5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!PART2

どんもす~。ウェルです。
さ~て本日は開発が急ピッチで進んでいる
ラシーン用本気の低燃費マフラーの細部をご覧頂くコトに致そう。

ばっちりウェルが写りこんでいるのであるが、
最高級ステンレスSUS304をマフラーのサイレンサー(消音器)に採用する。
マフラー素材でSUS304というステンレス鋼を使用するのは珍しくは無いが
実はこのSUS304という素材は耐水性に最大の威力を発揮。
と言う事で、サイレンサーには水が溜まりやすいと言う事により使用するが、
しかし、大きく熱の加わる所には不向きなのだという。
大きく熱の加わる所とはどういうところなのかと申せば、
ひねりまわったパイプ類のことだ。

ほとんど直角といっていいほどのひねり具合。(純正に順ずる)
そして、この熱の加わるパイプ類に採用されるのが、
SUS436というステンレス鋼である。
目指すは『官能と美学の追求』
SUS436といえば自動車マフラーのパイプ専用に開発された
ステンレス鋼である。
今回のラシーン専用マフラーにはこうして見て感じれるSUS304と
機能を追求するSUS436という
2つの素材を適所に使い。
マフラーの性能もさることながら、マフラー本体の
耐寿命まで計算に入れるというハイブリッドマフラーなのであった。
サイレンサー側面
サイレンサー側面だ。
まだまだ試作段階ゆえ、吊り下げ棒のデザインも決まっていないが、
デザインもまた性能であるという言葉により、今後の開発で
煮詰めてゆく。
出口カール部
まだ、溶接などは点付けである。
このプロトタイプ1は出口がボディーに対して垂直に出した様子。
一般的なマフラーであれば、これで良いのであるが、
後ろ正面からラシーンを全体的に見てみると
少し内側に曲がった感覚で見える『視錯覚』にとらわれるのであった。
今回もBe-1、PAOリプレイスメントマフラーで学んだ経験を生かし、
ラシーンの良さを損なわないよう、出口は外側へ傾けられる事となった。
そして、今回第一作プロトタイプ、
ラシーンウェルリプレイスメントマフラー(プロトタイプ1)の
パワーチェックをご覧頂こう。

パワーチェックが行われた。
上曲線の青いラインが『プロトタイプ1の馬力』
上曲線の赤いラインが『純正マフラーの馬力』
どうだろう、このマフラーの良い点はフルに下から上まで
純正マフラーを上回る性能と言う事になる。
下曲線の緑のラインが『プロトタイプ1の軸トルク』
下曲線の赤いラインが『純正マフラーの軸トルク』
この軸トルクもなんと、全面的にアップする事となった。
へんてこなところで大きな谷間も無くストレートに伸びる曲線は
運転しやすさを予見している。
特にトルクが全域でアップしている点では、かなりの
省燃費性が実現しており、次回の実測800km走破での
データーが楽しみだ。
今回全てにおいてフルにパワーアップが可能となった
ウェルリプレイスメントプロトタイプ1マフラーをご覧頂いたが、
実はさらにプロトタイプ2を製作中。
これで終わりではなく、これでやっと始まれたようだ。
本当ならこれで、他の追従も許さない良いマフラーの
特性がすでに出た訳だが、スピードウェル社と5ZIGENの
熱き戦いは終わらない、と言う事で
今日はコレまで~。
本日の名言
為すべきは人にあり
成るべきは天にあり

by杉田玄白
なすべきは人にあり、なるべきは天にあり。
なすべきコトをしておれば、天は必ず味方致しましょう。
運も実力のうちで御座います。

大阪府堺市 I様ラシーントラベラー納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は大阪府は堺市からお越し頂き、
はれてオーナーとなられたI様がご自慢となる
ラシーントラベラーのご紹介だ。
ラシーントラベラーだ。
ラシーントラベラーだ。
今回のトラベラーはIオーナーの色にかなり染まった仕様
といっても過言ではない。
パッとご覧頂いても、色々と変化しているなぁ~と目に留まる方も多いはず。
フロントフェイス部
フロントフェイス部のカスタマイズだが、
まず目に留まるのはフォグランプであろう。
これは、毎度おなじみとなった1980年代初頭のフォグランプ
製作はイギリスのレイヨットである。
もちろんスピードウェル社所蔵のデッドストック物。
ガラスレンズのスリットがなんともお茶碗にご飯3杯は食べれる
仕上がりで、おもむきが満点だ。
そして、フロントグリルには艶々のシルバーのラッカーフィニッシュが
おごられた。
また、バンパーはボディー同色にラッカーが施され、
ラシーンという四角いキャンバスの中に
完全なるIオーナーの思いが描かれたわけだ。
ウェル帆布社謹製ダッシュマット
ウェル帆布社謹製のダッシュマットもなんとナビゲーションの足を
避けるようにして製作が施された。
細かな寸法まで出し、こうしてカタチを作れる。
ナビゲージョンの足も
なんと、ナビゲーションの足にはダッシュマットと同じカラーで
ラッカーフィニッシュが施されているのが、スピードウェル社の
細かな仕業が伺える。
お解りだろうか、ただの中古車の専門店ではないというのを
是非とも理解して頂きたい。
スピードウェル社は和製コーチビルダーなのである。
オーナーの思いを理解し、さらにオーナーの思い以上の製品に
仕上がるよう常に努力と探求は忘れない。
ウェル帆布社謹製60レザーシート
ウェル帆布社謹製60スタンダードレザーシートはツートンからを採用。
そして、前席と後席との色が逆転する仕様をオーナーは選ばれた。
後席はオリーブが基調
後席はオリーブが基調。
こうして、色もアレンジして楽しめるのも、ウェル帆布社の
魅力の一つでもある。
カラーはオーナーの気持ち次第。
どんどん悩んで、一番のお気に入りのクルマに仕上げてもらいたいものだ。
ホイールキャップだ。
今回のホイールキャップは純正の色とは一味違い、
アイボリーにガンメタリックというツートンで製作が施された。
ラシーンのキャップのカラーリングでさえ楽しめてしまう。
スピードウェル社では全てが、2液性の最高級ウレタン塗料で
ラッカーフィニッシュがされるゆえ、長持ち度が他とは違うのである。
技術のない所ではカンスプレーなどでペイントしている。
これが、次塗装し直すとなれば、剥離からかからないといけないので
大変なコトになるから気を付けて頂きたい。
ナルディアニバーサリーが鎮座した
ハンドルはナルディアニバーサリーが鎮座した。
しかし、この写真のは60アニバーサリーであるが、
実は50アニバーサリーがこの後取付けかえたのである。
この模様はまた後日アップするゆえご期待頂きたい。
今回のラシーンは本当にオーナーのこだわりの塊だろう。
この度はI様ラシーントラベラー誠に納車おめでとう御座いました。
また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。
タイヤカバーは今しばらくお待ち下され~。
今日はコレまで~
本日の名言
その人の幸せ 不幸せを決めるのは
「でも」か「では」だ

