〇パイクカーのお宝の数々の一部をご紹介の巻〇

どんもす=。ウェルです。

さて皆様、本日はパイクカーのお宝中のお宝、当時有ったグッズや

資料など、特にBe-1に焦点をあててご覧頂くコトに致そう。

パイクカーのお宝の数々

パイクカーのお宝群  パイクカーデザイナー 古場田良郎氏 蔵

いきなり凄い数のお宝群が目の前に出てきた訳だが、

これはほんの1%ぐらいのものだろうと推測する。

Be-1の製作記念品からはじまり、ステーショナリー『文房具』

さらにはサングラスやスイッチ類、それぞれに当時のかほりが

未だにたたずんでいるようだ。

そもそもBe-1は1987年にデビューを飾ったのだから、もう24年前のモノである。

パイクカーのお宝グッズの数々

サングラスはPAOSIDE

PAOSIDEはパオのグッズなどのブランドのこと。

東京の勝どきにパイクファクトリーというお店が出展され

パオとエスカルゴが展示、内部にはレストランやDJブースが

展開されていた。

フィガロチョコレート

FIGAROのチョコレート

なんと、フィガロにはチョコレートがあった。

もちろんこれは販売されていたものではなく、フィガロが

お披露目時に配られたもののようだ。

それにしても、空き箱でさえ値打ちがある。

Be-1のステーショナリー

三菱鉛筆株式会社が展開したBe-1のステーショナリー

当時Be-1現象というカルチャーまで生み出したモノの一つに

この文房具が存在する。

文房具だけでこのカタログを製作するなど、現在ではありえまい。

それほど熱狂的であったようだ。

Be-1のステーショナリーはBe-1色をしたモノだらけで、

Be-1のカタチをしているというわけではないようだ。

Be-1のステーショナリー2

Be-1のステーショナリー

驚くは押しピンでさえBe-1。

とにかくBe-1というネームが入れば売れる。

ここでは関係は無いが、Be-1旅行などもあったようだ。

Be-1のステーショナリー3

Be-1のステーショナリー

ホッチキスやボールペン、さらには筆箱まで

すべてがBe-1。ウェルはそのころ小学生だっだが

もしかしたら使っていたかもしれない。

Be-1の筆箱もそのままの姿で現存する

Be-1の筆箱

これはまさにお宝中のお宝。

Be-1というクルマを探すよりこの筆箱を探すほうが

難易度が高いだろう。

幻のBe-1 プレスリリース用資料 当時モノ

幻のBe-1プレスリリース用資料 スピードウェル 蔵

こちらはBe-1がお披露目時にプレス関係者に配られた

資料である。この度、Be-1デザイナー古場田良郎氏より

頂戴賜りしモノ。折り目がついてなく、非常に貴重。

Be-1プレスリリース用資料 

Be-1プレスリリース用資料

内容を抜粋

Be-1の由来

開発記号B1をBe動詞化したもので、この車の持つ

可能性を象徴している。

『ご存知のように、Be-1は昭和60年、第26回東京

モーターショーに(ここちよさ優先のナチュラルカー)を

テーマに出品されました。

Be-1の出品は、ハイテク全盛の現代において、お気に入り

のジャケットをさり気なく着こなすように、肩の力を抜いて気楽に

つきあえる車があっても良いのではないかという私達の一つの提案

でした。

幸いにも私達の想像をはるかに超える反響をいただき、私達は、

(お客様に実際に乗っていただき、Be-1の持つ世界を味わって

いただきたい)と思ったのです。

そして、この思いを胸に、ショーモデルをできるだけ忠実に再現

し、市販化することによって、再び私達の提案をお客様に問いかけ

るための一年余りの月日が流れ、本日の発表・発売に至ったのです。』

と冒頭より始まるわけだが、スピードウェルではこうした資料や

貴重な品々を社内で展示、掲載をしてゆく準備を進めている。

