パオのエンジンの振動!マウントを交換するの巻

どうもお世話になります。ウェルです〜。
先週末、スピードウェル社は製品開発のためお休み致しており
皆様にはご迷惑おかけ致しておりますが〜皆様がお喜び
いただけるような製品をお造り致しますのでご期待下さい!
さて、今日はパオのエンジンマウントの交換をご紹介致しましょう。
まず、エンジンマウントとはなんぞや!と申しますと、ボディーと
エンジンのジョイント部で御座いますなぁ〜。
ボディーからエンジンに直接取り付けられるのではなく、
このジョイント(マウント)を介して取付けられている理由の
1つが振動!
エンジン内では常に上下運動を回転運動へ変換しているため
ブルブル揺れておりますが〜この振動を伝わり難くするために
ジョイント(マウント)はゴムを介してセットされるのでござる。
皆様がお乗りのパオでハンドルがブルブル〜ブルブル〜と
大きく揺れるのは、エンジンマウントのゴム部の劣化が原因!!
という事で、かなり前にチープな直し方をお教え致しましたが、
今回は全部交換致しますのでご紹介致しましょう!
まずはフロント部。

フロント側に取付けられ、エンジンの前後回転の揺れを抑える。
このマウントはエンジンの前後回転方向に揺れるのを抑える働きを
しており、新品に交換する事によってエンジンの回転トルクが
確実にタイヤまで伝わる事でしょう。

ちょうどフロントの中心部(ラジエーター横あたりに取付けられる)
お次はリヤ部。

これもエンジンの前後回転方向の揺れを抑えるためのマウント!
前後とも強化ブッシュなど造る事を検討中で御座いますが、
出来あがれば、かなり敏感なアクセルレスポンスが得られるはず。

ちょうどボディー(レトロコンポ下辺りに)セットされる。
このリヤマウントは一番室内に近く、マウントゴムが劣化して
ちぎれている場合は確実にハンドルブルブル攻撃に遭遇する。
手や肩がこっている方にはマッサージ代わりでちょうど良いのだが、、、
お次は車に向かって左側。

ちょうどタイミングベルトの脇に鎮座するのがこのマウント!
左右のマウントはどちらかと言えばエンジン自体を
ボディーにぶら下げるための物。
タイミングベルトを交換する際はこのマウントを外して行うのだが。

上から吊り下げてる感があるのだが、吊り下げているのである。
このマウントには前後方向の力はほとんど掛からず、
まさにエンジンの巨体をボディーにマウントするための物である。
常にエンジンを持ち上げているため、かなりの力持ちで御座いますなぁ
お次は向かって右側(ミッションケース側)

このマウントはミッションケースに取付けられる。
エンジンはミッションと一体でボディーに載せられるため、
この↑のマウントはミッションに取付けられる。
エンジンマウントが経年劣化で悪くなると、正規の位置に収まって
おらず、かなり前のめりになっている事も多い。

バッテリーの下辺りで前のめり中!
↑コレをご覧頂こう。元々前のめりチックに取付けられているのだが、
取外して見ると、このマウントがボディーマウントステーのフロント側
にこすれているという。
コレが擦れていると、エンジンルームでガタガタ音が鳴るので
御座いますなぁ〜。
全て交換致しましたが、整備士であれば朝飯前で御座いますけれども、
皆様DIYでされる場合はエンジンとボディーに手を噛み付かれる
などのハプニングがつき物なのでお気を付け下さい。
今日はエンジンマウントの交換をご紹介致しました!
本日の名言
永久の未完成
これ完成である

by農民芸術概論綱要
これ完成である。って言いたいですが、永遠の未完成。
まさしくロマンですなぁ〜。ウェルも日々お客様のお車を整備
やレストアを頑張っておりますが、常に最上を追い続けておりますが
ココには完成という答えが御座いません。
やれどもやれども気持ちが沸いて出てくるというもの。
いや〜完成させたいなぁ〜。

パオのエンジンの振動!マウントを交換するの巻” への2件のコメント

  1. おやっとさぁ〜です♪。(前回のモブナイトにちなんで、鹿児島弁でお邪魔しました・・笑・・・・お疲れ様って意味です。)
    前回のボディ編や今回の細かい作業を拝見し、あまり詳しくない自分にも日々の作業の工程がよくわかって、毎回楽しみにしております。
    こちらは、とうとう梅雨入り宣言!となりました〜。
    ジメジメ気分を吹き飛ばして仕事、頑張って行きましょう♪

  2. おお〜鹿児島弁
    ウェルは大阪弁(関西弁)ですが、やっぱり
    各地それぞれの方言が良いですなぁ〜。
    まだまだこれからどんどんご覧頂けます。
    ご期待下さいね!

ウェル へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です