日産PAO ベンチレーターが生産廃止!?

桜が満開の季節、皆様如何お過ごしでしょうか。

この桜、東北地方ではゴールデンウィークが満開となるわけで
日本全国で考えれば1カ月は楽しめると言えるでしょう。
ということで、本日は日産PAOのベンチレーター、通称吹出し口が
生産廃止ということで、早速に在庫を確保しリペアパーツの
製作に取り掛かる事に致しました。

パオ 吹き出し口

中央のベンチレーター PAO用

中古車では、前オーナーが汎用のコップ受けをベンチレーターに
取り付けていて、外す際にルーバーが折れるという始末。

特に運転席、助手席の目前にあるパーツであるため、
この部位が壊れていると視界は良好とは言えません。

という事で、リペアパーツの製作に取り掛かる事に
致しましたので、どうぞご安心ください。

まだまだPAOは現役で走り続けれます!!

今日はコレマデ。

文化庁助成事業でてんてこ舞いの巻!!

皆様、少しブログの更新にお時間頂きましたが如何おすごしでしょうか。

納車もたくさんさせて頂いておりますが、文化庁の助成事業が思いのほか

時間がかかりましたので少しUPが遅れておりました。

本日はその文化庁の助成事業と納車差し上げました皆様の

ダイジェストをご覧頂きたいと思います。

また、ダイジェストの皆様には、後程おひとり様づつ改めてUP致しますので

楽しみにして頂きたいと思います。

でははじまりはじまり。

入魂の儀

入魂の儀

入魂の儀 平成28年3月12日 大安吉日

だんじりに魂を入れる、入魂の儀が執り行われます。

中宮司の祝詞がたからかに空に響き渡り、魂が入る瞬間

すーっと風がたなびいた様は、ただならぬ空気感。

1年という歳月をだんじりの大修理にたずさわり

本当に疲れはてたわたし。

この日が遂にやってきてほっと一息した瞬間でした。

さてここから物語が始まります。

町会の会議

27年5月の町会の会議の模様

総額2千万円という馬場町のだんじり大修理は、話し合いでも困難を極め

町会でも2分する大事態。

日本国の助成も手伝ってなんとか話はまとまる、どころかもう喧嘩。

わたしの役割は役所の書類仕事とだんじりの監修。

お盆も正月も返上で書類製作とだんじり工務店と行ったり来たり。

彫陽 山本氏

彫陽 山本氏 『登竜門』

そんなこんなで、岸和田木彫会(もくちょうかい)の親方様とは

仲良しになれるので、行動する事は大いに得をすることもあります。

八岐大蛇退治 出雲神楽

賢申堂 河合氏作 『ヤマタノオロチ退治 出雲神楽』

正面には彫物を新調することになり、図柄とモチーフを考えて

彫刻師さんにイメージを伝えると、あとは彫刻師のセンスにお任せ。

スサノオがヤマタノオロチを退治するという、

古事記や日本書紀にある神代話。

藤吉郎 天狗岩より瓢箪を振る

木彫近藤氏作 『藤吉郎 天狗岩より瓢箪を振る』

木下藤吉郎(秀吉)が稲葉山城を攻め落とす際に

竹中半兵衛の案内にてこっそり稲葉山城に忍び込み火を放って

信長の本隊に突撃の合図を送るシーン。

こういう題材も、現地まで赴き下調べも致しました。

もう大変。

真田源次郎信繁

木彫片山氏監修 『真田源次郎信繁』

NHKの大河ドラマでは人気の源次郎さまこと幸村です。

今回は、赤備えの胴と兜の飾りを一新。

六文銭が金色に光輝きます。

槍の向かう相手先はもちろん徳川家康でございます。

組上げが始まります。

岸和田大工 北本工務店 脇棟梁の川上氏

組上げがはじまります。

樹齢300年ほどのケヤキ材を、製材しさらに10年ほどかけて

乾燥させる。本当に気が遠くなる作業。

その台木に彫刻を施し、精密に組み上げる。

柱が立ちます。

柱が立ちます。

釘の一本もつかわへんとは言います。

ただ、柱は焼きの入ったボートでがちがちに締め上げられ

頑丈にしあげられます。

どんどんだんじりらしく

どんどんだんじりらしく。

文字を書いてほしいと頼まれて

文字を書いてほしいと頼まれて

彫物に使う文字は、普遍的でなければなりません。

今回は、江戸文字(相撲文字)を少しデフォルメして