当時の色々なグッズや、またその時代にあったコトを記録として

残す為、また昨日の出来事だったように思い返すコトが出来るよう

今後も追求し、当時の思いをこれから未来に正しく発信してゆきたい。

今日はコレまで~。

本日の名言

人間は働きすぎてだめになるより、

休みすぎてサビ付き、だめになる方がずっと多い。

byカーネル・サンダース

まあ、今の日本はそんなような気がします。

こんなことを申すのもなんでしょうが、週休2日がある限り

日本の国力はあがらんでしょうなぁ。

また、学生に週休2日はいりません。

ゆとり教育の失敗が物語っております。

〇日産Be-1 キャンバストップを張り替えるの巻〇

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、本日は日産の名車、Be-1の幌

(キャンバストップ)張替えをご覧頂くコトに致そう。

日産 Be-1  オニオンホワイト 1987年式 

1987年1月、パンプキンイエロー、ハイドレインジアブルー、

トマトレッド、オニオンホワイトの4色のラインナップにより

限定10,000台という設定で販売が開始。

当時はBe-1現象なる用語まで生まれるという大ヒット

いや、大ホームランを打った素晴らしいデザインのクルマである。

そのBe-1も発売よりすでに24年が経過したコトにより

キャンバストップの張替えがとうとう必要になってしまった。

※Be-1チーフデザイナーは古場田 良郎氏である。

謹製ウェル帆布 インディゴブルー キャンバストップ

今回は純正カラーでの張替えではなく、オーナーの好みのカラー

(インディゴブルー)色に変更が加えられた。

外装のオニオンホワイトには綺麗に決まっている。

※キャンバスカラーは クラウドグレイ(灰)、モカブラウン(茶)、フェスタブラウン(薄茶)
ルージュレッド(赤)、インディゴブルー(紺)合計6色がご用意。

Be-1の天井裏を撮影

Be-1は後に販売されるPAOとほぼ同じ幌の造り(構造)である。

天井裏は上部のキャンバストップの骨組みにセットされ

キャンバスの開閉と同時に吊られて動く仕組みだ。

天井にはRが付いており全閉状態ではフィットする

このキャンバストップの仕組みはフォードのフェスティバの

キャンバストップの仕組みと同じだと言う事は

だれかご存知だっただろうか。

そして当時の最新技術がココには存在していたと言う。

キャンバストップ開閉スイッチは電動

後のPAOはインストルメントパネル右側に装着されたが、

Be-1は天井裏、ルームミラー右横にスイッチが存在する。

このスイッチだが、動く方向へ矢印が刻印されているという

なんともわかりやすく味のあるプロダクトだ。

キャンバストップをご開帳

実はBe-1もPAOも電動でキャンバストップが開くというコトを

オーナー以外は知る方は少ない。

もちろん、オーナーとなる前にはそのような情報はあまり得られず

購入してから電動であると言う事に気付くようだ。

キャンバストップの開閉以外の動作部品はすべて手動であるコトから

やはり電動は最新技術であったと言うコトが伺える。

と言う事で、本日はBe-1のキャンバストップ張替えをご覧頂いた。

現在スピードウェルではトップを分解して頂ければ張替えして

配送するという方法での修理も行っているので、

困られた方はご相談頂きたい。

今日はコレまで~。

本日の名言

毎日毎日が 奇蹟である

by太宰治

そう、生きているコトこそ奇蹟でありますなぁ。

人間毎日寝るコトは死んでいるのと同じ。

新しい朝から奇蹟が始まります。

●祝トミカリミテッドヴィンテージ Be-1発売の巻●

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、WTVによる『Be-1のお宝映像』は

ご覧頂けましたでしょうか?