by梁瀬次郎
『今からでもできる』と思うか、『今からでは無理』と
諦めるかは、その人の10年後に大きな影響を及ぼす」
という感じで続きます。
思い立ったが吉日。
どんどんなんでもやりましょう!!

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!

どんもす~ウェルです!
さて、本日はラシーンオーナーには大変お待たせ致しております~、
ラシーン用低燃費マフラーの開発の第一部をご覧頂くコトに致そう。
今回は前回のBe-1、PAO用のリプレイスメント(純正代用品)と同様、
ラシーンの純正をさらにブラッシュアップさせたモデルの開発に
取り組むコトで5ZIGENと大筋の方向性が決定。
純正マフラーだ。
ラシーンのエンジン(GA15DE)の省燃費性の向上&追求のため
純正マフラーの研究から始まる。
この純正マフラーだが、中身の構造はいたって単純。
エンジンからの排気ガスが、一度膨張室に入り、Uターンして
テールパイプから出るような仕組みだ。
特にグラスウールも使用されているようで、
経年劣化による音量のアップは否めない。
出口の傾き
ラシーンの純正マフラーも実は真後ろに垂直に
出口が向いているようで、向いていない。
これはラシーンのバンパー形状を上からご覧頂くと
解かりやすいのだが、両サイドにゆくほど
円弧上に絞られていくボディー形状(デザイン)により
マフラーのテールパイプをボディーに対して垂直に
出すと、テールパイプがあたかも内へ曲がっているような
感覚(視錯覚)に陥るのだ。
という、細かな部分に対してもこだわって製作が行われる。
こういう細かな部分を怠るとラシーンのデザインの良さが
どんどん失われてゆくことにも成りかねないであろう。
吊り金
ラシーンのマフラーの吊り金は簡単なステーである。
このステー自身も何のことは無い形をしているのだが、
そこは逆にスピードウェル社的プロダクト感を全面的に
押し出せる絶好の場所かもしれない。
と言う事で、出来上がり時にはまたピックアップさせて頂く。
ココで、ラシーンのエンジン(GA15DE型)の諸元をお伝え致そう。
総排気量 1500cc
燃焼室形状 ペントルーフ型
弁機構 DOHC チェーンドライブ
内径×行程 73,6×88,0 (ロングストローク)
圧縮比 9,9
最高出力 ネット値 105馬力/6000回転
最大トルク 13,8Kg-m/4000回転
弁開閉時期 
吸気開 上死点後 0度
吸気閉 下死点後 42度
排気開 下死点前 46度
排気閉 上死点前 4度
と言う事で、今回ココで一番気になるのは弁開閉時期である。
このデーターからすれば、カムシャフトを交換すれば、
このエンジンの特性が大きく変るようなかほりさえ
漂ってくるのではある。
それはオーバーラップである。
このエンジンはオーバーラップしていない。
さらにロングストロークであることから
簡単にもうせば、当初からピークパワーを求めているのではなく
トルクフルな特性を狙っていると読み取れるのである。
さすが、4WDという観点からエンジンがそれに合う調整が
施されている所は日産の技術にただただ脱帽である。
ということで、今回のパワー的に求める方向性は
馬力ではなく、トルク重視だということだ。
このエンジン、105馬力あるといえ、これが
理論上5馬力あがったとして110馬力になろうと
なんらうれしいことは無い。
その5馬力より、トルクを1kg-mでもあげ
さらにピークトルクの回転数を4000回転から3500回転域に
もってこれれば、これ以上なく乗りやすく、
さらに省燃費性がぐぐっとあがったエンジン特性になるわけだ。
と言う事で、馬力は純正マフラーより落ちなければそれで良し。
それ以上にトルクを追求し常用回転域での乗りやすさ、
さらに燃費向上を図る仕上がりを追求する事にさだまった。
おおー日本一の扱いやすさと省燃費特性の向上が図られた
マフラーにまた一歩近づいた瞬間でもある。
それでは、機能性は次回、さらにマフラーを3分割に
割ってご覧頂くコトに致す。
それでは、製品の大体の姿見などをこれからご覧頂こう。
ラシーン後ろ正面姿見
ラシーンの持っている本来の形プラス
大人らしいマフラーのデザインを追求。
今回の出口形状は楕円でもなく、斜めカットでもない。
走りを予感させるような形状はご法度といったところ。
テールパイプは外カールがおごられた。
テールパイプはなんと、5ZIGENとこれまた共同で型からおこしだした、
通称『外カール』がおごられる事となったのである。
ラシーン純正はただの棒の切りっぱなし。
その感覚も実は雑ではなく、ラシーンらしい仕上げである。
しかし、切りっぱなしというのもせっかくステンレスで
仕上げるのであれば、芸が無いと言う事で
ウェルリプレイスメントマフラー(Be-1、PAO用)
のものと形状は同じ外カールというデザインを採用した。
そして純正のサイズでは少しさびしいと言う事で、
サイズはテールパイプは純正が38,1パイに対して
外カールテールパイプは42,7パイと若干の太さをつけるコトにより
さりげなく交換しましたよと大人らしくアピールするのであった。
外カールテールパイプ
この外カールテールパイプはすでに5ZIGENとの契約で
スピードウェル社の専売にもなっている特殊なデザイン。
往年の名器と呼べるには外せないデザインでもある。
往年のデザイン
左斜め45度からの姿見だ。
出っ張り具合も純正と同位置に留めてある。
ということで、今回はラシーン用リプレイスメントマフラーの
開発初旬の計画とデザイン案をご覧頂いた。
今週、来週あたりでさらに詳しい内容をブログでアップするゆえ
まだまだ乞うご期待だ。
今日はコレまで~
本日の名言
天才は有限 努力は無限
by中村清
そう、天才でなくても努力すればそれに勝るものは無し。

