パオのオイル交換の巻

ゆーきやこんこ あられやこんこ ども ウェルです。
今日は朝から大雪で、本当に寒かばい。
さてさて、今日は大阪府のY様のパオの点検とオイル交換を
ご紹介いたしましょう。

エンジンの各部分の点検で御座います。
まず、オイル類の量、汚れなどを点検。
次にベルトの張り具合の点検。
さらにラジエーター液の量、汚れ点検。
各負圧ホース類の点検を施しました。

フロントを上げ、オイルを抜いている様子。
エンジンオイルはパオに向かって左下にあるオイルパンに
3L(エレメントに0,2L)入っておりコレを抜いちゃうには
下の14mmのドレインボルト外すと、ジャージャー出てきます。
今回は1000Kmでのオイル交換という事で、汚れを見てみましょう。

う〜ん1000Kmでも、こんなに真っ黒。
オイルはなぜ汚れるのかと言いますと、多くはブローバイガスによる
ものやらです。
ブローバイガスとは何だろう?
これは燃焼室内で圧縮されたガスが、シリンダーとピストン
の隙間から漏れたガスの事で、エンジン内で霧状のオイルと
混ざり合わせられてしまい、誠にいかがわしいガスの事です。
このガスはオイルに混ざるとオイルを希釈させたり、劣化させたり
挙句の果てにはオイル漏れを起させたり致します。
このブローバイガスも低減させるエンジンオイルがコレ!

そう、キャンペーン中のオイルです。量販店には置いてません!
ガレージスピードウェルがお奨めする、モチュール4100と言うオイル。
なぜモチュールの4100にこだわるのかと言いますと、
10W−40というある程度硬い粘土指数のオイルであるが
低温始動性に優れ、硬いオイルの性質である油膜保持力や
エンジンの静粛性向上、オイル消費低減などに適している
ためで御座います。
いまや、エンジンオイルはかなり軟らかいものが出ておりますが、
パオやラシーンにはまったく合いません。
簡単に言いますと、軟らかいオイルを入れることにより、
各メーカーは燃費を向上させようという事ですが、、、
それよかパオやラシーンのエンジンを傷めかねんオイルですな〜。
オイルの粘土の表記は5W−30とか10W−30とかオイル缶に
書かれていると思いますが、SAEという国際規格のもとに
成り立っております。
これはまた外気温の変化にどれだけ対応できるかと言う
性質を表しているものでもあります。
簡単に説明しますが。
Wというのはウインターの略で、0・5・10・15・20・25
wという6段階の硬さが御座います。
0Wは−30度でも大丈夫と言う意味、以降5度ずつ上昇して行きます。
なので、10Wであれば−20度でも大丈夫という事。
またそれほど軟らかいオイルという事でもあります。
ハイフォンの後の30、40、50、60というは
数字が大きいほど100度でも安定した油膜を形成できるオイル
で御座います。
ということは、数字が大きくなるほど硬いという事です。
なので、5W−30や10W−30のオイルは軟らかすぎる。
なんでぇ〜軟らかかったら燃費上がってええやんと、お思いでしょう。
いやいやそれでは、パオやラシーンのエンジンにはかなりマイナス要素
で御座いますなぁ〜。

半化学合成オイル。10W−30以下のオイルより内部の磨耗を抑えられる。
スピードウェルは10W−40の粘土指数のオイルを推奨します。
なぜかと言いますと、パオやラシーンもある程度走行距離が伸びて
います。新車から比べたら、シリンダーとピストンの間や各部分の
クリアランスが確実に広くなり少し硬いめのオイルを入れクッションに
してやるのです。コレで今以上の磨耗を防いで上げるという。
しかも気密性も上がり、ブローバイガスも減るという事ですなぁ。
旧車なんかは20W−60なんて入れるものも有るほど。
なので、今まで気にされていなかった方もこの機会に
たとえモチュールでなくとも10W−40に変更をお奨め致します。
ただ、10W−40以下の軟らかいオイルが悪いと言う意味では
御座いません。あくまで、パオ、ラシーンには合わないと言う
事で御座います。
オイルのよもや話で御座いました。
本日の名言
僕の前に道はない 僕の後ろに道が出来るのである
己が道を切り開いていくという言葉で御座います。そう、人生自分自身で
道を切り開いていかなくてはなりません。出来た道など本当は
有りません。毎日道を、いや、未知を切り開いて行くのでしょう。
今日はウェルの小話もお聞かせいたしましょう。
新聞を読んでいると、おやおや、学校の給食費を滞納する族が
いるとか。皆様はそんなことは無いと思いますが、実際、ウェルの
いとこの小学校で有り、またこんな親までおりました。
聞くところによると、学校の先生がイタダキマス〜を言いなさい
とシツケをしたところ、親が学校まできて、私たちがお金
を出してるんやから別にイタダキマスなんていわんでええやん!!
残念ですね〜。本当に。
学校の給食を食べる事にイタダキマスと言うのではなく、
本当は、そうあなた達、親にイタダキマスと言っているの
ですよ。。。

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