Be-1を知らずしてパイクカーは語れないということで

本日もBe-1の話題である。

トミカリミテッドヴィンテージ Be-1

トミカリミテッドヴィンテージNEO 古場田良郎氏 蔵

1/64スケール Be-1 価格は1365円(税込み)

遂にトミカによりBe-1の赤と白が5月に発売を開始し

とうとう全色が販売されるコトとなった。

Be-1の発売は1987年のコト。

知る人もいれば、まったく知らない方の為に、

Be-1は時代を震撼させたクルマだったというコトを知ってもらいたい

ということで、ものすんごくたまらないお宝紙面をご覧あれ。

1987年5月1日 日刊自動車新聞

天井知らずのBe-1人気 (1987年5月1日 日刊自動車新聞)

AA(オートオークション)で300万円の高値。

紙面記事
Be-1のオークションの人気は天井知らず。

このほど愛知県東海市で開かれたUSSナゴヤオートオークション

に出品されたBe-1に、ついに三百万円の高値がついた。

新車販売価格は百万円台のこのBe-1。

販売は一万台の限定。しかもこれから生産するクルマもすでに買い手が

着いているとあって、新車の購入予約にもれた人からみれば

まさにのどから手がでるシロモノ。

これを反映してか、中古車オークションに早くも出品される

Be-1は高値に高値を呼ぶ状況だ。

業者筋が一方的に値をつり上げているといわれるなか、

『三百五十万円までは固い』との見方もあり

オークションの華となっている。

それは1987年5月1日の事であった。

今日はコレまで~。

本日の名言

自分が「できる」と思っている間は可能性がある。

by谷川浩司

間違いありません。所詮この世にあるものは自然以外は

人間が作ったモノ。可能性はあるとおもいまう。

●Be-1デザインのイロハとデザイナー古場田良郎氏の世界の巻●

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、本日はBe-1のデザインのイロハ(豆知識)と

Be-1、PAOチーフデザイナー古場田良郎氏の

現在のご活躍の前編である。

『非常に特殊な時代に隙間をぬって出てきた

奇跡的なプロジェクトだった』

Be-1がパイクカーと呼ばれるクルマの祖であるコトは

現在パイクカーのオーナーである方でさえご存知でないかも

知れないゆえ、まずはウェルマガジンをご拝読頂きたい。

さて、今回のBe-1のデザインのイロハ(豆知識)だが、

今回はテールランプ周辺のデザインをご説明致そう。

Be-1

古場田氏とBe-1。

奇蹟的なプロジェクトであり、車両の完成まで1年ほどしか

無い中での開発。色々な苦労の連続とさらには時間とのたたかい。

今回は25年前の面白いお話を古場田氏より頂いた。

Be-1 テールランプ

Be-1のテールランプ

このテールランプだが、裏側よりアッセンブリーで装着する

という非常に手の込んだプロセス&プロダクトが施されており、

(こういう手の込んだ造りによりBe-1の良さがにじみ出ている)

