日産RASHEEN エンジンオイルが漏れる(ディストリビューター編)の巻!

どんもす~。ウェルです。
さて本日はラシーンのオイル漏れと言う事で、
『ディストリビューター編』をご覧頂こう。
まず、ラシーンのエンジンもエンジンオイルがよく漏れる。
(どのようなクルマでもエンジンオイルは漏れる)
しかしながら、お漏らしの度合いにもより、
漏れやすいとか漏れにくいなどという抽象的な言葉で
判断されているのだが、ディーラーでも曖昧な表現で
オーナーに説明する為、
今回もスピードウエル的に詳しくお教え致そう。
中心がディストリビューターだ
中心がディストリビューターというパーツだ。
このパーツはエンジンのカムシャフトから連動し
中身が回転しているという。
ディストリビューターという意味だが、直訳すると
分配器。
それでは何を分配しているのかと申せば、
エンジンの各気筒(ラシーンは4気筒)のプラグに
火花を飛ばす高電圧を分配しているのであった。
ディストリビューター下がびちょびちょだ
ディストリビューター下のミッションケースがエンジンオイルで
全体がずぶぬれだ。
そして、このオイルがミッションケース下へ流れ込み、
ラシーンの駐車している地面にお漏らし跡着けるのである。
ディストリビューターだ
これが、先ほどのディストリビューターを外したところ。
写真右側がエンジンのカムシャフトに連動する部分だ。
そして、このエンジンとディストリビューターとの接合面から
オイルが漏れていると思われているあなたは、
まだまだ勉強不足だ。
ディストリビューターです
プラスチックと金属の隙間から漏れている。
なんと、ディストリビューターの中からオイルが漏れ出しているようだ。
なぜこのようなコトになるのか?
それは次の写真で理解が可能。
中心がディストリビューターだ
2本ツノが生えている部分がカムと連結される部分である。
エンジンのクランク軸の1/2の回転(カムシャフトの回転数)が
ディストリビューターの内部に直に送り込まれる仕組みだ。
実はこのディストリビューターの軸にあるオイルシールが
劣化を起こし、エンジンオイルがディストリビューターの内部へ浸食。
そして、外部へ漏れ出すというのが今回のオイル漏れの原因であった。
と言う事で、今回はディストリビューターをオーバーホールした物へ
(スピードウエル社製リビルド)ディストリビューターへ
交換するコトとなった。
リビルド品
これが、リビルドディストリビューターだ。
金属部分以外は全て新品。
スピードウエル社製
このスピードウエル社製、なんと言ってもバリュー価格。
新品にしか見えないであろう。
リビルドディストリビューターだ
中心軸のオイルシールから何から交換が施され、
1年の保証まで付く。
日産には申し訳ないのだが、価格は半額以下である。
それでは少しディストリビュターのお勉強を致そう。
キャップを外したところ
これがディストリビューターのキャップを外した様子だ。
中心にローターアームという物が先ほどのカムからの回転を直に
受け取り、くるくる回る仕組みである。
ディストリビューターキャップだ
これがディストリビューターキャップの裏側だ。
中心に電極と四方に電極があるのが良く解かる。
何万ボルトという高電圧『2次電圧』が中心の電極から
先ほどのローターアームへ流れ込み、
ローターアームが回転することによって四方の電極へ
高電圧が分配されるというのが、ディストリビューターの役目だ。
さらに四方に分配された高電圧はプラグコード(ハイテンションコード)を
解して、各気筒のプラグへ送り込まれるのだという。
少しは皆も勉強になったであろう。
ディストリビューターが交換された
遂にディストリビューターが交換された。
これで、この部位からのオイル漏れが収まったである。
ミッションケースだ
ご覧の通りミッションケースもピカピカに清掃がなされ終了!
と言う事で、今回はこのディストリビューターの交換で解決したのだが、
ご覧の車両はわざわざ愛知から修理のために御来店頂いた、H様の車両である。
どうぞお大事に。
今日はコレまで~。
本日の名言
勇気を出せよ、君の人生だろ
by忌野清志郎
どうしたんだい~と叫びたくなりますが、
そう、すべてはあなたの人生。
何事も勇気を出して、明日のホワイトデ~に
のぞんでもらいたいと思います。

