愛知県名古屋市のT様 ラシーントラベラーレストア納車おめでとうございます

ラシーン 名古屋市

豊国神社の赤鳥居

明治18年、豊臣秀吉の生誕地に鎮座した豊国神社。その参道に設けられた赤い大鳥居である。出来た当初は日本一であったが、なんと現在は熊野本宮、大神神社、そして弥彦神社につづく大きさになった。そこで一つ疑問があるのだが、鳥居の色である。なぜお社や鳥居は白木か朱塗りの2つが存在するのかという事である。いろいろな説があるが、一つの中国の5行『東西南北中』思想、中央が黄色(黄帝)、東が青(青龍)、北が黒(玄武)、西は白(白虎)、南は赤(朱雀)であって、その鳥居は鳥であるから朱雀に当てはめられた。そして、そこから朱色に塗るようになった。という説が少なからず影響していると言える。また、本来の朱色は水銀を使った塗料であって、木材などの防腐の目的でもあるとも言う。どれもこれもの説がそれだけが正しいではなく、複合的に絡まり合ってそのようになったのであろう。

ラシーンと記念撮影

ラシーントラベラーレストア納車

この度は、愛知県名古屋市にお住いのT様の10年前に販売させて頂きました、ラシーントラベラーのレストア納車をご覧頂きたいと思います。元色は後期モデルであるサンドベージュを、前期モデルのドラえもんブルーにボディーレストアと共にオールペイント。もちろん機関等もメンテナンスを行ったうえで、これからも長くお乗り頂けます様にバランス良く製作差し上げました。

ラシーン フロントグリル

フロントグリルは前期モデルに置換

グリルの好みは分れるところであるが、前期モデルは横格子に対して、後期モデルは縦格子である。昨今のクルマには無いその独特な形状がラシーンの人気の一つであるのには間違いはない。

ラシーン 内装

シートは10年選手を不具合のある部位だけを張り直して、また長く使えるように。流石に、これが出来るのはスピードウェルならでは。本物の張替えしたシートだからこそ、長く使用して、またさらに長くの使用に耐えるのである。

ラシーン 内装

オーディオ廻りもすっきりさせて、内張りや天張り等は灰汁洗いを行い、また新車のような佇まいに。

準外板やドア内までもが、外装と同じ回数のクリア塗装を重ねて仕上げを行うことにより、新車時以上のクォリティーを確保している。ゴム類等も長年の汚れを落とし、一から組み直している。

ホイールキャップ

ホイールキャップもしっかり2色入れて製作。

ラシーン

サイドシル(ロッカーパネル)下回りの仕上げも当時の純正塗装以上を目指しておこなっており、白ボケしにくい。もちろん、純正のクォリティーをすべてが上回ればそれは良いが、やはりラシーンらしさが失われてくるところもあり、必要個所にそれぞれオーバークォリティーを追加している。

ラシーン

見事な板金

ボディーやドアのうねりを取り除く下地があってこそ、美しい塗装が完成するのである。

ラシーン レストア

ラシーンレストア 完成

この度はT様、ラシーントラベラーレストア納車誠におめでとうございました。これからまた10年、楽しくお乗り頂けます様にメンテナンスも差し上げました。ご家族と共に大切にして頂ければ幸いです。また、沢山のお土産までいただき恐悦至極に存じます。それでは、点検をお待ち申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

及ばざるは過ぎたるより勝れり

by徳川家康

ラシーンのCMの巻

皆様、ごきげん如何でしょうか。

本日は、スピードウェルでラシーンを納車差し上げました、ハンドパンの先駆けでプロの奏者、中本集氏よりお便りを頂き、勝手にラシーンのCMを作っちゃいましたということで、あまりにも素敵なのでご紹介!!