このテールランプは形状さらにはボディーのサイドエッジラインまで

一つのパーツの大きさにより全てが決まっているのだという。

Be-1 反射板

Be-1のテールランプ反射板

実はこの反射板(くぼんだ所)はIKI製パーツ。

形状を見ると上部の角にはRがつけられているが、下部は

直角に折れている。

実は元々Be-1のために造られたモノではなく、他車種の流用だった。

それでは、なぜ流用だったのかと申せば、新しいパーツを作った場合

国土交通省の認可を受けるのに歳月がかかり1年という製作のスパンのなかで

新しいパーツを作ってしまうと完成にまで間に合わなかったのだという。

そして、古場田氏はIKIのパーツの中で、一番それに近いパーツを探し出し

一番意図したデザインに使いパーツを使うことによって

販売までに間に合わせたのであった。

そして今日のその時であるが。

この反射板の大きさによりテールランプの大きさが決まり、

さらにはランプとランプ間の隙間が決まり、さらにさらに

サイドに入る水平のエッジラインの位置まで決まったという

非常にまあ大事なパーツであったようだ。

Be-1 サイドエッジライン

サイドエッジラインは丁度テールランプ上とテールランプ中の

隙間中央より前側へ伸びて描かれている。

ということで、Be-1のデザイン豆知識はまたご紹介致そう。

グッドデザイン賞受賞

『グッドデザイン賞』受賞

Be-1、PAO、FIGAROも

グッドデザイン賞を受賞しているのは知る人ぞ知る。

現在は古場田良郎氏は古場田デザインスタジオにて

いろいろなプロダクト、デザインをおこない、

数々の賞を受賞しているという。

今回は古場田氏が現在行われている事業を

スピードウェルで特集させて頂くため、

5月17日に取材を行わせて頂いたコトを少しだけご覧頂こう。

九谷焼 蒔絵 腕時計

加賀九谷焼蒔絵機械式腕時計 

加賀の伝統工芸である九谷焼と山中漆による蒔絵が文字盤に入った

工芸、美術品を持ち歩けるという素晴らしい概念の腕時計だ。

『一品主義』『高品質な手作り』『作家の顔が見えるものづくり』が

強く守られ、力強く独創的で美しい。

伝統工芸が未来のために守り続けるだけでなく、変化し続けていきたい。

そういう伝統工芸の未来を創るという希望が込められている。

今回で第三弾となるのだが、第一弾よりすべて限定での製作であり

熱烈なファンに支えられているのである。

実はウェルもその一人で、古場田氏に九谷焼美術館をご一緒させて

頂いた頃より九谷焼のあじわいにはまっている。

(第二弾は昨日「2011年度 石川ブランド優秀新製品」に認定)

この腕時計(The Japanese Watch)は下記アドレスよりご覧下さい。

http://www.kagacable.ne.jp/~kagakutani/

今回の古場田氏によるデザインは、単なるモノに対するデザインだけではなく、

始まりから終わりまで(事業全体のデザイン)を行われている。

続きはウェルマガジンに以降掲載されるゆえ、楽しみにして頂こう。

なんと、パイクカーの魂のようなものに出会えるかもしれない。

今日はコレまで~。

本日の名言

目を閉じて手でなでまわしたり、

材質の匂いをかいだり、

静かに音を聞いていただくと、

目に見えない、

時を超えていくデザインの価値が伝わるかもしれません。

by古場田良郎

ウェルは古場田氏にお会いするまでは、デザインとは

単なる目に見えるものに対するモノだけだと思っておりました。

今回も色々とお勉強させて頂くにあたり、スピードウェルから

皆様へ、モノに対する価値、日本のものづくりの素晴らしさを

あらためて感じて頂ければと思います。

●三樹書房が出版するエンスーCARガイドに仲間が加わるの巻●

どんもす~。ウェルです。

さて皆様、ゴールデンウィークは終盤、如何お過ごしでしょうか。

本日は三樹書房より出版されたエンスーCARガイドと

日産ラシーンのデザイン開発というRASHEENの本のご紹介である。

これから、Be-1、PAO、FIGARO、RASHEENのオーナーになろうと

されている方々はもちろん、現在オーナーの方もこれらの本を読むコトにより

さらに愛着が沸くコト間違いはなく、是非とも読んでもらいたい。

Be-1 PAO FIGARO エンスーCARガイド

2008年9月25日初版発行 『日産パオ&フィガロ&Be-1』 エンスーCARガイド

チーフデザイナー古場田良郎氏のインタビューと高田工業の製作が

つづられており、Be-1の奇蹟からFIGROまでのパイクカーのデザイン性能を

読み取れる唯一の出版物。

プロトタイプ(試作車)のスケッチ(古場田良郎氏 画)

などは非常に見所である。

PAO初期イメージスケッチ (古場田良郎氏 画)

