愛知県名古屋市のE様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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PAOで東海道五十三次

PAOで旧街道を走ると、何やらタイムスリップマシーンで江戸や明治にさかのぼりした、

という非日常的な楽しさが感じられ、前回の姫街道(東海道の裏道)に続き

今回は東海道五十三次の四十一番目、東海道最大の宿場町『宮の宿』にある

熱田荘前でPAOを泊めてシャッターを切った。

宮の宿(みやのじゅく)は、天保14年には本陣2軒、脇本陣1軒、旅籠屋は248軒を擁し、

古くからの熱田神宮の門前町、港町でもあり、尾張藩により名古屋城下、

岐阜と並び町奉行の管轄地とされており、別名熱田宿と呼ばれていた。

目前は東海道唯一の海路(宮の宿から桑名宿)である『七里の渡し』の

船着き場で、ここから屋形船で4時間もかけて三重県の桑名宿まで

先人は往来したのだと思うと、今やお洒落なクルマに乗って桑名宿まで

高速路により三十分程で行ける事が、とても幸せに感じるものである。

しっかし、この熱田荘は大工用語で言いうならば木造、二階建。

切妻造りの桟瓦葺きの平入り、正面庇付でとても立派なものである。

元は魚半という料亭であったが、現在は高齢者の福祉施設として利用されており、

現代に宮の宿の景観を忍ばせる遺構が現役であるというのが

PAOも発売されてから25年、ワンオーナーはもちろん、新しいオーナーに

受け継がれて現役で美しく走っているものだから、とても素晴らしい。

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PAOトラディショナル 前方正面姿見

この度は、愛知県名古屋市にお住いのE様の元へお届けに上がられた

PAOトラディショナルをご覧頂く事に致そう。

フロントフェースはヘッドライトピーク(通称=まつ毛)とフォグランプを装着し

重装備の面持ちであるが、バンパーやグリル、ホイールにワイパーなど

外装色はすべてフルオリジナルで製作が行われている。

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PAO フロントフェース

ミリ単位でボディーワークが事細かく行われたフロントフェース。

バンパーやグリル、ヘッドライトリムなどの塗装も行われ、

バランスの良い仕上がりを見せる。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

スピードウェルのオリジナルブランド、謹製ウェル帆布が製作する

レザーシートは、新しいオーナーの思いのカラーで仕上げが施される。

今回もシートに合わせて、ダッシュパネルとアンダートレイも同色

により国内最高品質のレザーにより張替えが行われた。

全体的に一色であるのが、とてもスマートで美しくもある。

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一輪挿しを装着する

ハンドルコラム左手辺りに一輪挿しが鎮座した。

いろんな雑貨や小物を持ち込んで、パオをさらに自分らしく

するといふ気持ちは理解するが、お花をいけるといふ発想は

本当におおらかな時代だな。

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PAOトラディショナル 側面姿見

最近はシルバーのホイールのオーダーが人気な模様。

一過性のノスタルジーではなく、常に新しいパオの

何かが始まろうとしている。

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PAOちゃんとE様方をガシャ!!

この度はE様、PAOトラディショナル納車誠におめでとうございます。

これからはPAOと共にあちらこちらにお出かけして、

可愛らしい写真をぽちぽちと撮ってください。

今日はコレマデ。

本日の名言

過去に負けない今をつくろう

そうですわなぁ。あの時は良かった、あの時代はよかった

ではなく、それならば、今を良くしたら良い訳であります。

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