大阪府大阪市のH様 ラシーントラベラ―納車おめでとうございます

ルーカス

ルーカス SLR700

ラシーンの純正フォグランプはシビエもしくはボッシュであるが、今回は1950年代のルーカスのフォグランプをカンガルー避けに配置。7インチの大口径フォグランプは往年のラリー車両に取り付けられていた。今回のフォグはデッドストックの状態でイギリスの納屋で出土した物である。

ラシーンと記念撮影

ラシーントラベラーと記念撮影

この度は、大阪府大阪市にお住いのH様へ納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。オーナーH氏のこだわりにより、バンパーやその他パーツに特別な塗装を施して製作が行われました。また今回はグリルガードを後付し、7インチの往年のルーカス社製フォグランプ&ドライビングランプを装填。

ラシーン ホイール

ラシーン スチールホイール

ボディー同色にペイントを施したスチールホイール。サイドから覗くカンガルー避けバー。ラシーンのモノモノしさがとてもクールですね。

この度はH様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございました。お子様と共にラシーンの生活が楽しくなります様に。

今日はコレマデ。

本日の名言

はじめなければ,何事もはじまらない。

日産PAOの新車の面影が出土した。鹿児島県鹿児島市のI様 PAOフルオリジナル納車おめでとうございます

桜島

カルデラ噴火と火焔型土器 桜島の噴煙におもいをよせて

神である。縄文時代は弥生時代以前、16000年という長い年月営まれて来たわけであるが、それ以前の旧石器時代、29000年前に現在の鹿児島湾姶良カルデラの大噴火があり、この鹿児島の湾ごと吹っ飛んだのである。もちろんその破局的噴火により現在の日本列島の旧石器人類は壊滅的であった。最近では6300年前、この鹿児島より南に50㎞ほどのところで鬼界カルデラの破局的噴火が起こり、またしても西日本の縄文人は壊滅的被害を蒙った。なんせ火山灰は東北地方でも確認できるわけであるから、この世の終わりのような景色であっただろう。そして、わたしは新潟県の長岡に行ったときにその最初に出土した火焔型土器と出会った。火焔土器は縄文時代に偶発的に生れたというのが現在の考古学の流れである、がこれはやはりその破局的噴火の神話のようなものが、火焔型に乗り移ったのではないかとそう考えるのであるが如何であろうか。現に、火焔型土器や土偶はほぼ東日本にしか出土していない。そして、火焔型土器が誕生したのも縄文時代中期であり、おおよそ1000年前後で当てはまる訳である。今、桜島を見ると噴煙を上げている。この噴煙は火焔型土器の誕生につながったのならと、ロマンをかき立てた訳である。

パオ 新車

PAO フルオリジナル 新車が出土した。

すでに34年という歳月が流れ、走行は900㎞と、これを新車と詠んでも怒られないであろう。今回は、その歴史的なPAOをスピードウェルより鹿児島県鹿児島市のI様の元へお届けに上がりました。ボディーの塗装もフルオリジナル。一つだけワイパーの右側だけ交換した、ので99,99%オリジナルと言える。その、歴史的なパオであるが、いよいよこのような新車のようなPAOは見る機会も無くなるであろうから、教科書としてさまざまなパーツを撮影したので、ご覧頂きたい。

パオ メーター

スピードメーターである。

なんといってもメーター針がとてもオレンジ色が発色が良い。これが新車である。昨今のはどれもブラウンがかってくすんでいるが、写真のは新車に近い。

吹き出し

サイドデフロスター

吹出し口が焼きもちにたいにぷくっと膨れ上がっているのがほとんどであるが、純正はこのような感じ。また、こちらのサイドデフロスターはリプレイスメント品としてスピードウェルでも販売を行っている。

エアコン パオ

エアコンパネル

波打っていたり、シルバー部が塗装がはがれ少し黒ずんでいたり、これが新車に近い状態である。ピシーッと音が鳴るくらい綺麗である。

ドア 内貼り パオ

ドア 内貼り

こちらも、ドアの内張りのエンボス加工からしてとても美しい。もちろん取っ手部はすべて綺麗なアイボリー色である。

フロアマット パオ

フロアマット

フロアマットにはパオのエンブレムがこれまた綺麗なベージュ色とオリーブ色でかたどられている。このマット、新車当時から一度も靴で踏まれていない様子。もちろん、シートも新車時のビニールが被っておいてあった。

