長野県茅野市のK様 PAOトラディショナル納車おめでとうございます



パオ 諏訪大社

奥山の大木、里に降りて神となる

諏訪の大神、タケノミナカタは出雲のオオクニヌシの子として古事記では登場する。遥か彼方、国津神のオオクニヌシは、天津神より国譲りを迫られ、二人の息子 (コトシロヌシとタケノミナカタ) が承諾するなら天津神に従うと言った。コトシロヌシはあっさり承諾するもタケノミナカタは承諾せず、天津神のタケミカヅチに諏訪の地まで追われ、遂にこの地に鎮まる事を約束したのだという。この諏訪の地で行われている日本三大奇祭の一つに7年に一度の御柱祭りがある。人類が知る限り1200年という歴史があり、しかしその起源や由緒などは詳らかではない。奥山より切り出したモミの大木を引き出し、そして木落としといわれる30度近い坂を氏子が曳いて駆け下るのである。わたしは、諏訪大社にそびえ立つ御柱を間近にしこの時、はっとした訳である。これは一つの推理ではあるが、タケノミナカタは諏訪に追われたわけでなく、もしかしたら、オオクニヌシの住む杵築大社の造営に使用される大木を求めて諏訪の地にやってきたのではないか。木曾は良材が多く、切り出した大木を千曲川から新潟を経由して日本海に送り、島根の引佐の浜から曳揚げたのではないか。そうであれば、勾玉に使用される新潟の糸魚川のヒスイも同じ経路で伝わってくるのも容易い。わたしの推理が確かならば、天津神に追われて諏訪に鎮まったという古事記の伝承は、タケノミナカタには大変無礼な話である。

パオ 長野県
パオ
パオ
パオ
お祓い
パオ

この度は、長野県茅野市にお住いのK様の元へお届けにあがりましたPAOトラディショナルをご覧頂きたいと思います。アクアグレイの車体色にアレンジを加えつつPAOのオリジナル風に留めた仕様で製作差し上げました。シートの張替えはアイボリーの特別なレザーで、純正仕立てという格好。最近人気が御座います。諏訪の上社本宮でお祓いも行われ、晴れてK様の元へ。この度は納車大変おめでとうございました。また、お土産まで頂き恐悦至極に存じます。末永くお乗り頂けます様にお祈り申し上げます。

今日はコレマデ。

本日の名言

自分のしたことより、嫌な事を先にせよ。

この心構えさえあれば、道の途中で挫折したり、

身を滅ぼしたりするようなことは

ないはずた。

by武田信玄

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