書いてみました。

縁隅木

縁隅木の文字

先ほどの文字は、縁隅木(えんすみぎ)というところに

彫刻されました。

さすが、手前みそながらよく似合っております。

北本信広

北本工務店 棟梁 北本信広

モノづくりに妥協はなく、めいいっぱい努力する男。

頑固な側面、人情が人一倍あり、何とも素敵な棟梁。

わたしのリクエストにすべて答えを出してくれる、

本当に見習わないといけません。

という事で、あまり写真を出しても仕方がありませんので。

ようやくだんじりが完成。

ようやくだんじりが完成いたしました。

屋根まわりにはいせこみと言われる彫物で装飾し、

凛々しさマシマシ。

お披露目曳行がスタート
photo by 泉州の上だんじり

お披露目曳行がスタート

長老衆を乗せてだんじりが緩やかに動き出します。

馬場町 お披露目曳行
photo by 泉州の上だんじり

お披露目曳行では、天候にも恵まれ、たくさんの方々にご来場頂きました。

余談ではありますが、中央はわたし。

という事で、助成事業も3月をもって終了致します。

明日より、またブログをずずいとアップ致しますので、

どうぞよろしくお願い申し上げます。

という事で、それではダイジェストをアップ。

岐阜県各務ヶ原市のO様

岐阜県各務ヶ原市のO様

岐阜県各務ヶ原市へお届けにあがられたPAO。

PAOと岐阜県各務ヶ原市のO様

岐阜県各務ヶ原市のO様 PAOトラディショナル 祝納車

スコブルお待ち頂き、晴れて納車されたO様のPAO。

黒と橙の組み合わせの内装カラーが上品にまとまった一台です。

大阪府堺市のA様

ラシーンフロントグリル

ラシーンフロントグリル ラッカーフィニッシュ。

大阪府堺市のA様とラシーン
 
大阪府堺市のA様 ラシーントラベラー 祝納車

サンドベージュのラシーンを楽しみに待ちわびたA様。

当日は初心者マークがリヤパネルに装填されました。

大阪府大阪市のH様

50スタンダードレザー

50スタンダードレザー

ラシーンと大阪府大阪市のH様

大阪府大阪市のH様 ラシーントラベラー 祝納車

女性らしい優しいカラーでまとめられたH様のラシーントラベラー。

H様も大変お洒落なので、ラシーンと合わせて輝いていました。

京都府舞鶴市のS様

PAOトラディショナル フロントグリル

PAOトラディショナル フロントグリル

PAOと京都府舞鶴市のS様

京都府舞鶴市のS様 PAOトラディショナル 祝納車

徳川家恩顧の大名を先祖にもつS様。

これからはPAOに乗ってたくさん冒険して頂ければ幸いです。

神奈川県三浦郡のI様

ラシーントラベラー 東海岸

ラシーントラベラー 東海岸

ラシーンと神奈川県三浦郡のI様

神奈川県三浦郡のI様 ラシーントラベラー 祝納車

三浦郡葉山町は、リゾートの街。

ヨットハーバーにラシーンだなんてすこぶるお洒落です。

京都府舞鶴市のH様

PAO ザ・モケット

ザ・モケット 

PAOと京都府舞鶴市のH様

京都府舞鶴市のH様 PAOトラディショナル 祝納車

これまた大変お待ち頂き、製作させて頂きましたH様のPAO。

アイボリーのキャンバストップのマニュアルだなんて、もう出てこないかも。

東京都墨田区のK様

フィガロのお尻

フィガロの美しいヒップ

フィガロと東京都墨田区のK様

東京都墨田区のK様 FIGARO 納車

アメリカのナイキの社長さんからもオファーがあったフィガロ。

内外装をすべてにフルオリジナルで製作を致しました。

群馬県前橋市のK様

PAO『SW-LTD』

PAO『SW-LTD』

群馬県前橋市のK様とPAO『SW-LTD』

群馬県前橋市のK様 PAO『SW-LTD』 祝納車

スピードウェルリミテッドモデルに仕立てられたPAO。

バーガンディーで統一した内装も魅力的です。

三重県伊賀市のN様

ラシーントラベラー ここは伊賀

ラシーントラベラー ここは伊賀

三重県伊賀市のN様とラシーン

三重県伊賀市のN様 ラシーントラベラー 祝納車

サンドベージュの美しいラシーントラベラー。