キャンバストップ

キャンバストップの内側は高級なベルベットのようなスポンジのような生地。弾力も相当有り。

シガーソケット

一度も使用された事の無いシガーソケット

本当に熱も入った事があるのかどうか、というくらい綺麗なソケット。

パオ

三角窓のレバー

こちらもフィルムは剥がせど、開閉痕も着いていないレバー。まったく腐食せず新車の面影を留める。雨にもあたらせていないので、窓の縁ゴム等も新車の状態。

パオ 鍵

パオの純正鍵

これも新品の状態がこういう物である。

パオ 車検証

パオの検査証入れ

こちらは純正オプションである。パオのシート生地と同じもので製作された検査証入れ。中古では流通しているが、これくらい綺麗な物はなかなかお目にかかれないであろう。

OK日産

OKニッサンのステッカー

左クォーターガラスに張り付けられたOKニッサンのステッカー。こちらも、リプロダクト品が出回っているので、当時の雰囲気を味わいたい方には素晴らしいステッカ-チューンとなろう。

フッ素樹脂

フッ素樹脂塗料車

このスピードウェルの納屋より出土したPAOは完全なるフッ素樹脂塗料車である。塗装の補修をする時は、お近くの日産車取扱い販売会社にご相談ください。とあるが、はたして、日産ディーラーで板金した車がフッ素樹脂で修理されたのには疑念が残る。この塗料は当時は最高級であり、一般的な板金塗装業社は使用していなかったはずだから。

ボンネット

ボンネットの内張り

このシルバーの内張りはエンジンルームから出る様々なノイズを吸収しているのである。

エンジンルーム

エンジンは987㏄

エンジンの調整値とあり、現在のようなコンプーター制御ではない。

手動変速機は750回転、自動変速機では850回転という数値。点火時期もそれぞれの回転で調整する。CO値は0,1パーセントに調整し、HCは50ppmとある。

パオ エンジンルーム

エンジンオイルは15000㎞または1年の交換、もしくは10000㎞の6カ月とあるが、このような乗り方をしたら、確実にエンジンの内部の消耗は激しく、エンジンオイルのカーボンが溜りまくる。オイルメーカに問い合わせたら3000㎞ほどで新油の半分の性能と聞いたこともある。現在のオイルは深化しているが、そのような使用方法では30万キロとエンジンは持たない。

エンジンルーム

ディストリビューターの進角の調整法

こちらは調整法というか確認である。

パオ エンジンルーム

有色六価クロメート鍍金のATフルードのカンカンやフードキャッチが美しい。

新車の状態に近いエンジンルーム図絵である。

パオ フロントグリル

フロントグリルのイメージ

新車では艶はほとんどない。

パオ テール

パネル自体に張りがあり、ふっくらした様子。

テールレンズも磨かずして綺麗である。

バンパーはとても明るいシルバーの半艶。

パオ フロアー

フロアーの状態

こちらは、スピードウェルで錆止めペイントもほどこして製作をおこなっているので、本来はボディー色のところも少し黒くなってしまった。しかし、防錆ゆえに勘弁して頂きたい。

パオ フルオリジナル

PAO フルオリジナルの図絵

車内もとても静かで、乗った感覚は弾力のあるふわっとしたとても雰囲気の良いものである。わたしもこの仕事を23年ほどやっているが、新車の薫りをあらためて感じて、今後の製作に生かす事が出来て幸せである。

パオと記念撮影

歴史的なパオと記念撮影。

この度はI様、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうございました。なんともどういう風に大切にしてよいかだれもわかりませんが、それが自然でもありますので、楽しくお乗り頂ければ幸いです。

また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。この度は、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

われわれが古い歴史をたしかめる情熱。言いようのない熱気である。自分たちが日本人として、人間としてどうあったか、現在どうあるべきなのか。そういう、生きる意味をそこにつきつけられる思いがするからだ。

