5ZIGENと共同開発!日産PAO&Be-1用 エコでステンレス製マフラーが遂に完成の巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、本日は遂に5ZIGENと共同で長期にわたり開発を進めてきた
ECOを目指したステンレス製のマフラーが完成となり
晴れてお披露目となる。
そして、今日出来上がるにあたり、当初の計画から少し変更が加わったので
当社がマフラーを製作したお話も交えてご紹介致そう。
PAO純正マフラー
これが現在装着されている純正マフラーである。
ご存知の方もおられるかおられないか、このマフラーは
日産の耐久性向上の対策品マフラーで御座ろう。
と言うのは、マフラータイコの下から両側面にかけて、ごつい鉄板が
覆われ、そこに吊り下げステーが溶接されているという。
なんともごつい鉄板がにくそく、極めてお粗末な対策。
発売当初のマフラーであればタイコにバンドが巻かれ
バンド自体がマフラーの吊り下げステーになっていたという
そういう造りがPAOらしく見ているだけでも楽しみなものであった。
スピードウェル社的には本来の純正の良さが好みで、この対策品は
いくら今の純正と言えども好みとは言えない。
と言う事で、製作途中にマフラーをバンドで吊るという
ギミックが必要となったのである。
バンドを使用するというコダワリには意図があった。
それでは、ひと段落ついたところでマフラーのお披露目である。
スピードウェル社純正マフラー
本邦初公開、スピードウェル社謹製ステンレスマフラーだ。
遂に出た。
5ZIGEN&スピードウェル社両者がこだわったステンレスマフラー。
フロントピースとリヤピースが存在する。
なぜフロントとリヤ両方を製作したかと申せば、
PAOは製作から20年が経過し今後、パーツの絶版も出てくるだろうと
思い、純正に代用出来るモノを末永く使えるという発想からだ。
目指したモノは
『リプレイスメント』
和製英語だが、訳すと代用品だ。
そして、代用品となれば、やはり純正の良さを損なうことは決して
許されない。
しかし、マフラーを交換したいという思いはどこと無く
交換しましたよと、主張したい気持ちも少なからずある。
そこで目指したのは純正らしく大人らしいマフラーと言うのだが。
リヤピースだ
このカタチが出来なければ、マフラーは造らない。『ウェル談』
とまで言い切り、5ZIGEN矢野氏を困らせた。
しかし、ステンのタイコにステンのバンドで固定し、バンドからは
吊り下げ用のアームが伸びる。
そして、純正と全く同じ取り付け方法だというから
リプレイスメントという言葉に恥じない。
そしてこのギミックだけでご飯お茶碗に3杯は食べれるであろう。
外カール部
そして、コダワリの外カールテールエンドだ。
PAOといえばこの外カール。
これもリプレイスメントと言う言葉に恥じない仕上げである。
ウェルはこの外カールの熱狂的な信者であることには間違いない。
そしてタイコ部にはJASMAの登録が施されロットナンバーが刻印された
俗称JASMAプレートがおしげもなくおごられた。
JASMA登録は5ZIGENとスピードウェル社サイドでは
絶対に必要な項目でもある。
今後JASMA登録の無いマフラーは
車検に通らないという厳しい法規が出来るというお話。
そして排気音量は前回ご覧頂いた通り、
純正と同等を目指し、音自体もコントロールするという。
そこは大人らしいちょっぴり低音が響く仕様にアレンジが加えられた。
テールパイプ部とタイコ部の合わせ溶接にも注目してほしい。
高い技術が必要なTIG溶接だ。
しかも、合わせ部が溶接盛り以上にきっちり膨らんでいるのが良く解かる。
この合わせ面の膨らみが非常に大切だ。
タイコの端部、折り返しにも注目してほしい。
一枚の平板からタイコを製作するという5ZIGENサイドの
このマフラーに対する情熱が伺え知れるコトだろう。
フロントピース
これが、純正フロントピースだ。
このフランジ部から排気漏れを起こす車両が昨今続出している。
リヤピースは交換すれど、フロントまで交換された方は
今までには少ないはずだ。
フロントピース
これが、フロントピース部の中間タイコ。
排気ガスは一時にココで減圧され、消音されるという。
ここでは、5ZIGENのマフラーに対する熱い思いと
オーナーへの配慮が施された。
中間タイコステー
そう、タイコとパイプにステーが装着されたのだと言う。
おいおい、ただのパイプとタイコを補強しているのだろうよ、と
お思いの方は残念賞だ。
これは車両中心部は車高が低くなりやすく、
例えば踏み切りを想像していただきたい、
亀の甲のような踏切ぐらいが適当だ。
フロントタイヤが亀の甲を越えた辺り、
リヤタイヤはまだ亀の甲に差し掛かっていない。
この状態は俗に亀になった!!というだろう。
そう、車高が元々低いというのではなく、
フロントタイヤが障害物を乗り越えた時に、丁度
中心部は地面に対してすれすれの状態となる。
この状態でマフラーが地面や凹凸物に接触しても、
中間タイコに引っかかることなく、滑るように
考えられているのだという。
どうだ、マフラーを持つオーナーに対しての細かな配慮が
ココには存在するのだ。
JASMA登録済み
なんと、フロントピースのみでもJASMA登録がなされるという。
フロント、リヤとも、一つずつ装着したとしても、
車検対応で、お国が認めたマフラーなのである。
まさしくリプレイスメントという言葉に恥じない仕上がりに。
左がスピードウェル、右が純正
左がスピードウェル×5ZIGEN、右が日産だ。
ここでは、同じ取り回しでの構造の変化が伺える。
パイプに注目
純正品に対し、曲げが緩やかになっている。
しかも、この曲げをよくご覧になると、
純正ではくの字に加工されているのに対し、
スピードウェル社製ではサイクロンのように
渦が巻く形状に。
より流速を落とさず、逃がしてあげるという曲げの技術が
ココには存在するのであろう。
ウェルリプレイスメントマフラー
ではマフラーの姿見をご覧頂こう。
ウェルリプレイスメントマフラー
少しタイコは大きくなった。
しかし、純正と同じ角度(ボディー外側へ向かって)にタイコが
向いているという、解かりにくいがコダワリもある。
しかし、このタイコの向きだが、かなりPAOの見た目が
左右され、絶対に真似をしたいところでもあった。
チーフデザイナー古場田氏にもお伺いしたいところの一つ。
ウェルリプレイスメントマフラー
君もこの写真でお茶碗三膳どうだ。
ウェルリプレイスメントマフラーが鎮座した
今回は純正パーツが生産終了となった後でも、純正と置換が出来る様
姿見にトコトンこだわり、経年の劣化に対して素材を選びぬき、
さらに、ちょっと替えましたよとさりげなく主張する
まさに大人らしいマフラーの出来上がりをご覧頂いたわけだが、
ただリプレイスメントというだけでは面白くなく、
実はエンジンの馬力をも純正よりアップさせるべく開発が
行われたのも事実。
まさに官能と美学の追求だ。
それが、タイコの容積アップであったり、若干の
パイプの曲げの違いでもあったりする。
そして、本日5ZIGEN本社でシャシダイナモにPAOを搭載。
パワーとトルクというマフラーの性能測定が行われた。
結果は申し分なく純正以上の馬力が認められグラフも含め
今後、燃費測定を行ってからすべてをご覧頂く所存。
『ウェルリプレイスメントマフラー』
発売はなんと11月1日からだという。
価格はなんと、フロントが2万円台、リヤが4万円台というから、
お財布にも優しい。
それでは、うなぎオフにも装着し伺うコトに致そう。
乞うご期待あれ。
今日はコレまで~
本日の名言
変わらない部分を
大切にしているから
変われるのである

