PAO Custom Parts

Custom

人それぞれ、思いの形というものもあるだろうし、趣味趣向は違う。

それは十人十色であり、それが個性である。

しかしながら、PAOのような完成されたクルマをカスタムするのには

とても難しく、単に思い入れだけでさわるようであれば、センスも悪くなる。

だから、どうすれば一味違った形に仕上げれるかがとても重要になってくるわけだ。

N氏のラリーPAO

N氏のラリーPAO

PAOがラレーに出たらこういう感じという雰囲気でいろんなところを

触っているのが面白い。

今回は、インストルメントパネルにまぼろしのラレーコンピューターを

N氏が手に入れたということで、PAOに取り付けた。

グローブボックスの加工

グローブボックスの加工

PAOの贅沢はグローブボックスの蓋の裏にPAOというプレスがあるということ。

これは知らない方ももしかしている。

配線もやり直し

配線もやりまおし

配線やコルゲートチューブもやり直してっ組み上げて参ります。

絶対に見えないところなので、関係ないかもしれませんが、

やっぱり気持ちが許せません。

ラリーコンピューターが鎮座

ラリーコンピューターが鎮座した

遂に往年のラリーコンピューターがお披露目されました。

今の時代にない、ある種ファミコンのようなたたずまいに、ただただ脱帽です。

ヘアラインのミラー

ヘアライン加工されたミラー

O氏の製作中のPAOにはヘアライン加工されたミラー。

こちらはお初かもしれません。

適合させるのには大変苦労いたしましたが、スクエア型のミラーは

ラシーンにも良いかも。

こんな感じでよく見えます

ミラーは少しブルーかがっている

ということで、皆様いろんな思いでCustomされていますが、

一味利かせて取付すれば、また違った雰囲気になって良いですね。

今日はコレマデ。

本日の名言

真の文明は

山を荒らさず

川を荒らさず

村を破らず

人を殺さざるべし

by 田中正造

まさに仰せられるとおり。

RASHEEN PAO FIGARO エンスーCARガイド DVD発売!!

RASHEEN PAO FIGARO エンスーCARガイド

RASHEEN PAO FIGARO エンスーCARガイド

エンスーCARガイドの収録前

エンスーCARガイド DVD

Be-1、PAO、FIGAROや日産RASHEENのエンスーCARガイドムック本は過去に販売され

皆様のバイブルとなったわけだが、この度はそれらのエンスーDVDが遂に発売されるコトとなった。

こちらの商品はエンスーCARガイドさんよりamazonや全国の書店でデリバリーされており

これからクルマをお考えになられる方は必見であるが、日常のメンテナンスのアドバイスなど

すでにオーナーの方々にも楽しんでもらえる内容となっているから是非とも楽しみにして頂きたい。

SWでは今後特設販売ページも設ける予定であるが、現在はアマゾンで先行的に販売されている。

それではズズイとDVDをご覧頂き楽しんで頂きたい。

今日はコレマデ。

Tipoオーバーヒートミーティング総集編

Tipoオーバーヒートミーティング2014

PAOは走った

この度は皆様より厚いご声援を頂き、ありがとうございました。

昨年は惜しくも本戦で1周もすることなく、エンジンブローによりあえなくリタイヤ

致しまして、この無念を晴らすために新型エンジンの開発とその他のパーツの

製作に全力を尽くして参りました。

その甲斐あり、今年は悪天候にも関わらず素晴らし結果と感動を残すことが出来ました。

これも単衣に皆様の応援によるものであります。

この場をお借り致しまして厚く御礼申し上げます。

詳しい模様は、SWチューニングページをご覧頂きたいと思います。

また、素晴らしいライバルであるレーシングIQの玉手様のご厚意により、

レース模様も追加してご覧いただけるようになりました。

さらには、ビンゴ大会でご参加いただきましたルノ夫様よりビンゴ大会で

ゲットされた景品の模様も頂きましたので、こちらでご紹介いたします。

レーシングIQとの熱いバトル

ルノ夫氏のブログリンク

バトルスプリントレポート

それでは、皆様また来年までさらに技術を磨いて行きますので、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

レースという極限で鍛え上げる技術開発力。

すべてはお客様の車造りのために。

Tipoオーバーヒートミーティング2014が開催された!