縄文土器。これを見たとき、心がひっくり返るおもいだった。人間生命の根源。その神秘を凝縮し、つきつけた凄み。わたしはかってこんなに圧倒的な美観にぶつかったことはなかった。全身がぶるぶる、ぶるぶる震えあがった。

by岡本太郎 火焔型土器に出会った瞬間

大阪府堺市のY様 ラシーントラベラーGGスペシャル納車おめでとうございます

ジャーマングレイ

ーGGー

昨今のアウトドア人気はラシーンに大きな波となって押し寄せてきた訳で、ラシーンに限らず、アウトドア系のクルマではベージュやグリーン系のカラーが人気を博している訳であるが、このグレイも秘かに人気となっている。しかし、グレイと一言で言っても、どのカラーも微妙に違う訳であり、今回のグレイは、スピードウェルが思い描く塗料配合で製作を行った、GGというカラーである。絶妙な青みと色の深さ、そして灰感。と手前味噌であるが、こだわりを持って製作を行ったラシーンの一台である。

ラシーンGG

ラシーントラベラーGGスペシャル

この度は、大阪府堺市のY様の元へ納車されました、ラシーントラベラーGGをご覧頂きます。ボディーはGGとブラックペイントの2トーンでしあげており、挿色のアンバーウィンカーレンズが超絶COOL。最後の仕上げに、グリル中央にはそれとなく日産のエンブレムをあしらいました。

ラシーン 内装

GGのラシーン内装

今回はSWのスペシャルモデルという事で、ウッドハンドルと共に、秘蔵のウッドシフトノブ、そしてウッドパネルを装着。外装のGGカラーと合わせてとてもシックな印象に。

ラシーン 内装

ラシーントラベラーGGスペシャルのシート張替え

ダークブラウンの単色で落ち着いたレザーシート。シートマテリアルには世界水準でも最高峰の生地を使用して製作。

ラシーン

ラシーントラベラーGGスペシャル

タイヤホイール等のバランスも配慮して選定。この無骨さが、現代のクルマに無いところ。この度は、大阪府堺市のY様、ラシーントラベラーGGスペシャル納車、誠におめでとうございました。オーナーY氏もとてもお洒落な方で、拘って頂き、さらに色味やバランス等は最終的にはお任せ頂き、厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

全ては、自然が書いた偉大な書物を学ぶことから生まれる

人間が造る物は、既にその偉大な書物の中に書かれている

byアントニ・ガウディ

大阪府岸和田市のI様 ラシーンレストア納車おめでとうございます

ナルディ

引き継がれたナルディ

次世代に引き継がれるというのは、とても美しい姿であって、世の中の物はすべて預かり物であると、わたし自身はそう思うのである。昨今、そのような物がどれだけ存在するだろうか。個人主義が尊重される中、その一世代だけでゴミになってしまう物がとてつもなく多くなったような気がするのはわたしだけだろうか。一億総中流社会が現実となった1970年代よりすでに50年という歳月が経ち、大量生産、大量消費、は見直されたのだろうか。限りある資源の中、わたしたちは、美しい姿、と思える未来を描いて生きねばならない。

ラシーン

ラシーン レストアカー

この度は、大阪府岸和田市にお住いのI様の、ラシーンを見事にレストア致しました。預かった時は、ボディーは遣れ、テールは大きく歪み、整備もままならず。今回は内外装のレストアに加え、整備も含めてこれからも長くお乗り頂ける仕様に。

内装の張替え

内装の張替え

アンティークレザーを使用して張替えが行われた内装。インストルメントパネルも割れておりましたが、リペア品を製作してパネルのラッカーフィニッシュで決めました。

ラシーントラベラー

リヤクォーターからトランクにかけて、大きな歪が御座いましたが、ご覧の通り、すっきり新車時の様子。スペアタイヤも新しい物に履き替え、また長くご使用が可能でございます。

ラシーン

ラシーン レストアカー

ぴりっと引き締まった車体。ボディーカラーはパオ用のアイボリーで製作と、オーナーは気分転換。納車時は、以前の面影が全くなくて、とてもお喜びの様子。この度はI様、ラシーンレストア納車誠におめでとうございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