『クルマを消耗品にしたくなかったのです』

と古場田氏のデザイン編がウェル的に非常に好きなところ。

この記事を読むと本来のクルマのコンセプトやキーワードがわかり

魅力がさらに沸いてくる。

『やらされ感ではなく、なんとかしようという気運にみちていました』

と高田工業の設計開発のインタビューは、パイクカーの特殊な製造工程に

奮闘する姿が描かれている。

『定価1900円+税 スピードウェルで販売されている。』

ラシーン エンスーCARガイド

2009年3月10日初版発行 『日産ラシーン』 エンスーCARガイド

こちらはラシーンエクステリアデザイナーの平林俊一氏のインタビューと

高田工業の苦労がつづられている。

『プリミティブだけど古くない』

プリミティブとは原始的という意味だが、だけど古くは無いという

その平林氏の感覚が読み取れるだろう。

日産 ラシーン

RASHEEN プロトタイプスケッチ

平林氏いわく、フロントグリルやヘッドライトの意匠が非常に複雑だった

という、現在ではラシーンの前期モデルのフロントグリルデザインがそれに

当たるわけだが、プロダクト感が湧き出ている。

『定価1900円+税 スピードウェルで販売されている。』

それでは、今回あらたに新発売となったラシーンとプロダクトデザインの本

をご覧頂こう。

日産ラシーンのデザイン開発

『日産ラシーンのデザイン開発』 坂口義英 著

第一章 業界を震撼させた『Be-1』の誕生
第二章 『ラシーン』のコンセプトメイキング
第三章 エクステリア、インテリアモデル製作
第四章 生産展開から市場導入へ
第五章 成果と未来予測

という括りまとめられている。

没になったデザイン

『前例にない開発手法に見るこれからのモノ作り』

パイクカーの開発からラシーンに至るまで

著者の坂口氏の鋭い目線で描かれている。

また最後には坂口氏の情熱とこれからの若い方へのメッセージが込められており

自動車のデザインを目指す方だけでなく、広い意味でのプロダクトデザインを

志す若者達に刺激を受けてもらいたい。とつづられている。

『定価1800円+税 スピードウェルで新発売』

と言う事で、この3冊のコアな書籍は明日スピードウェルの

特設ページで発売を開始するゆえ、是非とも楽しみにして頂こう。

今日はコレまで~。

本日の名言

凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。

風に流されている時ではない。

byウィンストン・チャーチル

スピーカーケーブル(配線)にこだわるの巻

ウェルです。
さて、皆様本日はカーオーディオにおいて
アンプ(オーディオ)からスピーカー間にある配線、
スピーカーケーブル(配線)に焦点を当てこだわってみる。

純正スピーカーケーブルである。
まずスピーカーケーブルとは何ぞやともうせば
オーディオから出た音楽出力信号をスピーカーに伝導するものである。
では、なぜスピーカーケーブルにこだわるのだろうか。
それは、ケーブルの素材や太さなどにより音のリアリティー、
(繊細さ)が変わるからなのであった。

スピーカーケーブル 『BELDEN STUDIOシリーズ。』
ベルデンはワールドスタンダードとして、
現在はプロのレコーディング現場で使用されている。
ココでのこだわりだが、なぜベルデンかともうせば、
スタジオの録音時に使用されている機器などをつなぐケーブルが
ベルデンであるコトに対し(録音の入力側)、
ホームオーディオやカーオーディオ(再生の出力側)に
同じメーカー(組成のあるケーブル)で再生するということは
音質面などのこだわりとして有効であるようだ。

BELDEN STUDIO 708EX
銅色の被覆に白色の文字で刻印されているのをご覧頂けるだろうか。
スピーカーケーブルにも極性は存在し、
文字が入っているほうが(+)文字が入ってないほうが(-)側に
接続すればよい。
またBELDEN STUDIO 708EXの最初のB側がオーディオ側に
最後のX側にスピーカーを接続する。
これらはオーディオにおいて基礎知識であり、別に反対に繋ごうとも
音質が変るコトは無いだろう。しかし、右スピーカー側、
左スピーカー側とそれぞれ逆に組んだ場合は、厳密に言えば
音質は変る可能性はある。
また単線でなく、今回のベルデンのような撚線の場合は左右の配線の
向きは必ずそろえるほうが良いだろう。
これはまあ、オーディオマニア的なこだわりとして解釈して頂きたい。