スピードウェル社製 PAO おとなの遊び 予告編の巻!!

どんもす~。ウェルです。
本日はPAOのおとなの遊びと題しまして、
昨年中頃からプロジェクトを発足し進めて参りました車両の
お披露目(予告編)をご覧頂こう。
おとなの遊び
とあるロンドンの郊外。
ではありません。神戸の税関近くでの撮影だ。
今回はおとなの遊びという感覚でいろんな加工や部品の取り付け、
細かなボディーワークなど、オーナーの遊び心を反映し
製作が進められた。
この車両のオーナーO氏は直接イギリスやアメリカなどから
部材を輸入。
ウェルもそれに答えるべく、フロアーカーペットマットの張替えや
ボディーワーク、細かな仕上げなどを施してあそび心満載の
PAOに仕上がった訳だが、
もはやPAOとは呼ぶことの出来ないカタチとして生まれたのである。
おとなの遊び
内装にも注目だ。
ウェル帆布社の総張替え。フロアーカーペットはベージュ色に。
さらに50デラックスシートやダッシュパネルの張替え。
天張りもなんと張りかえられ、バックミラーの跡は無い。
という所で、お披露目は後日となるから乞うご期待!!
明日はラシーンの超低燃費マフラーの製作をご紹介だ。
今日はコレまで~。
本日の名言
夜は寝て日は走る
まあ当たり前のことですが、日が照っているあいだでも
ぐうぐう寝ていたら一日終わってしまうという言葉でありましょう。
毎日が大切な一日。
シビアな事を申せば、時計の針が一秒一秒動くと共に
生き物は一秒ずつ死に近づいているのでもあります。
一秒とも無駄にはできませんなぁ!

兵庫県神戸市 O様 PAOアドベント納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は兵庫県は神戸市からお越し頂き
はれてPAOのオーナーとなられたO様のおクルマが主役だ。
PAOアドベント
スピードウェル社のNEWグレードPAOアドベント。
冒険を意識し、純正に限り無く近く外装を復元した仕様とも言える。
バンパーやグリル等は当時のカラーを最大限に踏襲。
それぞれにこだわりのラッカーフィニッシュが施されている。
安易なシルバーでの塗装ではないゆえ、PAOの新車当時の
面影を20年経った今でも感じ取るコトの出来る仕上げだ。
インストルメントパネル廻り
インストルメントパネル廻りの加工はオリジナルからは脱線するが、
特にこのダッシュパネルとアンダートレーの張替えは
オーナーの思い入れが強くなるところ。
すでにクルマではなくクルマ以上の存在(価値)に変化するといっても
過言ではない仕上げであろう。
販売車両にはオプションとしてウェル帆布が加工させて頂いている。
ウェル帆布社謹製60スタンダードレザーシート
ウェル帆布社謹製ウェル60スタンダードレザーシートだ。
Oオーナーの思いによりツートンカラーでの仕上げが施された。
このウェル60シリーズは黄金比率をふんだんに使用し、
腰をかけても安定した乗り心地をお約束するが、
見ても楽しめるというコダワリあるデザインが特長だ。
ポケットは網あみである。
ポケットは網タイプを選定。
ウェル帆布社ではリヤポケットが4タイプ
(ポケット無し、レザー、網アイボリー、網グレイ)
から選べるからオーナーの思いにあった仕上げが可能なのである。
ウェルの個人的な主観であれば、網を選び
好きなものをさらっと詰め込んでおく。
網は入れたものが目で見て解かるから面白いのである。
後ろ正面姿見
後ろ正面姿見も決まっている。
それはなぜか、と申せばバンパー裏のリヤエプロンの
取り付けネジが全て自社で製作するステンレスの焼付け塗装モノに
交換してあるためだ。
細かな細工がバランスの良い仕上がりを演出してくれるものでもある。
ネジ類は大切である
『ネジ一本に思い入れが在る』
そういう世界がこのクルマにはあるのだ。
ウェルの拘りも随所に施しているがそれ以上に
森本工場長の厳しいチェックが入り
いやぁ~ウェルも降参。
ネジに拘る。
ステンレス材の高価なタッピングスクリューに
PAOのカラーにラッカーフィニッシュを施した状態。
現在のPAOの状態と言えば全てが錆きっているため、
交換をするとPAO本来の輝きを取り戻すコトであろう。
O様とPAOちゃんをガシャ!!
この度はO様PAOアドベント納車誠におめでとう御座いました。
末永くお乗りいただけます様、これからもバックアップ致します。
今日はコレまで~。
本日の名言
志を立てるのに遅すぎるということはない 
byスタンリー・ボールドウィン
そう言う事ですなぁ~。
今年も遂に12分の1が過ぎ去りましたが、まだまだ今年の
志を定めて、参れば何か変った一年になると心得まして
皆みな頑張りましょう。

