速報!Be-1&PAOチーフデザイナー古場田良郎氏の世界の巻

どんもす~。ウエルです。
さて本日は昨日まで石川県九谷焼美術館で催された
古場田良郎氏がデザインを手がける
『The Japanese Watch』の展示会の速報だ。
色絵・蒔絵が織り成す小宇宙。
身につける日本の美術工芸品。
九谷焼腕時計。蒔絵時計。
簡単には言い表わせないが、
美術工芸品の新しい可能性をデザインされているのである。

Be-1・PAOチーフデザイナーの古場田良郎氏は
日産を退社後、古場田デザインスタジオを設立。
現在は、さらに多方面でご活躍さている。

これは秘蔵。
後日全てがあきらかになる。
まだまだ、Be-1・PAOやFIGAROについて知ると
さらに魅力がますコトがある。
そのお話は乞うご期待だ。
今日はコレまで~。
本日の名言
最高で金 最低でも金
by谷亮子
さすがヤワラちゃん。
かの民主党議員 レンホウ氏が 
日本のスーパーコンピューターはなぜ1番じゃないとだめなんですか?
などと野暮な質問をしていたのは最近の話。
残念な発言ですなぁ。
最高でも金 最低でも金
それが日本という国なのである。

お宝画像満載!!PART2 Be-1は本当に凄いの巻!

どんもす~。ウェルです!
さて、一昨日のBe-1のブログの続きであるが、
今回も本当にもうお目見えさせる日は来るのか、
来ないのか?というぐらいのお宝ゆえ
パソコンを眺めすぎてモニターに穴が開かない様
注意が必要だ。
Be-1のカタログ
Be-1のカタログであるが、これが実はクルマのカタログではなかった。
それでは何のカタログなのかと申せば、
Be-1の関連の商品のカタログなのだという。
しかし、関連商品のっていってもこんなに手の込んである
カタログはそうそうないだろう。
それがBe-1の凄いところなのである。
Be-1のカタログ
なにやら色々な商品がデザインと共に掲載されているのだが、
さらにさらにご覧頂こう。
Be-1のカタログ
Be-1チョコ。
おおい~、チョコレートまでBe-1だった。
これ食べたぞ!!っと記憶を辿られた方もおられるはず。
Be-1のカタログ
Be-1の缶が写っているが、これはBe-1のジュースやお茶だ。
飲料水までBe-1だった。
これ飲んだぞ!!っと思い出された方も多いはず。
Be-1のカタログ
これはなんだろう。
皆、当ててくだされ。
ということで、まだまだ紹介出来ないぐらいのモノがあるゆえ
これぐらいに留めておくが、Be-1という存在を様々な企業の
持っているモノに当てはめて
一種のブランドビジネスとして商品が送り出されたようだ。
1987年のBe-1発売当時、熱狂的なファンでなくても
Be-1というブランド自体、人気を博したのであった。
『その当時の人気ぷりの事をBe-1現象と言う』
さて、皆様勉強になったであろうか。
こうしてBe-1からPAOに引き継がれそれがさらに
FIGAROと移り、時代を経てラシーンが送り出されたのである。
(ラシーンはパイクカーではないが今のクルマと比べてると尖がっている)
Be-1のウーロン茶
Be-1ウーロン茶とオレンジジュース。『古場田氏所蔵』
もちろん中身は入っていない。
そしてお次は、先ほどのクイズの答えをご覧頂こう。
Be-1アイスだ。
なんとBe-1アイスクリームであった!!
もちろん中身は入っていないが、味もまた
パンプキン(かぼちゃ)とブラックチョコレートだった。
凄い。Be-1は凄すぎる。
Be-1がなんとアイスクリームになるとは誰も思っていないだろう。
これぐらい、Be-1現象というものは凄かったのだ。
さらに、これはまた後日ご紹介するが、
古場田氏含めデザイナー方々が雑誌のフライデーにも
2,3度掲載されたというからBe-1だけでなく、
デザイナー陣も人気があった。
ちなみにウェルが今欲しいのはこれ。
Be-1マグカップ
朝のお目覚めと共にBe-1のマグカップでブラックを、と
言ったところ。
こういう日用品雑貨や文房具までBe-1ブランドで
発売されていたから驚きだ。
と言う事で、小出しにするが
まだまだ、Be-1は奥が深いので御座った。
PAO,FIGARO,RASHEENにお乗りの方々も、
これからオーナーとなられる方々も、まずは
Be-1を勉強してから乗るコトをオススメする。
なぜなら、このクルマのデザインの謎(生い立ち)を知れば
さらにその他のパイクカーの存在が面白いものとなるからだ。
今日はコレまで~。
本日の名言
努力に勝る力なし
と言う事で、いろんな力は御座いますが、
努力に勝る力はなかなか存在せぬもの。
さて、皆様は何かに努力していますでしょうか?