ソケットは金メッキ仕様を選択。
最近の安価なスピーカーでさえ端子部は金メッキがほどこされており、
スピーカー端子に接続するソケットも金メッキのものにこだわる。
これは伝導性を上げる目的である。
微細な音楽信号(ギターのピックの音やヴォーカルの吐息など)を
より鮮明に表現するためにはこうした細かなパーツでさえ
こだわる必要がある。
ココで豆知識だが、金属による伝導性の順位はオリンピックの表彰で
もらうメダルの順位と同じなのだ。
『金一番。銀二番。銅三番。』
それでは、配線も金で作れば伝導性が上るのかと申せば、上る。
しかし、高い。
そして、銀の配線では逸話はある。
『昔はメキシコでは銀が良く採れ、銅より安価だった時期が有り、
メキシコの電線は銀で出来ていた時代があったようだ。
それを知った人々はその銀線をこっそり持ってかえったとか。』

右が純正スピーカーケーブルで左がBELDENスピーカーケーブル。
太さをご覧頂きたい。BELDENのケーブルは純正ケーブルの3倍ほどの
太さがあるだろう。
この太さは特に低音をしっかり出すという性質がある。
簡単にも考えてもらえてわかる範囲だが、低音は特に
瞬発力や音圧がひつようであり、細いケーブルであれば
それだけの情報を一気に流しこむ事が不可能であるのだ。
電気を水にたとえると、家庭用のホースで水を出すにも
限りがあるが、消防車のホースであればより沢山水を
放出することが出来るのと同じ原理である。
ただ、ここでもホースが太過ぎると勢いがなくなるので、
適度な太さに仕替えることにより、低音の増強を
図ることが出来るのだ。

OFHCを0,153mm×9本×7束にまとめた『Rope Lay』デザイン。
スピーカーケーブルでは『OFC』と言う言葉を聞いた、見たコトがあるだろう。
それはオキシゲン、フリー、コッパーの頭文字であり、
訳すと無酸素銅のことを言う。
純正では一般的な不純物が含まれる銅線を使用されているようであり、
純正の銅ケーブルをこの無酸素銅ケーブルに変更することで、
より伝導性を高めるコトが出来るというわけだ。
さらに今回ご覧頂いているBELDEN STUDIOシリーズでは
OFCより高いクラスの実質的な夾雑物の存在しない導体であるOFHC
(Oxygen-free high thermal conductivity)
高伝導度無酸素銅を採用し、さらに音質を向上させたケーブルと言える。
今回スピードウェルが自動車用にこのスピーカーケーブルを選んだ
理由は大きく分けて二つある。
それは音楽出力信号の忠実な伝送性とクルマの取り回しに適したしなやかさ。
自動車に使用するということはそれだけ、耐久性や取り回しの良さが
重要となってくるのである。
ここで本日のまとめだが、スピーカーケーブルは
オーディオ(アンプ)から出た音楽出力信号を
忠実にスピーカーに伝える必要がある。
そのため、より純度の高い銅を使用し、良質な信号を
スピーカーに伝送することが今回の目的だ。
ということで、オーディオのこだわりには
色々な方法が存在し、まだまだ楽しめる。
スピードウェルでは、こうした特異な技術に対しても
追求しているゆえ、ご相談下され。
今日はコレまで~。
本日の名言
弱気は最大の敵である。
by津田恒実
そう、自分が弱気になればその力のほうへ流されそうになりますなぁ。
弱気は最大の敵であります。