是を是とし、非を非とす、これを知という。

by荀子

福岡県福岡市のF様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン 福岡県

ちょっとちょっとぴんぼけ

ラシーンは決してぴんぼけしている訳ではない。わたしの腕がぴんぼけしているだけである。しかしながら、ラシーンがシャープであるかと言われれば、そうではなく、その時代の空気の甘さを感じる事が出来るのである。わたし的には、しっかり見えているより、少し甘いところで、脳内で完成させるといったところだろうか。今回は、オーナーの思うカスタマイズを施したラシーンを福岡県は福岡市のF様の元へお届けに。自宅前の桜坂がとても急であり、しかしながら風情のある街並みであった。

ラシーン

ラシーントラベラー 

この度は、福岡県福岡市にお住いのF様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラー、Fカスタムをご覧頂きます。ボディーはマスタードとブラックとのツートーンでのペイントが施され、各部はレストア、内外装をバランスよく製作さしあげました。

ナルディクラシック

ナルディクラシック

世界的なウッドショックにより、現在も入荷未定となっているナルディクラシックウッドステアリング。3連風メーターと合わせれば往年のスタイルである。ここで見てもらいたいのが、ラシーンの内装は丸と四角でしか造形されていないという事。とてもミニマルであり、オシャンなのである。

レザーシート

ウェル50デザイン レザーシート

ベージュのカラー一色で統一されたレザーシート。今回はウッドのシフトノブをプレゼントしてハンドルとシンクロさせている。パネルラッカーもシートとあわせられ、なんとも美しいハーモニーである。

タイヤカバー

ラシーン スペアタイヤカバー

今回より、パイピングが一回り大きく加工し、よりバランスが取れたイメージ。ボディーカラーはオーナーが拘りぬいたカラーであり、使用する塗料を見直し、純正の二倍以上のマテリアルとクォリティーで製作。

ラシーントラベラー
ラシーン 福岡

ラシーンと街並み

スピードウェル

ラシーンと記念撮影

この度はF様、ラシーントラベラー納車おめでとうございました。こだわりにこだわって頂き、あらためまして感謝申し上げます。製作中では、弊社にご来店の皆様もとても興味津々でした。整備にはSWのこだわりを持って製作いたしましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。また、お土産を頂き、恐悦至極に存じます。

今日はコレマデ。

本日の名言

ものは程々に投げやりなのが美しい

by白洲正子

パオ四重連納車速報!!

皆様、如何お過ごしでしょうか。秋も少しずつ進み、天候も穏やかになって参りましたが、昨今の台風はとてつもないくらいに傷跡を残すようで、私も昨日は東京発、大阪の夜行バスで静岡で立ち往生して一夜過ごしました。それでは、パオの全国納車四重連をどうぞご覧下さい。

パオ メーター

990㎞

鹿児島県鹿児島市にお住いのI様の元へお届けに上がりました、フルオリジナルのパオ。なんと走行は990㎞と、ほぼ新車でございます。マニュアルのキャンバストップというこれまた、希少な車体が新車よりほぼ屋内で冬眠していたものをオリジナルパーツを使用して生還させました。どれもこれもが新車の域であり、詳しくはあらためてブログをアップ差し上げますのでご覧頂きたいと思います。

鹿児島 パオ

鹿児島県鹿児島市にお住いのI様の記念撮影。

この度は、PAOフルオリジナル納車誠におめでとうございました。すべての摺動部が新車の触り心地で、奇跡のパオである事は間違いありません。末永くお乗り頂ければ幸いです。

おつぎは

パオ 大阪市

大阪府大阪市にお住いのW様のパオ。SW指定のジャーマングレイに塗装を行い製作されました車両はW様の拘りが沢山詰まっております。

パオ 納車

おつぎは

大阪府大阪市にお住いのW様に納車されました、PAOトラディショナル、ジャーマングレイ。カラー配合は絶妙であり、他のグレイを圧倒する事間違い御座いません。このような素敵なPAOの製作をさせて頂きまして、この場をお借り致しまして、W様には厚く御礼申し上げます。

パオ シート張替え

山口県岩国市にお住いのT様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル。内外装のレストアもしっかり行われ、オシャンでシック。シートの張替えにはレザーとファブリックのハイブリッドで純正風。

岩国市 パオ

この度は、山口県岩国市のT様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。内外装の各に拘り頂き誠に有難うございました。ボディーの状態もすこぶる良い個体であり、これから長くお乗り頂ければ幸いです。