内外装の部分的なカラーの選定はオシャレさんが決めた色。

ということで、本日はこれでおしまい。

愛知県豊川市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

PAOトラディショナル 平姿見

佳き時代

旧きではない。現在でも進行形であるPAOには佳き時代が

連綿と続いている訳である。

PAOトラディショナル 豊川市

PAOトラディショナル

この度は、愛知県豊川市のK様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思う。

アイボリーの車体は古今東西すこぶる希少となってきた為、

そろそろ10万キロから15万キロの車体を基に

レストアを行って、これからまた長くお乗り頂けるPAOとなるように試みた。

パオ フロントフェース

フロントフェースもすっきり

走行が多くなっても、しっかり組み上げて行けば

すっきり新車のようなイメージに仕上がる訳である。

ココまですれば、だれも文句は出ますまい。

パオ 60スタンダードレザーシート

PAO60DESIGN

60スタンダードのレザーシートは、PAOの本来のコンセプトからは

逸脱している訳であるが、クルマの歴史から見ればレザーシートが

良く似合うクルマは名車ぞろいでもある。

パオな風景

PAOな風景

都会の大冒険というPAOのテーマは、現在では

日本という国に生きる喜びに。

パオ PAO

PAOちゃんと記念撮影

この度はK様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けます様に、整備に力を入れました。

それでは、どうぞ素敵なPAOLIFEを。

今日はコレマデ。

本日の名言

DESIGNは一生もの。

使い捨てのような形は、もうDESIGNではなく低俗な物なのでしょう。

京都府舞鶴市のS様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

舟屋

舟屋のある生活

PAOトラディショナル 平姿見

舟屋

PAOフロントフェース

PAOトラディショナル モノクローム

この度は、京都府舞鶴市にお届け差し上げました

PAOトラディショナルをご覧頂きました。

白黒なので、解りにくいかもしれませんが

車体色はアクアグレイでございます。

納車日当日は雪雨の模様で、写真がなかなか難しく

立派にお撮りすることが出来ませんでした。

しかし、舞鶴は戦後の最後の引揚げ港であり、

大勢の方々が祖国の地に足を踏みしめた歴史的な場所であります。

この度はS様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございました。

千葉県佐倉市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

日産 パオ

PAOな風防

見るからにPAOな風防ではあるが、パオの発売当時には

この風防に見えるPAOのマークはPAOSIDEというアンテナショップで

大小さまざまな大きさのステッカーとして販売されていた物である。

わたしも、ステッカーの1セットは以前所有していたが、

時が経ちどこかに仕舞い込んで、現在は行方知れずであって

久方ぶりに出会って感動をした。

しかしながら果たして、単一車種においてキーホルダーやら、

Tシャツやら、時計やら、サングラスなど

多種多様なグッズが販売されたものはあるだろうか。

もちろん、これはバブルという時代に生まれた特別な物であった

かもしれないが、それ以上にPAOというクルマが異次元の物であり

その異次元の痕跡が、このPAOの風防に現在刻み込まれているわけである。

PAOトラディショナル オリーブグレイ

PAOトラディショナル オリーブグレイ

この度は、千葉県佐倉市にお住いのK様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルのオリーブグレイをご覧頂く事に致そう。