バトルロイヤルスプリントトロフィー レースの模様はコチラ↑をご覧ください。

SWS レーシングサウンド ドルビーNA 
※オーディオなどに接続すると臨場感あるサウンドがお楽しみいただけます。

4年目の真実

真夏の祭典、Tipoオーバーヒートミーティングが今年も例年通りに開催された。

今年は、台風一過でありすごく晴れると期待して、というよりかレース場に

着くまでは晴れだと思っていたわけであるが、なんと明朝より大雨で

テルテル坊主もなにも用意していなかったので大汗をかいたわけである。

しかし、雨にも負けず風にも負けず今までも頑張ってきたのだから頑張るしかない。

ということで、予選は大雨であったが、運よく本戦は晴天となり

まるで私達のために舞台が揃ったようだ。

PITレーンでコースインを待つ

photo by coro

昨年は無念のリタイヤ『エンジンブロー』を期したわけであるから、

応援していただいた皆様のためにも今年は絶対に結果を残さなければならなかった。

究極にプレッシャーが渦巻いたなかの今回のレース。

結果はレーシングIQ(1300㏄)を破り、36台中の26位(出走は31台)

すべてがPAO以上のモンスターマシンの中、見事に完走を果たした。

ベストラップは周回遅れに巻き込まれ2分12秒643であり、

これまたレースの素人にしては素晴らしいタイムが飛び出たので

さらに成熟させればこのマシンは2分を切ることは間違いないだろう。

ということで、こちらの模様は改めてWEBでアップするので

是非ともお楽しみにして頂きたい。

今日はコレマデ。

本日の名言

他人の成功はあなたの成功であり、

他人の幸福はあなたの幸福です。

byジョセフ・マーフィー

そう思える素敵な人間になれば必ず成功致します。

真夏の祭典 Tipoオーバーヒートミーティングの準備!

MA11SW型 GP03エンジン

熱い夏

今年も熱い夏がやってきた、といってはや4年目である。

1100㏄にボアアップして、各部にチューニングを施したMA11SW型エンジンも

成熟の年を迎えようとしている。

昨年は純正のオイルフィラキャップが高回転時(8000rpm)のブローバイガスの圧力に耐え切れず

飛んでいくというアクシデントにより、初の無念のリタイヤで幕を落としたわけだが、

今年は各部に変更が加えられ、途轍もない素晴らしいレーシングエンジンが完成した。

凄いのはART製鍛造ピストンがSW11SW型に専用が用意されたのに加え、

シリンダーなどもより高回転でも振動しないようにウォータージャケット内に

補強も加えられた。

ココまではネタをばらしても、すでにだれしも真似は出来ないところまで来ているから

本日はその画像も出血大サービスで公開である。

※この模様はIチューニングページでもご覧いただけます。

http://www.speed-well.jp/tuning/motorsports/20140713.php

MA11SW型 GP03エンジンの全容

MA11SW型 GP03エンジンの全容

高回転に対応するシリンダー

高回転に対応するための補強

MA11SW シリンダー

MA11SW型 GP03エンジンのシリンダー

ART製 鍛造ピストン

ART製 鍛造ピストン フルフローティング

HコンロッドにART製鍛造ピストン

Hコンロッドに鍛造ピストン

2014年7月13日(日)

