日本四駆
ラシーンが丁度開発される頃、日本では環境破壊などのニュ
ースが連日報道されていた。特に四駆のレジャーが流行る時
代であり、海や山に四駆で乗り付けて遊ぶ姿は日常的であっ
た。しかしそういう中、ウミガメの卵が砂浜で走る車に潰さ
れてしまうという事件が起こる。少し調べてみると、1999年
改正の海岸法までは、あまり砂浜などを車で走るのが違法で
は無かったのである。その中で、もっと平和なクルマで日本
的なクルマという事で開発されたのがラシーンでもあった。
海や、山のふもとに乗り付けてそこからは徒歩で、遊びに行
く。そんなゆるい感覚がラシーンなのである。わたしの使い
方は、一駅手前のコイン駐車場に留めて、ラシーンに乗せて
おいた自転車で目的地を寄り道しながら目指す。である。都
会では、駐車料金も安くなるし、裏道を通ればいろんな物に
遭遇するので、とても楽しい。
ラシーントラベラー 前方正面姿見
この度は、岐阜県美濃加茂市にお住いのT様の元へお届けに
あがりました、ラシーントラベラーをご覧頂く事に致そう。
シダーグリーン色の仕立てられたトラベラーはこれもまた
レストアとオールペイントが行われ、これから長く乗れる
仕様に整備もこだわって製作されたもの。
往年のナルディ
すでにスピードウェルで製作されるラシーンの90%以上に
装填されているナルディウッドステアリング。こだわりの
ハンドルボスと合わせて、良い風景である。
ザ・モケット ラシーン専用
ボタンの配置など、最適化された佇まいは、懐古趣味を超
えて、スタンダードになりつつある。特に若い世代には、
モケットの時代を過ごした経験が無いため、新鮮である。
使えば使うほど味わい深くなるのもモケットが選ばれる理
由だ。
ラシーンと記念撮影
この度はT様、ラシーントラベラー納車誠におめでとう御
座います。長くお待たせ致しましたが、スコブルお喜び頂
き、有難うございます。それでは、ラシーンと特別な時間
をお過ごしください。
今日はコレマデ。
本日の名言
苦しいという言葉だけは
どんなことがあっても
言わないでおこうじゃないか。
by高杉晋作