パオのフロントディスクブレーキの構造の巻

どうも〜ウェルです。
皆様お寒いでございますね〜。
今日は明け方ちらほら雪が降ってましたが〜布団から出れないのは
そのせいでしょうか?
今日はパオのフロントブレーキのお話を致しましょう。
まずパオのフロントブレーキはディスクブレーキと申しまして、
ディスクというお皿状のものをブレーキパッドで挟み込んで
運動エネルギーを熱エネルギーに変換して制動するので御座います。

パッドがディスクを挟み込んでいる様子!
↑これがディスクブレーキの正体!パッドを保持している物がキャリパー
と申しまして、ここにピストンが入っており、ブレーキを踏むと
油圧を介してピストンがパッドを押し付け、ディスクに擦れて
摩擦で止まるというのが一連の行動でございますな〜。
俗に言うパスカルの原理とも言いますな〜。

ハブからディスクを外した様子。

ディスクを外したらハブが見える。ハブの中にはベアリングが入っている
ディスクブレーキにも色々あり、パッドのカスを採る事やローターの
冷却のために、ディスク面に穴開けや溝などの加工をしているものが
あります。
コレをドリルローターやスリットローターというのである。
また放熱性を最大限にするため2枚のディスクが羽状のものをサンドイッチ
したベンチレーテッドディスクという物もある。
パオの場合は一枚板のディスクなのでソリッドディスクブレーキと称する

ディスクを縦から見た状態!
↑写真のディスクを見れば厚みが解かりますが、
ブレーキを踏むたびにパッドとパッドのはさみ揚げにされている
ディスクくんは磨耗しております。
手で触るとすぐに解かりますが、ディスク面が減っており、
だいたい走行距離応じた減り具合で御座います。
減りが多い場合は交換が必要でございますなぁ!
また、このディスクが熱変形する時もあり、ブレーキを踏むと
ペダルに振動が伝わってきます。交換するか、研磨するか
して治さないといけません。
ブレーキに命を預けているような物なので、きっちり整備を
致しましょう!!
今日はこれまで〜
本日の名言
雨だれ 石をうがつ
日本のことわざですが、雨だれが石の形を変形するくらい
の力になるのです。
小さなことでもコツコツしていればやがて大きな力に
なるということでしょう!
ウェルと共に、雨だれの如く日々頑張りましょう〜!

パオのスパークプラグ点検の巻

どうもウェルで御座います。
この頃よく耳にする言葉があります。
『パオってエンジンかかり難いにくいですか〜!』
よく聞かれます。皆さんネットの書き込みなどで調べている
ようです。
やっぱり現代の車と比べればかかり難いと表現するのが
だとうなのでしょうか。ウェルはかかり難いと感じたことは
ないのですが、一般的にはかかり難いというのでしょうか。
なぜ、パオのエンジンがかかり難いと言われるか申しますと、
エンジンが電子制御でないからでしょう。
最近のエンジンはすべてコンピューター制御で、何から何まで
コンピューターが演算し、エンジンを適切に回転させてくれる
からです。
パオの場合、おもちゃのようなコンピューターは付いてますが、
ほとんどアナログなのでいざ仕方がないことでしょう。
しかしながら、きっちりエンジンをかけている方も少ないように
思います。
まず、パオの場合、エンジンをかける前にアクセルを奥まで踏み込む
という動作が必要になります。これは、何かと申しますと、チョーク
機能を働かせる仕組みを作動させる事になります。
なので、かかり難いといっておられる方は、この動作をしていない
方も多いのではないのでしょか!
ところで点火系のお話の続きで今日はプラグの点検を致しましょう。

左から新品プラグ、正常に点火されているプラグ、かぶったプラグ!!
パオは燃料系統は機械式なので、プラグの焼け具合も、運転手の
扱い次第で変わってきます。
特に、一番右のプラグはべとべとに湿ったプラグですが、これは
始動時にエンジンがかからないからといって、アクセルペダルを
やたらめったとパシュパシュ踏んだ結果で御座います。
アクセルを踏み込むと、加速ポンプという物からガソリンが多量に
流出し、結果プラグがかぶってしまい、余計にエンジンがかからない
などの症状に陥ることがあります。
ようは、きっちりアクセルを一回踏み込んでからエンジンを始動
させる。これで良いのです。別に難しいこともありません!
男性であろうが女性であろうが誰でもエンジンかけれます。
余談になりますが、夏用のプラグ、冬用のプラグという使い分け
をされると、もっと扱いやすくなるでしょう。
これは何かと申しますと、プラグにも熱価というものがあり、
適正に爆発させる温度があります。夏はヒート気味なので5番
冬はひえ気味なので4番ってな具合に!
番手が低いほど、熱しやすいプラグで、反対に、番手が上がっていくほど
熱しにくいプラグになります。
たとえば、高負荷走行(レース走行)などに使うプラグはエンジンが
あっちっちになるので、番手の高いプラグを使いプラグの適正な
焼けを得るのです。