キャンバストップから内装には、モカブラウンカラーの素材を使用し

それぞれに張替えが加えられ、シートのステッチには

グレイトーンの物を使用して少し洒落をプラスした。

PAO フロントフェース

PAO フロントフェース ラッカーフィニッシュ

純正風ラッカー仕上げとなった、バンパーやグリルたち。

60スタンダード仕上げ PAOレザーシート

Well60DESIGN PAOレザーシート

PAOトラディショナル 平姿見

PAOトラディショナル 平姿見

パオ納車おめでとうございます

PAOと記念撮影

この度はK様、PAOトラディショナル納車おめでとうございます。

シートなどのカラーはお任せ頂き、有難うございます。

末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

できない理由を探すな。

茨城県那珂市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

PAOの造形美

PAOの造形美

造形美

PAOトラディショナル 前方姿見

PAOトラディショナル 下菅谷駅前

この度は、茨城県那珂市にお住いのY様の元へお届けにあがられた

PAOトラディションナルをご覧頂く事に致そう。

ダークブルー色のキャンバストップの張替えに、グレイとダークブルーで

張替えがおこなわれた内装類は、これまた雰囲気良くまとまりのあるイメージ。

PAO内装

PAOの内装へ

ナルディウッドハンドル

ナルディウッドハンドルを装填

カンパミアータ 50スタンダードレザーシート

50DESIGN スタンダードレザーシート

ホイールラッカーフィニッシュ

ホイールラッカーフィニッシュ

PAOと荒野

PAOと荒野

都会から一歩ひいた感覚

OTHER SIDE

PAO納車おめでとうございます

PAOと記念撮影

この度はY様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けます様に、お祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