ハンドパンという楽器はその美しい音色に心を奪われてしまいますね。

SHU様、この度はお便り誠に有難うございました。

大阪府大阪市のT様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン

車高がより高く見える工夫はココ

ラシーンはドアから下のフロアにかけてサイドシル、もしくはサイドロッカーパネルという名のパーツがグレイ色にペイント仕上げされている。普通のクルマであれば、ボディー同色で仕上げられている訳であるが、この部分をグレイ色に仕上げることにより、それ以上に車高が高く見えるという視錯覚が現れるのである。これはデザインの一部であって、ただ単にフロアに近いから手を抜いたとか、そのような理由ではないのである。フロントもバンパー下のリップスポイラーなるパーツがグレイ色であり、後部はエプロンが同じようにグレイ色で塗装が施されており、重要なカラーなのである。ラシーンは経年の劣化によりそのほとんどが、グレイ色がすすけて明るい灰色となっており、その視錯覚の効き目が薄れてきているので、スピードウェルでは、販売車両に再度高耐久なウレタン塗装で仕上げ直している。ホイールと合わせて、お洒落は足元からである。

ラシーントラベラー

ラシーントラベラー ホワイト姿見

この度は、大阪府大阪市にお住いのT様に納車されましたラシーントラベラーをご覧頂きたいと思います。適度にボディーレストアが行われたホワイトカラーのラシーン。ドアミラーやドアアウターハンドル、ルーフレール等、純正とは違ったカラーで仕上げが施されました。

ルーフキャリア

ルーフキャリアASSY

各メーカーから販売されるルーフキャリア。ラシーンの適合がなくても、加工すればそのほとんどは装着は可能。今回も、最新のエアロバーを加工して、美しく装着差し上げました。

ラシーン内装

モケットシート在中

当日は雨模様で、工場内の撮影で、残念。人気のモケットシートはボタンで押さえた往年のデザイン。

タイヤカバー

タイヤカバーの張替え

スピードウェルの準備を行うタイヤカバーは、高耐久が売り。長くの使用に耐える、素晴らしいマテリアルで製作を行っております。カラーは沢山御座いますので、迷うほどお選び頂けます。

という事で、T様のラシーンをご紹介差し上げました。T様、ラシーン納車誠におめでとうございました。ご家族と共にお楽しみ頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

型をしっかり覚えた後に、型破りになれる。

by中村勘九郎

この言葉はとても素敵でありまして、なかなか出来ない

事でもあります。

岐阜県大垣市のI様 ラシーンフォルザ ブラックペイント納車おめでとうございます

関ヶ原

天下分け目の多い草

春爛漫、桜も咲けば野草も茂り、多い草。ココは関ヶ原一丁目一番地の決戦地。時は慶長5年年9月15日、石田三成率いる西軍約8万と、徳川家康率いる東軍9万という軍勢が 、豊臣秀吉の死後の内部政争に端を発し、徳川家康が天下統一の野心をぶつけた戦国時代最後の大戦である。とココで今日も四方山話である。それは、人の魂は400年説というもので、関ヶ原で浮上している。どういう事かと申せば、地元住民曰く、最近めっきり落武者の幽霊が出なくなったらしいのである。慶長5年、西暦で言えば1600年の話であって、すでに400年という歳月が経ち、浄化されたと言えば良いのであろうか。たしかにDVDで30年、ブルーレイで100年ほどと、記憶媒体でもそれくらいであって、400年は相当長い気はするが、関ヶ原のリサーチは、なかなか信憑性は高い。昨今関ヶ原古戦場記念館なるものがオープンして、とても面白いようなので、是非ともパオやラシーンに乗って、古戦場を散策してみては如何であろうか。

フォルザ

ラシーンフォルザ ブラックペイント

この度は、岐阜県大垣市にお住いのI様の元へお届けにあがりました、ラシーンフォルザのブラックペイントをご覧頂きたい。今回もまた、各部にこだわりを持って製作。バンパーや、その他突出しているパーツはマッドブラックで仕上げ、ボディーはピアノブラックでピカピカに磨き込んでいる。フロントバンパー中央下部のグリルガードの意匠は、いつものブライトシルバーではなく、ガンメタリックという少し濃色で、バランスを整えている。雰囲気のあるフォルザとなった。