岡山県 岡山国際サーキットで Tipoオーバーヒートミーティングの

バトルロイヤルスプリントトロフィーに参戦予定。

当日は午前5時より入場し、随時ホームページのトップより生中継で放映される。

タイムスケジュールは明後日にはブログやトップページでアップされるが、

今のところの予定は下記の通り。

AM5時00分 サーキット開場 SWは現場に到着

AM5時30分 ピット設営開始 

AM6時00分 エンジン始動 暖気調整など

AM8時00分 予選開始

AM9時00分 スピードウェル開会式

AM10時00分 自由行動

AM11時00分 たこ焼きの用意

PM12時00分 昼食

PM1時00分 ビンゴ大会 一等から三等まで豪華景品×2回

PM2時00分 レースの準備

PM2時30分 レース出走

PM3時00分 レース終了

PM3時30分 エンジンデモンストレーション

PM4時00分 閉会式のあいさつ

PM5時00分 撤収

応援のお越しの方にはビンゴ大会には是非とも参加して頂きたいので、

ピット位置など詳しくわかり次第、ブログでアップ致します。

それでは、皆様今年の夏もどうぞ応援よろしくお願い申し上げます。

日産PAO 室内に水が漏れるのはヒーターの装置からの巻

グーテンタークである。

いきなりのドイツ語であるが、わたしがケーニッヒスティーガーにはまりに填まっているから

であるが、それは後日に動画も含めてご覧頂く。

さて、本日はPAOの運転席、助手席の足元が占める、もとい湿っているというお話。

これは後にご覧頂く、室内のヒーター装置から水が(冷却水)が漏れるという症状である。

足元中央部分が何やら湿気ている

フロント足元部がなにやら湿気ている

室内のヒーター装置は、実にエンジンの冷却水を循環させて作動しているだなんて、

ご存知の方は少ないだろう。

室内の中央下部にはその冷却水の熱を放出させるヒーターコアという装置が存在し、

そのヒーターコアが経年の劣化でヒビが入る、もしくは破裂してしまうのである。

インストルメントパネルを分解の図

インストルメントパネルを分解の図

中央部に鎮座ましますのが、エアコンのブロア装置である。

この中にヒーターコアが埋葬されている。

ブロア装置の分解図

ブロア装置の分解図

ヒーターコアが出土した

ヒーターコアが出土した

エンジンから温められた冷却水がココを通過するときに熱カロリーを放出して

室内が温められるという仕組み。

日産ではパーツが生産中止されているようなので、現在SWではヒーターコアを

オーバーホールして修理対応している。

コアが割れる

継ぎ目が割れてしまう。

ということで、本日はヒーターの装置から水(冷却水)が漏れて

室内が湿気るというお話をご覧頂いた。

冷却水はすこし甘辛い香りがするので、漏れたらそのにほいで解るかもしれない。

皆さまどうぞPAOを大切に。

今日はコレマデ。

本日の名言

それは失敗じゃなくて

その方法ではうまくいかないことがわかったんだから

成功なんだよ

byトーマス・エジソン

そうです、皆様はいつも成功しているのです。

茨城県常総市のA様 33万キロのレストアPAO納車おめでとうございます

33万キロ走ったPAO

33万キロ走った

PAO 33万キロ発した

PAO フルオリジナル レストア事業部 作

この度は茨城県常総市にお住いのA様の元へお届けにあがられた

そのすべてをフルオリジナルにこだわって製作がおこなわれた33万キロ走ったPAO。

一切の部品をオリジナル(日産純正)とすることで茨城県指定PAO文化財に認定される日は近い。

PAO 33万キロ走った

PAO フルオリジナル 後方姿見

weLLms INTERIOR製 純正キャンバストップの張替え

weLLms INTERIOR 製 ギャニュワンキャンバス生地 

PAO 33万キロ走った

PAO フルオリジナル 後方から望む

フルオリジナルの素材で製作したPAO

純正(OG)パーツでレストアが行われたPAO

この度はA様、レストアPAO納車誠におめでとうございます。

すべてをオリジナルパーツでの製作というこだわりによって

レストア(復元)が施されましたPAOは、今後私たちの文化財となるでしょう。

また、お土産もたくさんいただきましていつも有難うございます。

ここでA様のお店がすんごい有名なお豆腐屋さんということでご覧いただきます。

豆腐130円也

創業80年の下野屋豆腐店 130円也

下野(しもつけ、栃木県)の国から水海道市に渡ったという

先祖のルーツにちなんで名付けられた「下野屋」は創業80年の老舗。

先代を継いだ秋元三郎さんと澄江さん夫妻が切り盛りしている。

「豆腐は刺し身感覚で食べるもの。買ったその日に食べなければ味が落ちてしまう」

と三郎さんが話す自慢の豆腐は、厳選した良質な大豆を2、3種ブレンドした

独特の軟らかさを持つ木綿豆腐。

煮ても固くならないのが特徴で、「冬の季節は湯豆腐などにも最適」と好評だ。

※常陽りびんぐからの転載である。

豆腐いっぱい

豆腐いっぱい

早朝からひっきりなしにお豆腐を買いに遠路からたくさんのお客様が出入りして

お気に入りの豆腐を買って帰る。

これからの季節は冷奴など最高の贅沢ですね!

今日はコレマデ。

本日の名言

努力した者が全て報われるものではない。

しかし、成功した者は全て努力しているぞ!

by長州力

いやぁーパッションを感じます!!