MA11SW型レーシングエンジンが加速する!?遂にエンジンに火が入れられたの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日は一昨年末から、マーチやBe-1、PAOに
搭載されているエンジンMA10S型(1000cc)の研究を行い、
スピードウェルの技術向上を基本とした考えの基に
1100ccにボアアップやフルバランス取り、
ハイカム加工やそれに伴う随所にチューニングを施した、
スピードウェル製MA11SW型に遂に火が入れられた。

MA11SW型レーシングエンジン。
パイクカーにその走りを求めるのはとても不条理であり、
良い子は絶対にマネをしないようにしてもらいたい。

室内もたいそうなコトになってきた。
それもそのはず。
この車両は今年レースに参戦する。
つまり極限での性能に対する結果を求めるコトとなり、
レースに参戦しデーターを収集するコトとなった。
それでは本日の模様は『YouTube』でご覧頂こう。
今日はコレまで~。
本日の名言
成功の確率を倍にしたければ
失敗の確率も倍にすることだ

byトム・ワトソン
おお~。そうきましたか。
失敗が増えれば成功の確率も
あがりますなぁ。

MA11SW型レーシングエンジンが加速する!?WEBER RACING CARBURATTORの巻!

どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はBe-1,PAOに使用されているMA10S型エンジンを
1100CCにボアアップを施したメカニカルチューニングエンジン
MA11SW型に使用されるキャブレーター(吸気側)のお話だ。

『ウェーバー』レーシングキャブレーター。
40DCOE型ウェーバーキャブレーターである。
このキャブレーターは旧くはフェラーリ・250GTO、
ランボルギーニ・ミウラ、ポルシェ・911、
フォード・GT40、ランチア・ストラトスなどの数々の
歴史的な名車や、ル・マン、Can-Amなどのメジャーレースに参加した
多くのレーシングカーに装着された完全にスポーツ車、
レース車専用として開発された双胴型(ツインチョーク)の気化器である。
今回はMA11SW型エンジンを開発するにあたり
このウェーバーを2基セットするという開発も含まれていたという
本気のレーシングエンジンの製作を行っている。
スピードウェルが唱える技術向上とは、小手先のコトではなく
極限での性能開発と言う事がココで明らかになったであろう。

5ZIGEN×スピードウェル 至極の開発。
ウェーバーレーシングキャブレーター用インテークマニホールド。
5ZIGENのレーシング部門と試行錯誤を繰り広げ製作した
プロトタイプインテークマニホールドである。
今回は低速の特性がネックとなり、さらにエンジンルームの
バルクヘッド側のスペース的なものと総合的にチューニングを
行うことにより、ファンネルのセットも可能となった。
今回のプロダクト的な話は直線的にみえるだろうが、
ウェーバーをセットすると若干吸入口が上に向くように
しているのがミソであろう。
なぜ、少し上へ向けるのか、それは技術という企業秘密である。

ウェーバーとマニホールドの装着例。
今回はウェーバーとマニホールドをセットして
見て楽しめるという雰囲気を取り入れた。
そのメカメカしい感覚は、機能的以外に他ならなく
機能美という素晴らしいデザインなのであろう。
そして、このデザインに男達はほれてしまうのである。

このキャブだからこそ。
ということで、遂に吸気側、エンジン、排気側と
それぞれが出揃った所で、2011年もエンジン全開始動である。
いったい何馬力でるのって、それは以降のお楽しみ。
今日はコレまで~。
本日の名言
決断は、実のところそんなに難しいことではない。
難しいのは、その前の熟考である。

by徳川家康
さすがは家康殿。日本を統一し安寧の世にした方の
考え様は現在も影響を与えていますなぁ。

大晦日だよ!遂に何かが起こるよの巻!!

