〇日産PAO 三角窓のゴムモールを交換するの巻〇

どんもす=。ウェルです。

さて皆様、本日はパオの三角窓ゴムの交換を細かく順をおって

ご覧頂くことに致そう。

まず三角窓とは何ぞやともうせば、フロントドアについている

三角形型の開閉ドアガラスである。

三角窓は、風を感じて走るというイメージを前提にデザインが行われた

ようであり、(キャンバストップの採用も同じ理由)パオの冒険らしさが

こういうプロダクト、こだわりによりにじみ出ていると言える。

また、三角窓の室内側にあるロック部分の金属パーツは

日産サファリ(中近東モデル)より流用されており、まさにらしさではなく

冒険を楽しめるクルマなのかもしれない。

パオ 三角窓ゴムモールが劣化の様子

パオ 三角窓

夏場でも開ければかなり涼しい風を感じるコトが出来る。

この窓だが、ガラス脇のゴムが劣化することにより

風の巻き込み音が大きくなり、走行中ヒューヒューだよと

音が鳴り続けるのである。

パオ 劣化した三角窓ゴムモールの様子

劣化した三角窓ゴムモール

手で押えるだけでモロモロと崩れ落ちるくらいの劣化模様。

もうココまでくれば年貢の納め時。

調子を良くするにも交換する以外に方法は無い。

ドアサッシの上下の10mmボルトを外す

ドア内張りを取外す

まずは、ドアの内張りを外す。

そうすれば前方に10mmのボルトが2本、上下に見えるから

それを外す。

ウェザーストリップモールを外せばビスが3本

ウェザーストリップを外せばビス3本が見える。

このビスはひたすら硬いゆえ、上等な工具を使用し

瞬時にぐっと力をこめて外すがよし。

特に適当なドライバーを使用すればネジの頭をナメるコトとなる。

ランチャンネルモールを約半分外す

ランチャンネルを外す様子。

ランチャンネルモールは生産廃止部品であるから、

無理やり外し千切れてしまうことがあるようであればもう終わり。

大切なパオの為、優しく作業してもらいたい。

そして、三角窓をドアから引き上げればドアサッシごと外れるのである。

パオ 三角窓ガラスサッシ

三角窓 ドアサッシ

すでに劣化したゴムモールを除去し、サッシ専用ブラックで

ラッカーフィニッシュを行った様子。

せっかくココまで来たのだから、細かな所にも手を入れたい。

2010年4月30日製造

新品 三角窓ゴムモール 2010年4月30日製造

まだ、新品のモールを製造してくれる日産に感謝しなければ

いけないが、価格は当時の価格より約三倍も跳ね上がる。

右 80264-35B00 税込み 10,353円

左 80265-35B00 税込み 9,965円

三角窓ゴムモールを組付けた様子

サッシに三角窓ゴムモールを装着した様子。『右側』

サッシの溝にきっちりゴムモールを押し込めば組付け完了となるが

案外きっちりはめ込まれていないらしく、注意が必要だ。

スプリング部の組付け方

スプリング部の組付けの様子。

この部分は三角窓を開けて走行する時、走行風の風圧により

窓が閉じないようにしている機構である。

スプリングでテンションをかけ、風圧に耐えるシステムだ。

スプリング部の組付け順番には訳がある

スプリング部の組付け順番。

先のスプリング部にはこれだけのパーツが一体となっている。

特に、順番がきっちりあり、それぞれのワッシャーの形状も

違う為、組付ける順番と位置は一つでも間違うと

きっちりとした動作が出来なってしまう。

新調 パオ三角窓ゴムモール

新調 パオ三角窓ゴムモール

というわけで、こうして日産が適所にパーツの供給を行っているコトにより

これからの新時代にパオを乗ることが可能だ。

まだ交換をガマンされている方々も多いと思うが、

これから10年いや20年と乗る覚悟で、先に交換を行えば

気持ちよく末永くお乗りいただくコトが出来るであろう。

さてパオの三角窓ゴムモールの交換をずずいとご覧頂いたが、

今日はコレまで~。

本日の名言

考えるより当たれ。

体当たりによって生きたアイディアが生まれる。

by土光敏夫

さすが、IHI、めざしの土光さま。

考えるより、実践ですわなぁ。いくら考えてても良いアイディアなんて

なかなか生まれるものではありません。

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