左は4番プラグ、右は5番プラグ。
プラグは奥が深いですぞ!!
また電極が白金、イリジウムなどの高価なものも御座いますが、
キャブ車には必要ないと思います。(掃除できないため)
また、プラグの焼けでエンジンの健康診断ができるのです!
※適正な焼け=碍子部分がこんがりキツネ色で電極は湿っていない。
やたらと白い=混合気が薄い。二次エアーなどを吸っているなど。
(燃焼温度があがる。焼き付きが起こる、バックファイヤする。)
やたらと黒い=混合気が濃い。キャブがオーバーフローしているなど。
(パワーが出ない、黒煙がでる、アフターファイヤがでる。)
本日のお勉強は以上です!
本日の名言
それはできる それをやる と決断せよ 
それから方法を見つけるのだ

先にやると決めるのは良き考えで御座います。これはアメリカの第16代
大統領のアブラハム・リンカーンの名言でございますが、大統領となる
方の考え方はすごいですな〜。結構、方法考えてから出来るか、出来ないか
答えを出したがるのですが、これは真逆ですぞ。
習いたい部分でもありますなぁ。

パオの燃料系のヨモヤ話

どもども ウェルです!
ここ最近、暖かいですね、しかし急に寒くなる。
風邪ひくやん。と独り言で始まりました。
さあ今日は燃料のお勉強を致しましょう!
まずガソリン、日本国内にはレギュラー、ハイオク、と
ハイレグ、おやじギャグは置いときまして、2タイプの
ガソリンが販売されております。
この2タイプ、何が違うの!そう思った方はおられますか?
ハイオクってエンジン綺麗になる添加剤入ってるんちゃうん。
なんて思った事ある方も中におられるでしょう。
いやいや、しかしながら本当は何が違うかといいますと、
オクタン価といいまして、燃えやすいか、燃えにくいか。
この違いで御座います。
オクタン価とは、ガソリンのノッキングを起さない指数です。
日本ではオクタン価96以上のものをハイオクと言いオクタン価89以上
のものをレギュラーとして販売されています。
低速走行時にアクセルをあけると、カリカリという音が鳴るのを
防ぐのですよ。パオでも夏場に良くある事です。ハイオクを
入れれば治まります。
一般的には高出力エンジン(スポーツ系やビッグセダン系)は
圧縮を高めて、完全燃焼するように燃焼室の形状を設計しております。
結果、従来に比べて燃焼効率が上がりますが圧縮を上げれば
ノッキングが多くなる。
そのためガソリンのオクタン価を上げられたハイオクを入れなければ
いけないと言う事ですなぁ。
なのでハイオク仕様の車にレギュラー入れたらあかんとですよ!
しかしながら原油高が続き、ハイオクなんて入れれたもんじゃない。
ガソリンの暫定税率の撤廃を皆さんと一緒に国に訴えましょう!
おおっと、パオのお話はいずこへ〜。
燃料系のお話でしたね。パオは生産から結構な歳月が経っており
ここら辺もきっちりしておきたいところですな!
今日はヒューエルフィルターで御座います。
このフィルターは燃料のゴミをタンクからキャブレーターの間で
取り除く物で御座います。

ボンネットを開けるとちょうど助手席側についてある。
このフィルターはあらゆるゴミをとりのぞいておりますが、
一番のゴミは燃料タンクの錆びかすではないでしょうか!
特にガソリン満タンをあんまりしない人、燃料タンクの中は
錆びだらけの方も居りますぞ!錆びのカスがキャブレーターまで
入っちゃうと、詰まってしまって燃料が噴射できなくなります。

左、旧いフィルター 右、新品のフィルター
1年位前、パオの整備した車を試乗中、全開走行で走ると、少しずつ
エンジンが回らなくなると言う現象のパオがあり、原因を突き止め
ますと、なんのこっちゃない、フィルターがゴミだらけで詰まって
しまって燃料がキャブに送り込めないと言うことがありました。

新品に交換した様子!はあコレで気持ちよく乗れる。
汚れ具合は目視でなかなかわかり辛いですし、
パオの新車当時から無交換車がほとんどですので、交換を
お奨めいたします!
本日は以上です〜。
本日の名言
成功は 失敗の 中にある
しびれます。この言葉を胸においとくと、失敗が不安ではなく
成功への一歩だと思えます。
今日失敗した方々、明日、あさっては成功が待っていますぞ!

