月刊スピードウェル5月号刊行 パオモノクローム

20130509
http://www.speed-well.jp/contents/gravure/no049/

月刊スピードウェル5月号が遂に刊行された。

今回はパオモノクロームということで、いわゆる白黒調の写真である。

グラビア初となるモノクロ写真となるが、クルマをモノクロで楽しむというのは

現在の一つの美的テクスチャーであるようだ。

20130509a

モノクローム

モノクロは一部の高等なカメラ人類達が楽しむカテゴリーとして今でも存在する。

しかし今回はデジタルで撮影したものである。

フィルムとデジタルでの再現性はどちらが上か、など考えること自体が

ナンセンスであるから、好きな方を選べばよい訳だが

撮りたいカメラで撮るというのがまずは最初の第一歩である。

さらに今回はKodakのTX400風と云えば良いだろうか。

わたしはカメラの素人であるから、次回はもっとたいした写真を

ご覧頂けるように頑張ろうと思ふ。

ということで、月間スピードウェル5月号「パオモノクローム』を

隅から隅までズズイとご覧くだされ。

今日はこれまで。

本日の名言

叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である

by松下幸之助

そうですわなぁ。これはほんとにありがたいことであります。

日産PAOバックドアの蝶番

20130124

蝶番/Hinge

PAOのプロダクトデザインでまず目を惹くモノは、このむき出した蝶番(ちょうつがい)である。

クルマの歴史を辿ると、旧くは自動車製作上の理由により蝶番は外に出ていた訳であるが

そのボディーから外に出た蝶番(アウターヒンジ)は産業技術の発展と流行と共に

一部のクルマを除き1960年頃より姿を消してゆくコトとなった。

そういう時代の流れに逆らい、PAOはいきなりボディーから外に出た蝶番を採用してきたのだから

これには市井の人は大変驚いたわけだ。

そしてあたしもPAOの蝶番はとても素晴らしいプロダクトデザインだなと崇敬する一人である。

PAOチーフデザイナーの古場田良郎氏から学ばせて頂いた時のお言葉を拝借するならば、

PAOは走ることなど考えていないのだから、空力なんてものは必要はない。

そして大冒険を彷彿とさせるクルマであるのだから、ジープとか軍用車とか

そのようなゴツゴツしたプロダクト感が必要である。ただし本気ではない。

※本気ではない、というのはジープや軍用車のような使い方はしないという意。

だからPAOの蝶番にはその機能性だけでなくデザインを施したと云うのである。

しかも安易なプレス製のプロダクトではなく、手の込んだ鋳物や鈑金物の鉄製で

蝶番を仕上げているのであるから、プロダクトを含めたデザインの価値観は絶対的であり

これこそが、PAOの匂い立つ魅力の一つであると言える。

20130124b

蝶番が割れた。

本日は、その蝶番が油切れにより根本が割れてしまう、その修理のお話である。

PAOに限らず蝶番は油を定期的に注入するのは、メンテナンスの一部であり、

ギシギシ言い出したら、もしくは動作が鈍くなれば油を注さないと割れる破目になる。

そしてこれは、PAOを大切にするオーナーの努めである。

20130124c

バックドア上の蝶番も割れた。

こうなれば、もう交換しかないわけであるが、これがなんと日産部品は

今でも在庫をしているのだからとてもありがたい。

20130124d

部品番号 90400-35B00 左右対称

この部品の製造年月を見ると、2009年となっておりまだまだ在庫はあるようだ。

しかし、こういう部品はこれからの時代に必要になる訳である。

部品は色付き、裏ゴム在り。

20130124e

部品番号 90410-35B00 左右対称

この部品の製造年月は2006年となっている。

ココでおどろくのは、一般的なクルマの蝶番を注文したら、生の鉄で来るわけであるが

これにはユニクロ鍍金が施されているではないか。

PAOはこのように、部品の見えない所にもこだわりが隠されているのであった。

部品は無塗装であるから、使用するにはボディー色にペイントが必要である。

ということで、本日はその蝶番の部品をご覧頂いた。

皆も明日に蝶番の油を注ぐ事をここでお願い致し申し候。

今日はコレマデ。

本日の名言

冬が来れば春はま近い。桜は静かにその春を待つ。

by松下幸之助

誠に奥の深い名言ではございます。

厳しさの中に、なにか温かさをかんじますなぁ。

PAOにレブカウンターを装着する

20130112a

PAOにレブカウンター

機器において軸の回転数(回転速度)を指示する計器や測定器であり、

