パイクカーゴールデンウィークイベント 日本自動車博物館 オフ会の巻!

どんもす~!ウェルです。
さて、今回ごらん頂くのはゴールデンウィークに
石川県は小松市で開催された日本自動車博物館でのオフ会を
ご覧頂くことに致そう。
今回の集合場所は、開催地でもある石川県は小松市。
そこには日本で最大の自動車博物館があるという。
自動車の歴史が目で見て楽しめるのだからウェルも
勉強する気満々で行ったのだが、なんと500台にも及ぶ
車両が展示されており、目の充血は必死。
それ以上に今回もビックゲスト
パイクカーの生みの親、古場田良郎氏が参加され
特別な説明などを受けれるというかなり貴重なものでもあった。
20090515a.jpg
自動車博物館でパイクカーたちをガシャ!!
そう、中心のBe-1が古場田氏所有。それを囲み兄弟たちが並ぶ。
いっそうこのまま自動車博物館に展示してもらえても良い。
まだまだ現役バリバリなクルマゆえそう急ぐことは無いが、
パイクカーは必ずこの博物館に名車として展示される日が来るであろう。
20090515b.jpg
右から古場田氏、中心に重鎮ブチ氏。
なにやらマニアックなお話中かもしれない。
貴重なお話はいろいろとお話して頂けるのだが、
え~なるほど~とうなずける話でいっぱいだ。『参加者の特権』
20090515c.jpg
これがパイクカーの幕開けとなったBe-1のボンネットエンブレム。
しかも写真は古場田氏の車両のものだ。
これだけでもありがたい。
ウェルのオタク度は加速する。
さて、集合してからは早速自動車博物館に入ったのだが、それはそれは
目をうたがわんばかりの名車ぞろいで、クルマの聖地と化していた。
今回は全てをお伝えする事は到底不可能なので、抜粋して
ご覧頂こう。
まずはこちらの名車。
20090515d.jpg
プリンススカイライン2000GT(S54A-1型)だ。
当時GTカーの公認を取得するために同一車種を100台以上生産しなければならない
という条件があったため、大急ぎで生産することになって生まれたのだが、
後に正式に発売されのがGT-AとGT-Bだ。
主にキャブレーターの仕様の違いにより2000GT-A(S54A-II型)と
2000GT-B(S54B-II型)が存在する。
さらに細かなところを言うとGT-Aは青のGTエンブレム(通称;青バッヂ)
GT-Bは赤のGTエンブレム(赤バッヂ)を装着したというところ。
この名車にはいろんな神話が残っている。
1964年5月、第2回日本グランプリが開催された。
プリンス自動車のスカイライン2000GT-Bが
当時の最高峰のマシン、ポルシェ・カレラ904GTSに食い付き、なんと
中盤の7周目にわずか一周ではあったが抜き去ったのである。
この瞬間、観客はおおきくどよめく。
その後惜しくも総合2位に終わったわけだが、
今でもスカイラインブランドは『羊の皮を被った狼』 と、
当時の快挙が「スカイライン神話」として語り伝えられているのだ。
この神話の裏側には、前年の第1回日本グランプリに
「スカイライン」・「グロリア」の2大ブランドを擁し、トヨタ・日産・いすゞ等に挑むも
グロリアがやっと9位という惨敗に終わったという事件があり
チーフ櫻井眞一郎率いるプリンスチームは奮起。
翌64年のグランプリにスカイラインのボディを20cm延長させ