お宝画像満載!Be-1は凄いの巻!!

どんもす~。ウェルです!
さて本日はまたまた、お宝画像が満載なのだが
1987年に限定1万台発売されたBe-1の記憶を辿ることになった。
それではまずお宝画像はなぜ今回お披露目となった理由からご説明致そう。
2009年11月1日、スピードウェル社が5ZIGENと本気になって共同で
開発をおこなったウェルリプレイスメントマフラーが、
なんとBe-1、PAOチーフデザイナー古場田氏のおクルマに
取付けして頂ける事となり、またまたデザインスタジオまで
お邪魔する事になったのである。
ウェルリプレイスメントマフラー
コダワリのテールパイプ。通称『外カール』
馬力やトルク、燃費、耐久性全てにおいて純正品を上回ら無ければ開発は中止。
とそこまで追い込みデザインや機能性にもこだわり製作した名器である。
ウェルリプレイスメントマフラー
このテールパイプの長さが、実はBe-1とPAOとではおおよそ30mmほど
変るのをウェルはあやまって製作してしまった。
と言う事で作り直して登場する。
左がBe-1、右がPAO
左がBe-1で右がPAO。
純正ではおおよそ30mmの長さが異なるが、ウェルリプレイスメントは
そのサイレンサーの大きさとバランスを取るために
おおよそ20mmの差にとどまる。
遂にBe-1に装着された。
遂にチーフデザイナー古場田氏のBe-1に装着された。
遂に遂にBe-1に装着された。
出口からひょっこり可愛らしく出っ張ったテールエンドがたまらないだろう。
ウェル的にはこれ以上無い誉れとありがたい気持ちでいっぱいだが、
詳しくは古場田氏のミニカーとデザインのブログ
PIKEなMINICARもご覧頂きたい。
と言う事で、マフラーの取付けを行った後に、
古場田氏とパイクカー談義がはずみ
お宝を多数拝見させて頂いた所から今日のお話は始まる。
グッドデザイン賞受賞
なんとBe-1はグッドデザイン賞を受賞していた。
古場田氏に伺うと、まあこんな賞にださなくても、、
とおっしゃられつつも凄い事には間違いない。
最近では豊田の小さいのがグッドデザイン賞を受賞しているが、
あれはどうなの?と思えるが、Be-1ならうなずける。
当時限定1万台と言う事で、抽選に漏れた方々は涙をのんで
あきらめた。そういう経歴があるのだから。
そして、中古車市場ではプレミアムが付き、新車価格以上で
売買された。
日本でプレミアムが付いた車は、
NSX、GT-R、そしてBe-1だった。
と他と比べても面白いのである。
お宝だ。
さて、これは当時のBe-1ポスターだ。
ディーラーのショールームなどに貼り付けられたりしたモノである。
しかし、こういうお宝を古場田氏がちゃんと保管されているのが
ウェルも本当にうれしいし、ファンの方々もうれしいであろう。
ということで、今日はココまで。
残りはまた明日に乞うご期待!!
本日の名言
人は前を見ているつもりで
実はバックミラーを見ているのである