深いイイ言葉では御座るが、このマフラーにはぴったりな
名言かもしれません。
変らない部分を非常に大切に致しております。
PAOの良さをもっともっと追求せねばなりますまい。

日産PAO 往年の時計をメーターパネルに埋めるの巻!

どんもす~。ウェルです。
皆様『パイクカーうなぎオフ2009』にもう
申し込みはお済でしょうか?お済でない方は
10月25日までの受付ですのでどんぞよろしくお願いします。
さて、本日はPAOに往年の時計をメーターパネルに
埋め込むのだという。
SMITHS マグノリアクロック
英国SMITHSのマグノリアクロックだ。
SMITHSは計器類や、時計などでも馴染み深い老舗ではあるのは知る人ぞ知る。
このマグノリアクロックは現在でも生産されているから新品も
手に入るのであった。
SMITHS マグノリアクロック
後面からはプラスとマイナスの線をバッテリー端子に接続すれば
カチコチカチコチ、小言を立てて動き出すのだ。
もちろんスモールランプを点ければメーターもきっちり光ってくれる。
PAOのスピードメーターの文字盤との色合いも非常に近く、
似合う事だろう。
PAOメーターパネル
PAOのメーターパネルだ。
今回はこのメーターパネルに埋め込まれるという
なんとも手の掛かる作業になる訳だが、スピードウェル社的には
大歓迎だ。
オーナーのO氏にはお任せしますと頂いており、
ウェルの腕が試されるところ。。。
PAOスピードメーター
今回の位置決めには少々難解な作業が待っている。
スピードメーターの中心点とマグノリアクロックの中心点を合わさない。
しかし、スピードメーターの針中心点とマグノリアクロックの中心点を
合わすのだという。
ウェル的見解はこうだ。
スピードメーターをよくよくご覧頂きたい。
メーターは真円であるのだが、メーター内部は真円を保ちながら
上側がおくに寝そべっているのであった。
そこが今回のカラクリなのである。
写真では50mmと打ってあるが、その中心点はメーターの中心点
ではなくメーターの文字盤の中心点なのである。
SMITHS マグノリアクロック取り付け位置
複雑な形をするメーターの中心を文字盤から割り出し、
水平位置を選定した後、左右のバランスとウインカーランプ、
ハザードスイッチとの見栄えさえ気にかけ、
取付けセンターが遂に割り出された。
SMITHS マグノリアクロック
外形が52パイ(直径52mm)と小型。取付け位置にコンパスで外周円を描く。
この位置で間違いないコトの確認でもある。
しかし、52パイという大きな穴をどうやってあけるのか、
皆々不思議で御座ろうが、特殊な工具が世の中にはあるものだ。
ホールソーだ。
これがホールソーと言われるもの。
鉄、アルミ、木と対応出来、真円の穴を開けるコトが出来る
優れもの。
しかし、このホールソー、メーター穴開けだけに使うゆえ、
一年に何度と出番は回ってこないのだという。
今日はまさにホールソーにとって晴れ舞台になる事は間違いない。
穴を開ける
遂にPAOのメーターパネルにホールソーが!!
穴が開いた!
開通である。万歳
と、あっけなく穴があいたのだが、まっすぐにあせらず
穴を開けていかないと、楕円になってしまうので注意が必要だ。
さて、遂にマグノリアクロックが取り付けらるのだが、
見たい人は大多数であろう。
それでは、本邦初公開。
マグノリアクロックがPAOに装着される瞬間をご覧頂こう。
マグノリアクロックが鎮座した!
マグノリアクロックがPAOのダッシュパネルに鎮座した。
今回スピードメーター左脇に鎮座したコトには深い意味がある。
O氏に説明されハッとしたのだが、助手席、並びに後部座席でさえ
このクロックが拝めるようにというO氏の配慮が存在するのだ。
まさしくその通りである。
マグノリアクロックが鎮座したよ!
ウィンカーインジケーターやハザードスイッチとの感覚も
良いであろう。
それはそのはず、1mm単位で調整したのであるから。
そして、シートに着座し両メーターを覗き込めば
両者共、中心は一致する。
今日はPAOにSMITHSマグノリアクロックを装着するを
ご覧頂いたのだが、みんなやりたーい!と言っても
まだお預けである。
O氏のPAOが出来上がった後からの受付であるぞ!!
この車両のオーナーO氏はPAOに非常に情熱を注がれ、
この後大きく車両が生まれ変わるというから、
今後の更新も注目だ!
今日はコレまで~。
本日の名言
難題の”無い”人生は”無難”な人生であり
難題の”有る”人生は”有り難い”人生である

by斉藤里恵
そう、この言葉は胸に響きますなぁ。
斉藤里恵さんといえば、
幼いころに聴力を失うというハンデをわずらわれがた
超人気ホステスなのである。
言葉を話せないから手話によるのだろうが、
本当の人の心がそこにはあるのであろう。