ウッドハンドル

ナルディウッドハンドル ブラック仕様

ハンドルスポーク部も黒の艶消しとして、イメージを踏襲している。パネルラッカーは生成り色で優しくシンプルにしている。

ラシーン レザーシート

スピードレザー 50DESIGN

内装もリペアと灰汁洗いを終えて、ピカピカにした後、最高級のレザー生地でシートの張替えが行われている。また、スピードウエルのレザーは万が一、長くに使用して、部分的に補修が必要な時でも、リペアが可能である。

ラシーンフォルザ

ラシーンフォルザの右舷後方

フェンダーやバンパー、さらにリヤスペアタイヤのステーなどもマッドブラックでペイントを行い、タイヤカバーは最高級のジャーマンで張替えを行い、質感を高めている。

関ヶ原

ラシーンフォルザ左舷後方姿見

今回も無骨な格好になるように、ホイールを内側に入れる作業を行った。車高の高いクルマは、フェンダーのツライチにするより、こちらの方が素敵と思うのはわたしだけではないはずだ。

ラシーンフォルザ
ラシーン 岐阜県

ラシーンと記念撮影

この度はI様、ラシーンフォルザ納車おめでとうございます。I様は、以前もラシーンオーナーであったという事で、今回はフォルザでオーナーに返り咲かれました。素敵なお土産も頂き、厚く感謝申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

山中の賊を破るのは易く

心中の賊を破るのは難し

by王陽明

まさに、石田三成は各武将の心中の賊を破る事が

出来なかったのでしょうかな。

神奈川県茅ケ崎市のK様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

湘南

出会いあれば別れあり

アイボリー色のパオから、シダーグリーン色のラシーンへ乗り換えちゃったK様。別れがあるから、また新たな出会いがあるのであるが、パオに新品で取り付けたナルディウッドハンドルはパオから継承され、ラシーンに取付けを行い、そう言う事が後付のハンドルが出来るのがCOOLである。

ラシーン

ラシーントラベラー サザンビーチ

この度は、神奈川県茅ケ崎市にお住いのK様の元へお届けにあがりました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。ボディーはレストアを行い、内外装はピカピカに、しかし雨が降ってしまい少ししょんぼり。サンルーフ付の後期モデルはグレードにはなく、特別仕様でございました。

ラシーン 内装

レザーとハリスツィードで張替えが行われた内装

ラシーンの後期モデルのシートにハリスツイードのフェイクがあったが、今回は本物のハリスツィードを輸入して張替えを行った。ハリスツィードはイギリス製であって、小さい島の民藝のようなものである。毎年決まったテキスタイル以外は同じものがなく、都度サンプルを取って確認しないと出来栄えは解らないというのも面白く、数が限られているところに価値がある。

ハリスツィード

千鳥格子のハリスツィード

スピードウェルは、中古車やレストアの内装の張替えは業界でもさきがけであり、素材の質も逸品である。

湘南 ラシーン

雨の湘南

本当に雨の日の納車は残念である。

ラシーンのシルエット

ラシーンのシルエット

雨だったので、シルエットで後部をご覧頂きたい。タイヤカバーはこげ茶色のジャーマンで仕上げ、質感がとても良い。

この度は、K様。パオからラシーンにお乗換え頂きましたが、長くに大変お世話になります。整備にも力を入れましたので、楽しくお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