福岡市博多区のI様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

香椎造り

香椎宮の下

香椎造り

日本人は元来、大陸の様式を取り入れながらも立派な

デザインが行える人種であった。

というのは、この唯一香椎造りからも伺う事が出来る。

ヒノキの皮、いわゆる桧皮葺き(ヒワダブキ)の屋根の造形の

それはもう美しいこと。

桧皮は50年から前後で傷みが激しくなってくるから、

時期がくればまた新しい桧皮に葺き替える。

そうすることによって常に若々しく生き返る事が出来るという、

常若(トコワカ)の思想。

PAOに乗って、本来の日本の姿を見つけて楽しんでみては如何だろう。

PAOトラディショナル フロントフェース

PAOトラディショナル フロントフェース

この度は、福岡県の博多区にお住いのI様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂きたいと思う。

アイボリーの内装

アイボリーの内装風景

PAOは純正では、内装の一具は外装色でまとめられており、

今回はドアパネルやインストルメントパネルなども

アイボリーにラッカーフィニッシュが施され、製作された。

特にドアの周辺のカラーの切り分けにまで自然とつながるように

ウェザーストリップゴム内部で外装と内装の色訳を行うという

スピードウェルのこだわりも見せている。

ポケットにもこだわった

ポケットにもこだわり

レザーポケットが多い中、メッシュタイプの袋を使用した

シート裏のポケット。

カラーの選定などは自由に選べるが、このようにお洒落に

選べば、見る人を魅了する。

リプレイスメントマフラー

水蒸気は完全燃焼の證

PAO用リプレイスメントマフラーもたくさんご要望頂き、幸いであるが

遂に4月1日よりFIGARO用リプレイスメントマフラーも発売が決定。

厚く御礼申し上げます。

PAOと記念撮影

PAOちゃんと記念撮影

この度はI様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

末永くお乗り頂けます様に、こだわってメンテナンス致しました。

大変美しく、街では人気者になる事間違いはありません。

この度は有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

文化なくして経済なし

by黒川紀章

すでに、日本の文化は西欧の文化の波に大きく流され、

国際化とは、本来はこう言う事ではないと思う人々も

増え始めたのではないでしょうか。

国際化と同時に、日本人であるという誇りを持って

他国の文化に流されず、そして協調しあい

新しい日本の夜明けを迎えてもらいたいものです。

埼玉県さいたま市のM様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

PAOトラディショナル

PAOトラディショナル 右舷前方姿見

PAOトラディショナル 右舷前方風景

この度は、埼玉県さいたま市にお住いのM様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂く。

走行は10万キロ近い車両ではあるが、タイミングベルトやウォーターポンプ

並びに、オイルシール類なども交換が施され、内燃機関は

これからまた10万キロとお乗り頂けるような具合。

ダッシュ上下の張替え

ダッシュ上下パネルの張替え

ダッシュパネル上下面は高品位レザーを使用して張替え。

ダブルステッチの装飾により、ひとつグレードがアップした

雰囲気に満ちている。

60DESIGN スタンダードレザーシート PAO用

60DESIGN スタンダードレザーシート

シートは、ベージュとブラウンの二色を使用して

60DESIGNで張替えが行われている。

ポケットは映っていないが、ベルトのカラーにもこだわった。

モンゴルのゲル

PAOトラディショナル 右舷後方より

草原にモンゴルのゲルのようなたたづまい。

遊牧民となって、人生の旅に出る。

まさにPAOの所以である。

PAOとご家族の記念撮影

PAOとご家族の記念撮影

この度はM様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

ずいぶんとお待たせ致しましたが、大変お喜び頂き感謝いたします。

今日はコレマデ。

本日の名言

行動を起こすから、

その先に何かが生まれる。

変化は突然ではなく

小さな努力の積み重ねから生まれるんです。

by野口健

小さな努力、それだけで良いんです。

しかし、この小さな努力も毎日するとなると

大変なものでもあります。

石川県金沢市のM様 PAO『SW-LTD』納車おめでとうございます

スピードウェル リミテッド

藍と呉須

アオとアオとそう読む訳であるが、藍色の染物や、呉須で描かれた陶磁器

の色は、日本人の感性に訴えかける色合いであって

今日でも染物に使用されていたり、食器などの彩色で使われていたりする。

石川県の伝統工芸である、九谷焼の山本長左氏はこの呉須の色合いに

こだわっているというのは、以前パオチーフデザイナーの古場田良郎氏に

窯元まで案内して頂いた時のお話である。

最近ではアーティストデザイナーのハイメ・アジョンが呉須を用いて

斬新な焼き物を製作しているのにも興味はあるが、

今回は、スピードウェルが思う藍色をオーナーと打ち合わせして

リミテッドモデルとして製作させて頂いた。

スピードウェル リミテッド

藍色のパオ

この度は、石川県金沢市にお住いのM様の元へお届けにあがられた

パオ『SW-LTD』をご覧頂く事に致そう。

オーナーM氏が思う、今回のPAOのコンセプトは、遠州好みであって

石畳DESIGNの古袱紗を元にフロアカーペットなど製作をして

敷いてみれば、風流である。

solo

solo

金沢駅のアパホテル脇にあるsoloという喫茶店の

暖簾もまた、藍色にこだわって何度も染めて

使用されていると、女将さんより聞く。

やはり、長く使えるもののほうが、愛着も湧くし

それより味が出てきて、それがこだわりになってくる。

フロントフェース パオ

フロントフェース

往年のレイヨットドライビングランプを隠し持っていたので、

この時ぞばかりに、リミテッドモデルに装填。

中央部が丸く残る光の影が特徴であり、味わいである。