緊急告知!日産Be-1 PAO FIGARO 日本最大のイベント うなオフの告知&応募の巻

どんもす~。ウェルです。
さてさて、本日はパイクカーのイベントのご紹介であるが、
日本最大級のイベント 
『パイクカーうなぎオフ2009』
本日はそのイベントの告知&応募をご覧頂く事となる。
今年で9年目と言う事だが、もう恒例のオフ会。
Be-1集合!
うなオフだよ Be-1集合!
PAO集合!
うなオフだよ PAO集合!
うなオフだよ全員集合!!
うなオフだよ FIGARO集合!
開催日は 2009年11月1日 (日曜日)
集合場所:舘山寺温泉公営駐車場(浜名湖パルパル駐車場南)
集合時間:AM11:00
開催場所:雄踏総合公園(亀崎ファミリーランド)駐車場※有料¥300
解散予定:PM4:00頃
会費:¥500(参加車一台に付き)
参加締切日:10月25日(日)
となるのだが、
お申し込み方法は当ホームページでもリンクさせて頂いている
おいけ氏のホームページをご覧頂き、予約が必要となる。
下記のリンクから参加お申し込みをしてほしい。
(パイクカーうなぎオフ2009参加車募集ボタン)
昨年はおおむね50台ほどが参加され、大名行列をなしての走行など
本当におもしろーいのである。
さらにチーフデザイナー古場田良郎氏にもお目に合えるかもしれない。
この辺は当日までのお楽しみだ。
ウェルもスピードウェル号(PAO)で参加する次第。
当日はみなみなの愛車を盗撮し、すべてブログでアップする事も
考えている。
どうか捕まえないで頂きたい。
本日の情報提供はBe-1の重鎮、Be-1オヤジ氏によるもの。
11月1日は日本中のパイクカーの祭典となるコトだろう。
それでは、皆々様ふるってご参加下され!!

長編 日産Be-1 サイドステップを板金するの巻

どんもす~。ウェルです!
本日ハ日産Be-1ノ横車体足掛ヲ板金セリ(昭和初期風)という事で
サイドステップをぶつけちゃったBe-1の復活劇をご覧頂くコトに致そう。
Be-1 パンプキンイエローだ
まずはサイドステップとはどの辺りか、解からない方にもっとアップで
ご覧頂こう。
サイドステップだ
そう、ドア下のこの部分がサイドステップ『サイドシル』だ。
今回は、結構ごぼっとへこんでしまっているから、
フロアパネルにまで歪が生じているかどうか心配だ。
以前にBe-1デザイナー古場田良郎氏からBe-1のお話をお聞きした折
Be-1のサイドステップは2重構造で、けっこう頑丈だという。
サイドステップ
こんなにも凹んでいるのだから、フロアパンが心配だ。
どのような二重構造かはウェルも図面を見たことはなかったので
想像だけでお話をお伺いしていたのだが、こんなにすんごいとは。
それでは本邦初公開、Be-1のサイドステップの中身をご覧頂こう。
サイドステップ切開
超ーすげー。(北島風)
普通のクルマであれば、外のアウターシルパネルは無い。
なぜこんなに強固に製作されたのか、100年乗っても大丈夫。
そういうところからか、この構造を見る限りただならぬ
車の造りこみようであるのは必定。
非常にボディー剛性の高いクルマと言えよう。
もっと近くでご覧頂こう。
サイドステップ切開
ステップ上下の光っている点はスポット溶接がなされた後だ。
スポットの数もかなり多いような気がする。
現代の車にはこれほどこだわったボディーがどこに存在すると言えよう。
実にBe-1はクルマとして逸品であることには間違いなさそうだ。
しかし、Be-1はクルマとクルマを比べるコトではなく
日曜品や雑貨、家電製品、アイスクリームやメリーゴーランド。
クルマ以外のものと比べられたというから面白い。
サイドステップ横から
サイドステップの横から撮影。
ほうら、凄いだろう。
いくら2重構造を採用していたからと言って、
こういう形で2重構造であったとは、驚く限りである。
アウターシルは、ラリーにも耐えるぐらいの骨太な骨格に。
Be-1がますます欲しくなる。
今Be-1に乗っている方にとっては
Be-1の素晴らしさを再確認たでコトであろう。
サイドステップだ
インナー側をアウターシルと呼び、アウター側をカバーシルと呼ぶ。
しかし、錆もなく20年という歳月は本当に経ったのだろうか。
中からは高田工場のかほりがしてきた。
ドアを閉めた様子
ボディーのゆがみを無くすため、サイドステップの切開部分
下からジャッキで固定される。
適当に板金してボディーがねじれたまんまで無い事が
確認できるであろう。
ドア下とサイドステップのあわせ面がずれると
ドアとサイドステップがごっちんこするため
ミリ単位での調整が必要だ。
まさにコダワリの板金。
新品パネル
右がカバーシルで左がアウターシルパネルだ。
まだ新品パーツで日産から出るというのだから、
これまたビックリである。
20年が過ぎ、さらに修理し乗り続ける。
これほどエコなモノは無い。
だれがプリウスに乗り換えて、廃車にだすものか。
国策がどれほどエコなのか。
エコではなくただの景気回復措置であろう。
そして、10年後プリウスに乗った人たちは
バッテリーの交換を余儀なくされ、いらぬ費用がどんどんかかり
なんとも残念な結末になるのであろう。
話は反れたが、本題に参ろう。
今回、サイドステップをすべて丸腰交換する事は避けたのである。
なぜならば、シルがリヤクォーターパネルの下じきになり、
クォーターパネルまで取り外すと、本来のボディー自体が
台無しになってしまうからだ。
余計な溶接も増え、錆びる危険を増やしさらにいらぬ熱を加える
ことにより歪さえ生じかねない。
クォーターとカバーシル
クォターとカバーシルの合わせ面だ。
この部分がとてつもなく難解でありそうだ。
カバーシルの山折面
カバーシルとクォターパネルの合わせ面だが、
ボディー内側に山折になっているため、構造的に
サイドステップが先に組み込まれ、その上から
クォターパネルが乗っかっているのか、もしくは
カバーシルとクォーターが共に溶接されているのであろうと推測する。
この部分を切り取り、溶接で埋めるコトも可能だが、
熱が入るゆえ、その工法であれば、必ず裏から錆びて来るであろう。
色々と悩んだ末に、悪い部分をカットして
新しいパネルをその大きさに切りあてがう方法を今回は
採用する。
サイドステップはまっすぐ切り取られる
力の逃げ具合も想定し、アウターシルパネルの切る位置から
カバーシルの切る位置を約10cmほどオフセットし、
おなじ位置に力がかからないようにしたのである。
熟練のクラフツマンの知恵が生かされた瞬間がココに。
板金終了
必要なシル部を切り取り車両側に防錆剤を塗り
溶接をして、板金が完了したのである。
そして、塗装となるが吹付け風景はゴミが入るためにカット!!
塗装完了!
遂に塗装が完了した。
どうだ、大きく凹んでいたようには思いますまい。
立て付けも大丈夫
そう、1mmの狂いでもドアを閉めてしまえば、チリで
解かる。
元々5mmとかそのような次元であるが為、寸分の狂いが
ドアとサイドシルとの接触につながるのである。
板金したとはおもえないだろう
ほらまっすぐだ。
当たり前の仕上がりだが、修理するとこちらもうれしくなる。
終了!!
スピードウェル社では、これからも末永くお乗り頂ける様
車両にとってどういう修理方法が一番良いか、検討し
これからもコダワリを持って製作する。
今日はコレまで~。
本日の名言
不況は贅肉を落とす注射である
by 松下幸之助
さすが経営の神様。言う事が違います。
しかし、誤った捉え方をした、現在の企業は良い物を作るという
本質を忘れ、どんどんコストを削減しているとか。
今の新車を見れば一目瞭然。
負の連鎖はとめるコトは出来ません。