byマクルーハン
ははぁ~。
なんか解かるような気がする~。
それでは、もうバックミラーを外しちゃいましょう。

長編 日産Be-1 サイドステップを板金するの巻

どんもす~。ウェルです!
本日ハ日産Be-1ノ横車体足掛ヲ板金セリ(昭和初期風)という事で
サイドステップをぶつけちゃったBe-1の復活劇をご覧頂くコトに致そう。
Be-1 パンプキンイエローだ
まずはサイドステップとはどの辺りか、解からない方にもっとアップで
ご覧頂こう。
サイドステップだ
そう、ドア下のこの部分がサイドステップ『サイドシル』だ。
今回は、結構ごぼっとへこんでしまっているから、
フロアパネルにまで歪が生じているかどうか心配だ。
以前にBe-1デザイナー古場田良郎氏からBe-1のお話をお聞きした折
Be-1のサイドステップは2重構造で、けっこう頑丈だという。
サイドステップ
こんなにも凹んでいるのだから、フロアパンが心配だ。
どのような二重構造かはウェルも図面を見たことはなかったので
想像だけでお話をお伺いしていたのだが、こんなにすんごいとは。
それでは本邦初公開、Be-1のサイドステップの中身をご覧頂こう。
サイドステップ切開
超ーすげー。(北島風)
普通のクルマであれば、外のアウターシルパネルは無い。
なぜこんなに強固に製作されたのか、100年乗っても大丈夫。
そういうところからか、この構造を見る限りただならぬ
車の造りこみようであるのは必定。
非常にボディー剛性の高いクルマと言えよう。
もっと近くでご覧頂こう。
サイドステップ切開
ステップ上下の光っている点はスポット溶接がなされた後だ。
スポットの数もかなり多いような気がする。
現代の車にはこれほどこだわったボディーがどこに存在すると言えよう。
実にBe-1はクルマとして逸品であることには間違いなさそうだ。
しかし、Be-1はクルマとクルマを比べるコトではなく
日曜品や雑貨、家電製品、アイスクリームやメリーゴーランド。
クルマ以外のものと比べられたというから面白い。
サイドステップ横から
サイドステップの横から撮影。
ほうら、凄いだろう。
いくら2重構造を採用していたからと言って、
こういう形で2重構造であったとは、驚く限りである。
アウターシルは、ラリーにも耐えるぐらいの骨太な骨格に。
Be-1がますます欲しくなる。
今Be-1に乗っている方にとっては
Be-1の素晴らしさを再確認たでコトであろう。
サイドステップだ
インナー側をアウターシルと呼び、アウター側をカバーシルと呼ぶ。
しかし、錆もなく20年という歳月は本当に経ったのだろうか。
中からは高田工場のかほりがしてきた。
ドアを閉めた様子
ボディーのゆがみを無くすため、サイドステップの切開部分
下からジャッキで固定される。
適当に板金してボディーがねじれたまんまで無い事が
確認できるであろう。
ドア下とサイドステップのあわせ面がずれると
ドアとサイドステップがごっちんこするため
ミリ単位での調整が必要だ。
まさにコダワリの板金。
新品パネル
右がカバーシルで左がアウターシルパネルだ。
まだ新品パーツで日産から出るというのだから、
これまたビックリである。
20年が過ぎ、さらに修理し乗り続ける。
これほどエコなモノは無い。
だれがプリウスに乗り換えて、廃車にだすものか。
国策がどれほどエコなのか。
エコではなくただの景気回復措置であろう。
そして、10年後プリウスに乗った人たちは
バッテリーの交換を余儀なくされ、いらぬ費用がどんどんかかり
なんとも残念な結末になるのであろう。
話は反れたが、本題に参ろう。
今回、サイドステップをすべて丸腰交換する事は避けたのである。
なぜならば、シルがリヤクォーターパネルの下じきになり、
クォーターパネルまで取り外すと、本来のボディー自体が
台無しになってしまうからだ。
余計な溶接も増え、錆びる危険を増やしさらにいらぬ熱を加える
ことにより歪さえ生じかねない。
クォーターとカバーシル
クォターとカバーシルの合わせ面だ。
この部分がとてつもなく難解でありそうだ。
カバーシルの山折面
カバーシルとクォターパネルの合わせ面だが、
ボディー内側に山折になっているため、構造的に
サイドステップが先に組み込まれ、その上から
クォターパネルが乗っかっているのか、もしくは
カバーシルとクォーターが共に溶接されているのであろうと推測する。
この部分を切り取り、溶接で埋めるコトも可能だが、
熱が入るゆえ、その工法であれば、必ず裏から錆びて来るであろう。
色々と悩んだ末に、悪い部分をカットして
新しいパネルをその大きさに切りあてがう方法を今回は
採用する。
サイドステップはまっすぐ切り取られる
力の逃げ具合も想定し、アウターシルパネルの切る位置から
カバーシルの切る位置を約10cmほどオフセットし、
おなじ位置に力がかからないようにしたのである。
熟練のクラフツマンの知恵が生かされた瞬間がココに。
板金終了
必要なシル部を切り取り車両側に防錆剤を塗り
溶接をして、板金が完了したのである。
そして、塗装となるが吹付け風景はゴミが入るためにカット!!
塗装完了!
遂に塗装が完了した。
どうだ、大きく凹んでいたようには思いますまい。
立て付けも大丈夫
そう、1mmの狂いでもドアを閉めてしまえば、チリで
解かる。
元々5mmとかそのような次元であるが為、寸分の狂いが
ドアとサイドシルとの接触につながるのである。
板金したとはおもえないだろう
ほらまっすぐだ。
当たり前の仕上がりだが、修理するとこちらもうれしくなる。
終了!!
スピードウェル社では、これからも末永くお乗り頂ける様
車両にとってどういう修理方法が一番良いか、検討し
これからもコダワリを持って製作する。
今日はコレまで~。
本日の名言
不況は贅肉を落とす注射である
by 松下幸之助
さすが経営の神様。言う事が違います。
しかし、誤った捉え方をした、現在の企業は良い物を作るという
本質を忘れ、どんどんコストを削減しているとか。
今の新車を見れば一目瞭然。
負の連鎖はとめるコトは出来ません。