造形の美しさ
凸凹しているからスマートではないというのは、如何だろう
か。昨今のペタンコなdesignの車からしては、ごんもりした
印象はするが、造形としての美しさをもっと感じて見るのが
ヨロシイと思う。美しいという言葉も、時代によって移ろい
で行くものではあるが、丸とか四角などの形状はある種の不
変性のある形であって、いつの時代も受け入れられる。だか
ら名車をご覧頂くと、ヘッドライトは丸か四角か、といった
感じで、昨今の異形ヘッドライト形状の名車は皆無。知って
もらいたいのは異形ヘッドライトは、すぐに飽きて、新しい
モデルに買い替えてもらいたいというメーカー側のずる賢い
思想でしかないということ。欧州車の凄いところは、異形ラ
イトの形状の中に丸のヘッドライトをしっかり造っていると
言う事である。話は戻るが、所詮日本のクルマは単なる消耗
品でしかなくPAOやラシーンのように長く残したいという思
想のある車と現在のクルマはDESIGN性能に大きな差が存在
する。
PAOトラディショナル 左舷前方姿見
この度は、茨城県笠間市にお住いのK様の元へお届けに上が
りました、PAOトラディショナルをご覧頂きたい。アクアグ
レイがきりっと決まった車体は、レストアを施してピカピカ
に磨き上げたモノ。
フロントフェース
フォグランプはボッシュ製を装填して、濃霧でも安心の仕様。
時代は過ぎて、現在の新車ではイエローレンズのフォグラン
プは使用がゆるされていない、なんとも時代である。
ハンドルの革巻き
50スタンダードレザー
トノカバーの張替え
パオ 純正アルミホイール
純正アルミホイールに、復刻したカラーをペイントして綺麗
に仕立てた様子。
PAOトラディショナル 平姿見
PAOちゃんと記念撮影
この度はK様、PAOトラディショナル納車、誠におめでとう
ございます。長くお待たせ致しましたが、お喜び頂けて幸
いです。また、お土産も頂き恐悦至極に存じます。末永く
お乗り頂けますように。
今日はコレマデ。
本日の名言