大阪府高槻市 A様PAO(パガロ)納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウエルです。
さて、本日は納車おめでとうブログである。
大阪府は高槻市からお越し頂き、はれてオーナーとなられた
A様のPAO(パガロ)をご覧頂く。
純粋なPAOだ。
諸元は、平成2年式 キャンバストップのオートマチックだ。
ご覧頂く限り、純粋なPAO(ヘッドライトピークがおごられているが)
の風合いを意識して、スピードウエル社で製作された。
グリルの色がたまらない。
バンパーやグリルの色などは20年前のPAO発売当初のカラーに復元がなされ、
PAO本来のプロダクト感を取り戻している。
ウェルリプレイスメントマフラー
マフラーは、ウェルリプレイスメントが装着され、
さらになほ純正を意識して外装の仕上げが施されているのだ。
このウェルリプレイスメントマフラーだが、
皆もうご覧頂けただろうか?
純正マフラーのデザインを踏襲しさらに、燃費、馬力、
などを突き詰めた名機である。
ウェルマガジン『奇跡のマフラーに挑む』
是非ともご拝読いただきたい。
これをご覧頂くコトで、モノとしてのさらなる価値を見出して頂けるであろう。
それでは、内装に移ろう。
パガロ
ウェル帆布社謹製ダッシュ上の張替と、アンダートレーの張替。
そして、パガロという仕様が施された。
先ほどからパガロパガロとお伝えしておるのだが、
パオにフィガロのパーツを移植した、ただそれだけだ。
そして、オーディオにはなんと松下電気産業の真空管オーディオが
スピードウエル社のオーディオケースに渋く奉納されている。
パガロだ
パガロという名の如く、室内は非常にふんわりした印象。
アイボリーのハンドルに置換したのはそのためである。
その他随所にアイボリーのパーツに変更が施され、
全体的にパガロのようだ、っといった風合いに近づけられている。
パガロです
ウェル帆布社謹製50スタンダードレザーがあつらわれた。
今回は茶色一色でまとめあげ、パイピングにアイボリー色を
取り入れてアンダートレイとの統一感が図られている。
トランクルーム用ライト
トランク(Cピラー)にトランク用ランプが備えられた。
今回はPAOの純正(Bピラー)に取り付けられている物を流用。

おごそかな光が室内を包み込む。
この仕様、夜間でもトランクルームが見えやすいというのが
利点である。
しかし、今回のこのライトはリヤハッチを開ければ点灯する
という加工は施されていない。
あくまでもオーナーのアナログ的オン、オフにより
点灯するという仕組みがPAOらしさだと評価する。
お決まりの記念撮影だ。
お決まりの記念撮影だ。
この度はA様PAO納車誠におめでとう御座いました。
これからも末永くお乗りいただけます様、
アフターメンテナンスはお任せくだされ。
今日はコレまで~。
本日の名言
失敗する人には2種類ある。
考えたけれども実践しなかった人と、
実践したけど考えなかった人である。

byローレンス
成功するには考え実践し、実践ながら次を考えることで
あろうか。
なかなか、難しいコトで有りますなぁ~。

日産RASHEEN なんだかガソリン臭がするの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて、本日はRASHEENのガソリン臭がするというお話。
ガソリンを満タンにするとどこかしらからガソリンの
かほりが、ほのかに漂うという現象。
もしかしてガソリンがもれているのでは?
と言う事でガソリンタンクを車体から切り離し詳しく調べてみよう。
切り離されたガソリンタンク
これが、本邦初公開。
ラシーンのガソリンタンクだ。
材質はなんと樹脂製。
本来はガソリンは鉄製のタンクが主流ではあるのだが
鉄で作ると重たくなるので(それでなくても車両はけっこう重い)
樹脂製で製作されたのではないかと、推測する。
切り離されたガソリンタンク
これはガソリンタンクが備え付けられていた場所だ。
簡単にみえるだろうが、実は
リヤアクスル(サブフレームごと)取り外さなければ
タンクが外れないという、かなり重量級の作業が待っていたのだ。
リヤアクスルアッセンブリー
これが、リヤアクスルアッセンブリーだ。
ラシーンは実はサブフレームの上にボディーがのっかっているという
クルマらしい造りがなされている。
一般的なクルマはモノコック構造と申し、ボディー自体でフレーム
(モノコックフレームという)をなしている為、
ラシーンのような構造より、ボディー剛性は劣る。
ラシーンの足回りはかなり剛性が高いのであった。
恐るべし。ラシーンの4WDとしての実力の高さが伺える。
以前ラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏にお話を頂いた折、
こういう地味なところでラシーンの性能が良いというコトを
『知るひとぞ知るという感覚』で楽しんでもらえればと言う事であった。
サブフレームの取り付け位置
太いスタッドボルトが2本見えているが、
この位置にサブフレームがドッキングされる。
こうした剛性の良い造りはより良い走りが可能となるのだ。
また日産の技術陣の拘った作りがラシーンの付加価値なのである。

このふたのカプラー下部からガソリンが漏れていた!!
カプラー自体も樹脂製であり、耐用年数が
もしかして近づいているかもしれない。
今後ラシーンの修理箇所として多く発生する箇所の候補でもある。

なんと、ガソリンタンクにクラックが入っていた。
そう、先ほどのカプラーからガソリンが漏れていて、修理し終えて
やっとひと段落着こうとおもった矢先、
ガソリンを満タン状態にすれば、なんともタンクにもクラック(亀裂)が。
このガソリン臭の原因はなんと2箇所で行われていたものであった。
新品タンク
と言う事で、これまた本邦初公開!!
ラシーンのNEWガソリンタンクだ。
タンク単体の価格は税別28,500円也
これに付属のゴムホースなど組み込みアッセンブリーでは35,000円ほどになる。