どんもす~。ウェルです。
皆様、本日は1年の最後の日。大晦日である。
今年をざっと振り返れば色々な出来事がありました。
スピードウェルはRASEENNのマフラー開発より始動。
SWホットワイヤープラグコード、1100ccメカエンジンなどなど
製品開発や技術向上、車両のポテンシャル向上の為の研究。
さらに記憶にも新しいが、Be-1&PAOチーフデザイナー
古場田良郎氏のPAO自転車の復活などうれしい出来事もありました。
さらに色々な事業にも取り組み、最後にはPAOの廃盤製品に対する
リプロダクト部を発足、その見事な製品開発に終わりました。
どれもこれもそれも、ひとえに皆様の温かいご協力があったからだと
心から感謝し、皆様に厚く御礼申し上げます。
しかし、しかし~ココで終わってはしまいません。
ということで、『年越しに何かが起こる』と、
伝統行事がある訳で来年も元旦から楽しんで頂きましょう。
それでは皆様、平成23年もスピードウェルの
プロダクツを乞うご期待下され。

本年は格別にご愛顧賜り、誠に有難う御座いました。
平成23年も皆様のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げます。
それでは良いお歳をお迎えくだされ。
さいなら、さいなら、さいなら。
12月31日 スピードウェル代表 ウェルより

号外!日産Be-1、PAO、FIGARO、スタッドレスタイヤが製造中止の巻!!

どんもす~。ウェルです。
号外号外~!と言う事でお騒がせ致しておりますが
なんと、ブリジストンをはじめ、ダンロップ、ヨコハマ、
ファルケンなどなど主要メーカーから『乗用車用スタッドレス』
Be-1、PAO、FIGAROにはなくてはならない155/80R12という
タイヤサイズが今年度のカタログから落ちてしまったのである。
ということは、今年度からこのサイズの乗用車用スタッドレスタイヤは
入手するコトが非常に難しくなったということだ。
それは一大事であり、スピードウェルはすぐさまブリジストンに協力を要請。
ブリジストンは、まとまった個数があれば
特注で製作するというお話で特別注文に合意に達した。
そして今年度は限定80本ではあるが特注生産が実現。
熱いパイクカーオーナーの方々のために
純正サイズでのスタッドレスタイヤを
ご用意することが可能となったのである。

ブリジストン製 ブリザックREVO1。
北海道、北東北での装着率はNo,1のスタッドレスタイヤ、ブリザック。
スピードウェルは11月初旬に155/80R12サイズのスタッドレスが
メーカー欠品するという情報を察知。
このタイヤサイズがなくなれば、Be-1、PAO、FIGAROと
パイクカー達が大きいサイズのタイヤホイールを履かなければ
生きてゆけないという、なんとも危機的な局面を迎える。
パイクカーのデザイン性能は個々の部品が協調しあい
醸し出しているというウェル的主観により
タイヤホイールのサイズが変わるコトは決して許されないと断定。

純正タイヤサイズはパイクカーのデザイン性能の一部である。
Be-1、PAOの純正サイズは155/80R12 (155SR12)
FIGAROの純正サイズは165/70R12であるが、
このパイクカーの全てのタイヤサイズとマッチするのは
今回用意されたスタッドレスタイヤ『ブリザックREVO1』だ。
全国のカー用品店などで問い合わせしても販売は無いと
言われるだろうが、スピードウェルでも売り切れ御免は近い。
詳しい情報はスタッドレスタイヤ特設ページをご覧あれ。

全大手タイヤメーカーの製造中止により
(一部地域では型落ちなど在庫がある場合はある)
実質、笑っても泣いても今期はこれでスタッドレスは完売となる。
今後もスピードウェルはパイクカーにまつわる様々な必要(主要)部品の
調達や製造に挑戦し続けるコトを約束する。
今日はコレまで~。
本日の名言
まず、やってから意見を。
水に入らなければ対岸には渡れない。

by田中順一郎
そう、なんでもまずは実践してから意見を述べるべきだと
そう説いているわけでありまして、やってみないと始まりません。