現代になぜこのような癖のある物が

生まれないのか不思議で仕方がない。

右舷後方より

右舷後方より

藍色とテールライトのコントラストがとても美しい。

bd-1

bd-1 メイドインジャマニー

昨今ミニベロブームもあってヨーロッパの自転車がたくさん輸入され、

わたしもこだわって乗っている自転車があるが

M氏は自転車にもこだわりをもっておられ、

なんとbd-1に乗っておられるという。

さすがにドイツ製は特徴のある物で、

機能美の塊と言えばよいだろうか。

実に美しい自転車であった。

PAO納車おめでとうございます。

PAOとBD-1と記念撮影

この度はM様、PAO納車誠におめでとうございます。

自転車と同じく、末永くお乗り頂ければ幸いです。

今日はコレマデ。

本日の名言

君が其処に生きているという真実だけで

幸福なのです

by椎名林檎

そうなんです。我々は、日本という国に生まれた、ただそれだけで

本当に幸せなんです。

それでは、なぜ幸せでないかというお話ですが、日本という国を

自分たちが知らない、ただ住んでいるだけだからなのでしょう。

日本という國を知って、真の日本人になりましょう。

神奈川県横浜市のK様 日産PAO納車おめでとうございます

横浜の秋風にPAO

最後に残された『魔法』

中世~近代の探究者たちは、細菌、万有引力、電気、磁気などを発見し

そのメカニズムを解明することによって文化、文明を発達させてきた。

というのは、中村明一氏の倍音という著書からの一幕であるが、

自動車はそのメカニズムを昇華させ、人、物を運ぶと同時に

人間の感性を楽しませる物(夢)として発達してきた訳である。

しかしそれは1990年までのお話であって、バブルもはじけ以降より

燃費性能、利便性というような、より実社会的な価値観にそった

一方向のテクノロジーによって、まるで人間の五感性能を

無視したようなモノづくりが始まった訳である。

例で言えば、PAOの三角窓やキャンバストップなどは、

風を感じれるように、という感覚でDESIGNされている。

このような、優しい感覚は現代社会やそれに通ずるモノづくりに

はたして存在するのだろうか。

三角窓一つとってもこういう素晴らしい価値観を語る事が

出来る訳であるから、現代における最後に残された魔法とは

PAOの事であると言っても過言ではない。

性能と個性

空力だとか、燃費だとか、もちろん追求するのは当たり前の事かも

しれないが、それ以上に大切なものを失っているという事を

解っていないのが日本人技術者の残念な所である。

これは今に始まったことではないが、数値ばかりを気にする習性は

今も昔も変わりはないようである。

こちらも例えるならば、音響メーカーのオーディオがそれであって

アンプや、スピーカーの性能や能率が数値的にいかに良くても

それが美しい音に聞こえるのか、とは別の話であるということだ。

たとえばアメリカの女性シンガーのジャズボーカルなどはJBLの

4312で聴けば最高であるが、タンノイのオートグラフでは

オーケストラといったような感覚であって、それらは

性能より個性と言って良い。

しかし買う側、受け取る側にも問題があって

それは数値がほぼほぼすべてという感覚で

物事を決めつけてしまうという事である。

謙譲の美徳

遠慮も、控えめも、省略も、ぼかしも、いずれも

日本人の言動を規定している「文化の物差し」である。

文化の「物差し」ということは長い歴史の選択に耐えてきた

基準でありこの「基準」は普通のしつけを受けた日本人を拘束する。

要するに、日本では、自己を抑制することは「美しいこと」であり、

謙譲は「美徳」であり、遠慮がちや控えめは「奥ゆかしい」事である。

こうした原理を裏側から読めば、臆面もなく自己主張をし、己を誇り、

才を主張する事は美しくないばかりか、文化の原則に反する「悪」となる。

というのはネットから拾ってきた文面であるが、

そもそも日本人は右に倣えであって、個性の控えめな人種であるから

モノづくり、とくにファッションやDESIGN面では非常に弱い。

ということで、いったい何が言いたいかと言えば

五感で感じて楽しめるクルマの終焉がPAOやラシーンであるのは

間違いはなく(外車は当てはまらない)、それらに触れて

楽しめるのも私達の世代で最後かもしれないという事だ。

パオと銀杏と秋風

PAOと銀杏を撮影する市井の人

この度は、神奈川県横浜市にお住いのK様の元へお届けにあがられた

PAOちゃんをご覧頂く事に致そう。

K氏は日産本社にご勤務ということで、外装の一部を除き

フルオリジナルを尊重し製作が進められた。

それにしても、横浜スタジアム前でPAOをそっと留め置いてると

こうして、PAOと銀杏の写真を須磨保で撮っていく方が

たくさんいるのだから、絵になるという事は

美しいモノづくりのバロメーターになる事には間違いない。

はたして、昨今のハイブリッドカーや以外の新型車を置いて

写真が撮れるのだろうか。

『お前にそのシャッターを押す勇気があるのか』と聞かれれば、

即答で無いと答える。

フルオリジナル PAOフェース

PAOフェース フルオリジナル

今回は、もっとも純正を意識したバンパーやグリルのラッカーフィニッシュ。

『これぞ遠州好み』というフレーズを使いたくなる、風情のある恰好。

フルオリジナル 内装

フルオリジナル 内装

走行18000㎞と、非常というくらい少ない走行距離の車体には

美しいオリジナルの内装でリメイクを行って製作。

OKマークも健在

OKマークも健在だ。

工場出荷時の検査に合格したという印、OKマーク。

PAOでは左クォーターガラスにそっと張られているあれであるが、

一般的にはすでに剥がれおちているか色落ちしており

残っているものは国の天然記念物に指定されている。

夢のPAO

すでに夢のPAOなのか。

納車おめでとうございます。

PAOと記念撮影。

この度はK様、PAO納車誠におめでとうございます。

インドからのご注文でしたので、かなり汗でしたが

日本にご帰国なされ、これからはPAOライフを楽しんで

頂ければ幸いです。

日産せんべい

日産せんべいとお土産

日産はせんべいも販売していたとは、とてもおどろきです。

お土産まで頂き、この度は誠に有難うございました。

今日はコレマデ。

本日の名言

こけたら立ちなはれ

by松下幸之助

なんか、名言でもあり優しい言葉でもありますね。