鳥取県鳥取市 M様ラシーントラヴェラー納車おめでとう御座います☆

どんもす。ウェルです。
さてさて、本日は鳥取県鳥取市にお住まいのM様がオーナー
となられた、ラシーントラヴェラーをご紹介する。
鳥取砂丘とラシーンだ
このラシーンの詳細だが、平成8年式の1500cc。グレードはタイプ2だ。
スピードウェル的グレードはトラヴェラーである。
ドラえもんカラーで馴染み深い色合いに、ホワイトとガンメタリックで
仕上げたタイヤカバーが一際目立つ。
ヘッドライトは丸型に
今回もヘッドライトが丸型に置換されグリルにも変更が加わった。
ある種のスピードウェル臭的な色合いでもあるカラーにグリルが
ラッカーフィニッシュされているからウェルも興味深い。
あくまでも、M氏のオリジナリティーであるのだが!
同じような趣味、趣向がそこには存在したと言えるだろう。
内装はアイボリーにドラえもんブルーだ
アイボリーとドラえもんブルーを室内にも取り入れられた。
ダッシュパネルにはウェル帆布社謹製レザーマットが敷かれ、
さらにパネルラッカーフィニッシュがおごられるという。
なんとも贅沢な仕上がり。
ハンドルや、サイドブレーキレバー、シフトレバーさえ
ブルーで統一されるという。
まさにM氏のコダワリが感じ取られる所だ。
あみあみコップ&缶受
あみあみコップ&缶受がノスタルジックな世界へ案内する。
そう、スピードウェル社の一つの代表作、あみあみコップ&缶受だ。
このマイナーなパーツは沢山の皆様に取り付けられ、日々
コップ&缶を受けているのであるが、往年の逸品でもある。
折りたたみが可能であり、邪魔な時など存在しない。
11月にはオリジナルパーツの販売ページが
オープンするため、乞うご期待なのである。
背面タイヤだ
背面タイヤステーには日産オリジナルカラーを
復刻再現し、ラッカーフィニッシュが施される。
安価な塗料ではなく高級2液性ウレタン塗料を採用。
末永く輝き続ける事だろう。
さらに、ウェル帆布社謹製のタイヤカバーが
ラシーンの見送りをお洒落なものとする。
そう、適当な生地を使って製作している訳ではなく
高耐候、高耐久性。尚且つオーナーの思いのカラーに
描けるのであるから面白い。
パイピングまで悩みになやんで200色以上から選んで頂きたい。
オーナーとスピードウェル社が共演する場所である。
思い通りにゆけば、オーナーにとって
これ以上ない至福をもたらすコトであろう。
ラシーン万歳
この度はM様ラシーントラヴェラー納車誠におまちどうさまでした。
さてさて、今回納車させて頂いたM氏だが、鳥取市用瀬町で
オーダーメイドの靴工房を開店されたという。(パチパチ)
誠におめでたい話で御座います。
ねじまき鳥靴工房
ねじまき鳥靴工房だ。
『いらっしゃいませ』
開店当初から鳥取県では広報に掲載され、大流行。
古民家を改良し、店内もかなりお洒落であった。
店内だ
独自の技術で一枚の革から、靴を仕立ててゆく。
靴のオーナーの足の木型を取り、細部にまでコダワリを
惜しみなく投入される、こういう素晴らしい靴を一度は
履きたいで御座る。
ねじまき鳥靴工房謹製
ねじまき鳥靴工房謹製。
手入れを施し履いていけば、味わい深くなること間違いない。
一つの物を大切にする。
エコでもござらぬか。
クルマもそうでありたい。
こちらの、工房には靴以外にも洋服や雑貨なども販売されており、
それぞれにお洒落なものばかりだ。
ウェルお買い上げ
コップとコースターだ。
もちろんウェルのお買い上げ品。
コップはカフェでもおなじみの定番、デュラレックス、ピカルディー。
割れないグラスとして非常に有名。
それ以上に往年のかほりがほのかに漂う逸品であった。
もちろんウェルのMYコップだ。
コースターはM夫妻のお手製だという。
このコップにはこのコースターが良く似合うであろう。
PAOやRASHEENにお乗りの方にはこのコップがなんか
良い雰囲気だなとお思いの方も多いはず。
ねじまき鳥靴工房には皆々一度は訪れては如何であろうか。
お店のホームページも是非覗いてほしい。
『www.nejimakidori.com』
お店へのお問い合わせはこちらへ!!
℡0850-87-3386
必ず良い靴を造ってくれることだろう。
お土産
またまたお土産まで頂き、感謝感謝で御座います。
この度はM様納車誠におめでとう御座いました。
末永くお乗り頂けます様お祈り致しております。
今日はコレまで~。
本日の名言
立ち上がって前に出るしかない 
by浅田次郎
さて、この前にはこういう言葉がつながっております。
『何も戦に限らず、人生なんてそんなものかもしれません。
倒れていたらとどめを刺されるんです。死にたくなかったら』と。
そう、戦に関わらず人生は立ち上がって前に出るしかありません。
様は生きるには努力が必要だということでしょうか。