PAO・FIGARO・RASHEEN エンスーCARガイド社より DVD発売予定!

エンスーCARガイドの収録前

エンスーCARガイド DVD

フレンドリーなクルマたち

Be-1、PAO、FIGAROや日産RASHEENのエンスーCARガイドムック本は過去に販売され

皆様のバイブルとなったわけだが、この度はそれらのエンスーDVDが発売されるコトとなった。

こちらの商品はエンスーCARガイドさんよりamazonや全国の書店で6月頃にデリバリーされる。

これからクルマをお考えになられる方は必見であるが、日常のメンテナンスのアドバイスなど

すでにオーナーの方々にも楽しんでもらえる内容となっているから是非とも楽しみにして頂きたい。

エンスーCARガイドのロケ PAO編

エンスーCARガイドのロケ PAO編

エンスーCARガイドのロケ フィガロ編

エンスーCARガイドのロケ フィガロ編

エンスーCARガイドのロケ ラシーン編

エンスーCARガイドのロケ ラシーン編

PAO、FIGARO、RASHEENとそれぞれのオーナーが独自の観点で

それぞれのクルマの思いを伝えたり、メンテナンスやバイヤーズガイドなどが収録された。

お手伝い頂きました皆様には、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

何かを始めることは優しいが

それを継続することは難しい

成功させることはなほ困難である

by津田梅子

そうですねー。ただ何かも始めないというところに

本当の困難があるような気がします。

茨城県水海道市のA様 PAOのレストアが始まった

パオ レストアの開始

PAO式年遷宮

昨年には60年に一度の大改修をおこなった出雲や20年に一度の新調をおこなった伊勢

に続き、PAOをまた新しい気持ちに戻そうというのがPAO式年遷宮である。

今回のは、内装や外装とエンジンや足回りのそれぞれに修繕を行って

また新しい気持ちでお乗り頂くというのがゴールである。

車体は33万キロを走り、すべてにくたびれた状態であったため、健康診断より始まった。

パオの現状は良くない

特に左舷のボディーが痛んでいる。

工法としては、まずクォーターパネルを分解しインナーパネルに自生する

錆をはがしていかなければならない。

新品のクォーターパネルはニッサン部品で調達は可能である。

バンパーも錆びている

バンパー類も錆が広がっている。

こちらは、サンドペーパーでブラストをかけて錆を落とし

亜鉛のサフェーサーで錆び止めを行って塗装を行う。

キャンバストップもはだけている

キャンバストップは見るも無残な恰好。

新しいトップに張替えが行われるが、今回はフルオリジナルの製作であり

純正のマテリアルを使用して作業が進められる。

色々錆びている

色々錆びている。

クォーターの継目も錆びておる

クォーターパネルの継ぎ目が錆びている。

一度張替えられたことがあるのだろうか。継ぎ目が錆びている。

クォーターもさびておる

クォーターの錆は酷いが、これは泥水がパオの内部に流れたことにより

内部の泥が常にしめった状態にあって錆が発生するというメカニズムである。

洗車をまめに行えば防げるものでもある。

ヒンジまで錆びている

ヒンジ類は新品のモノと交換が行われる。

と云う事で、この模様なドキュメンタリーとして随時ご覧頂くように致そう。

PAOは見事復活なるか、乞うご期待。

今日はコレマデ。

本日の名言

未知の世界を探求する人々は、地図を持たない旅人である。

by湯川秀樹

いやぁこれはパオやラシーンにお乗りになられている人達かもしれません。

神奈川県川崎市のO様 PAOレストアおめでとうございます

パオの復元再生

パオ専用 リプレイスメントマフラー

伊勢の神宮 おかげ年

レストアは式年の大改修

昨年は60年に一度の出雲大社、20年に一度の伊勢神宮と両宮が式年遷宮した。

遷宮というのは社殿を改修や新調して神が新宮に遷ることである。

ほころびかけた社殿を一新し、益々神の威信を取り戻し、

そして日本自体を蘇らせる、国の一大行事だ。

まあこのような事を1300年も当時の趣のまま続けているのだから、

思いは太古より今につながっていると言って良い。

今回、わたしは運よくその両方の遷宮に参加させて頂いたから、