これは、なんぞやと申せば、ガソリンの燃料計のセンダユニットだ。
筒のなかにウキが入っており、ガソリンの量を計測している。
今回はこのセンダユニットも交換となった。
このセンダユニットの不良で起こす主な不具合内容だが、
燃料計の針が急にストーンと下まで落ちる。
燃料は残っているのに、残量がわからなくなるのだという。

これは先ほどガソリンが漏れていたカプラー部だ。
それぞれに交換を施し、ラシーンのガソリン臭は止るのであった。
今日はラシーンからガソリン臭がするというお話だったが、
今後、ホースの劣化などにより漏れやすくなってくる可能性があるゆえ
このブログを是非とも参考にして頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
すべては心から始まる
by井深大
さすがSONYの創始者。
何事も全ては心から始まりますなぁ。
皆々様もなにか心を持って明日より生きて参りましょう。

大阪府泉南郡 T様ラシーントラベラー納車おめでとう御座います☆

どんもす~。ウエルです。
さて、本日も毎度毎度の納車おめでとうブログ。
新しいオーナーの方々の色々なカタチをご紹介するという企画だ。
ではでは、前ふりはこの辺で、
大阪府泉南郡からお越し頂き、オーナーとなられた
T様のラシーントラベラーをご紹介致そう。
記念撮影だ。
お決まりの記念撮影だ。
今回のラシーントラベラーだが、日産的グレードはタイプS。
タイプSといえば、リヤ側面ガラスはミラー調スモークガラスが備えられ、
4WD機構に日産のアテーサがおごられた。
このアテーサとは何ぞやと申せば、
Advanced Total Traction Engineering System の略であり
日産自動車が開発した四輪駆動システムの総称だ。
スカイラインなどのメカニカルなクルマにも装着がなされているが、
スカイラインなどの電子制御モノとは同じものではない。
そもそもアテーサにはFF式とFR式という二つの種類があり、
プリメーラやアベニールなどにも使われているFF式がラシーンと同様である。
俗には通常はFFとして機能し
前輪がすべったときに後輪へも駆動力を配分する方式であった。
●前後輪へのトルク配分はご覧の通りだ。
・通常 … FF (前輪:後輪=100:0)
・前輪がすべったとき … 前後輪へのトルク配分=50:50
と話は難しくなったが、普通のラシーンは4WDはビスカスカップリング式
(高粘度シリコンオイルの剪断抵抗を利用した流体クラッチの一種)と言い、
簡単にもうせば、ビスカスカップリング4WD。
この車両に搭載されているアテーサは
さらにセンターデフにビスカスカップリングの
差動制限機構を持つフルタイム4WDといったところ。
プロダクト感がたまらない
このプロダクト感がたまらない。
今回はタイヤカバーをブラック一色で製作。
背面タイヤステーは発売当初のカラーにお色直しがほどこされ、
素晴らしく4WDらしさを感じさせる仕上げが玄人感を熱く刺激する。
プロダクト感がたまらない
ダッシュパネル側面のステッカーはゴーストバスターズではない。
今回のラシーントラベラーの内装はウェル50スタンダードだ。
50シリーズの見所は座面部に黄金比率(ゴールデンレート)を用い
ステッチの割り振りを行ったという点だ。
旧くはパルテノン神殿の設計、レオナルド・ダ・ビンチの作品にも使われ
現在の名刺のサイズなどもそうだ。
黄金比率は見る人(乗る人)を安心させてくれるのである。
プロダクト感がたまらない
ヘッドレスト装着前だが、見ていただきたいのは
シート裏のそのステッチワーク。
プロダクト感がたまらない
いわゆる装飾が施される。
普通に内装を縫製するのではなく、革の質感のようなモノ、
そういう感覚が大事なのである。
要するに見ても楽しめるというプロダクト感。
こういう細かな所がウェル帆布社のコダワリだ。
プロダクト感がたまらない
運転する喜びをオーナーと共に追求。
シートの張替はさらにパネルラッカーを加速させる。
さらに今回もTオーナーはナルディクラシックウッドハンドルを選ばれ
ラシーントラベラーが完成となった。
ラシーンにナルディクラシックハンドル。
この仕様はスピードウエル社の定番となりつつあるようだ。
プロダクト感がたまらない
こちらはパイオニア製AVIC-T20というお気楽ナビだ。
俗称はエアーナビ。
昨今DVDの熱も冷め、逆にナビはナビだけの機能として接するモノのほうが
ラシーンのにほいとマッチするのかもしれない。
この度はT様ラシーントラベラー納車誠におめでとう御座いました。
また、2度もお土産を頂き、恐縮です。
今日はコレまで~
本日の名言
ほかでやれないことをやれ
by吉田俊男
スピードウエルの目指す所でもあります。
ほかでもやれる事があればわざわざスピードウエルを選ぶ必要は
ありません。
さらにどんどん追求してゆきますぞ!!

