広島県尾道市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます

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坂の町

大阪平野に生まれたあたしにとっては坂なんぞ生活圏では

一切ふれあうことはない世界である。

特にこの尾道という界隈は常に坂を昇り降りして生活しないといけないらしく

あたしが見渡す限りまっすぐそして平坦な道はほとんど見当たらない。

いかにもこの坂道が人生そのものの道を示すような感覚にかられ、

人生とこの坂道を照らし合わせてみると、生きるというコトとは大変な労力

そのものであることに気づかされる。

しかしながら、日本の国土のほとんどがこうした斜面であり、大多数の人間が

少ない平野部で生活を営んでいるから、人生で出くわした坂道がめちゃめちゃ

辛く感ずるのは、やはり平野部に住むぬるま湯な人生観だからだろうか。

しかし尾道の坂は非日常的であって、登ったり下ったりして散策しては実に楽しい。

それと同時にPAOというクルマも、ゴーカートのようなとか、ジェットコースターのような

とか、それに近い感覚が非日常であり、とても楽しい乗り物なのである。

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PAOトラディショナル 前方姿見

この度は広島県尾道市のY様の元へお届けに上がられたPAOトラディショナルを

ご覧頂こう。

ぱっと観てすぐに目につくのがそのバンパーやグリル、ホイールがすべて

アイボリー色で統一されているという事である。

しかしそのめちゃめちゃカスタマイズしましたよ!というような

その不気味な取って着けた感覚はなく、それは自然に当てはまっているところが

何ともお洒落である。

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PAOトラディショナル 側面姿見

千光寺下踏切あたりでの撮影であるが、こうした踏切とか、信号とかも

何故かPAOと同じような香りがするのは、その同じ時代であるからだろうか。

あたしの住むところでは電車はどんどん高架になり、踏切も少なくなってきたし

電球を使用している信号機もすでに懐かしい。

こういうイメージが原風景と思えるようになってくる時代が訪れるのはさほど遠くはなさそうだ。

話は戻るがPAOのホイールは言わずと履かれたミケロッティーディーン。

FIGAROでは試作車に取り付けられていたホイールデザインである。

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謹製ウェル帆布 60スタンダードレザー

今回もシートの張替えと同時にダッシュ上下の張替えも行われた。

シートは可愛いチョコーレート色とミルク色のツートーンであり、

ダッシュの上下は、外装のキャンバストップと同色で製作がおこなわれ、

それぞれにバランスが図られている。

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PAOトラディショナル 斜め後方姿見

純正形状にこだわったリプレイスメントマフラーも装着され、

素敵なリヤビューを覗かせているPAOトラディショナル。

燃費向上など細かな配慮も万全だ。

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PAOちゃんとYご夫妻をガシャ!!

この度はY様ご夫妻、PAOトラディショナル納車、誠におめでとうございます。

美容室の前で、モニュメントにもなりそうなそのお洒落なPAOがとてもかわゆす。

とここで、帰り際に尾道駅界隈が気になり、戻って写真を撮ってきたので

それではビューティフルジャパンのお時間である。

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地域住民から聞くところによると、実業家の方が尾道城を建てたらしい。

そして小高い山にぎっしりと並んだ家屋が尾道の風情である。

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(おやつとやまねこ)

駅前すぐの尾道プリンなるものを販売されているプリン屋さん。

行列ができていたが、プリンは買わず。

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尾道の裏路地。

割れたお揚げさんがなんと半額と書いてある。

この路地裏でも商いが行われているとは、こんなのが永遠とあるからとても面白い尾道。

路地裏に各家の玄関があるから、こういう文化があるのだろう、きっと。

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尾道の商店街

廻りには大型のショッピングモールが進出していないせいか

商店街には活気がある。なんとまあメガネのぐるぐる看板まで健在だ。

しかし、被写体の彼女の服装もなんとも雰囲気を出している。

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坂の町

やはり、素晴らしき坂の町、尾道である。

今日はコレまで。

本日の名言

道のありがたみを知っているものは

道のないところを歩いたものだけだ

by大島亮吉

つまりはそういうことですわなぁ。だから、道の無いところをあるかないと

なかなか道のありがたみを理解することがむずかしい。

率先して道の無いところを進む勇気ある人間に成長したいものです。

広島県尾道市のY様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます” への2件のコメント

  1. わぁ。。。 尾道、いいなぁ。。。

    数年前、写真を撮りに行きました。すばらしい町で、本当に魅了されました。

    どこを向いても絵になる光景で、ここで数多くの映画が撮られたのも分かる気が

    しました。。。   また行きたいなぁ。。。

    山口県内で一番西側に引越たので、尾道にちょっと近くなったし・・・

  2. パ男さま
    尾道、いいですねぇ。良き日本の風景がギュッと詰まっていました。

    山に海、商店街にお寺。生活感満載でスナップも楽しかったです。

    またパ男さまにも写真の撮り方を教えてもらいたいです。

    パオに乗って一緒にでかけましょうか!!

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