ラシーン&パオのマフラー開発の裏側の巻!!

どんもす↑。ウェルです↓。
と言う事で、本日もブロGOのお時間がやってまいりましたが、
今日はデベロップメントと致しまして、
昨年から始まりました、マフラーの製作をご覧頂くコトに致そう。
遂に5ZIGENにラシーンが持ち込まれた。
遂にラシーンが5ZIGEN本社に搬入され、テストが繰り返されるという。
今回は最初から特性の異なった2本のプロトタイプマフラーをご用意。
一本はピークパワー重視。
もう一本は常用回転域のトルク重視。
前回のパオのウェルリプレイスメントマフラーは
開発段階で、純正のマフラーの素晴らしさを思い知る事となり
その延長線上を目指し、プロトタイプを4本も製作し
過酷なテストを繰り返したという。
今回はその、反省点なども生かし、
特性の異なる2本のプロトタイプから情報を集積し
ラシーンの未知なる特性を引き出そうというのが狙いである。
特に2本のそれぞれの燃費に大きく焦点をあて、
ピークパワー重視のほうが燃費もあがるのか?
それとも常用回転域でのトルク重視のほうが燃費が上回るのか、
とても楽しみな実験が待っている。
さらに、テールエンド出口パイプにもデザイン性の試行錯誤が
繰り広げられるコトとなった。
ファンネル形状
新しく試したのがファンネルのような形状。
往年の旧車などにも見受けられるデザインだが、
果たしてラシーンに似合うのか?
純正のテールエンドのパイプ口径はなんとウェルリプレイスメントのパオ用
と同じ38,1パイであるが、ラシーン用のテールエンドのパイプ口径は
42,7へと少し広げる事となった。
ここでもさりげなく交換したのだよと、アピールする為
そして、排気効率を上げる為の策である。
純正のラシーンの出口形状は切りぱなしのパイプ『無骨』ゆえ
この部分を変えるとラシーン臭がさらにアップするかも知れないと
スピードウェル社ではよんでいる。
さらにパイプ部、サイレンサー部共に
適材のステンレスを採用し品質にも絶対の自信をよせる。
そして、今回はスピードウェル社の試験用ラシーンで
1000kmも走破し馬力、燃費、加速性能などなど
テストを繰り返されるという、マフラーとの熱き戦いも
後にブロGOでアップするゆえ楽しみにして頂きたい。
と言う事で、ラシーン用リプレイスメントマフラーは3月2日発売の
予定で動いているが、良い結果が出るまでは発売は延期されることも
予想する。
『ラシーン用日本一の高効率マフラーを造る』
と言う事で、鼻息をあらくしてお次に参ろう。
遂にベールが暴かれる
遂にそのベールが明かされた。
日産PAO用ウェルデュアルマフラークラシックだ。
(フィガロも発売予定)
2010年の特別企画として1月14日から4月14日までの
期間限定販売を行っているかつおだし、もとい、2本だしマフラーだ。
この場をかりまして『多数の方々の予約、御礼申し上げます』
ご予約を頂いたお客様方々には、今か今かと待ち遠しくなる
この一本で御座るのだが、ようやく製作は最後の大詰めに入った。
今回はテールエンドの2本出ているパイプの長さをmm単位で
前後調整を施し、味わい深いマフラーに生まれ変わり候。
テールパイプがものを言う
このテールパイプの長さが、5mmいや3mm、幅は1mmでも
という5ZIGENとスピードウェル社の細かなやり取りで
出来上がった逸品である。
まさにテールパイプがものをいう。
テールパイプ
今回も全てに熟練の技を要するティグ溶接がおごられる。
ステンレスにはティグであろうと、
これはプロダクト感で攻める部分。
このマフラー一本製作するがために
マイスターと呼ばれる熟練の職人達や関係者たちが
何十名も携わっているのだから名器に間違いない。
(PAOのコンセプト的には迷器)
ステンバンドで吊り下げられる
今回もウェルリプレイスメント同様、ステンマフラーバンドで
吊り下げられるというギミックもあり、
見ているだけでお茶碗3杯食べれる仕上がりに。
この、どこかバカ速くない間抜けで、それでいて
5ZIGENが本気で排気効率を上げたマフラー
まさに、羊の皮を被ったヤギとでも申そう。
それは冗談であるが、実に羊の皮を被ったオオカミ。
これぞウェルデュアルマフラークラシックなのである。
今日はコレまで~
本日の名言
計画は5パーセント
実行は95パーセント