和歌山県伊都郡 K様 PAOアドベント納車おめでとう御座います☆

どんごろす~。ウエルです。
そう、お気づきの方はおられましたでしょうか?ウェルのちっちゃいェが
大きなエに変ったコトを!!
それはさておき、本日ご覧頂くコトとなるのは和歌山県は伊都郡から
お越し頂き、はれてオーナーとなられたK様のPAOアドベントだ。
PAOアドベント
このパオの諸元だが、アイボリーのキャンバストップ、ミッション形式はATだ。
アイボリーというカラーのPAOは生産台数が少なく
PAO市場では多色より割高。
さらに、なかなか探しても見つからないのだという。
ちなみに一番生産台数が多かったのはアクアグレイであり、
価格は多色よりもリーズナブルなものとなっている。
希少価値的にみると、PAOは色どうこうというよりも
PAOそのものが希少価値のあるクルマであり、
全てのPAOは大切に扱わなくてはならない。
フロントグリルだ
今回のPAOアドベントにはフロントグリルのアイボリー化が図られた。
フロント廻りは人間で言う顔でもある為、カスタマイズは難しい。
しかしながら、今回はシルバーのバンパーがキリッと目立つ仕上がりで
一つの個性として成り立っているようだ。
内装はどうだ
ナルディクラシックハンドルが鎮座した。
さらに、ハンドルコラムカバーはボディーと同色化が図られ、
ダッシュ上とアンダートレイにはウェル帆布社からレザーの張替がおごられる。
これだけ取ってみればオーナー色のフルコース。
オーナー色に染まれば、最高の至福の空間と化す。
そして今、運転したくてたまらない日々が始まろうとしている。
ナルディクラシックウッド
コダワリはハンドル取り付けボスの黒縮み『結晶塗装』の仕上げだ。
一般的なカー用品店ではなかなか手に入ることの無いこのボスは
スピードウエル社から販売しているのだという。
ウェル帆布社謹製レザーシート
ウェル帆布社謹製60スタンダードレザーシートがあつらわれた。
この60シリーズは改良に改良を重ね、今もなほ進化し続けている
ノスタルジックなデザインのシートだ。
シート裏面にはポケットもおごられ、ポケット生地も選定が出来るゆえ、
皆、物凄く悩んでカラーなどお選び頂いている。
画像では着いていないがヘッドレストは着くから心配は要らない。
あみあみポケット
今回のポケットはあみあみのアイボリー色で製作がなされた。
こういうところは本来のPAOのイメージに近づけるために
こだわっている所でもある。
スピードウエル社的にどの部分をオーナーの色に染め、
どの様に純粋なPAOらしさを残してゆくかが
製作してく中で非常に難しいトコロで有り、
矛盾する中でウエルの心の中で葛藤が始まるのだが、
闇雲にカスタマイズを施すことだけは避けて通りたい所である。
なぜなら、純正のデザインコンセプト全てに非常に奥深い意味と
コダワリがあるからだ。
スピードウエル社は純正デザインの全てに敬意を払う。
そして、今後もオーナーのカタチ、オリジナルのカタチの
両極面のそれぞれにスピードウエルの技術を結集することを約束する。
納車バンザイ
この度はK様PAOアドベント納車誠におめでとう御座いました。
今日はコレまで~。
本日の名言
未来に前例などない。
迷ったら新しいほうを選ぶのである。

by山本寛斎
迷った時は必ず新しい方を選ぶのが面白い。
そういうことですかいな。

スピードウェル社が造る 寒冷地仕様その1 始動性向上(バッテリー編)の巻

どんもす~。ウェルです。
さて、本日は今年度からスピードウェル社が開発を進めた
寒冷地仕様の(その1)をご覧頂く。
まずなぜ寒冷地仕様となるものがあるのか?
温暖な地域の方々には不思議な仕様であるゆえご説明致そう。
冬は寒い。
それは当たり前のことなのだが、機械も人間と同じく、
寒いと動き辛い箇所があるのだ。
今回はその一つ、バッテリーがお題だ。
バッテリーは温度が下がれば下がるほど、蓄電している電圧を
放出しにくい性質(化学反応が促進されず電圧が上がらない)があり、
外気温が低いとエンジン始動が困難になるのである。
と言う事で、純正の小さい物から大きなものへ
交換することにより始動性を良くするのが寒冷地仕様の目的であった。