悠悠たり悠悠たり太だ悠悠たり

by空海

世界は広く、さらに宇宙は広い。

空海が残したお言葉ではありますが、ラシーンのデザインにも感じる言葉であります。

大阪府羽曳野市のU様 ラシーントラベラー納車おめでとうございます

ラシーン内装

ラシーンは人生の旅行鞄

ラシーンはパイクカーに続き、非日常を掲げてデザインが行われた訳である。たとえば、パオでは『冒険』というキーワードがあるが、ラシーンは『トラベル』であった。トラベルとは一般的には海外旅行の事を指す言葉であり、飛行機に乗って海外に行くなど、ドキドキわくわくが止らないのである。これが非日常の感覚。そして話は続くが、トラベルするには旅行カバンが必要だよねという事で、ラシーンは形が四角くなったと言われている(色々な視点からdesignされているので、一つの形のイメージ)。旅行鞄は、旅行を楽しむ為に準備した物を詰め込む、いわゆる特別な物であって、不要な物は省かれる。だから、ラシーンは必要最小限で、最大限の空間を使用出来るような仕組みが備わっているのである。それは、トランクの上下に開閉する形状であって、特に上部は視点が大きく前方方向にスライドさせており、小さな間口を大きくすることに成功している。こういう所は、現代のクルマはコストカット等で実現できない産物であり、ラシーンの機能的な一面である。また、荷室が絶妙な大きさであるのもお洒落の内。たとえば、大きな車にお乗りの方あるあるであるが、傘は何本も入っていたり、いらなくなったものや、お家に終えない物まで、たらふく積んでいる事が多い。その点、ラシーンは、必要最小限しか積むことが出来ないから自分の気に入った物だけ。そこが、他からみればお洒落に感じる訳であって、あとは夢や希望まで詰め込めば、ラシーンはボクたち、わたしたちの人生の旅行カバンとなる事間違いない。

ラシーン 

ラシーントラベラー 左舷前方姿見

この度は、大阪府羽曳野市にお住いのU様に納車されました、ラシーントラベラーをご覧頂きます。サンドベージュカラーの人気のラシーン、フロントフェースは前期モデルに変更を加え、中期モデルという架空の存在に。エンジンやミッション、足回りの部品交換も行い製作が進められた。

前期グリル

前期モデルグリル

全て塗装をやり直して製作されたフロントフェイス。なんと、グリル中は錆止めペイントまで施して製作を行っているのである。

ウッドハンドル

ナルヂウッドハンドル

ややこしい、ナルディのようなウッドハンドルも昨今人気である。内装はスピードウェルが得意とする灰汁洗いが行われ、新車のような佇まい。

シート張替え
シート張替え ラシーン

シートの張替え

スピードウェルでは、販売車両のすべてにシートの張替えが着いている。また、それぞれに最高のマテリアルを使用して張替えが行われている。このマテリアルは、スピードウェル以外では不可能である。カラーは座面、側面、パイピング、さらに縫糸まで選べ、さらにさらに縫糸は太さも調整が可能だ。

ラシーン

ボディー下部の仕上げ

サイドステップもしくは、ロッカーパネル、サイドシルなど呼称は色々あれど、ドア下の事である。フロアーまで手を入れて製作しており、なんとも美しい。

ラシーン

ラシーントラベラー 左舷後方姿見

ルーフレールやリヤタイヤステー等ブラックペイントで仕上げ、その他は純正を踏襲してリペイント&リペアを施して製作。より長く楽しくお乗り頂ければ嬉しい。

ラシーン

ラシーンと記念撮影

この度はU様、ラシーントラベラー納車誠におめでとうございます。新しい家族としてどうぞお迎えください。この度はお任せ頂き、誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

虹を見たかったら、雨も我慢しなくちゃね

日産ラシーンにルーフボックスを取り付けるの巻

ルーフボックス

PIAA次世代エアロバーにルーフボックス

今回は、ラシーンに次世代エアロバーを装着するという事で、エアロバーの長さが微妙に合わない為、加工を施して製作致しました。

エアロバー

エアロバーが長く、ルーフレールに乗っからない。

装着は、92サンチのエアロバーがギリギリであり、92サンチの下が84サンチと、12サンチも短くなるので、その中庸の物が欲しいという事で、一層の事、100サンチのエアロバーを左右を切り詰めて丁度良い大きさに調整を行い、取付を行いました。

ラシーン

ダイナミックにサンダーで切り落とす様子。

切り落とした端面もササクレ等なくす処理を施し、万全である。

ラシーン

ルーフレールに乗った様子。

ゴムバンドを装着して、六角レンチで締め上げれば、出来上がり。

エアロバー

エアロバー装着の絵図。

PIAAのホームページには、美しさと、強さ、静かさを兼ね備えた次世代のベースバーと謳っている。ラシーンはスクエア型のバーを取り付けられているオーナーはご存じの通り、スクエア型は高速道路を走ろうものなら、フォンフォン、風切音がやかましく、なかなか慣れるのに時間が掛かる。しかし、このエアロバーであれば、その風切音が13パーセント低減されて、エンジンや足回りのノイズの方が大きくなりほとんど意識の内に風切音が入ってこなくなるというのだから、なかなかのモノである。