by理念と経営
と言う事で、実行に移す事の出来るか
出来ないか、その差が人の差でもありますなぁ~。
いやはや肝に銘じなければなりません。

大阪府八尾市 I様 PAOアドベント納車おめでとう御座います☆

どんもす。ウェルです。
さて、本日は大阪府八尾市からお越し頂き
この度はれてPAOオーナーとなられたI様の
おクルマを拝見することに致そう。
I様とPAOちゃんをガシャ!!
いつもの記念撮影だ。
今回のPAOの特長だが、内装はウェル帆布社謹製60スタンダードレザーが
単色で張りかえられ、室内は柔らかな印象。
ワンちゃんとダルトンの時計
ワンちゃんがアンダートレーにお座りしおわしまするが、
メーター横をご覧頂くと、ダルトンの時計がおごられている。
このダルトンの時計だが、カラーはなんとPAOと同じ色が
発売されているのであった。
これはもしかしたら、もしかする。
ダルトンがPAOの色を模して製作したのかもしれない。
PAOはコンセプトの中ではある意味クルマと想定されていないわけで、
こういう雑貨品に落とし込まれることは、当然の成り行きかもしれない。
Be-1に引き続きPAOもクルマ以外の分野での影響力がありそうだ。
フィルムが貼られた
リヤガラスには現在で言うプライバシーガラス色のフィルムが
貼り付けられた。
まるで前回のご覧頂いた、チョロQのような風合い
そんなところからの目線であれば可愛らしさが演出される。
フィルムに関してはこれ以上の黒さはPAOにはご法度でもあり
これ以上の暗さのフィルムはスピードウェル社的にはオススメはしない。
フロントフェイス
フロントフェイス部のカスタマイズ。
フォグランプやヘッドライトピーク(通称まつ毛)がおごられた。
旧くはヨーロッパの上流階級のカスタマイズとして流行し、
現在はノスタルジックなカタチとして浸透しているのではあるのだが、
日産でのオプションとして発売されていたフォグランプなどは
当初のデザインコンセプトでは全く考えられていなかったモノであり
オプションを手掛ける部署が考案して日産から
PAOの販売オプションとして納車時に取付けされたようだ。
と言う感覚で、今回はその日産のオプションで取り付けされた
シビエやボッシュではなく、少し前にラシーンで登場となった
レイヨット(英国製)の80年代のデッドストックを掘り出して採用。
なぜ旧いフォグランプを使うのかと申せば、
80年代頃までのフォグランプは、
細かな細工や鍍金の仕上げなど非常に手が込んでおり
現在の物とは比べモノにはならないくらい上質なのである。
80年半ば以降はプラスチックで出来たものが多くなり
長持ちしないのも一つの理由。
レイヨットフォグランプだ。
裏は重厚な鍍金仕上げがほどこされており、
PAOのグリルが映りこむ姿が印象的。
さらに、ライトアップするとこのフォグランプは
個性のある輝き方をするので、今日はそれをご覧頂こう。
レイヨットフォグランプ
レイヨットの輝き。
レンズのスリットもさることながら、中心部の輝き方が
非常にノスタルジックな印象を受ける。
なぜ、これをノスタルジックやレトロという受け留めかたをするのか?
その謎にも追求してゆかなければならないが、
難しく考えずに、『心地よい』という感覚で解釈すれば良いのかも知れない。
という訳で、Iオーナーの思い描くヨーロッパテイストが
色濃く反映されたPAOちゃんで御座った。
この度はI様PAO納車誠におめでとう御座いました。
I様さらにステンレスの勉強をさせて頂き、感謝感謝で御座います。
(実はI様はステンレスのスペシャリストであり、自動車業界の
マフラー鋼などを販売する仕事など手掛けられている)
これからも末永く大切にお乗り頂けるコトを楽しみに致しております。
今日はコレまで~。
本日の名言
名人も人なり 我も人也 
by山本常朝
そう、名人であっても、同じ人間であるということ。
自分も違ったところで名人にもなれることでもありましょう。
そういった意味で、努力はしていかなければ
オンリーワンにはなれませんなぁ~。

日産RASHEEN 純正ウォルナットウッドパネルに交換するの巻!!