グロリアの6気筒エンジンを積み込みレースに挑んだという。
このスカイラインGT以降、6気筒エンジンを搭載するスカイラインブランドに
「GT」の名を冠する歴史が始まった。
日本の車で「GT」を冠した最初の車である。(アートワークス抜粋)
それぐらいな名車である。
さてお次はいすゞの117クーペだ。
20090515e.jpg
イタリアの巨匠、ジウジアーロの直線的な折り紙デザインだ。
ウェルもこのデザインが大好きな人の一人であるが、
実はジウジアーロは初代マーチのデザインも手がけていたのである。
しかし~現在の車にはないくらいのフロント廻りの造りこまれようは
惚れ惚れする。
現在の新車にこれぐらい惚れ惚れするものなど無いと言い切ってもよかろうか。
先ほどのプリンススカイラインにしても、いすゞ117クーペにしても
鉄バンパーがなんともいえない。
パオも鉄バンパーであるがゆえ名車。
鉄バンパーは名車の第一歩とウェルは勝手な想像をする。
20090515f.jpg
ミスターCVCC、本田のシビックである。
このクルマも偉業を成し遂げた車両なのだが、CVCCという機構がそれ。
正式にはCompound Vortex Controlled Combustion
1972年に発表した本田技研工業の低公害エンジン。
複合渦流調整燃焼方式の略称である。
これがなぜ偉業かと申せば、
当時世界一厳しくパスすることは不可能とまで言われた
米国のマスキー法という排気ガス規制法(1970年12月発効)の
規制値を、最初にクリアしたエンジンなのである。
さすが、本田のエンジンの技術は今もなほ世界一である理由が伺える。
世界でクルマとしてはトヨタが生産台数トップであるわけだが、
実はエンジン単体であれば本田が世界一の生産台数を誇っているのである。
どちらにしても日本の技術は凄い。
さてさて、お次は日本初のマイカーだ。
20090515g.jpg
そう、ご存知の通りてんとう虫という愛称で親しまれる
スバル360。
このクルマは日本で一番最初に大衆車になったという偉業をなした。
マイカーという言葉の発祥でもある。
しかし1958年から1970年までのべ12年間に渡り、
約39万2,000台ものてんとう虫が生産されたのだから驚く。
しかしなぜてんとう虫という愛称になったのかといえば、
当時の一般大衆車フォルクスワーゲン・タイプ1(ビートル)の
あだ名となっていた「かぶと虫」との対比から
そのコンパクトにまとめられた軽快なデザインが対比され
「てんとう虫」の通称で庶民に広く親しまれたのであった。
ほ~今日は旧車の勉強会みたいだな。
まだまだ博物館には、いろんな名車が軒を連ねている。
20090515h.jpg
ダットサンブランドであったクルマたちだ。
旧きよき時代が彷彿してくるのだが、
おお~っと凄いクルマを発見してしまった。
20090515i.jpg
1962年4月 発売のスカイライン・スポーツだ。
日本初のスペシャルティカーといわれる。
つり目4灯ヘッドライトの特徴的なスタイル、クーペとコンバーチブルの2タイプの設定
がありなほ、ボディの殆どがイタリアの職人の指導によるハンドメイド
(ジョバンニ・ミケロッティとアレマーノ社の手により製作)であった。
製造台数は60台ほどというからココにある事が素晴らしい。
搭載するエンジンはGB4型。
どうだ、凄いだろう。
日本自動車博物館はかなりオタク度が大である。
ウェルもココへ来るまでは拝んだことが無い名車がぞろぞろあるのだから。
っと独り言を言っているまに、
おお~
20090515j.jpg
ダットサン フェアレディ(S310型)だ。
ダットサン・フェアレディは、日産自動車が製造しダットサンブランドで販売した
由緒あるスポーツカー。日産・フェアレディZの源流であるのは皆もご周知の通り。
直列4気筒 G型エンジン(71PS/5000rpm)を搭載。
当初は左向きの後部座席が備わる3人乗りであった。
しかし後部座席に横向きの乗るのが大そうらしく、
結局は1964年8月のマイナーチェンジで2シーターに変更される事になった。
逆に今この3シーターの車のほうが希少であろう。
いやぁ~本当に素晴らしいクルマたちをご紹介したのだが、
ココで日本自動車博物館のアドレスをお伝えいたし候。
〒923-0345
石川県小松市二ッ梨町一貫山40番地
℡0761-43-4343だ。
入館には大人1000円、子供500円が必要だが是非とも足を運んで欲しい。
20090515k.jpg
語りつぎたい車がある。その時代のロマンがある。
今日はコレまで~
本日の名言
たった一歩だけ向こうを目指す
byデヴィッドソン
そういうことでしょう。
それは常に。
積もれば人一倍になります。
皆様も明日は一歩向こうを目指しましょう!!

パイクカーゴールデンウィークイベント 日本自動車博物館 オフ会の巻!” への12件のコメント

  1. ブチさんへ・・・確かに(笑)
    私も重鎮はおこがましくて・・・
    年取ってるだけです(^^;

  2. ブチ氏とpapa氏は何を隠そうパオを
    新車で購入され今もこよなく愛されているという。
    これを重鎮といわずしてなんと、
    日本中さがしても居られますまい。
    重珍かもしれませんかな。
    失礼致しました。

  3. ありがとうございます。
    でも、私とpapa氏はやはり「重珍」でありましょう。いや最近は「柔チン」かも。(笑)

  4. 日本自動車博物館・・・パオで行ってみたい。。。
    けれど、山口からはあまりにも遠い。。。
    うらやましいです。。。 (´・ω・`)
    私は上の写真の中では、ナンバー1957(水色)
    の車が好きです。。。
                    パ男。

  5. 水色のクルマは「ダットサン1000」(210系)。
    OHV988cc34馬力。パイクカーたちのご先祖様です。
    豪州モービル・ガス・トライアルに富士号・桜号の2台が挑戦し、
    それぞれ完走、クラス優勝とクラス4位を獲得したのが有名です。

  6. ブチさま
    papa氏のバカやろ~が聞きたいものですね。
    難チン。
    ウェルもこの話は好きなので、終わりません。

  7. パ男さま
    山口から、どうぞお越しください。
    って遠いですね。
    大阪からは東にも西にもどちらにもいけるという
    条件があり、ウェル的には大阪は良いところです
    が豚インフルが流行っております。
    しかし、テレビではやし立てているぐらい
    大流行はしておりませんが、、、。
    マスメディアはたいそうに大げさです。

  8. kobatadsさま
    いやぁ~往年の名車ぞろいで本当にビックリ
    ました。
    何度と足を運びたくなるところでありました。
    しかし、ウェル自身その黄金時代には
    まだ生まれていなかったというのが残念です。
    いつも勉強させて頂きありがたいです。

  9. いいなぁ~
    古い車ってなんでかわいいんでしょうwww
    うちの会社の研修とかで本社に行く機会があれば、
    (小松市なので)
    ぜひぜひ抜け出して行きたいです!
    豚フル、とうとう関東上陸ですよ・・・
    皆様もお気を付けて。

  10. お股~基(笑)お待たせしました~!
    「バカ野郎~!!」
    こらブチ!一緒にするんじゃね~!!(笑)
    そんな事より・・・僕たちがコメントすると高尚なウェルさんのブログが・・・申し訳ありません(^^;

  11. す。さま
    どんもご無沙汰です。
    大阪は豚インフルエンザがと思いきや、
    マスクは着用いたしておりません。
    日常の風邪として対処しても良いみたいですが、
    関東のほうにも蔓延しておりますので
    お気をつけください。
    さて、この日本自動車博物館。
    素晴らしいところでは御座いますが、
    かの古場田氏もこの博物館の製作に
    携さわられたというお話。
    凄いでしょ!!
    papaさま
    どうもバカやろ~有難うございました。
    これがなくちゃ~ブチ氏もさびしがっていたはず。
    今後もよろしくお願い致します。

ブチ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です