これがRASHEEN標準バッテリーの風景。
Be-1、PAO、FIGARO標準のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 28B17L
容量 未情報
寒冷地仕様のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 46B24L 
容量 未情報
Be-1、PAO、FIGAROは上記が純正で標準と寒冷地仕様の差がある。
スピードウェル社が造る寒冷地仕様では純正の寒冷地仕様より上回る
バッテリー55B24Lというサイズがおごられる。
RASHEEN標準のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 28B19L
容量 12-24(V-Ah)
寒冷地仕様のバッテリー諸元は以下の通り。
型式 80D26L
容量 12-55(V-Ah)
RASHEENも同じく純正で標準と寒冷地仕様の差があった。
こちらもスピードウェル社が造る寒冷地仕様のバッテリーサイズだが
80D26Lのサイズがカツカツゆえ同サイズのバッテリーがおごられる。
まずこのバッテリーの型式や容量の読み方だが、
たとえば28B19Lというバッテリーを読み取ると、
28・・・性能ランク。(始動性や容量を総合的にまとめた数値)
B・・・はバッテリーの端子のサイズ。(短面側の幅×箱の高さが127×200mm)
19・・・はバッテリーの横幅 。(19cmと言う事になる)
L・・・端子の向き。 
と言うコトである。
容量は12-24となっているがこれは日本のJIS規格で定められている定義
5時間率容量(Ah)というもので容量の1/5の電流を放電し(25℃)、
10.2Vまで放電できる時間と電流の積ということである。
上記の内容は難しいと思われるゆえ、簡単に理解して頂くようであれば
バッテリーの性能ランクが大きければ大きいほど、
大きな電流を長時間にわたり放電できるバッテリーだというコトである。

バッテリーは受け皿に乗っているが、容量の大きいバッテリーに
交換する場合、この受け皿も大きな物に交換しなければならない。
発売当初に日産から寒冷地仕様として販売された車両であれば
この受け皿が大きなバッテリー用に変更が施されている、
と言うコトなどご存知の方は少ないはず。

これがバッテリーの接続ターミナル。俗にB端子ターミナルと呼んでいる。
バッテリーが大きくなると端子も大きくなるゆえ、
スピードウェル社的寒冷地仕様には端子の変更が行われる。

これが俗に言うD端子用接続ターミナル。
先のB端子より一回り大きなD端子用だ。
+極、-極とも交換を施し、大きなバッテリーに置換する準備が
行われる。

左が今回の寒冷地仕様バッテリー。右が純正サイズバッテリーだ。
放電出来る容量は2倍以上になり、バッテリー上がりに対しても
強くなるという。
予断だがひと月に2,3度ほどしかクルマに乗らない、という方々にも
バッテリー上がりを抑えるといった傾向でオススメできるであろう。
こうして、スピードウェル社が発売する寒冷地仕様。
本日はバッテリーについてご紹介させて頂いたのだが、
北海道、東北地方の方々や寒冷地仕様が欲しいとお思いの方に
車両の仕様を変更してサービスでお造りする。
今回はその1始動性向上(バッテリー編)だが、
その2はエンジンの(冷却水編)、その3はボディーアンダーコート(亜鉛塗装編)
その4はドアインナー(亜鉛塗装編)がある。
全てはその地域にあった、PIKEカーと、RASHEENを製作し、
それぞれに楽しんでもらえる様に勤めるのが当社の定め。
スピードウェルご当地スペシャルは今後新たにページが開設されるゆえ
これまたご期待頂きたい。
今日はコレまで~。
本日の名言
毎日少しずつ。
それがなかなかできねんだなあ。
 
by相田みつを
それが、出来ればそれ以上のものもございませんなぁ。
それが、なかなかできないんですなぁ。
明日から1週間だけでも少しやってみましょうかぁ。

静岡県焼津市 Y様PAOアドベント納車おめでとう御座います☆

どんもす~。晴れのちウェルです。
本日は静岡県焼津市から何度とお越し頂き、はれてオーナーと
なられた、Y様のPAOをご覧頂こう。
PAOが二台。
おおっと~PAOが2台。
Y様のPAOは向かって右のアイボリー色だ。
ちなみに左のPAOは昨年スピードウエル社で少しカスタマイズを
施されたN氏の車両。
2台仲良くお披露目となった。
ホイール品評会
この2台のPAOだが、共にホイールが社外品に交換されている。
(どちらも人気がある)
アクアグレイの車両にはブリジストンが製作したスーパーラップの
さらにトミーカイラ仕様と、マニアックな路線。
アイボリーの車両にはクリムソンから販売されている
ミケロッティーディーン(マーガレット)がおごられてた。
愛され続ける理由(わけ)
ウェル帆布社謹製レザー60スタンダード。
スピードウエル社が信じ続けるもの。
それは、ウェル帆布があなたに与える豊かなイマジネーションである。
20年近く前に誕生したPAOはいまもって多くのファンから
愛され続けているのであるが、さらにウェル帆布社謹製の
レザー張替などにより新しいオーナーにこれからも愛され続ける。