どんもす~。ウェルです。
さ~て本日はラシーンのメーターパネルをウッドパネルに
交換するというお話と共に、タイヤカバーも純正を
さらに綺麗な純正に交換する。
それと共に、スピードウェル社の純正へのコダワリなどもお話致そう。
純正のメーターパネルだ。
これが純正のメーターパネルだ。
ラシーンの全てはオプションや限定車で無い限り
このガンメタリック(艶消し)のパネルがおごられている。
無骨で大らかな外観にマッチしたカラーを連想すると
このガンメタリックでうなずける訳だが、
高級志向であれば、ウッドパネルといった素材の感覚が出てくるのであろう。
と言う事で、今回のウッドパネルは純正のウォールナット調をご紹介する。
ウォールナット調パネル
メーターパネルは右、中央、左と3つから成り立つのだが、
こちらは運転席側のクルマで言う右側だ。
このパネルはもちろん新品の生産は中止しているため、
スピードウェル社のストック(コレクションの一部)をご紹介する。
パネルセンター
これは中央のパネル。
丁度オーディオなどが付く真上のパネルである。
シガーソケットや、ハザードスイッチ、フォグスイッチなども
このパネルに収まるのである。
左のパネル
これは左側のグローブボックス用パネル。
ラシーンの前期モデルはこの部分のパネルはあるが、
平成9年式以降の俗に言う後期モデルにはこの位置は
助手席用エアバックが鎮座するゆえ、存在しない。
なので、後期モデルのウッドパネル仕様は
右側と中央のみに留まり、バランスが非常に悪く感じられるのだ。
ウッドパネルが鎮座した。
ウッドパネルがとうとうおごられた。
今回のラシーンのオーナーH氏は旦那さんがウッド好きと言う事で、
わざわざ本日の早朝から御来店いただき、
取り付けさせて頂いたわけだが、
シガーソケットもウッド調
シガーソケットも先にウッド調を取り付けていたようで、
本当に気にいって頂けたであろう。
スピードウェル社では、大きくは2つの路線がある。
一つは純正をこよなく大切にする心。
もう一つはスピードウェル社のカラーだ。
純正をこよなく大切にすると言う事は、
デザインコンセプトの時点から始まり、
たとえばこのクルマがどういう人に乗ってもらいたかったのか
どんな風景が似合うのか、はたまたデザインで主張したかった事、
など研究しラシーンの魅力を体全体で感じること。
ラシーンのエクステリアデザイナー平林俊一氏
にお教え頂いたコトを読み返して勉強もしている。
そう、いろんなクルマは存在するが、どのクルマにも
発売されたカタチがデザイナーの思うところであるゆえ、
ココは崩してはならない、という所も随所に存在する訳だ。
そういったところを無視してカスタマイズを施し販売された中古車等に
(意図して崩していない、本気でなにも感じず崩れている)
魅力はないであろう。
純正のタイヤカバーだ
ラシーンの楽しめる場所。
このタイヤカバーはそういった感覚をデザインの時点で考えられて
製作されていたのである。
今回オーナーH氏のスペアタイヤカバーはズタボロ状態であったがため、
またウェル所蔵のスペアタイヤカバーをお譲りする事となった。
純正タイヤカバー
実は純正スペアタイヤカバーも大切に所蔵している。
もちろん、当社の販売車両の全車にはウェル帆布謹製のタイヤカバーが
お好きな色で製作致し取り付けられるのであるが、
もう一つの路線では、こうした純正も大切にしているのだ。
背面タイヤカバー
このスペアタイヤカバーを選ばれた。
と言う事で、早速取り付けてみよう。
スペアタイヤカバーだ。
遂にスペアタイヤカバーもリニューアルされた。
先ほどの感覚からすれば、生き返ったかのようなイメージが
オーナーの大切度をあげあげさせる。
ラシーンはほんとうにこのスペアタイヤカバーを綺麗に
してあげるだけで後ろ正面姿見が良くなるもである。
H氏とラシーンをガシャ!!
オーナーH氏、この度は納車、、おおっと
いつもの感覚で言いかけたが、今日は納車ではなく
ウェル所蔵の品々を取り付けさせて頂いたので御座った。
堪忍、堪忍。
スピードウェル社は熱いラシーンオーナーをこれからも応援する。
今日はコレまで~。
本日の名言
灯台下暗し
とうだいもとくらし。
遠くのほうには目がいくが身近な事情はかえってわかりにくいと
言う事で御座います。
ウェルもこないだ、噛んでたガムがなんと脇の下『衣服』に
付いていた!!
遠くはみえますが、自分のわきの下の衣服を見ることが
なかなかできません。
まあこれは冗談のたとえ。
さて、身近なコトにぜんぜん気付いていないような人は
あす、自身の灯台下を見てください。
きっと何か発見があるはず。

