリーが設定され
第一号となるわけだが、第二号はまたかなり厄介なものが
6月に登場する。
それは、ラシーンが設計される段階でのスケッチでもあったように
実現しなかったものでもあった。
乞うご期待あれ。
本日の名言
行き詰まりは展開の一歩である
by吉川英治
さすがですなぁ。行き詰まればそこで思考する。
それが展開の第一歩な訳であります。
なにも恐れることは御座らぬなぁ~。