コダワリ!スピードウェル社的Miniの世界の巻

どんもす。ウェルです!
さて、久しぶりにミニのチューニングをご覧頂く事となる訳だが、
スピードウェル社では古いクルマをボディーレストアしたり、
内装を張替えたり、チューニングしたりとそれぞれにおいて
技術を確立し、PAOやRASHEENに生かされているという。
今回はミニの中でも一番のエレガントなライレーエルフの
レストア&チューニングをご紹介致そう。
RILEY ELF MK-2
スピードウェル社の所有物でもあるこのライレーエルフだが、
フロント廻りはミニのグリルだけ縦型の格好。
今回写真では見れないがなんとリヤには
大きなトランクまでも付いているという。
少々メカ音痴になりかけていた頭をリフレッシュさせ
新しいノスタルジックさを追求しようという発想から
今回のプログラムが組まれる。
いわゆる頭の体操だ。
A型エンジンだ。
A型998ccエンジン。ミニ1000のエンジンはココから採用された。
ココで豆知識。
ミニは世界で初のFF(フロントエンジン、フロントドライブ)車
なのである事は、皆ご周知であろうか。
新型のMINIはBMWから発売されているのだが、
BMW初のFF車となったことはなぜか偶然で面白い。
A型エンジンだ。
今回のプログラム内容は、エンジンをよりノスタルジックに見せるため、
冷却水の通路を銅管で製作し、ヘッドカバー
(タペットカバー)前部にぐるりと這わす。
さらに、純正のSU1/8キャブレーターをなんと
ウェーバーキャブに置換。
タコアシも組まれ、点火系はポイント式から
トランジスタ式に変更が施される。
Be-1もPAOもキャブレーター車だという事ぐらいは
皆知っているだろうが、キャブレーターにも色々と形が存在し、
形により特性が異なる。
PAOの大御所ブチ氏のエンジンにはウェーバーが鎮座していたよ!
ウェーバー未対策40
じゃんじゃかじゃん。
ウェーバーキャブ。サイズは40パイ。
さらに未対策。もちろんイタリー製である。
さらにさらに、極東の正規輸入物であり、
キョクトウステッカーがサイドに張られているという。
まさにヨダレが出る逸品。
角無し
対策、未対策とは排気ガスの対策の事を言い、
対策品はつのが付いている。略してツノありだ。
ツノありはスペイン製。
どこそこ製などと、言うだけで値打ちが変るのはマニアな
人たちの間だけであるのだが、ウェルはマニアかもしれない。
性能も対策と未対策では少々違い、
未対策はガッツリ感があるのだという。
往年のと呼べるにはパーツ自体のカタチからもこだわらないと
仕上がらない(雰囲気が出ない)ものである。
例えば当時の時代のクルマに当時のモノを着けるという発想。
リプロダクトも増え同じカタチをしていても、何が違って見える
というから本当に不思議なものである。
タコアシ
クーパーの本物であれば、スリーブランチとも呼ばれる熊の手のような形
なのだが、今回はマニフロー製のスモールボアをチョイス。
ウェーバーはただでさえ低速が抜けるゆえ、
エグゾースト側を絞って未燃焼ガスをへらし、低速でも
安定するよう試算する。
さて、この続きは来週にまたアップ致そう。
ココからは、ノスタルジックな世界をご覧頂こう。
ミニ
1071ccのクーパーSだ。
クーパーにも種類があり、さらにSが付くものがある。
かの有名なモンテカルロラリーで3連覇を果たした車両たちは
このクーパーSというシリーズである。
排気量別に言うと 970S 1071S 1275Sと3種類。
普通のクーパーは998なのである。
ミニは皆々、ミニクーパーと言う愛称で親しまれているのだが
ミニのなかにクーパーと言うグレードがある
という事を知らない方も多いはず。
そう、クーパーとは1グレードである。
(ジョン・クーパーがミニを遊びがてらにチューニングした事がきっかけ)
では、ミニのブランド別けで申すと
ライレーエルフ、ウーズレーホーネット、オースチン、モーリス
この4つのブランドネームから発売されていたのである。
もちろん、すべてはBMCという会社の傘下であるのだが。
アミ焼
ラリー仕様にはこういうところが小憎い。
ヘッドライトも通称タイマツがおごられている。
見る人は見るのである。
こんなんもかっこええよ
どうだ、すんごいフォグランプだろう。
ダンロップ製アロイホイール
PAOにはブリジストン製のスーパーラップをおごりたくなるのだが、
ミニにはこのダンロップ製のアロイホイールをおごりたくなる。
リムジン
ミニのリムジンだ。
あんまりの長さゆえ、フロント部がファインダーから飛出てしまった。
とそれぞれの世界があるから面白い。
セオリーによりレストアを施したものもあれば、
独自の路線を行く人もいる。
すべては間違いではなく、人それぞれのオリジナリティである。
このそれぞれのオリジナリティーを持つという事が
一番大切なところだとも思うのだが、勝手な想像であった。
今日はコレまで~
本日の名言
知は愛 愛は知
物を知るには これを愛さなければならない
物を愛するには これを知らなければならない