ココではいわゆるエンジンの回転計のコトである。

日本ではそれをタコメーターと呼称するが、イギリス英語ではレブカウンターと呼ぶ。

前回のそのPAOに時計と同じ流れではあるが、PAOは都会の大冒険を行うクルマであり、

そもそもスポーツ的走りには何ら興味はない訳であるから、当時のクルマはそのほとんどが

レブカウンター(タコメーター)が装着されていたにも拘らず

PAOには装着されなかったという考えには間違いは無いであろう。

ただこれは後世、個人においてお好きなレブカウンターを装着することが出来る、と

解釈するコトが出来きたなら、とても面白くなってくるのである。

20130112b

MG別注 ステッピング レブカウンター

まずレブカウンター(タコメーター)には電気式と機械式が存在するのは御存知だろうか。

往年のレーシングカーなどは後者に属し、エンジンの回転をカムシャフトから直接取って

メーターで表示させていたのである。

その利点は、完全にエンジンの回転を表示出来ると言うことだ。

それでは、電気式の利点を揚げるならば、機械式のような複雑な機構を持たない

といったところであるが、機械式のようにエンジンの回転に追従した表示にはほど遠い。

そして、今回のそのステッピングレブカウンターは、電気式でありながら機械式のように

キビキビ回転表示がおこなわれるという、とてもマニアの心をくすぐるモノが用意された。

20130112c

レブカウンターの文字盤

GM別注というのはこの文字盤である。

現在の販売されているメーター類の文字盤には無い、ノスタルジックなイメージで

カスタマイズされている。

しかし、そこまでカスタマイズされているのにもかかわらず、裏のカバーが

プラスチックの素地のままであることが、あたしは引っかかるのである。

201301112d

カバーに結晶塗装をおこなう

そもそも、日本人はこういう質感を大切にする民族であったのは確かである。

古くより帝や神官が被る烏帽子などは単なる黒帽子ではなく、縮緬風の上質な質感などに

威厳があってとても素敵であることからも伺える。

しかし、このご時世であろうか。とことんコストだけを追求するメーカーのモノ造りが仇となり

今の日本人のモノに対する意識レベルを低下させてっいる、といっても過言ではないだろう。

これからは高い物を買うか、安い物を買うかではなく、良い物を買うか悪い物を買うかという

感覚が必要であり、さらにモノ自体の価値を視る目をちゃんと持たなければならない。

そして迷ったら、重たい方を買えば良い。

今日はコレマデ。

本日の名言

人生が芸術であるならば

どれだけ美しく生きれるか

考えなければなりません

たまには良いことも言いますが、『美しい国日本』は美しく人生を生きれるかという

考えを持つ人間とシンクロしてやっと成立するものでありましょう。

パオ開発当時の新聞記事

20130106a

25年前のキリヌキ

遂に何かが起こる!?と題してアップされたのは、パオ販売当初の新聞記事だ。

1987年、新聞ではパオがイの一番に取り上げらて、これはもうクルマという枠を

超えて、もてはやされている。

Be-1&PAO 研究開発 知識向上のためのライブラリー

http://www.speed-well.jp/pao/contents/magazine/

ワンオーナーの方々には、この模様は懐かしいと感じられる事であろうが

今となっては猫も杓子もパオ一色であったことに、とても驚かされる。

これらすべてはパオチーフデザイナーの古場田良郎氏にご協力によるものであり、

スピードウェルから皆様に今一度、パオの素晴らしさを感じてもらいたいと言うことで

平成25年、新春企画として配信させて頂く事になりました。

それでは、隅から隅までズズイとご覧ください。

今日はコレマデ。

本日の名言

「百聞は一見にしかず」というが、

「百聞百見は一験にしかず」とも言える。

知っていても実行しなければ知らないことと同じ。

by松下幸之助

そのあとに、いかに的確な判断をしてもそれを為し遂げる勇気と実行力がないと、

その判断は何の意味も持たない、と続きます。

本当に素晴らしい名言ですなぁ。

年籠りとPAO

20130103a

年籠りとPAO

年籠り(としこもり)とは主人が祈願のために大晦日から元日の朝にかけて

氏神様の社に籠るという習わしであるが、

現在では大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との2つに分かれ、

その元日詣に参るいわゆる初詣の原形となった。

時代によりその参り方なども異なることから、これが日本の文化であると

地元の神社の参道を歩きながら、正月早々哲学めいていた矢先