パオのラックマウント交換の巻

わちにんこ ウェルです。
今日は朝から頭痛です。健康にはまったく気を使って
いません。年を考えると、そろそろ人間ドックなど行かなくては
いけませんね!
さあ整備を始めましょう。
今回はパオのラックマウント交換で御座います。
現在パオをお乗りの方で、ハンドルを握って走行中に
なぜかハンドルのセンターの位置がずれる。まっすぐ走ってるのに
ハンドルが右や左に曲げたままになるなどの症状を抱えている
方は少なくないでしょう。
そう、ラックマウントがへたるとラック自体が左右にずれる事により
その現象を引き起こしているのです。

左のラックを止めているところのゴムがマウント。左右1個ずつある。

右のラックを止めているところ。ちょうどハンドル下の位置にある。
ラックとはハンドルからの軸回転を左右の力に変換する物で御座います。

へこたれたラックマウントゴム!このゴムの劣化でラックがずれる

新品のラックマウントゴム!コレをアルミで造ったらかなりタイトになる
まあゴムで介して取り付けてある物は何かしら直につけると、不具合が
あるのでしょうが、もっと強化ゴムとかで作って欲しいものです。

U字のステーで留まっております。
車検時にもラックの左右の揺れ点検はありますが、パオはなぜか
揺れる場合でもパスしてしまいますので、交換されている車
は少ないと思います。
こんなマイナーなところから整備してやると、かっちりした
お車になるのだと思います。
ではまた明日お会いしましょう。
本日の名言
失敗については多くが語られてきた
それは成功より面白いからである

そうかそうか、確かに失敗は後になると、美しく見えてきます。
やはり成功があったからこそ失敗が面白いのでしょうね。
ウェルと共に笑えるように頑張りましょう!

パオの点火系の整備の巻!

どうも 本日もご覧頂き有難う御座います。
ウェルです。今日はパオの点火系のお勉強を致しましょう!
まず点火系は何をしているのかと言いますと、エンジンの仕組みから
ご説明しないとわかりづらいのでお勉強いたしましょう。
まずエンジンはキャブレーターというものでガソリンと空気を
混ぜ混ぜし、ガソリンと空気の混ざった物(以降は混合気)
を吸い込みシリンダーの中で混合気を圧縮させ、
プラグという物で火花を飛ばす事により混合気が爆発し
動力を得ているのです。口で説明するのは難しいので、コレぐらい
にしておりますが、そう、点火系とはプラグで火花を飛ばす
までのパーツの事を総称して言います。
まず、火花はどうして造るかと言いますと、コイルという物が
約3〜5万ボルトの電圧を造り、その電圧をプラグに送り込み
空中放電することで出来上がります。
すごいでしょ、バッテリーの電圧は約12Vですが、その電圧を
何万ボルトまでコイルが引き上げているのですよ!
今回はこてこて話はやめておきます。
パオの場合、点火系が弱ると、すぐにエンジンが不調になります。
エンジンがかかりにくいやら、排気ガスが黒いやら、加速が鈍い
やら、燃費が悪いやら、電子制御車でないからこそ、敏感に現れ
ます。
整備という面でのお話ですが、(今回はパワーアップを目的にしている
のではない)メンテナンスしてあげれば本来の持つべき力を発揮
できるのではないでしょうか。
今回の交換パーツは、
ディストリビューターキャップ、ディストリビューターローター、
プラグコード、プラグ、この4点です。

ローター(コイルから発生した電圧を4気筒のコードへ分配する物)

キャップ(ここにプラグコードが接続され、各気筒へ電圧が送られる)

ディストリビューター(分配という意味)中に新品ローターが写ってる

プラグコード(一機に電圧をおくる為、約10KΩ位の抵抗の線である)
一つづつご説明したいのですが、かなり長々した文になるため、やめ
ときます。

こんな感じになります(コードはこの後まとめる)
いやいやぱっちり点火することで、燃費やレスポンスは、
改善したでしょう。また、エンジンはバランスなので、
点火だけを良くしても実際100%の力は出し切れないでしょう。
整備士の鉄則 良い混合気 良い圧縮 良い火花
このエンジンによる三種の神器がすべて整った上でより良い
効率が生まれるのでありますなぁ〜。
本日は以上で御座います。
本日の名言
気は長く 心は丸く
腹は立てず 己は小さく 人は大きく

ものすごい〜の一言。こんな大人になってみたい!ウェルは心底思います。
なかなか真似はできませんが、こういう事がなっている人は本当に
すばらしいですな。昨今、野蛮な事件が多いですが、大人たちがしっかり
していないから、子供たちがおかしくなるのではないのでしょうか。
頑張れ大人。負けるな大人。時代に飲み込まれるな大人!!