by西田幾太郎
そういう事ですなぁ。スピードウェル社の座右の銘に
したいものでもあります。
すんばらしい。

大阪府大阪市 Y様 ラシーンMシリーズ納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。
さて、今週はRASHEENの納車が続きますぐぁ~
PAOにお乗りの皆様も、RASHEENの世界をずずいとお楽しみ下され。
今回は大阪府大阪市にお住まいのY様がオーナーとなられた
ラシーンMシリーズをご覧頂くコトになる。
ラシーンちゃんとY氏を激写
記念撮影も決まったところで、独特のカラーリングを身にまとった
ラシーンがお目見えだ。
今回のラシーンの特徴だが、平成8年式の限定車 タイプL
カラーはアクティブレッド ミッション形式は ノークラである。
(ノークラ:オートマチックの総称)
フロントヘッドライトは丸目に置換され、バンパーやホイールキャップ、
さらにはルーフまでもがクラシックミニで採用されている、
ホワイトダイヤモンドという色味でラッカーフィニッシュが施された。
色味というものは非常に難しく、ただただ白色をラッカーフィニッシュする
というコダワリのない車屋さんの考えではない。
微妙な塗料の配合により、さらに味わい深いモノへと変化させ
ラシーンから感じ取れる良さを追求する、そういう引き出しが
スピードウェル社には沢山あるのだ。
まあ簡単に説明すると、
一方は適当な白で仕上げたモノ。
もう一方はこだわった白で仕上げたモノ。
10人中8、9人ぐらいはこだわった白で仕上げたモノが
良い感覚であると思うはずである。
そういう微妙な所の積み重ねにより、モノがそれ以上に
昇華できるのかもしれない。
ウェル60スタンダードレザーシート
ウェル帆布社謹製内装もほぼ外装に近い赤で統一が図られた。
すべてが赤では少し目を傷めるという事で、
側面などはアイボリーで仕上げる事となる。
写真ではご覧いただけなかったが、メーターパネルにも
シートの側面に近い色でラッカーフィニッシュがおごられるという、
Yオーナーの思い入れは非常に深い。
見送りだ。
見送りから撮影。
今回は背面タイヤ一式を取り除き、スムーシングが施される。
こうすることによりRVさが払拭されるからだ。
カスタマイズという言葉にふさわしい仕上げがどんどん施され
Y氏の世界はまだまだつづく。
ホイールキャップもホワイトに!
ホイールキャップには純正仕上げが施されたのだが、
ドアモールのガンメタリック色とホイールの中心のガンメタリック色を
調整しラッカーフィニッシュを施すという、
実に細かな配慮がそこにはあった。
今回のラシーンはオッサン臭い所は皆無であり
スピードウェル社的な形とはまた違った方向性であると
思いきやそこはしっかりノスタルジックな風合いを
醸し出すというコダワリを追求し、
スピードウェルのかほりがプンプン漂う仕上がりに。
オーナーとスピードウェル社がコラボレーションした結果は
いつも面白い方向性であり、それぞれに個性豊かな仕上げが施され
それが、オーナーの至福となるのであろう。
ミラーまでホワイトに!
ドアミラーもホワイトダイヤモンドでラッカーフィニッシュ。
Y氏の世界はまだまだつづく。
今回のラシーン製作にオーナーY氏は本当に長く思案され、
途中の変更なども含めスピードウェルは全力で答えた訳だが、
この後の写真を見て本当に可愛らしいラシーンに仕上がったなと
安堵がスピードウェル社内に広がったのである。
正面からの姿見
上空からの正面姿見だ。
一瞬オモチャかと、思うくらい可愛らしいラシーンに仕上がったではないか!!
ルーフからミラー、グリル、バンパーにかけてホワイトにラッカー
がほどこされたのがこの角度からの撮影で良く解かる。
実に佳き風合いであろう。
しかし、この佳き風合いに至るには様々な小技を出さなければならなかった。
例えばグリルの塗装。
色の切替部分や、ブラックアウトした部分など、細かな彩色部分に注意し
熟練のクラフツマンが手間隙かけて製作をおこなった。
見えない部分が冴えてくる。
スピードウェル臭はそういうところからプンプン漂うのかもしれない。
この度はY様ラシーン納車誠におめでとう御座いました。
可愛らしいおクルマを製作させて頂き、感謝感謝で御座います。
今日はコレまで~。
本日の名言
変化するものが生き残るのである
byダーウィン
そう、動物は常に変化して生き残ってきました。
しかし、人間社会においても、常に変化をし
生き残っていくのだと感じるところで御座います。

