どんもす~。ウェルです。
さて皆様、本日はラシーンの異音のお話。
ラシーンにお乗りの方でアイドリング中や超低速時に
前方からガタガタ、ガタガタガタ~という音が聞こえてくる
クルマには朗報。
それは、実はボンネットとボディーのキャッチ部から発生している
音なのであった。
ラシーン ボンネットのキャッチ部
どのクルマでもボンネットは同じような形状のキャッチによりボディーに
固定されている訳だが、ロックした状態で
キャッチ部に遊びが出来てしまうことにより、
エンジンの振動(キャッチと共振する周波数)を拾ってしまうと
ガタガタ揺れて音(共鳴音)を発するようだ。
ボンネット側 キャッチアーム
すでにキャッチアームの部分に少し錆びのようなものが発生しているが、
その部分が振動により音を出しているところだと言える。
ボディー側 ボンネットストライカー
キャッチアームがストライカーにガチャっとはまって
固定される訳である。
しかし、ラシーンの場合それが上手く固定されず
ガタガタ遊んでしまうのだという。
そして、それ(キャッチ部のガタ)を調整するパーツが
これだ。
通称名=ボンネット当りゴム。
フードバンプラバーとも言うのだろうか、このゴムは
ボンネットの位置(高さ)を調整し、さらには
常にボンネットのキャッチ部にテンション(張り)を与え
ボンネットの共振による異音の発生を防いでいるのだ。
そして、このゴムが経年による劣化によりペタンコになり
そうするとキャッチ部にテンションがかからず異音が
発生すると仕組みである。
新品ボンネット当りゴム。
らせん状に溝が切られており、ぐるぐる回すことによって
高さは調整が可能。
部品ナンバー 65822-01M00
2010年12月24日に出荷されたものと見える。
この部品は左右2個でセットで交換することをオススメする。
価格はうん百円程度であるからこちょこちょDIYで整備するには
うってつけのパーツ。
ボディー側当りゴムの受け口。
この口に先ほどの当りゴムを取り付ければOK。
ぐるぐると回して丁度良いところで留めればそれで良い。
またらせん状に切り込まれているからといって適当にぐるぐる回すと
ゴムがちぎれるコトがあるゆえ、下方向へ押え持って回せば良い。
新品ボンネット当りゴムが鎮座した。
このゴムの調整だが、ある程度の位置で装着後
ボンネットを一旦閉めて左右フェンダーとボンネット端の
高さを見比べて、同じ面になるよう調整出来れば合格だ。
と言う事で、本日はラシーンの前部からくる異音の元、
ボンネットキャッチ部とボンネット当りゴムをご覧頂いた。
まだまだ、ラシーンも奥が深く、これからも楽しみにして頂こう。
今日はコレまで~。
本日の名言
起こったことすべてを受け入れてしまいなさい。
byジョセフ・マーフィー
そう、受け入れることによりちゃんと考えることが出来るというもの。
しかし、なかなか人間の心はもろく、上手いことはいきますまい。