パオのショックアブソーバー交換の巻(後編)

はちにんこ ウェルです!
今日は大阪は天気が良いです。一月真冬って時期なのに
こんなに暖かいなんて地球はいつまでもつのやら。
温暖化対策を皆様で協力していかなければいけませんね!
さて本日は昨日に引き続きショックアブソーバーの交換
リヤ編です。

リヤは室内にアッパーの取り付け部がある。
ちょうどトランクを開けていただき左右の内張りの円柱形の出っ張り
がそれである。
この円柱のパーツをくるっとひねるとぽこっと取れて取り付けの
ナットが出てくるのである。

コレが取り付けナットの位地!
このナットを外すには専用工具かバイスという挟む工具があれば
作業可能であるが、無ければ取り外す事は不可能である。
次に下側を取り外します。17mmのボルトナットで締まって
います。

取り外したところの写真!ここの一点で留まっているのみ。
案外簡単なつくりというより、ほとんどの車はこんな感じで御座い
ますな〜。
取り外しが完了すると、リヤはスプリングを抜きかえるだけなので
するっと完了!スプリングコンプレッサーなど不要です。
組み付け時の注意事項は前編でもお話したように、
標準荷重状態でロアーの締め付けを行う事!

ここは車両に荷重がかかった状態で締め付けないといけません!!

はい!できあがり。
どうですか。簡単そうですが、必要な工具が無ければ出来ませんが
時間をかけてやってみるのも面白いとは思いますが、
ウェルは責任とれませんよ〜!
前後取替えて試乗いたしましたが、かなり引き締まった足回り
になりビックリ致します。
足回りがふあふあするなど、お悩みの方はどうぞご相談
くださいね!
ではまた明日お目にかかりましょう。
さいなら さいなら 
さいなら。
淀川長治チックで終わります。
本日の名言
夢は見るもので
希望はかなえるものである

ははぁ〜そうですかそうですか〜と言いたくなります。
それぐらい大きな夢を見ろと言う事でもありますなぁ〜。
夢が現実にっていうやつは小さい夢にしか過ぎないのかも
知れません。初夢のまだな方はめちゃんこでかい夢を
ウェルと共に見ましょう!!

謹賀新年パオのモンローショック交換の巻(前編)

新年 明けまして おめでとう 御座います。
スピードウェルは今年も皆様と一緒に頑張りたいと思います。
どもどもウェルです〜。
ウェルは今日からお仕事で御座いますが、少し出遅れた感があり、
おちおち頑張って参りましょう!
さて、今回はショックアブソーバーの交換を要点をご紹介
致しましょう。
まずショックアブソーバーはなんぞやと言いますと、
自動車のいわゆる足ですな〜。でこぼこ道やコーナーリング
の車の挙動を安定させるように制御している物で御座います。
なので単体でなくスプリングと対になって作用致します。

今回交換されるパーツ!左2本がフロント用、右2本がリヤ用!
今回は交換に際しての要点を取り上げます。
まずフロントはボンネットを開けアッパーに2個のナット
タイヤハウスから2本のボルトで止まっています。

アッパーのナットが見える。締め付け時もトルクをかけすぎるとちぎれる!

アッパーの受け部分はプレート状のベアリングになっている。
↑写真のプレートがへたると、ハンドルを切る際に変な音がなります。
もし聞き覚えのある方はこのパーツを交換すれば治ります!!
またグリスアップをすれば治まる時もあります。

フロントのショックが底衝きするのを防止するためのバンプストップです
↑このパーツはほとんどぼろぼろになっているので全車交換ですな!

スプリングをショックに組み付ける際特殊なグリスを皿に塗る!!
このグリスは銅がまじっており、初期のなじみをよくしてくれます。
スレッドコンパウンドとも呼ばれており、ブレーキなどにも使われる
グリスで御座います。ホームセンターなどで販売しているのかは定か
では無いが、かなり重宝するグリスで御座います。
とにかくなじむのが良いところ!!