出店のダーツゲームの景品にPAOが奉納されている事に気が付いた。

奇しくもそれは2年前に2000円ほどでヤッホーオークションで手に入れたものと同型なのである。

すぐさま、出店の少し優しそうなお姉さんの手に400円を渡して、弓矢をダーツに向けた。

しかし、どうしてだろう、これが3本のトータル50点~100点を取れば、PAOがもらえるのである。

わざわざ新年早々、時を同じくして参拝した親戚のたくさんいる前でダーツに手を抜くわけだから

隣の矢を持つお兄さんなんかは、80点、90点と高得点であるのに対し

あたしは20点やら50点を取るというのだからちょいと小恥ずかしい。

一矢目は10点。親戚らは、どこに矢を向けているのだ!!とあたしを嗾けてくる。

新年の酔っぱらいはたいそう困ったものである。

二矢目は30点。だからどこに矢を向けていると言わんばかりの親戚達。

80点ぐらい取れ取れとおだてられながらの三矢目。

心の矢先は確実にPAOに向けられていた。

そして、コレこそがあたしの100点なのである。

※PAO チョロQ 諸元表

PAOチョロQ タカラ製 TCトレーディングⅡ イエローモデル

2002年10月、コンビニで販売されていた。バラエティーパック同様くじ引き形式。
袋の中でさらに厚紙で包まれているため確認は困難。しかし、パッケージに貼って
ある日付みたいな数字でパオを識別できたようだ。
パオのチョロQは日産(PIKE FACTORY)がデザインの注文を出し製作が行われた為
チョロQシリーズの中で唯一、前後輪同じ大きさのモデルとなっている。

●寸法 全長 ● 47 ㎜ 全高 ● 28㎜ 全幅 ● 27㎜ 
ホイールベース ● 24㎜ 最低地上高● 3㎜  重量● 11 g

スピードウェルヘリテイジセンターで保管中

今日はコレマデ。

本日の名言

人は遠慮の二字、肝要なり。

遠慮さえあれば、分別にもなる。

by武田信玄

そうですわなぁ。とても新年早々勉強になります。

日産PAOのアクセルワイヤーを交換する

20121120a

ザウルスJr

本日は、アクセルワイヤーの不具合ということで交換をする。

ご覧頂く、車両のエンジンやキャブレーターなどは、PAOの物と載せ替えを行ったから

少しは異なるが、アクセルワイヤーは純正のママであるからこのままお話を進めるコトに致そう。

ちなみにこのザウルスJrというエンジンの形式はMA10E。

最高出力はPAO用エンジン(MA10S)の53PSほどであるのに対し

ザウルスJr用エンジン(MA10E)は70PSほどを発生する。

さらに、今回はウェーバー40DOCEレーシングキャブレーターと

SWと5ZIGENの共同開発のインレット&エグゾーストシステムをインストールしている。

20121120b

ワイヤー根本がちぎれている。

純正のキャブレーターが装着されていた時点から、根本に亀裂が生じていた事により

満を持して交換を行う事となった。

亀裂(というかすでにちぎれている)はまるまる一周入り、

アクセルオン、オフに対し一定のレスポンス不良はありそうだ。

20121120c

上新品 アクセルワイヤー

ニッサンがまだ作っているという、アクセルワイヤー。

生産からおおむね四半世紀が経つというのに、

あまり交換しないパーツをまだ置いといてくれるなんて

まだまだ安心して部品供給は頂けそうだ。

しかし、こういうパーツはこれからが必要であると言える。

20121120d

アクセルペダルの付け根

室内に入り、アクセルペダルから上を覗きこめば、ワイヤーの付け根が存在する。

プラスチックのリテーナーとアクセルペダル部のカラーを外せば、

エンジンルームから引き寄せる事で、取り外す事が可能だ。

組付には、その逆さの手順に従うとよい。

20121120e

キャブレーター側の付け根

キャブレーター側では、そのワイヤーの張りの調整が行えるように

14㎜のナットが装着されている。

あまりきつく(突っ張って)ワイヤーを張れば、エンジンの振動や、

エンジンルームの温度の状態などによる熱膨張や収縮などの影響により

スロットルバルブが微妙に開いたりするのでだめである。

しかし、アクセルを踏んだ瞬間スロットルが開くから、レスポンスは上がる。

それは極論だから、誤解のないようにお伝えするが

適正に遊びを設けて踏み心地を確認すれば問題はない。

ということで、本日はアクセルワイヤーの交換のお話でござった。

今日はコレマデ。

本日の名言

未来を予測する最も良い方法は、

未来を創り出すことである。

byデニス・ガボール

そう、受け身にならず、自ら未来を創り出せてこそ

人生は楽しいものとなりましょう。

日本一の『PIKE CAR』イベント うなオフが開催!