ダッシュパネル上部、アンダートレイなども
最近ではおなじみの感覚となったが、
クラフツマンたちが丹精込めて製作。
ステッチ(縫い糸)の選定まで行えるというから
是非チャレンジして頂きたい。
アイボリーのステッチ
ステッチがアイボリーで仕立てられた。
さらなる風合いを求め、糸の太さから調整が可能と言う事で、
無限の可能性が広がる。
リヤポケット
リヤポケットベルトに注目だ。
この素材はうさちゃんである。
オーナーが直々に素材を選定し、スピードウエル社に
送られて来たものを加工。
さらに、うさちゃんの毛並みを考慮し仕上げたベルトは逸品。
細かな作業も可能である。
PAOプロトタイプ
20年ほど前、PAOが東京モーターショーにプロトタイプが出展時の
ハンドルコラムの仕上げが施された。
パオの純正のハンドルコラムはアイボリーがブラック、
その他のパオは全てグレイであるのは知る人ぞ知る。
パオチーフデザイナー古場田氏によると、
プロトタイプではアイボリーであったハンドルコラムが
市販化されたときにはグレイやブラックといった
カラーに移り変った理由はアイボリーのコラムであれば
フロントガラスに反射し、前方が見にくなるのだという。
しかし、プロトタイプとは本来デザイナーが拘ったカラーゆえ
その元の仕様に戻したくなるのもうなずける。
コップ&缶受け
虫取りアミ。
ではない。
コップ&缶受け
スピードウエル社謹製コップ&缶受けだ。
当社の看板商品でもあるこのコップ受け。
なのにぜんぜん宣伝していなく、伝説のドリンクホルダーと勘違い
されている方々も多く、メールでのお問い合わせが殺到。
コダワリのPARTナンバー
ロゴなどが、プロダクト感を演出。
こういうところから、こそっと雰囲気が出てくるものであろう。
価格改定で2個ワンセット 4,600円。
サイズは丸型と角型が存在する。
ご希望の方はメールでオーダーして頂ければ代引き発送が可能だ。

この度はY様、PAOアドベント納車誠におめでとう御座いました。
今後のアフターもお任せ下さい。
お土産だ。
毎度、お土産を頂き本当に感謝感謝で御座います。
今日はコレまで~。
本日の名言
三度炊く 飯さえ硬し 軟らかし 
思うままには ならぬ世の中

by魯山人
さすが、美食家、魯山人さん。
なかなか思い通りにはならぬ世の中。
簡単に思い通りになってはかえっておもしろくも
ありませんなぁ。

ウェルスポート『デュアルマフラー・クラシック』 5馬力アップが可能となる瞬間の巻!!

どんもす~。晴れときどきウェルです。
さて、本日はなんと今年度の新春から4月14日までの期間限定で
予約限定販売を行っている、PAO用2本出しマフラーその名も
ウェルスポート『デュアルマフラー・クラシック』の馬力測定をご覧頂くコトになる。
まず、今回2本出しマフラーの製作に踏み切った理由は、
皆々様からの熱い心にお答えした結果なのだが、
スピードウェル社の哲学と5ZIGENのレーシングスピリットを追求し、
これ以上無い仕上がりを実現するため試作が3度と繰り返されたのであった。

NA(ノーマルアスピレーション/自然吸気)エンジンの
馬力をマフラーだけで上げるには限界がある。
そう、エンジンという物は吸気、圧縮、燃焼、排気と
それぞれの行程のバランスによって馬力やトルクが決まるのだ。
今回はその排気の効率を上げるコトにより、
より高回転域での燃焼を促進するという所までの効率を上げて
どれだけ馬力やトルクがアップするか?という
まさにフォーミュラーなどの走りを追求する
5ZIGENが得意とする分野での挑戦であるから本当に楽しみだ。
ウェルデュアルマフラー・クラシック
これが、今回テストを行うデュアルマフラーである。
ウェルリプレイスメントマフラーとは全くデザインや構造がことなり、
抜けの良さを最大限に誇張しているのだが、
理論上ではマフラーのパイプの径を太くしたり
サイレンサーをストレート構造にするなどの方法で、
高回転域で馬力は望むのだが、低回転域がスカスカに。
そして常に高回転を回し走らなければならなくなる。
そこで、今回は低域から高域までカバーし、さらに
ピークパワーを大幅にアップさせるがため、
最新の技術で5ZIGENが新たにMA10Sエンジン用に
サイレンサーを開発。
遂にシャシーダイナモに載せられた
遂にシャシーダイナモに載せられた。
ココでエンジンをフルに回転させ、動力をデーターに変換するのである。
エンジンに火が入れられた
エンジンに火が入れられた。
どんどんエンジンの回転が上る。
タイヤが馬力を伝達する
シャシダイナモのパワーがどんどん伝えられ
激しいエンジン音がこだまする。
時速150kmオーバー
時速150kmオーバー。
遂にエンジンも悲鳴を上げ、テストは終了となった。
計測結果が楽しみだ
計測結果がこのモニターに映し出された。
5ZIGEN矢野氏とトメ氏がモニターを眺める。
結果はどうだ?
馬力&トルクだ
青色のラインが馬力。
赤色のラインがトルクだ。
低回転域から素直に馬力が上がり、
3000RPMから一気にパワーバンドに突入。
トルクがここぞとばかりに膨れ上がる。
そして5000RPM域を超えると馬力も落ち着くという。
確実に気持ちの良い回転域(2000RPMから5000RPM)辺りに
パワーバンドを持ってくるという仕上げが施され
背中から押し出されるような加速感は
レッドゾーンへ突入するまで気持ちよく続くからたまらない。
このMA10Sエンジンで吸気(気化器/キャブレータ)を
純正のままであれば、これが最高のパフォーマンスだ。
そしてピークパワーの計測結果だが純正マフラー装着時から比べると、
なんと5馬力もパワーアップしたのであった。
非力なPAOというイメージは払拭され、加速を体感できる仕上がりが
男として心を揺れ動かされる瞬間であろう。
おれでお茶碗3杯が可能となった。
これがお茶碗3杯が可能となった
5ZIGENとスピードウェル社が共同で開発したマフラー。
ウェルスポート『デュアルマフラー・クラシック』
スピードウェル社からクルマの動体特性を楽しみたいあなたへ。
本日の名言
ただ一つの失敗とは
挑戦をしない事である

byローザ・パークス
挑戦することは難しい。
しかし、挑戦しないと何も始まらないのだろう。

月刊スピードウェル 2月号創刊 PAOとRASHEENの2本立ての巻!