という事で、今回はラシーンのルーフレールに合わせたカスタマイズをご紹介いたしました。

今日はコレマデ。

本日の名言

昨日から学び、今日を生き、明日に期待しよう。

byアルベルト・アインシュタイン

大阪府大阪狭山市のO様 ラシーンフォルザ納車おめでとうございます

フォルザ

マイナスオフセット

一般的にカッコよく見せようとすると、タイヤホイールはフェンダーとツライチになるようにオフセットをプラスに持って行く訳である。そうすることによってどんどんホイールが外側に押し出される事により面を合わせる事が出来る。しかしカッコよいという定義は、その時代に反映されている為、常に同じものにあてはまる事では無い。という事で、ラシーンという無骨でいて、お洒落なDesignという相反するイメージを付加してスピードウェルが考えるのは、あえてホイールはマイナスオフセットを行う。ビジュアル的にに例えるなら、ルパン三世の悪役の身体は大きいが足が細い感覚が、妙に無骨であるがお洒落さを演出しているように思えてくるのである。少し玄人好みであろうか。

フォルザ

ラシーンフォルザ 左舷前方姿見

この度は、大阪狭山市にお住いのO様へ納車されました、ラシーンフォルザをご覧頂きます。絶妙なブルーグレイカラーにオールペイントされたフォルザ。各部の色分けにはSWのこだわりを取り入れ、この仕様はウィンカーは絶対にアンバーカラーである。バンパーはアンダーガードをアルミの紛体で塗装を行い、とてもCOOOOL!

フォルザ
フォルザ

フロントグリルの塗り分け

グリルの内側もブラックペイントはその艶肌感まで細かく調整を行い、フロントフェースを実に盛り立てている。また、しっかりしたウレタン塗装仕上げであるから、日産のエンブレムが長く美しく際立つのである。

フォルザ 内装
ラシーン内装

レザーとファブリックのハイブリッド

今回は、グレイカラーを基調としたファブリックとレザーのハイブリッドで製作をおこなった。大人らしさゆえに、パイピングではなく、ダブルステッチで縫い上げを行い、バランスを調整している。

ウッドハンドル

ナルヂィウッドステアリング

ナルディではないらしいウッドステアリングである。最近はこの仕様が人気の様子。

水切り

俗称 水切りモール

ドアの一番下のモールを水切りモールと業界では呼んでいる。ラシーンは水切りがとても劣化しやすく、こちらもレストアを施した様子である。とても美しく仕上げが行われている。

クォーターガラス

クォーターグラス

フォルザの一番後ろの窓であるが、昨今は経年の劣化で焦げ付いていたり、さらにはヒビが入るなど、とても良い状況ではない。スピードウェルでは型をとった3㎜厚のポリカーボネイトで新に製作。経年の劣化にも対応している。

ラシーン

ボディーはサイドシルパネル際までしっかり塗装を行い、ボディーフロアはさらに油性の膜厚のあるアンダーコートで仕上げを行う事により、錆止め対策を行っている。雪国仕様であれば、亜鉛塗装を施すのである。全国のお客様の地域の特色に合わせた製作が行われている。

ラシーン 納車

ラシーンフォルザと記念撮影

この度はO様、ラシーンフォルザ納車誠におめでとうございます。新車みたいですねと第一声を頂き、職人冥利に尽きます。それでは、長く楽しくお楽しみ頂きたいと思います。

今日はコレマデ。

本日の名言

彼は彼、我は我でいこうよ

by大久保利通

日産ラシーン ウォーターポンプを交換するの巻

ラシーン エンジン

ラシーン エンジン下部

中央から向かって左にエンジンオイルがたまるオイルパンがあり、むかって右にはミッションオイルがたまるパンがある。ラシーンは4WDであるため、後輪に駆動するデファレンシャルが中央に存在し、とても複雑な仕組みとなっている。今回は、ラシーンで絶対に整備してほしいウォーターポンプの交換をご紹介。