20121105a

2012年11月4日(日) 静岡県浜松市で日本一のPIKE CARイベント

うなぎオフが待ちに待たれて開催された。

本年で12回目となる同イベント。昨年は雨模様であったが

今回はとても美しい秋晴れの模様となり

全国からBe-1、PAO、FIGAROの総称『パイクカー』が集結した。

20121105g

午前10時 舘山寺 パルパル駐車場 受付

あたしは早朝4時に起きて5時から出発したのだが10時30分ごろ遅参した。

熱心なワンオーナーズの方々は宵宮を執り行われているのだから

それはとても楽しいお祭りだと感じて頂ければ幸いである。

また、今年もパイクカーデザイナーの古場田良郎氏も応援に

駆けつけて頂いたから、記念撮影も申し込ませて頂いた。

Be-1 1987年製造

PAO 1989年製造

FIGARO 1991年製造

20121105e

パイクカーデザイナー古場田良郎氏(左から古場田氏と御婦人)

20121105f

うなぎオフ大会本部

20121105c

うなぎ弁当

20121105d

パイクカー大名行列

20121105h

プレゼント交換会やジャンケン大会

20121105i

記念撮影

この度は、うなオフ実行委員会の皆様、並びに古場田良郎様

そして、日本中から集結されたパイクカーのオーナーの皆様

本当にお疲れ様でした。

本日は速報でありますから、後日再びブログの方で

素晴らしいイベントの内容をアップさせて頂きます。

今日はコレマデ。

本日の名言

人間には変化の扉がある。

しかし、その扉は内側からしか開くことは出来ない。

11月4日 日本最大級のオフ会が開催

2012年11月4日に、静岡県浜松市で日本最大級のオフ会

日産パイクカー(Be-1、PAO、FIGARO)が集合する

うなぎオフが開催される。

今年で12年目という同オフ会であるが、老若男女問わず皆々様から支持もされ

多い時には60台を超えるという超弩級のオフ会だ。

参加はパイクカーであれば問題はなく、ゲーム大会などもあるから

現在パイクカーにお乗りの方は全員参加である。

また、準備の加減でお申込みが必要だから、下記のサイトを参照。

パイクカーデザイナー古場田良郎氏の『PIKEなMINICAR』

http://blog.goo.ne.jp/kobatads/

Figaro de ponさんのホームページ

http://www.pe-ke.com/bbs.html

ミクシーにご参加の方は関パイ組を検索

せっかくオサレなクルマに乗っているのだから、あたしみたいに恥ずかしがらず

それでは、ズズイと皆様ご参加下され。

PAOとレストレーション

20121010a

レストレーション/Restoration

日本ではレストアという言い方が一般的に使用されるが、英単語ではレストレーションと書く。

通常の修理や整備ではなく、製造時期から年数がある程度経ったクルマを

復活、あるいは「保存」する事を目的に、修復や復元する事を指し、

産業遺産的な意味を重視し、オリジナル部品を極力生かした修復方法と

レプリカやリ・プロダクション(再生産、復刻)などのノン・オリジナル部品を

使用する場合がある。

あたしは15年ほど前であろうか整備士の学校を出てディーラーに努めてわずか

半年という時に、塗装もしたいからという理由で塗装工場に努めなおした。

その頃はMINIのレストアが盛んにおこなわれており、毎晩というよりか毎朝まで

パテとぎや溶接などのボディーワークに没頭したレストアの経験を持つ者である。

そういう物歴をもっているあたしが思うレストアとは、神錆びた外板をぶった切って

パッチワークしたり、新しい外板をパネルごと入れ替えたりしたり、

さらにはボディーを丸ごと1から10まで作ることであり、

四半世紀たったPAOではあるが、開発時にカナダ向けの防錆鋼板が多用された恩恵により

まだまだレストア状態ではなく、とても健全な状態であると言える。

201201010b

レストアを施したPAO

ボディーワークを施し、内外装を当時の純正色でこだわりを持って復元し

塗装し直したクルマを簡易的なレストア状態にある、とでも言えば解りやすいだろうか。

先に申したのはヨーロッパやアメリカなどで行われるようなレストアであり、

日本人は相当クルマを大切にするから大げさなレストア状態にあるクルマ自体

少ないと言える。

だから、PAOであれば内外装を当時の純正色、もしくは少しカスタマイズを施し

機関や足廻りを多数修理した事でレストアを行ったと表現する事になんら抵抗はない。

要するに事故や普段の修理でなく、『これからも大切に乗りたくて大きく手を施した』、