取り付け完了!!
ここで最後にタイヤを付け車両を動かしなじませた後、
いったんロアーアームのボルトを緩めてください!!
新品のショックのおかげで車高が若干あがりますので、
ロアーアームのボルトを緩めタイヤを地面につけた
状態にし、ボルトを締めなおすという作業を行います。
この作業を標準荷重状態に調整すると言います。
これはアーム部に元の位置にロアーアームが戻ろうとする
加工が施されておりショックやスプリングを交換した際
必ず行わなければいけません。
この調整を行わないと、ロアーアームブッシュが
日ごろねじれた状態になるのでかなりよろしくありません!
本日の要点!
アッパーのベアリング部のグリスアップ!
ショックとスプリングをなじませるグリスアップ!
バンプストップラバーは交換!
アッパーのナット、ロアーのナットの締め付けトルクは正確に!
最後に標準荷重状態の調整はきっちり致しましょう!!
本日の名言
他人に勝つより 自分に勝て
これは柔道家、嘉納治五郎先生の有名なお言葉で御座います。
お正月、めでたく年も明け、新年早々皆様でこの言葉を
実践してみてはいかがでしょうか!
はあ〜朝は眠いし、体は動かんし、なんてのは何にも
打ち勝つことはできませんね!さあ今年一年張り切って
頑張りましょう!

パオのドライブシャフトブーツ交換の巻

どうも こにゃにゃちは ウェルです
いやはや今年度も残すところあとわずかで御座います。
大掃除が大変な時期ですね!
今日はパオのドライブシャフトブーツの交換のお勉強を
致しましょう。
まずドライブシャフトとは何かと申しますと前回
はラシーンで取り上げましたが復習と言う事で、
エンジンの回転をタイヤに伝えるシャフトの事でございます。
このシャフトの先にはユニバーサルジョイントと言う物があり、
ハンドルを右に切っても左に切っても動力をタイヤに伝える
構造になっております。

ハンドルをめ〜いっぱい右に切った様子。ブーツが破れている。
このユニバーサルジョイントのブーツの事を、ドライブシャフトブーツ
と呼んでおります。
ブーツのなかにはモリブデングリースがこてこてに入っており、
ブーツが破れると、あたりにグリースを撒き散らし、挙句の果てに
ユニバーサルジョイント部がグリース切れを起こし焼けてしまいます。
いったん焼けてし合うとガタが生じ、走行中
(ハンドルを切ったとき)にパキパキ音が鳴るでしょう。
音が鳴ればもうユニバーサルジョイントは交換の運命。

ブーツを外すとこんな感じ!まだグリースが残っておりました。セーフ!
この頃は分割式のブーツが販売されておりますので、タイヤやハブ、など
からドライブシャフトを抜かなくても作業できるようになりましたが
一昔前までは、ドライブシャフトを外して作業しておりました。

右、破れたブーツ。左、新品の分割ブーツ。

組み付け前にモリブデンをぬりぬり。てんこ盛り!
基本的に左タイヤのブーツが破けやすいです。なぜかと言いますと
特に幹線道路上をご覧いただければヒントが隠されております。
ききたいですか!
本当に聞きたいですか!
ではお教え致しましょう。
道路左側には、マンホールや側道からのわだちなどが多いからです。
右側にくらべたら桁違いにマンホールが多いです。
でこぼこの道が左側に多いということでそれだけ左のサスが
上下して、鉄で言う疲労骨折みたいなものですな。
なので左がへたりやすいのでしょう。また、コレだけは避けた
ほうが良いということをお教え致しましょう。
駐車している時にハンドルをきっちりニュートラルに
戻さない人。絶対にブーツ傷めます。
これはミニ乗りの方はよく聞く話ですが国産車でコレを心配
している方はほとんどいないのかな!
駐車時はハンドルをニュートラルに戻しましょうね!