兵庫県伊丹市 M様 ラシーントラべラー納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は兵庫県伊丹市からお越しいただき、
はれてRASHEENオーナーとなられたM氏のおクルマ拝見と参ろう。
ラシーントラベラー姿見
さて今回のラシーントラベラーだが、フロントバンパーに加え
リップ部やサイドステップ廻りまでボディーと同色で
ラッカーフィ二ッシュが施されている。
さらに解かる人には見えただろうが、
ローダウンスプリングが内蔵され、車高が落ちたという。
皆様はこの画像をご覧になり解かったで御座ろうか?
解からなかった方はもっと穴があくまでブログを
拝見してほしい。
お次は内装だ。
レゲエ度が高い
今回はレゲエ度が高い内装という事で、ラスタカラーが選択された。
ラスタカラーと言えばレゲエというような風合いであるが、
ラスタカラーの色はジャマイカにとって深い意味があるのだという。
特に、ラスタカラーは黒、赤、黄(金)、緑、この4色のコトを指す。
ウェル的には九谷焼にはまっており、そこで言う吉田屋風である。
まあ訳のわからん事を言っておるのだが、そんな感じ。
M氏の方向性が伺える所である。
60スタンダードレザーシート
後ろ側から覗くと、メーターパネルとシートの色が同化するのが
見て取れるであろう。
真後ろから見るとグリーン一色にもなるという。
製作するにあたり、色々な見所を作るコトも忘れてはならない。
また、一つの遊び心でもあろう。
ラシーンの見送り
見送りだ。
今回はタイヤカバーにまで、ラスタカラーがおごられた。
内装がそこまでくれば、このタイヤカバーこそ
このカタチでなければ不釣合いであろう。
もちろん製作はウェル帆布社謹製。
また、外装が白とガラスが黒という感じではっきりしているため、
背面タイヤステーはピアノブラックでラッカーフィニッシュが
施されている。
なんとも、細かなバランスにも配慮が図られる。
フロントグリルにも細工
フロントグリルには鍍金を施したような仕上げ。
ラシーンの純正のヘッドライトリムと共に輝き、
ゴージャスでもある。
ラシーンにもいろんな世界がある。
ノスタルジックな考えや、アメリカン、ゴージャス、
北欧風、いろんな観点で楽しめるから面白い。
ラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏は
『ラシーンはキャンバスである』とお話を頂いた。
そう、オーナーがラシーンに自由に思いを描くことが出来る、
本当に面白いクルマなのであろう。
M氏とラシーンをガシャ!
この度はM様ラシーントラベラー納車、誠におめでとう御座います。
末永くお乗り頂けます様、今後共努力致します。
皆も、ラシーンというキャンバスに思いを描いては如何であろうか?
今日はコレまで~。
本日の名言
運はハコブなり 
by安田善次郎
やられました。
運があるとか、運がついているなど、表現致しますが、
運はハコブという漢字で御座います。
そう、自らはこんでこそ、運を生かせるという。
まさに、その通り。

滋賀県大津市 H様 ラシーントラベラー納車おめでとう御座います☆

どんもす。ウェルだどん。(グズラ風)
さて、本日は滋賀県大津市から遠路はるばる何度も
お越し頂き、はれてラシーントラベラーのオーナーとなられた
H氏のおクルマを拝見つかまつろう。
H氏とラシーンガシャ!!
ラシーントラベラーの諸元だが、平成11年式で1500cc。
後期モデルという事になる。
ご存知でない方もおられよう、後期モデルには前期モデルに無い
色がどんどん増えていったのだが、その代償として前期モデルの
色が次々と廃止されている。
ウェル帆布社謹製60レザーシート
今回はスタンダードにウェル帆布社謹製60スタンダードレザーが
あつらわれ、メーターパネル類にはH氏コダワリの
ラッカーフィニッシュが施されたという。
特にメーターパネル類をアップでご覧頂こう。
ラシーンメーターパネル
H氏コダワリのメーターパネルラッカーフィニッシュだ。
カラーが中心だけブラックアウトしているのが伺える。
そう、こうする事によりナビゲーションなども道化された。
個性が露出しCOOLでもある。
ラシーンの正面見送り
背面タイヤステーなどは当時のおもむきを再現するため、
純正カラーで復刻リペイントが施される。
もちろんボデーと同じ高級ウレタン塗料を採用しているため
経年の劣化にもあまり気を使うことはない。
さらに、H氏は背面タイヤカバーにまで細工するという徹底ぶり。
RASHEEN×SPEEDWELL
スピードウェル社ではラシーンの背面タイヤのカバーに
デザインが施されるというサービスが行われているが
SPEEDWELLのロゴまで入れてくれるとはあり難き幸せ。
デザイン案はH氏だ。
写真では解かりづらいのだが、RASHEEN×SPEEDWELLは
ホワイトの文字色で、ラインから下の文字色はシルバーである。
細かな部分にも配慮が施されているから驚きモモの木だ。
RASHEEN斜め見送り
おおっと、ココで見逃すことは無いであろう
アルミホイールのセンターキャップにまで
ボデーと同色にラッカーフィニッシュが入る。
スピードウェル社ではこういう部分には別途費用などは
かからない。
すべては自社で行っているがゆえ、いらぬコストは削減する。
それよりも、オーナーの個性豊かなおクルマをお造りできる
コトこそが、一番大切なのであろう。
クラブハリエのバウムクーヘンだ
またまた、お土産まで頂き、ただただ恐縮で御座る。
H様、この度はラシーントラベラー納車誠におめでとう御座います。
今後共末永くよろしくお願い申し上げます。
今日はコレまで~。
本日の名言
常識とは十八歳までに身につけた
偏見のコレクションのことをいう

byアインシュタイン
アラー偏見のコレクションって、うんまいこと言いますが、
そのような気がします。
常識というくくりは本当にあいまいであり、
国によっても常識が違うでしょう。
まあ、そんな感じかなぁ。

日産パオ 大阪バネ工業と共同開発!!スピードウェル社が究極の足廻り開発の巻。パート2!