どんもす~。ウェルです!
さて本日は美ラシーン・パオグラビア、月刊スピードウェルを
ご紹介致そう。
この企画は日本初クルマのグラビアとして
スピードウェル社で製作された車両をウェルのオタ目線で撮影し
取りおろした画像を無料でご覧いただけるという。
また訳のわからんコトを申してはおるのだが、
3月号はなんとPAOとRASHEENの二本立て!!
と言う事で、その車両の紹介を少しココで行わせて頂きたい。
まずは月刊スピードウェルNo,21
『大人の遊びPAOちゃんだ』
大人の遊びパオちゃん
月刊スピードウェルでは一台を30枚というカットで
ご紹介するページである。
クルマの表情が非常に素晴らしく面白いものだが、
すべてはオーナーの思いが詰まっているからであろう。
今回のコンセプト『大人の遊び』だが、
その言葉通りいろんなデフォルメが施され、元のPAOを
ご覧頂くと、これがこんなに~という感覚にさいなまれる。
次回は密着大人のパオというブログもアップされるゆえ
乞う期待だ。
ウェル帆布社の総力も結集
モトリタのハンドルと、インストルメントパネル上部、
アンダートレイのコーディネートもたまらない。
さらに、今回ウェルが拘ったのは全体の配色であり、
DUB275MPのCDデッキにはまぼろしのシルバー梨地仕様に
リプロダクツ。
オーディオ上部のエアコンパネルとの配色とバランスをとった。
スピードウェルと大阪バネ工業との共同開発、デフォルメスプリングだ。
大阪バネ工業とスピードウェル社との共同開発。
仮称『ローフォルムスプリング』がおごられた。
足回りの構造から研究し、ロールセンター位置からずれることなく
割り出された車高は、ストリートからレースシーンまで
あらゆる方向に活躍する。
これも詳しくウェルマガジンでアップ予定であるから楽しみだ。
オートマチック
小粋なカスタマイズは、オーナーのセンスをしのばせる。
と言う事で、次回はベースとなったPAOを一から製作してゆく風景を
大人の遊びというスタイルでご覧頂くゆえ楽しみにして頂きたい。
お次はNo,22の『みちのくラシーンちゃんだ』をご覧あれ。
みちのくラシーンちゃん
青森県に納車と言う事で、スピードウェル社では
みちのく寒冷地仕様の製作に踏み切った。
ドア内側(内張りのさらに内側)にまで錆止め塗料が
惜しみなく投入され、サイズアップされたバッテリー、
さらには下回りの錆止めなどなど、純正の寒冷地仕様を上回る仕上がりに。
この仕様は北海道、青森、秋田、岩手、山形,そして宮城県下に適用される。
これで東北の方々が安心してお乗り頂けるという整備内容も
完成することとなりPAO,RASHEENとも雪害対策は万全のものとなった。
みちのくラシーンちゃん
ウェル帆布社謹製のレザーとパネルラッカーフィニッシュ。
さらにはナルディクラシックウッドステアリングと、
ラシーンのフルコースがおごられた。
オーナーのコダワリを追求するモノ=スピードウェル社の使命であろう。
みちのくラシーンちゃん
実はフロントグリルはブラック。
ボディーはサンバーストラッカーの微妙な茶色を演出している。
みちのくラシーンちゃん
ほら、この角度であればボディー色がチョコレート色に見えるであろう。
透かせばチョコレート色。正面はブラック色。
という、不思議な色に調整してあるのだ。
今回は美ラシーン・パオグラビア、月刊スピードウェルのご紹介でるが、
尖がったカスタマイズを施した車両が登場する場合もあれば、
純粋に純正を程よくオーナー色に染めたものまで。
これからもスピードウェル社の技術と
オーナーのコダワリを紹介する。
今日はコレまで~。
本日の名言
人間は何を知っているかではなく
何をしようと思っているかによって
価値・無価値
能・不能
幸・不幸が決まるのである