両神宮のお社をじっくり見学することが出来たのである。

出雲は屋根の葺替えが主で工事中には主屋根まで上らせて頂いて

作業風景を拝見し、先人の匠の技を目の当たりにした。

伊勢ではお白石持ちに参加し、皇大神宮の御垣内にお白石を奉献した。

とても興味深いのは伊勢の神宮は、11代垂仁天皇25年3月の条、

「倭姫命、菟田(うだ)の篠幡(ささはた)に祀り、更に還りて

近江国に入りて、東の美濃を廻りて、伊勢国に至る。」日本書記より。

とあり、紀元前3年に伊勢の神宮が現在の地に移されたことになる。

さらには出雲の紀元は神代(かみよ)の時代までさかのぼるのだから

これはもう浪漫であると言う他ない。

どちらにしても太古より今まで続くためには、式年遷宮というものが必要であり

常に新しく蘇えらせるという常若の思想が、日本の永続性を物語るわけである。

そしてPAOも遂に平成26年1月14日に生誕25周年を迎えるにあたり、

レストア(式年の大改修)を行うというのがPAOの永続性、

つまりわたしの常若の思想である。

※伊勢神宮は20年に一度、全く新しい社殿を一から造るので式年の遷宮、
出雲大社は60年に一度、大改修を行うので遷座というのが正しい。

※伊勢の式年遷宮の翌年(平成26年)はおかげ年とそう呼ぶ。

パオ レストレーション

PAO 式年の大改修

この度は神奈川県川崎市にお住いのO様より大改修の依頼をいただき

晴れてお届けにあがられたPAOレストアをご覧頂く事に致そう。

預かった当初は全体を通して錆びれておりドアが剥がれるような感じだったが、

ボディーやエンジンや足回りの要所に手を加え、さらにはオーナーの

好みのテイストに仕上げるという大改修である。

パオ レストレーション

旧車のアルミパーツのような色合い

所さんの世田谷ベース本を参考に頂き、塗装色を選定。

細かなこだわりはふんだんに用意されている。

※アルミカラーはオーナーのこだわりを反映している。

パオの内装

PAOレストアの内装

ハンドルから大きくイメージチェンジを施した内装。

今回のレストアでは、内装も今一度純正カラーでラッカーフィニッシュ。

その際浮かんできたのが、コラムとセンターコンソールをアイボリー色で

仕上げるか否かという問題だったが、マイナス1の方程式により

その部分はあえていらわず、純正を保っている。

ノスタルジックな印象はその全体のバランスにより構成されている。

※インストルメントパネルは純正の塗装肌よりさらに磨きをかけて上質さを演出

セイントクリストファー ハンドル

セイントクリストファー ハンドル

バンジョー型ステアリングにセイントのモチーフが際立つホーンボタン。

アイボリー色がPAOのカラーに良く馴染んでいる。

にぎり手は細く、まるで異国情緒が満開だ。

謹製ウェル帆布 60スタンダード

謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

アイボリー一色に、さし色にバーガンディーのパイピングが粋である。

ダッシュ上下もこの後に説明する天井のカラーと統一されている。

※ヘッドレストは撮影後取り付けられている。

パオ ジャーマントップ

謹製ウェル帆布 ジャーマントップ

ドイツ製のトップ生地なのでジャーマントップと言う。

幌では最高品質のジャーマントップ生地。私の知る限りでは

20年以上は風雨に耐える。そして、上品なカラーが特徴的だ。

※ルーフレールや蝶番などすべてがシルバーカラーでリペアされる。

パオ 装飾

ピラーミラーなどの装飾

※ドアミラーやドアアウターハンドル、蝶番などすべてがシルバーでリペアされる。

パオ 装飾

ドアロックなどの装飾

※全体的なイメージに合わせ細かなパーツを選定。

PAOレストレーション 納車

PAOとO様の記念撮影

この度はO様、式年大改修PAOの納車おめでとうございます。

一生乗り続けたいというO様のお言葉を頂き、丁寧に製作させて頂きました。

このようなお仕事を頂き恐悦至極に存じます。

また、たいそうなお土産まで頂き、誠に有難うございました。

本日の名言

社会主義は、平等に愛すると言うが、

武士道は、己を殺して人を助けるもの。

即ち、日本の武士道の方が一段上である。

by乃木希典

日本人の心を大切に生きてゆきたいものです。