ラシーン ウォーターポンプ

取り外したウォーターポンプ

ウォーターポンプとは何ぞやと申せば、エンジンを冷やす冷却水をラジエーターという冷却装置に循環させるものである。そのポンプの寿命は既に過ぎており、新車から一度も交換されてないラシーンが多いのである。ラシーンオーナーであれば一度確認してほしいのだが、エンジンを切った瞬間ボンネットからグニュとかキュイとか音が聞こえてきたら、間違いなくウォーターポンプの故障のサインである。

ラシーン ウォーターポンプ

ポンプのプロペラ

ポンプはエンジンの回転により駆動されいる。エンジンのクランクシャフトプーリーからベルトでウォーターポンプのプーリーを駆動していると言い直す。ベルトはしっかり張られており、長らく使用していると軸の中心にあるベアリングが悪くなって、軸がズレることによって、軸のシールに干渉し、その音がクニュ、とかキュイと聞こえてくるのである。ほったらかしにしていると、必ず冷却水が漏れ始め、エンジンを冷却できなくなり、オーバーヒートでThe end.

ウォーターポンプ

新品のウォーターポンプがインストールされた。

直ぐ横がボディーのフレームとなっており、手も工具も入りにくい。スピードウェルの販売車両は全車交換済みであるから安心であるが、中古車販売店で購入されたラシーンはほとんど手が入っておらず、もうこれは時限爆弾である。ラシーンで一番避けたいのがエンジンのオーバーヒートであり、しっかりヒートさせたクルマは、ヘッドオーバーホールをしても、その他も熱で歪んでおり、元の状態へ完全には戻らない。

という事で、本日はラシーンのウォーターポンプの交換をご紹介差し上げました。スピードウェルでは、車両の製作も、持込み修理も行っておりますので、気になる方はご相談下さい。しっかり整備すれば40万キロ、50万キロと走行は可能と思いますので、皆様のラシーンも大切にして頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

あなたは、あなたであればいい。

byマザー・テレサ

日産ラシーン 1800㏄ マフラーを交換するの巻

ラシーン

マフラーは限界に近づいている

もちろん、走行距離に応じてその経年の劣化具合は異なる訳であるが、おおよそ20万キロが限界であろうか。今回は、他店で購入になられたお客様が、SWにお持込頂き、マフラーの修理を差し上げます。車両は1800㏄のモデルであり、こちらのマフラーは1500㏄と違って少し独特でございます。まずは、現状をご覧頂きましょう。

ラシーン マフラー

最後部のタイコ(サイレンサー部)

表面が錆びて剥がれている。しかしこれ自体は問題は無いのである。問題は、排気管の接合部が錆びの為に割れ、穴あき等が発生して排気ガスが漏れてしまうことである。

ラシーン マフラー

マフラー接合部

もうこれがどういう状況かは分かりにくいが、中古車で販売される時に、排気漏れを隠そうとしてマフラーボンドをたらふく塗ったようである。さすがにココまでてんこ盛りにボンドを塗布したのは見たことがない。

ラシーン マフラー

フロントマフラー 下部

こちらもマフラーボンド祭りである。そのマフラーボンドは一過性であり、修理に使用するものでは無い。また、今回はボンドを塗ったあとに遮熱版を取り付けず、放置されているのがなんとも残念。遮熱板も買い直さないといけない。

マフラー修理

センターにある触媒

触媒の遮熱板ははずそうとしたのであろうか、ボルトがすでに頭がとんでいた。今回の車だけではない話であるが、専門店を謳うにわかショップの整備は、、んんと思う。今回の車両の話ではないが、リーズナブルに買うというモノにはそれなりのリスクが存在する訳である。

マフラー

ラシーン 1800㏄用純正マフラー

今回は在庫があったので直ぐさま、修理が可能であったわけであるが、実に日産は部品の在庫を抱える事が出来ず、1カ月ほど待つことがざらである。ということで、ラシーン1800㏄のマフラーの交換前をご覧頂きましたが、スピードウェルでは、今後、純正代替品を随時製作販売を行いますので、乞うご期待下さい。

今日はコレマデ。

本日の名言

彼は彼、我は我でいこうよ

by大久保利通