京都府舞鶴市 S様ジョルジェット70 ラシーン納車おめでとう御座います☆

どんもず~。ウェルでず。
さて、本日もやって参りましたが、スピードウェル社が誇る
ジョルジェット70ラシーンのはれてオーナーとなられた
S様の車両をとくとご覧頂こう。
ジョルジェット70 ラシーンだ。
今回のラシーンだが、平成9年式と言う事で後期型である。
カラーはダークブルーと言い、後期型(平成9年以降)の
ラシーンから仲間に加わったカラーだ。
そしてこの色と替わって、ドラえもんブルーが廃止となったようだ。
外装面や内装面でも少し変化があったゆえ、ココで少し細かなところを
ご覧頂こう。
まず、前期型であれば金属製で出来た俗称カンガルーバーが
おごられるのに対し、
後期型になると樹脂製に変化している。
色々と推測するコトが可能だが、衝突安全性の面で
前期型は運転席のみエアバックが装備されているが、
後期型は運転席助手席ともにエアバックが装着されたことを
考慮すると、対モノ、対人に対しての衝突安全性も確保するという
意図が伺えるのであった。
時代と共により安全面でもパワーアップしているようである。
ジョルジェット70 ラシーンだ。
ウェル帆布社謹製の背面スペアタイヤカバーが取り付けられる。
スピードウェル社ではラシーンの純粋は色身にもコダワリがあり、
背面スペアタイヤ取り付けステーは当時のカラーを復刻して
ペイントが執り行われる。
それは、現在のほぼ全てのラシーンが、このステーは錆や色が変色
はたまた、ざらざらになっているゆえ行われる。
一般的な中古車屋では、カンスプレーなどのその場しのぎのペイントが
行われているゆえ、購入時には注意が必要だ。
さらに、スピードウェル社で発売するトラベラーやジョルジェット70
その他のラシーンにも全ては塗装がなされるゆえ、当時の色を復元する
と言う事でなく、新たなオーナーの色に染めるコトも可能だ。
もちろん別途費用はかからない。
ラシーンはオーナーにとって四角いキャンバス『平林俊一氏 談』
思いのカラーに染めてゆけ。
ジョルジェット70レザーシートだ
ココに鎮座しおわしまするはジョルジェット70レザーシートだ。
ウェル帆布社がデザインを手掛け、ラシーンのイメージにあわせた
ハイブリッドなデザインが魅力である。
すべてはウェルが張替えているから、細かな色の選択も可能だ。
ジョルジェット70レザーシートだ
たとえば、今回はパイピングを外ラインと内ラインそれぞれに
ブラックを配色し、さらにヘッドレストには普通であれば、
ニコールレザーをおごるのだが、今回はノスタルジックな
印象をさらにヒートアップさせる為、ジョルジェット70専用の
コックスレザーであつらわれるコトとなった。
Sオーナーとも協議した結果、こういった風合いを出せる事が
可能となったわけであるが、こういうカタチで
単に色を選択するだけではなく、
どうしたら新しいオーナーの思いのさらに先の延長線上を描けるかが、
スピードウェル社が試されているところでもある。
その延長線上には、オーナーの思いもしない大きな喜びが
必ずあると確信している。
ジョルジェット70レザーシートだ
ポケットも色々と選べるのが面白い。
しかし、このポケットはラシーンの元には付いていない。
ウェル帆布が黄金の法則に則りデザインが施されているのである。
また仕様としてはポケットの上カバー付きもあるのだが、その場合は
きっちりベルトで留める加工を施すゆえ、上カバーは宙ぶらりんにならない。
もう一つの仕様としては、ポケット無し。
この3つのデザインが選択可能だ。
ポケット一つでもじっくり悩んで決めて欲しいところでもある。
ジョルジェット70 リヤシートだ
リヤシートは至福を迎える。
たとえばお友達であったり、家族であったり、大切な人であったり、
皆が座りたい!!というシートを製作する事を前提としているゆえ
張替えた時の良き風合いは写真からもはみ出して伝わるであろう。
これがジョルジェット70の素晴らしいところでもある。
ジョルジェット70の内装
ラシーンの内装がこんなに良い空間に生まれ変わる。
スピードウェル社で製作された、内装にはそれぞれ
全く同じ仕様は製作していない。
なぜなら同じ色合いであっても、少しずつ新しいオーナーの感覚を
取り入れて製作しているからだ。
すべてはオーナーのオリジナルモデルである。
クラリオンCDデッキ
最近ウェルがはまっているのが、この1DINのCDデッキ。
製造元はクラリオンだ。
なぜクラリオンをおごるか?それは日産系列であるからなのだが、
そんな訳のわからないところにも拘っている。
しかも、このデッキのつまみにはスプライン加工が施され
ノスタルジックさが演出されそういうデザインが、
スピードウェル社的ラシーンのイメージにマッチしているようだ。
お正月にはキャンペーンを行い多数のタイヤカバーの販売
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
ウェル帆布社謹製背面スペアタイヤカバー
ウェル帆布背面スペアタイヤカバーは
カバーの色と、パイピングのカラーが選べる。
今回のカバーには背面スペアタイヤステーのねずみ色と掛け合わせ、
さらにパイピングはボディーのダークブルーと合わせている。
なんともお洒落な逸品に仕上がっているのが伺える。
S様とラシーンをガシャ!!
この度はS様、ラシーンジョルジェット70納車
誠におめでとう御座いました。
また、沢山のお土産まで頂き恐悦至極に御座います。
今後共末永くお乗りいただけます様努力致します。
今日はコレまで~。
本日は迷言
ナンバーワンなんかならなくても良い
by槇原則之
そんな勝手な歌を歌わないでもらいたい。
花屋の店先に並んだ
いろんな花をみていた
ひとそれぞれ好みはあるけど
どれもみんなきれいだね
この中で誰が一番だなんて
争う事もしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている
それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うのにその中で
一番になりたがる?
と歌詞が下るのだがまず、花屋さんに並ぶ前に
お花たちは、精魂こめて一生懸命人のてによって
作られて、綺麗に咲いたも花なのでしょう。
そう、花屋さんにならんでいる花は雑草ではなく
いちばん綺麗に咲けと愛情をこめられ作られたものであります。
もうちょっと日本人は考えないといけませんなぁ。
と今日は少し辛口のコメント。
本日の名言
人は皆、原石である。
そう、この原石を磨けば磨くほど光輝くので御座います。
ダイヤモンドも磨けばこそ美しく輝いているもの。
もともと特別なオンリーワンなどいう歌など聴く耳は持ち合わせておりません。

日産PAO オーバーヒート!? スピードウェル社謹製 大容量ラジエーターに置換するの巻!!