おつぎは

パオ 内装

兵庫県尼崎市にお住いのK様へ納車されました、PAOトラディショナル。内外装ともすこぶる拘りをもって、製作さしあげました。ボタン留めのシートはなかでもクールなところ。

パオ 納車

この度は兵庫県尼崎市のK様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございました。ぴかんぴかんに仕上げましたPAOをご覧になられ驚かれてとても嬉しかったです。

以上、パオ4重連納車おめでとうございました。次はラシーンの4重連納車と参りますが、今回は速報という事で、それぞれに皆様の車両のご紹介を差し上げたいと思いますので、是非ご期待ください。

今日はコレマデ。

本日の名言

毎日毎日の足跡が

おのずから人生の答えを出す。

きれいな足跡には

きれいな水がたまる。

by相田みつを

和歌山県紀の川市のN様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

和歌山県 パオ

夏の最後の木漏れ日

パオが幻想的に木漏れ日に浮かび上がる、夏の終わりの一枚である。この木漏れ日という言葉はとても情緒的であって、わたしたちの目には木の葉の隙から覗く光が心温まる訳であるが、実に英語では直訳が無い。簡単に言うと言葉が無いのである。海外には無くて、日本人がそのようなセンスを持ち合わせているのは、日本の四季の移りゆく様を愛でる心があるからであろうか。わたし的には、木立より日が漏れ、風に葉がたなびき、光と影が地面に映し出されるさまは、まさに自然に対する芸術性すら感じる。ZINJAGAKU的にはアマテラシマススメオオカミとイソタケルの共演に感動をおぼえると言えば良いだろう。

パオ トラディショナル

PAOトラディショナル

この度は、和歌山県紀の川市にお住いのN様の元へお届けにあがりました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アクアグレイのボディーに内装はタンレザーでまとめた今回のPAO。オーナーの拘りをふんだんに製作が進められました。

パオ 内装

PAOのインストルメントパネルの図

ナルディクラシックウッドハンドルとマグノリアクロックが装填。ダッシュ上下張替えと、オーディオにはブルートゥースが選定。マグノリアクロックはパオのスピードメーターと同色にリダンが施され、純正風の様子。

パオ 内装張替え


パオの内装張替え図

50デザインを採用して張替えが行われたクラシックレザーシート。最上級のシートマテリアルを使用した本物志向。昨今他中古車店等で、スピードウェルのパオ、ラシーンのシートデザインをまるままパクッた被せシートを発見。真似をされるのはありがたい事でもある。

納車風景

PAOと記念撮影

この度はN様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らく製作にはお時間を頂きました。それ以上に内外装のレストアと整備には力を尽くしましたので、末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

全徳の人は得難し、一失あれば一徳あり

by徳川吉宗

全国よりレストア車両のお預かりを開始致します。

レストア パオ

常若

伊勢や出雲の社が20年または60年という歳月を経て、新しくされるという常若の思想。パオやラシーンも新車から発売されて四半世紀が経ち、ワンオーナーの方でも車両の傷みが激しい様子であり、しかしながらパオやラシーンから他のクルマに乗り換えれるような、魅力のあるクルマもなく。現在お持ちのパオやラシーンを新車のような雰囲気に蘇らせようというのがスピードウェルのレストアである。

全国より引き取り

全国より引き取りを開始

北は北海道から南は沖縄まで、全国へレストア車両を引き取りを開始。

パオ
パオ

長らく放置状態があり、ボディーは錆が広がり、タイヤはパンク。内装の傷みも激しく、しかしこれも綺麗にリペアされて美しくなるのである。

パオ

積載完了

駐車場より運び出す瞬間が一番気になるところ。ブレーキの固着等で、動かない場合は現場で修理をして運び出します。

パオ引き取り

大分県のS様、レストアご注文誠にありがとうございます。美しく、安心してお乗り頂けますPAOに蘇らせましてお届け差し上げます。

今回の修理はボディー内外装に加え、エンジンが不動という事で、補器類等も含めて見直しながら製作差し上げたいと思います。

また、レストアにご興味のある方は、スピードウェルへメールやお電話でのご相談をお受けいたしますので、まだまだ愛するクルマをあきらめずに。

愛知県一宮市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

パオ 日産

和紙のような

パオはアクアグレイやオリーブグレイというグレイがかったカラーがフランス色のあるイメージではあるが、アイボリーのカラーはなにやら日本的な匂いもするのである。わたしは、和紙のようなと、そう形容してしまう訳であるが、とてもやはらかい綺麗なカラーである。