byリントネル
そう、ただの頭でっかちではいけませんなぁ~。

5ZIGENと共同開発 日産RASHEEN 本気の省燃費マフラー製作の巻!PART3

donmosu~。ウェルです。
さて、本日もデベロップメント的なお話ではあるが、
5ZIGENと共同で開発が進められている、ラシーン専用
低燃費マフラーの実験風景をご覧頂こう。
純正マフラーが
なんと純正マフラーが切開された!
今回は純正マフラーを一つの軸として、実験が行われる。
どういう実験かと申せば、
純正マフラーより排気ガスの抜けの良いマフラーと、
純正マフラーより排気ガスの抜けの悪いマフラーを製作。
一般的に抜けをよくすれば、高回転域でのピークパワー(最高出力)が上がる。
それであれば、抜けを良くしたほうがいいんじゃないの?
という感覚になるわけだが、
今回のリプレイスメントマフラーの
求めているものはピークパワーではない。
求めたいものは、常用回転域でのトルク感と低燃費性。
ピークパワーなどは無視し、本当に乗りやすく、
燃費の良いマフラーを追求するのであった。
と言う事で、抜けを若干悪くしてあげればトルクと低燃費性が向上
するのではないのかというデーター取りをするために
トータル3つのマフラーにより馬力や、トルク、そして燃費の測定が
行われるコトとなった。
純正マフラー
その抜けの良いとか、悪いとか、それはどういった部分で作るのか?
皆もしりたいであろう。
それではこれから画像と共に説明しよう。
マフラーの原理であるが大きく別けると2つある。
まずは排気脈動によりエンジン出力を引き出す。
そして、もう一つは排気音量を低減させる。
どちらもバランス良く純正マフラーは造られているのだが、
純正マフラーではコストという面でも計算されており、
5ZIGENとスピードウェル社が開発するコストより性能を重視する方法で
製作すると、純正よりまだパワーアップの余力が残っているのだ。
純正マフラー
まずエンジンから排出されたガスがこの膨張室に流れ込む。
膨張室ではガスが拡散し排気音量が大きく低減される。
しかし、排気ガスの音量が低減するだけでは駄目なのだ。
純正マフラー
ラシーンのマフラーは3層の隔壁構造が採用されていた。
大体の純正マフラーの仕様もこのような形が多い。
パイプにパンチングが開けられているが、これは排気ガスの
音質を良くするためにある一定の気持ち悪い周波数をカットし、
音質を整えているのである。
純正マフラー
パンチングの穴を通り排気されてゆくガスもあれば
筒から筒へ流れて行く排気ガスもあり、
エンジンの低回転から高回転域に達するまでには
いろんな流れ方をしてガスは排出されるのである。
こうして、分解しまずは純正マフラーの内部のパイプ径と
容積を測定。
特にパイプ径は純正で45パイと大きめであったが、
ウェルリプレイスメントのプロトタイプでは
この純正マフラーの内部パイプ径の大きい物と、小さい物を
製作し、抜けの良し悪しを造りデーターを取るという公算なのである。
純正マフラー
と言う事で、シャシーダイナモに載せ、
2本目<抜けの悪い>プロトタイプマフラーの測定を行った。
プロトタイプ2マフラー
プロトタイプ2マフラーではタイプ1マフラーのデザイン性も
向上させて製作がなされたのだが、この位置からは拝む事は出来ない。
(プロト1マフラーはボディーに対して垂直にテールエンドが出ていたのだが、
プロト2マフラーは改善し若干外側へ傾斜させ、視錯覚を払拭。)
よくよくマフラーのテールエンドだけ見ると、ボディー外側へ傾斜しているのが
伺えるのであるが、これがまた非常にセンスが良い角度であり、
今後お披露目致す。
(ラシーン用マフラーでテールパイプの角度が付いているのは
ウェルリプレイスメントだけ)
ラシーン本来のデザインを追求する事によりこの角度は譲れない。
大型ファンでエンジンを冷却する
大型ファンでエンジンを冷却する。
モニターには総合的な出力がアップされる
モニターには総合的な出力がアップされるのだ。
ということで、全てが揃ったところで、
プロトタイプ2マフラーの測定が行われた。
プロトタイプ2マフラーの計測結果
プロトタイプ2のマフラー計測結果だ。
上曲線青色のラインが今回のプロトタイプ2マフラーの馬力。
上曲線赤色のラインが純正マフラーの馬力。
これを見比べると、ほとんどピークパワーの差はないが、
常用回転域(低回転)では純正の出力に軍配があがった。
トルクをみると、高回転域では純正以上のトルクを搾り出しているが
常用回転では使わない領域である為、
現時点での測定結果だけで言えば、純正のほうが良いマフラーだといえよう。
『プロトタイプ2マフラーは大失敗!』
しかし、この大失敗がラシーンのエンジンの特性を知る上で
必要不可欠なことであり、
データーの収集が出来たという本当の意味では大成功を収めたのであった。
プロトタイプ1マフラーだ
前回の測定結果で大記録を樹立した
ウェルリプレイスメントプロトタイプ1マフラーだ。
この後3つの指向性のあるマフラーで
トータル800kmという走行テストが繰り広げられる!!
乞うご期待。
今日はコレまで~。
本日の名言
鍛練千日の行 
勝負一瞬の行
 
by蔦文也
一瞬にかけて毎日鍛錬しなければなりませんなぁ。