仕上がりました。
大体6年ぐらいの寿命かなと思いますが、乗り方によったり
車種によりまちまちでございますな〜。
車をいたわる。ただ移動の手段としてではなく、相棒として。
皆様はどのような乗り方をされているでしょうか。
本日は以上!
今日の名言
遅くなっても 全然行かないよりはマシである
そうそう、もうわかる。結局いかんかった後悔するねん次の朝に。
っておもった人。ウェルと同じじゃないですか。
結局遅刻して、その場に少しの時間しか居れなくても、
行かんより良いんですよ〜。ってなはなしで御座います。
ではではまた明日お会い致しましょう。

パオのボールジョイントブーツ交換の巻

皆様 どうもウェルです!
おお〜クリスマス近づいてきましたね!
ドキドキされている方々、老いも若きも青春ですな!
さてさて、ウェルはそれ以上に整備に明け暮れております。
今回はパオの足回りの中で、ボールジョイントのブーツ交換を
ご紹介致しましょう。
まずボールジョイントってどこ〜ってな感じなのでご説明
致します。
足回りは走行中常にいろんな角度に動いております。
人間で言う関節ですな。その関節部分はグリスが封入され
ホコリが入らないように密閉されております。
今回はハブとタイロッドエンドの付け根のボールジョイント
のブーツが破れており、このままほっておくと、ガタが出ますので
ブーツを交換致しましょう。

わかるかな!左からアームが伸びてハブのナックルアームに連結
↑写真、左から中央へ出ているアームがタイロッドエンドと言いまして
ハンドルを動かすとこのアームが右へ左へ動く事により、タイヤ
の方向を変えております。

これだったらわかるでしょう。外れてる部分がタイロッドエンド
↑タイロッドエンド部はボールジョイントになっており、
このブーツは劣化で破れている車が多いです。
あとボールジョイントの部分は、ロアーアームとナックルの付け根
です。ナックルって何。今日は専門用語がバンバンでてきて
わけわかめです。
ナックルとはハブを支えている要するに台座みたいなものですな。
今回の写真で言いますと、まずナックルがありその手前にハブ
があり、ナックルにブレーキが取り付けてある(今は外してある)
また難しいから紹介致します。

ボールジョイントのブーツを剥がした様子。
この中にグリスが封入されています。

新しいブーツを片手に記念撮影!
まあこちょこちょマイナーな整備をしていくと、徐々に車が良くなって
きます。
こんなとこ、修理必要?ってな所もありますが、そこは見逃さず
やっていきたいものです。
本日はこれまで〜。
今日の名言
今今と 今という間に今ぞ無く 
今という間に 今ぞ過ぎゆく
今です。そう今。今と過去、未来は紙一重で御座います。
そう考えるとものすごい速さで今が過去になって行きます。
地球上24時間で考えると地球は時速1600Kmで未来へ進んでいます。
うぉーって叫びたくなります。
皆様もウェルと一緒に叫びましょう。
うぉー

パオのオイル漏れを止める巻

朝から大阪は雨で御座います。
ども〜 ウェルです。
本日も雨にも負けず風にも負けず張り切って参りましょう〜!
今日はパオのオイル漏れの研究で御座います。
すでに前回にパオのオイル漏れの特集を致しましたが
さらに解かりやすく写真をアップいたしましょう。
まずなぜオイル漏れが起こるかと言いますと、エンジンの
各ゴム部品が劣化しまして弾力がなくカチコチになりに
そのカチコチになった所からオイルが漏れてくるのであります。
特に中古車であれば購入の際気になるところではありますが、
自然に治るものでは御座いませんのでご注意を!

ミッション側のオイルシールの場所!
上の写真はゴムを外すところです。これを交換してやるのですが
組み付けの際はプラス、ガスケットボンドも塗ります。
もし新車時にここにボンドが塗られていればまだ
まっしやったのに〜なんて独り言ですが。

これがフロント側のオイルシールの場所で御座います!

このエンジンは綺麗!真ん中に2,3番のピストンが見える
上の写真で解かる事は、きっちり今までオイル交換してきた
車だと言う事です。
もしオイル交換を豆にしないのであればまっちゃっちゃ
にスラッジが付きへどのようなものまで付着いたしております。
組み付けを完了させまして、ガスケットボンドが固まる
のを待ち、固まり次第オイルを入れ試乗に参りましたが
やはりすこぶる調子の良いエンジンで御座いました。
またオイルの管理にはみなみな様気になされているとは
思いますが、パオにとってものすごい良いオイルを入れる
より、パオに合ったグレードのエンジンオイルを小まめに
交換するほうが得策だと思います。
エンジンオイルの詳しい話はまた後日致しましょう。
ではでは
本日は以上で御座います。
本日の名言
今日という日は、残りの人生の最初の一日である
うわ〜今日も熱い言葉やわ。
皆様今日という日を振り返りどうお過ごしでしょうか?
ウェルは日々整備に明け暮れてはおりますが、
毎日、毎日大切に生きているかは疑問で御座います。
明日からがんばろ〜と、なんちゃって
毎日思っている気がします。