パオ グリル

PAOトラディショナル フロントフェース

この度は、愛知県一宮市にお住いのM様の元へお届けに上がりました、PAOトラディショナル、アイボリーをご覧頂きます。バンパーやグリル等は純正カラーを踏襲し、ヘッドライトにはピーク、通称まつ毛がおごられております。

パオ 内装張替え

パオの内装

特別なマテリアルを使用して張替えが行われたシートやダッシュパネル。オーナーM氏のこだわりにより、アンダートレイは少し濃いバーガンディーカラーに。中央には最新のナビゲーションがおごられておりますが、左右をブラックのシートで挟むことによって気配を消しております。

キャンバスとプの張替え

キャンバストップの張替え

SWでは、販売車両のすべてに張替えが着いてくる。もちろん、張替えに合わせて各パーツも見直され、組み上げておりますので、こうして使用が可能であります。

パオと記念撮影

パオと記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。長らくお待たせいたしましたが、お喜び頂けまして嬉しく思います。これからは、素敵な相棒PAOと人生をお楽しみください。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間が自分で意味を与えないかぎり

人生には意味がない。

兵庫県姫路市のN様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

大航海図

人類は新大陸を目指して海に乗り出し新航路を開拓

ラシーンのシートはチェック柄に始まり、ツイード柄で終わる訳であるが、その最中に羅針盤柄という大航海図のようなファブリックシートがあった。やはりラシーンはファッションであって、当時の貿易風が反映されているのである。平成6年頃、巷でバーバリーチェックが流行り、女性のマフラーはチェックが多かった。クラシックミニでも平成7年にはタータンチェックという限定車を販売しているが、平成6年発売のラシーンのほうが一足早く、まさにラシーンデザイナー陣はミニデザイナー陣より先取りしていたのである。今回はオーナー様に、大航海図の綺麗なシートが欲しいとの依頼で、秘蔵のシートを装着。※大航海図のようなファブリックシートは5月末に刊行されたオールドタイマー、ネオクラシックのP56に詳しく説明されているので、ご覧頂きたい。

パオの時代はハンティングワールドが流行り、後にプリマクラッセという大航海図のカバンが巷で流行った、その名残がラシーンに滲んでいるようである。

ラシーン 工業地帯

ラシーントラベラー 

この度は兵庫県姫路市にお住いのN様の元へお届けに上がりました、ラシーントラベラーをご覧頂きたい。今回のラシーントラベラーは、パオにあるオリーブグレイというカラーにオールペイントを施し、内外装レストア。シートは羅針盤図の限定仕様をチョイス。タイプ2のサンルーフ仕様をベースに、タイプ3仕様となるグリルガードにフォグ、そして内装はウォルナットウッドパネルを装着した。

ラシーン フロントフェース

ラシーントラベラー フロントフェース

手前味噌ながら、芸術的にピカピカである。グリルガードもフォグランプもリペアが行われ、新品のような風合い。ボディーも艶やか。当たり前であるが、外板に取付られているパーツは全てを取外されて塗装を行っており、下手な中古車屋の一夜吹きのようなものでは決してない。これから長くに乗り続けれる、価値のあるレストアを行っている。

内装のリペア

内装のリペア風景

シートやパネル等は全て取り外されて、灰汁洗いが施される。新車にはならないが、そのような風合いに仕立てられる。

ラシーン トラベラー

タイヤカバーはジェニュイン

ボディーカラーに合わせてグリーンカラーの純正タイヤカバーをチョイス。

今回のラシーンは日産の特別仕様の延長線上にあるモデルといっても過言ではない。

ラシーン 納車

ラシーンと記念撮影

この度はN様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。ご要望頂きました夢を沢山詰め込んで製作差し上げました。末永くお乗り頂ければ幸いです。この度は有難うございました。

今日はこれまで。

本日の名言

いまの世の中は静かではあるが、

いつどのようなことが起こらぬとも限らない。 

by池田輝政