どんもす~。ウェルです!
さて、本日は遂にスプリングのパイオニア、
大阪バネ工業とスピードウェルとの共同開発が行われている
日産PAOの大人らしいダウンフォルムのバネの試作をご覧頂く事となる。
今回はモンローのショックアブソーバーの減衰力などをサンプリングし
ショックの特性にあったバネレートに仕上げるという。
なぜかと申せば、昨今ショックアブソーバー交換が
非常に多くなってきており、
装着率で言うと純正品ではなくモンローがダントツであるが為、
モンローにベストセッティングを施すのだという。
もちろん純正のショックに今回製作しているバネをあわせても問題はない。
純正フロントの車高
フロントの車高だ。
純正ではPAOチーフデザイナー古場田良郎氏が
あらゆる条件を想定し前後のバランスを取り車高が決められている
のであるが、発売から20年という歳月が経ち足回りの経年劣化で
大きくバランスが崩れているPAOも見かける。
特にフロントが大きく下がっているのが見受けられる。
(エンジンが重たいからだろう)
フロントは地面から590mmだ
純正では現在、フロントが地面からフェンダーアーチ最上部まで
590mmである。
次に、リヤをご覧頂こう。
純正リヤの車高
リヤの車高だ。
リヤはガソリンタンクや、後部座席に3名乗車できるという
ことにより、フロントよりは少し高めである。
古場田氏によると、2~4名乗車で姿見の良いフォルムになるよう
手が加えられているという。
リヤは地面から640mmだ
フロントとの差は約5cm。
ノーマルスプリングのバネレート(1,5kgf/mm)であれば、
リヤは乗車定員やガソリンの量により大きく上下する事が検討される。
今回の大きなポイントと利点はこうだ。
モンローショックアブソーバーと併用する事により、
バネレートをある程度高く設定が出来る。
そうすれば、乗車定員の増減により車高が大きく変化する事を
抑えれるのだという。
上記の効能のおかげで、駐車している状態でもまずまずの
姿見を実現できるという試算だ。
また今回はショックアブソーバーのストロークを稼ぐ
(乗り心地重視のため)
大きく車高を落とす(ローダウン)せず、PAOの
愛らしいフォルムを引き出すコトに成功しそうだ。
フロント試作バネ
足回りのいろんな部分も新品になり、遂に試作バネがPAOに
おごられた。
リヤ試作バネ
不等ピッチは車高を落とすために使用する。
有効巻き数(ショックを吸収するバネの巻き数)なども計算に入れ、
慎重に開発が進められる。
ココまで深くバネを検視し、試作が繰り広げられているのだから、
必ずびっくらこいてもらえるバネに仕上がるはずだ。
(あくまで試作段階なので『はず。』)
そして、今回はスピードウェル社で組み上げた足回りを
大阪バネ工業のPITに持ち込み、データ取りを行った。
フロントの原寸を測定
試作バネの装着により、フロントの車高が先ほどの状態から2cmも
降下してしまった。
そう、降下するという事はショックのストローク量が減るという事。
もちろん乗り心地は悪くなる。
測定結果はすぐにデータとして保存
そう試作から早々に上手くいくコトは至難の業だ。
ココから煮詰めていく訳だから、悪いところが良く見れて面白い。
寸法測定
そう、ただ地面とフェンダーアーチ最上部だけを測定するのではない。
ショックのストローク量や、バネの接地部、バンプストップラバー
から、すべての測量が行われる。
今回の車高はこうだ。
フロントの車高→地面とフェンダー最上部間 575mm
リヤの車高→地面とフェンダー最上部間 610mm
と言う結果だが、前後とも大きくローダウンしてしまった。
PAOは前のめり気味の車高で、この前のめりをなくしてやると
(フロントとリヤの差をなくし、同じダウン量にする)
車両フロアーは地面に対して平行になり、見栄えが良くなると
一番最初に思っていた。
しかし、これは大きな間違だったのである。
古場田氏が検討されたPAOの本来の車高は
実にPAOのすべてのバランスを計算し、PAOがらしく良く見えるという
素晴らしい秘密が隠されていたのであった。
それは、ボディー(オーバーフェンダー)とタイヤの関係によるもの
も含まれていそうだ。
ジャッキを入れ理想の高さを設定
ジャッキを入れ理想の高さを算出したところ。
ウェルの結論から言うと、フロントとリヤは同じ車高にすると
スピードウェル社的にPAOらしくないという答えが出た。
要するに車体は水平ではなく、前のめり(前傾姿勢)が非常に良いのだ。
しかし、この前のめり度には5mm単位で調整が必要で、
5mm違えば同じPAOと思えないぐらい表情が変るのだという。
まったくシビアである。
そして、今回この5mmに命をかける為、バネのなじみ度や
へたりなども視野にいれ、製作する事になった。
今回は秘密だったのだが、少しだけ車高を見せよう。
まずはフロントの理想
フロントの車高は実は最初と変らない
フロントはダウン量ゼロ。
そう、試作段階であるがダウン量はプラスマイナス0だ。
しかし、落ちたように見えるであろう。
これが魔法である。
次はリヤだ。
リヤの車高は少し落ちた
リヤはバネ定数が上がるため、乗車定員人数を乗せたとしても
純正より大きく車高は下がらないという特性。
それにより最初から少し車高を落とせるのであった。
こうして、前後のバランスが取れた。
では、さらに少しだけご覧頂こう。
本邦初公開、大人的PAO用スプリング。
PAO試作バネの姿見
このバランス。
純正のタイヤサイズが本当に可愛らしく見えるのもうれしい。
おいおい、いろんな角度から見たい!!といわれても
お預けである。
今後の実験もお楽しみあれ!!
また、皆様の意見もお聞きしたいで御座る。
今日はコレまで~。
本日の名言
過去はいいのよ
人間にあるのは今だけだ。

ということですかな。
もっと今を大切に致しましょうぞ。
それが未来につながりましょう。