愛知県名古屋市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

20120913a

大衆と個/たいしゅうとこ

名古屋高速6号清州線の下を北走り浄心という交差点から一本西側の道路。

ファサードには大衆食堂と大きく暖簾をあげて、創業50年近くになるとお店の大将が

軒先であたしを出迎えてくれたものだから、ココで休憩して一枚いただいた。

その日本の大衆食堂とは定食メニューが豊富であるから、

老若男女問わず、だれもがその料理を楽しめるものである。

自動車工業製品に置き換えてみると大衆車といえば良いだろうか、

誰もが乗る普通のクルマである。

しかしPAOは『一人ひとりにオーダーメイドの1台を』キーワードに

その時代の最先端の流行を求める少数派(個)に向けてデザインされた

クルマだからパイクカー(とんがったクルマ)と呼び、

大衆車とは180度反対の考えを持つベクトルにあると言える。

今回はその大衆食堂とPAO『大衆と個』という性質を持つ真逆の両者が

おなじフレームに入っているコトがとても滑稽に見えてきたからご覧頂いた。

20120913b

PAOトラディショナル 前方正面姿見

本日は愛知県名古屋市にお住いのK様の元へお届けにあがられた

PAOトラディショナルをご覧頂く。

久々にみるテラコッタというボディーカラー。

カラーはオリジナルであるが、クルマの元色は水色であり

オールペイントを行い製作されたものである。

ちなみにテラコッタとは素焼きの焼き物の色の事を指す。

バンパーやグリルにはその純正色で仕上げがほどこされたが、

装飾として通称まつ毛(ヘッドライトピーク)が取り付けられた。

20120913c

英国製 ヘッドライトピーク

通称まつ毛として親しまれる英国製のヘッドライトピーク。

ステンレス製でさびにくく、ポリッシュド加工が施されているから

鍍金を施したかのように美しく輝く。

こういう角度でヘッドライトピークを覗くことはあまりないが

ほど良い長さがとても可愛らしい。

20120913e

謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

アイボリー色とテラコッタ色で纏められたそのレザーカラーは

あたかもそれがオリジナルであるかのように色味が整えられ見える。

それは、ハンドル(象牙色)と色を合わしたり、ボディーと色を合わせたり

ボディーの色合いと調和しているからである。

※ヘッドレストは装着は必要であり、張り替えて製作は行っている。

20120913f

PAOトラディショナル 右舷後方姿見

PAOのボディー下部はブラックペイントが施されている。

それは、デザイナー古場田良郎氏が指示したカラーでもあるから

とても重要なポイントである。

SWでは、その下部に再度ブラックペイントを施し、一台ずつ製作が行われてゆく。

さらに、マフラーも耐熱シルバー仕上げが施され、耐食性に貢献している。

20120913g

PAOちゃんとK様をガシャ!!

この度はK様、PAOトラディショナル納車まことにおめでとうございます。

3か月の無料点検はお気をつけてご来店ください。

社員一同心よりお待ち申し上げます。

今日はコレまで。

本日の名言

ムキになれないようでは創造はできない。

しかし、ムキになっているうちは、創造は生まれない。

by広中平祐

まさに創造とはとても大変なことなれど、ムキになってふとした瞬間

生まれるものだと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です