どんもす。ウェルです!
さて本日は、ラジエーターの冷却水が漏れているPAOの修理
(ラジエーターのタンクにクラックが入り水漏れを起こしている)と共に
スピードウェル社謹製の大容量コア増しラジエーターをご紹介致そう。
PAOのラジエーターの位置だ。
これがPAOのラジエーター(熱交換器)だ。
PAOのエンジンは水冷式であり、冷却水『ロングライフクーラント』により
冷やされている。
エンジンから熱を吸収した冷却水は、ラジエーターにもどり
走行風によりまた冷やされてエンジンへ向かう。
この循環を繰り返しエンジンは常に適温に保たれているのである。
もし、この冷却水がどこかしらから漏れ出すと、
エンジンを冷却する事が不可能となり、
俗にオーバーヒートと言う現象が起こるのだ。
オーバーヒートを起こすとエンジン(金属)が膨張変形し
簡単に言ってみれば潰れてしまうのである。
ラジエーターの取り付けられている位置だ。
このグリルの裏側にラジエーターが取り付けられているのだが、
今回は純正品ではなく、熱交換効率をさらにアップした
大容量コア増しラジエーターをおごる事となった。
もちろん純正品でも大きな問題はないのだが、
せっかく交換するのであれば、よりキャパシティーの大きなものに
交換したくなるモノでもある。
またこのラジエーターに交換すると、ラジエーターの冷却ファンの
作動回数も減るので御座る。
スピードウェル社謹製大容量ラジエーターだ。
スピードウェル社謹製大容量ラジエーターだ。
特に温暖な地域の方々にはありがたい仕様でもある。
純正より確実にエンジンに優しい冷却システムだ。
さっきからコア増しとか、大容量だとか
どういう意味なの?とお思いの方々もこれからじっくりご説明致そう。
ラジエーターのなかには冷却水がコアと言う層に入っており、
走行風によってコアに通る冷却水の熱を奪う仕組み。
より多くのコア(たてのラインに水が流れてゆく)と
より多くのフィン(ぐにゃぐにゃしたハネ)で
走行風が当たる面積を大きくして、より熱交換の
性能を上げたものと言えるだろう。
スピードウェル社のラジエーターは純正比120%以上を達成している。
上の写真のラジエーターはMT用。
それでは特別にAT用もご覧頂く事に致そう。
AT用大容量ラジエーターだ。
こちらはAT用大容量コア増しラジエーター。
MT用と何が違うかと申せば、ロアータンク(下の貯蔵庫)に
ATトランスミッション用オイルクーラーが追加されている。
これは純正でも同じこと。
MT用にはオイルクーラーは存在しない。
これがMT用のラジエーターのロアータンクのアップだ。
AT用と比べるとロアータンクにオイル流入用のパイプが付いていないのが
理解出来るであろう。
ラジエーターにはMT用とAT用の違いをご覧頂いたが
皆勉強になったであろうか。
それでは本邦初公開。
スピードウェル社謹製のラジエーターを純正と比較してみよう。
純正ラジエーター
こちらが純正ラジエーターだ。
ご覧頂くのはコアの数とコアの厚みで御座る。
純正のコアの厚み
純正のコアの厚みは、約15mmである。
MA10Sエンジンはこれぐらいで一般的な猛暑にも耐えうるのだが、
ちょっと熱のこもった走りをした時にはひ弱な印象。
もちろんPAOは走りを意識して作られたものでは全く無いゆえ
一般的にお乗りであれば問題はないのだが、
それ以上にエンジンの温度を安定させて、
エンジンが本来発揮できるパフォーマンスを引き出すと
いったところ。
なんとエンジンの温度が安定すれば、燃費も良くなるのである。
これが大容量ラジエーターのコアの厚み
スピードウェル社謹製のラジエーターはなんと、32mm。
コアの厚みは純正の2倍以上。
それだけでも、熱効率は良くなるのだが、
純正のコアの量order=
純正のコアは約10mmずつの間隔で右から左まで28層ある。
スピードウェル社謹製
当社のコアは約8mmの間隔で38層もあるのだ。
10層もコア増しを施し、さらにコアの厚さも純正の2倍と言う事で、
かなりの熱のこもったドライビングにも対応しきるのが
スピードウェル社謹製コア増しラジエーターなのである。
ということで、性質の比較をココではご覧頂いた。
もし、ラジエーターの交換が必要な時が来た時は
より安定した冷却効率を図ったコア増しラジエーターに
交換してみては如何だろうか。
ラジエーターが外れた様子。
コア増しラジエーターは外形や寸法は純正と同じである為
純正と同じ場所で取り付けが可能である。
ホース類も交換だ。
ラジエーターと共に是非ともしたのがホース類の交換。
ホースはレースに出る訳でもないので純正品を使用する。
ホースは3層の構造
純正ホースは膨張を抑制する為、メッシュ構造が採用されている。
ホースが古くなるとホース内側から破け
このメッシュ地のところから冷却水が漏れ出す恐れもあるゆえ、
ホースの点検の際はこの位置を見るコトも忘れないよう注意が必要だ。
キャブレーター下の冷却水ホース
キャブレーター(燃料気化器)下にもホースが隠れている。
これは、キャブレーターのアイシングの防止を行う為に
キャブレーターを温める装置の一環である。
キャブレーター内で燃料を気化させた時に、周辺の熱を吸収する
(俗に気化潜熱と言う。)ため、キャブレーターのスロットルバルブ
周辺に空気中の水分が冷やされ凍りつく現象をアイシングと言うのだが、
凍りつくようであれば少し温めてやろうと言う事で、
キャブレーター下にウォータージャケットが存在するのである。
ヒーターコアへ向かうホース
ヒーターへ向かうホースが2本ある。
そう、ヒーターも実はこのエンジンの熱を奪った冷却水を
使って温められているのだ。
だから、冬場はエンジン始動時ヒーターがすぐさま効かないのは
こうした構造だからであった。
ということで、本日はラジエーターとホースの交換プラス
スピードウェル社謹製のコア増しラジエーターをご覧頂いた。
このコア増しラジエーターはPAOだけでなく、
Be-1、FIGARO、RASHEENも製作しているのでご安心下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
進むべき方向をしっかりと思い描き
行動することで人生は大きく変わる。

by渡邉美樹
さすがワタミ社長。
今の人生に納得されていない方々、まずは方向性を
しっかり考え直し、次に行動をおこしましょうぞ。
さすれば、人生は大きく変るはず。