それも含めてレストアであると言えば、とても解りやすいのである。

20121010c

PAOフロントフェース

ヘッドライトピークやフォグランプなどの少しの装飾も

オーナーの個性で面白い。

好きなイメージに仕上げて愛着を持って楽しくクルマと過ごす。

長く乗る秘訣は、まず好きであることが大切である。

20121011d

内装の張替えと個性

先に申すが、オリジナルとは原初の状態であり、それがとても素晴らしくて

いわゆる核となるのだから、オリジナルを理解して個性を出せばより良いだろう。

フルオリジナルでのレストア、個性を強調したレストア、

それぞれに味わい深く、そこに間違いは存在しない。

永遠にPAOが生き残ればそれがきっと答えになるのだから。

今日はコレまで。

本日の名言

積極的に仕事をすれば

失敗するのは当たり前

by佐藤辰夫

そうですわなぁ。失敗があるから成功がある訳で、

失敗なくして成功もありません。

Be-1 PAO FIGARO デザイナーの古場田良郎氏

20120904a

PIKE CAR/パイクカー

時代の最先端にあるとんがった車、Be-1、PAO、FIGAROの総称。

一般大衆車のような万人受けするような形ではなく、

その時代の流行の頂点に立つ人々に向けて発信されたコンセプトに基づき

デザインされた、限定車がそれである。

現在、そのパイクカー(Be-1、PAO、FIGARO)に近いと感じるクルマ、

RASHEENや光岡製ビュートなどはデザインこそこだわりはあるが、

それぞれコンセプトは別のところにある為、パイクカーと呼ぶことは無い。

20120904b

デザイナー 古場田良郎氏とデザイン

日産自動車デザイン本部在籍中は、数々の量産車のデザイン、

同社CIデザインシステム導入プロジェクトを始め、各種先行開発、

および限定生産車「Be-1」「PAO」「FIGARO」の商品企画、デザインを手掛け、

パイクカー(高感度商品)戦略の基礎を築く。 現在、企業イメージの形成や企業、

各種団体、地域などの活性化に向け、情報と情緒をもとに、モノ本来の基盤を

高めながら商品価値形成を行い、ヒトとモノと社会の良い関係をカタチづくるための

さまざまなデザイン活動(コーディネート、ディレクション、プロデュース)を行っている。

そして今回は古場田氏のPAOのメンテナンスにお邪魔させて頂いた訳だが

なんとスピードウェルのレーシングカー達を水彩画で描いてもらったのである。

20120904c

城野レーシングK10マーチ+SW11パオの水彩画とデザイン

古場田氏はK10マーチの次期マーチのデザインの開発を行っていた。

しかしその最中でK10マーチが5年ほど延命となり、次期マーチの開発が中断。

そして自主開発がおこなわれて出来上がったのがBe-1である。

というお話により推察することが可能だが、初代マーチのデザインにも精通されている。

20120904d

水彩画プレミアムオーダー 

お客様より頂いた写真に対し、デザインとアートという両方向より描かれる水彩画。

あたしがK10マーチのデザインについて指導して頂いている様子であるが

こうして水彩画を古場田氏に描いてもらえるなんて夢のようなお話であったから

家宝にしようと決意するまでに至る。

今回はあたしの水彩画を掲載させて頂いた訳だが、

一つ一つの絵画に対しタイトルや描きかたなど、古場田氏よりコメントも

頂けるからとてもうれしい。その模様は水彩画プレミアムオーダーのギャラリーページ

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/gallery.php

でご覧いただけるようになっている。

そして、今回の水彩画が描かれるその瞬間は

古場田良郎氏のブログ『PIKEなMINICAR』

http://blog.goo.ne.jp/kobatads/

2012年8月28日から4号連続で掲載されてるから是非ともこちらもご覧頂きたい。

ということで、是非とも描いてもらいたいという方々は

SWのWEB上のトップページ『水彩画プレミアムオーダー』

http://www.speed-well.jp/contents/watercolor/

から注文を頂ければ、幸いである。

それでは皆様もぜひご応募あれ。

今日はコレまで。

本日の名言

棒ほど願えば、針ほど叶う。

いやぁ、今回のプレミアムオーダーは、

われわれが愛車とするクルマのデザインされた古場田氏が直々に描いてくれるから

本当に夢のような企画である。

世界広しどこのような試みは本当に初ではなかろうか。

ということで、棒ほど願っても叶わないようなコトが今現実で起こっているから

皆様この機会を逃さずご応募お待ち申し上げます。